軽薄な産業医×生真面目リーマンの逢瀬を描く表題作ほか、同僚同士の意地っ張りリーマンラブも収録!

彼が残業する理由

kare ga zangyousuru riyu

彼が残業する理由
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
30
評価数
12
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
鳥海よう子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796405379

あらすじ

たった一度の過ちのはずだった―――。
尽くしていた元カレに手ひどくふられて立ち直れないでいる樹。寂しさを紛らわす為、残業続きの毎日で体調を崩して倒れてしまう。その時、介抱してくれた優しい男に思わず身を委ねてしまうが、相手はなんと自社の産業医・遠藤だった!
「診察」の名目で呼び出されては繰り返される愛の告白…もう人を愛して傷つくのは嫌なのに―――。

彼が残業する理由(わけ)/残業がこんなに甘いはずがない/ラブミー リトル ラブミー ロング/ハッピーウォーリー

表題作彼が残業する理由

樹が務める会社の産業医
サラリーマン

同時収録作品残業がこんなに甘いはずがない

中谷の同期

同時収録作品ラブミー リトル ラブミー ロング

大学生
直樹の遠縁,作家

同時収録作品ハッピーウォーリー

レビュー投稿数3

色っぽい!けど物足りない!!

鳥海さんの本を読むのは2冊目。
『スモーカーズメランコリー』以来です。

当時も思いましたが、
くっつく前の、物言いたげな表情や視線は
すごく妖しくて色っぽくてワクワクするのに、
肝心のラストはとてもアッサリしていて
「引っ張った割にこれで終わり?」とやや面食らい…。

プロセスをじっくり描かれる作風なのかなと思いますが、
クライマックスをもうひと工夫&盛り上がりがあれば
グンと魅力が増すのになー、と勿体無く思いました。

とくに表題作は、ようやくラブラブになったところで
スパッと終わってしまうのがすごく残念!
できれば、表題作だけで一冊読みたかったですv


◆表題作【彼が残業する理由】全3話
ノンケの恋人に振られた樹(受)は
仕事に打ち込むことで忘れようと毎日残業する。
それを会社の産業医・遠藤(攻)に心配され…。

樹の切なげな表情が!すごく色っぽいです。
優しい遠藤に惹かれているのに、
失恋のトラウマがあるため一歩踏み出せない。

抱きしめられキスされ、火照った顔で
じっと遠藤を見つめる顔がたまりません!!
ノンケの遠藤や先輩がその気になるのも納得w

不器用な樹が、おおらかな遠藤に愛されて
柔らかくなっていくところがもっと見たかったです。
でも、両想い→初Hの最終話は描き下ろしなので
これでもかなり加筆された方なのかもしれません。


◆【残業がこんなに甘いはずがない】(表題作と同じ会社が舞台)
ムッツリ×ワンコ同期。
残業中、床で眠る同期(受)についムラッとして…。
机の下での絡みなど、シチュや雰囲気はいいんだけど
キャラの気持ちが分かりづらい?
キスやHにいく展開がちょっと唐突に感じました。


◆【ラブミーリトルラブミーロング】
大学生×遠縁の作家
美人で自由人なオジサンの世話をやく年下攻。
小説の一節を引用しながら、
後ろから抱きしめ愛撫するシーンがしっとりエロいです。


◆【ハッピーウォーリー】
同級生の二人。
ふとした言葉がきっかけで想いが漏れ、
恋人になるまでを描いた甘酸っぱい青春モノ。
カバー下の、キスの先をお勉強して
盛大に照れ合う二人が可愛かったですw

2

眉間の皺がイイw

4作品が収録されていますが、私は表題作が一番好きです。次がスピンオフの「残業がこんなに甘いはずがない」。「残業」でまとめられた4人は同じ会社です。

「彼が残業する理由」は、遠藤(攻め)が樹(受け)を気遣うのは、産業医だからでもあったのに、ベッドがある部屋だったので誘われていると誤解して…で始まるのですが、そう違和感のない有り得そうな展開でスムーズに話に入っていけました。残業からなかなか離れようとしない樹に焦りや苛立ちを感じながらも耐える遠藤の、眉間の皺が良かったです。言葉じゃなく表情で語るところが漫画ならではに思えまして。漫画があんまりベラベラ話すのは好きじゃないので。

カバー下の全キャラ登場4コマは笑えました。作者さんはこういう系統の方が得意なのかな?って思いましたよ。

1

残業の理由?そんなの決まっている!

リーマンもの、社会人ものという感じの一冊でした。
表題作は産業医×リーマンもの。
受けの健気さが良かったです。
攻めも面倒見の良さそうなところが良かったです。

それにしても、
受けさんが残業している時に、
同僚がいきなり発情して受けさんを押し倒していましたが、
どちらも同じような体格ゆえに、
いやいや男同士で簡単にそんな展開にならないだろ…
と思わず突っ込んでしまったのは内緒です。

そして同時収録作の「残業がこんなに甘いはずがない」も同じくリーマンもの。
表題作と関係があるのかどうかわかりませんが、
同じようなタイトルでリーマンものだったので、
同じ会社なんだろうか?とか思いつつ読みました。
こちらは特に可もなく不可もなくという印象でした。

他2編、同時収録作品がありましたが、
どれもまとまってはいましたが、
可もなく不可もなくという印象でした。
サクっと読むには丁度良いと思いました。

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