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engawa no recipe
ほのぼのと始まるお料理男子のお話です。
主人公の恩はカフェを営む母に似てお料理が好き。
気の強い姉の逆鱗に触れないように、いつも縁側に避難しています。
ある日、姉が振ったデブ男くん英太郎の、姉を見返すためのダイエットの手伝いをすることになるのですが、、、。
誰の心にもある、自分では埋められない秘密の空洞。
優しいかわいい絵で、ほのぼの始まったお話は、英太郎の心の空洞から、監禁凌辱へと進んでしまうのですが、恩は英太郎に、ちゃんとお互いに向き合って愛し合おうとします。
恩、英太郎、そして恩の姉。
それぞれの気持ちに、それぞれちゃんと決着が用意されていて、未来が楽しみになる結末でよかったです。
ダイエットが絡んだ珍しいお話!
藤さん独特のふわっとした絵に
緩やかな入りでスタートするのに
読み進めてくと少年達?の気持ちの
不安定さや危なっかしさが出てきて
ハラハラしちゃいます^^;
今回は、気持ちの不安定さ不器用さの
せいで好きな人を監禁してしまうお話でした。
英太郎は、デブでお金持ちのボンボン。
同級生の泉を振り向かせる為ダイエットを
することになり、その手伝いをすることになったのが
泉の弟、恩(めぐみ)。
横暴で自己中な泉と違い、おとなしい恩と
メールでのやりとりで心を通わせ
次第に惹かれあう2人。
しかし、大切なものの扱い方、壊れてしまう不安から
恩に気持ちを伝えない英太郎と
英太郎はノンケだからと諦めている恩は、お互い
気持ちがすれ違い、良き友人として話は進む。
泉の彼氏候補の梶山が出てきて話が急変。
英太郎は、焦りから恩を自分の家に監禁してしまう。
この、英太郎が親から愛情を貰わずに育ち、
また、ウサギを飼っても死んでしまい、
なんだか愛に飢えてる様な人で、
愛し方とか、愛され方を知らないもんだから
恩を閉じ込めて自分の物にしたいと
行動しちゃうんですよね!
この愛に飢えてる感じがダイエット、
食とうまく繋がって
とっても良かったです。
また、恩が心優しくて、こんなに狂ってしまった
英太郎を優しく包み込む愛情の深さがありました(^^)
ハッピーエンドでまとめ方も良かったし、
月日の流れもゆっくりでとても良かったです。
ダイエットと恋愛がこんな形で結びつくのは
また新しい表し方でとっても良かった(^^)♪
さても難しい作品だなと通読した後溜息をつく評者。
恐らくこの作品は作品だけではレシピとしては今一歩な様に
創られている気がします。
厄介な事に読者の気持ちも恐らく作品を成立させる為の
要素に組み込まれている様です。
評者は読んでいる最中数回ページを閉じて深呼吸をして
次へと進みました。
いたたまれなくなったから、と言うのが多分正解です。
攻もそれなりに曲者ですが、受だって相当な曲者です。
日常に潜む棘に対する処世術を自分の中から無意識に
汲み上げてどう実行するか自発的に考えているのですから。
二人の今後の舵取りは確実に受が受け持つ事でしょう。
どんなに性能が良い圧力鍋でも蓋がしっかりしていないと
効果を十二分には引き出せないものですから。
表紙のほんわかとした感じからは想像出来ない濃厚な内容となっていました。
監禁話が苦手な人は要注意です。
私はまるまるっと1冊同じカプで、ボリューミィでお得感があって、ラストはほのぼのと終わったのでむしろ監禁話がピリッとアクセントとなり良かったです。
彼の事は大好き過ぎて宝物だけど、どう愛すればよいのかわからないままに自分自身愛情の引き出しが乏しい事も重なって、挙句の果ては監禁しか思い浮かばず、束縛で愛を試す男。
歪んだ愛情がジワリジワリヒシヒシヒタヒタと染み込んでくる。
相手の気持ちも考えず速急に体を繋いでも心が満たされて満足するわけもなかろうに。
寂しい寂しいと訴える男が哀れであり可愛くもあり。
藤たまきさんということであらすじとかネットのレビューとかロクに確認せずに購入しました。
そのため表紙のふわふわとしたお菓子とぽっちゃり攻めからてっきりほのぼのとした柔らかいお話かと思えば…!
後半のまさかの急展開。
泉さんの友人…鋭いなぁ…。
彼女が予測したとおり黒かった。
徐々に見え始める英太郎の黒い面にハラハラさせられました。
恩&恩母の前の気の優しい好青年面と泉の前の黒さ…態度がエライ違いだわ。
ぽっちゃりさん=優しいって認識を覆されましたよ。
それにしても梶山さん良い人!
泉と仲良くねー( ̄ー ̄)bグッ!
…実は前半読んでいるときは泉の身勝手な我儘っぷりが好きではありませんでした。
弟の部屋を奪って2部屋使うとかありえんだろ!
ってか親止めようよ!
いくらなんでももっとしっかり叱ろうよっ!!
でも読んでいるうちに…なんとなく泉がイライラする気持ちも分かるなー…と。
いや、自分が泉の立場なら同じようなことするかっていうと別ですよ。
多分私の場合はウダウダしてますorz
だって人となりのできた母と同じような弟…自分にはない素質。
でもそんな彼女にも梶山さんという素敵男性がっ!
あれですね、箸の持ち方大切ですね。
何気ない所作だけど、やっぱり見る人は見るものですね。
私も綺麗な持ち方したら梶山さんみたいな…!!!(0゜・∀・)wktk(願望→無理ゲー)
恩が眠っている間に、英太郎がまるで甘いお菓子を食べるが如くキスをする場面は、なんだかいけないものを見ている気分にさせられました。
それにしても愛に飢えているということ、そして“食”…上手く繋がっていて流石だなぁ…と。
…ここまで書いて、ふとAmazonの商品説明を見たら…「英太郎は恩を監禁し 心と体をむさぼるが」…ΣΣ(゚д゚lll)
そんな黒いこと裏表紙に書いてねぇよっ!(_・ω・)_バァン
これは問題作ですね。
「衝撃の展開」が好きな方にはホントにおすすめします。
以下、ネタバレあります。
表紙はパステルっぽい色調と、散りばめられたスイーツ、にっこり笑う2人。メルヘン調です。
裏表紙の粗筋でも、太っちょ青年がダイエットで見違えて意外な一面を見せ始め、とあって、可愛らしいお話っぽい。
ずっと物語に絡んでくる恩(めぐみ)の姉泉は、とんでもなくイヤな女で、意地悪で、計算高くて高飛車で、まあどの女性たちも心に飼っているであろう感情なのですが、これでもか!と増幅された形で見せてくる。何でこんな子出すの?的なキャラではあります。
ダイエットの途中で顔を見せなかった時には英太郎に強い恋心を抱いていて恩だけど、仲良くなってからは逆に家族のような和みを感じていて。
高3でやたらと忙しい恩は、英太郎におやつを作ってあげる約束も守れずに家では倒れるように眠り込んでしまう。甘味の足りない英太郎がキスで恩の舌を甘く味わっていることにも気付かずに……
そんな時、泉の彼(になりたがっている人)が家に来て恩と話しているのを見た英太郎の目付きがガラリと変わって。
爆発してしまう。
愛は逃げ足が速いから、どう捕まえる?
英太郎の出した答えは「監禁」。
こういう展開になるんだ……と驚きつつも、英太郎が何もかも足りていなかった事を理解して、こんな事になった心の動きも受け入れる恩にも少し驚きを感じる。
この恩の優しさ?包容力?が物語の救い。怖い展開からまた日常の風景へと戻っていく。
泉の感じる疎外感も、女性たちの多くがうなずける謂わば「あるある」。いい人に感じる息苦しさ、それが周りの家族、母親だったら尚更。(でも恩をいじめていいわけじゃない!)
終わってみれば丸く収まって、でも監禁やそれを庇う被害者(恩)、泉の抱いている世界への憎しみや違和感、それらは皆無くなるわけじゃなくて。読者的には忘れたくても忘れられないし。
ラストシーンは可愛らしい英太郎と恩のキス。ほのぼのとした縁側の2人。これでいいのか?これでいいことにしよう…
いろーんな事を感じてしまう作品です。
表紙の色合いから、もっと穏やかな雰囲気をイメージしていましたが、いろいろと予想外の要素が多い作品でした。肥満体型だった英太郎のダイエットに親身になるうちに、恩は彼に恋をし、英太郎も恩に惹かれていく。そして、痩せた英太郎と恩がすんなりゴールイン。かと思いきや、物語はそんな簡単な結末ではなくて。
太っていた英太郎が痩せてかっこよくなる、というのはこの作品の中ではほんの些細な導入に過ぎません。英太郎と恩、そして恩の姉・泉。この3人の心情はそれぞれとても複雑です。家庭環境から何かに怖いほど執着する性質を持ってしまった英太郎。気の強い姉に抑圧され続けてきた恩。できた人格の母と弟にコンプレックスを抱いてきた泉。この3人のやりとりは、一筋縄ではいきません。それでもそんな3人の難しい心情を最後まで雑に扱うことなく、描ききっているところが素晴らしい。最初は理不尽過ぎると思っていた泉にも、最後は少し同情することもできました。
家庭環境に難ありの攻めはそう珍しくないかもしれないけれど、それを自覚している上で、ここまで突き抜けた行動に出る攻めは、商業BL漫画では少ないと思います。ただ執着攻めが描きたい、犯罪一歩手前まで陥る攻めが描きたい、そういう作者の意図や欲求を変に感じさせられることなはく、英太郎の性格を突き詰めた結果、彼はこういうことをするタイプの人間だったんだなぁとすんなり理解できたのは、藤先生のキャラクターへの向き合い方が優れているからかなと思いました。シリアスなシーンもあるけれど、物語にとても馴染んでいて、読み終えた後はあんなこともあったなぁと穏やかに思い出せるような描き方。濃密な心情描写や人物の作り込みを見れるBL漫画として、秀逸な作品かなと思います。
この絵のふわふわ感と、柔らかな雰囲気にまんまと騙されました‼︎
ああ、なんて事‼︎
太っている男の子が、努力の末に痩せたらイケメンに♡めくるめく甘々な展開に♡って、いうコメディだと思うじゃないですか‼︎
前半はその通りです。ただ、途中から「私、以前からあの人知ってるけど、、、」と、言う同級生の不穏なセリフにフラグが立ちます。
彼が太っていたのにも、理由があり。その中身はスパダリでもイケメンでも無かったのです。
後半は若干のホラー展開です。
最後までゾワゾワが止みません。
愛らしい絵で語られるからこその痛み、重みを持って差し迫るものもあると思います。
メリバっていうわけでは無いですが。これも彼らの成長譚。不完全だからこそ愛おしいとも思うのです。
藤たまきさんは、新刊が出れば手にとる作家さん。
今回の本は、ダイエットという素材と執着愛、それに家族のドラマの合わせ技だった。
恩にとっては天敵のような強力な姉を通じて出会った、でぶっちょ英太郎。
実は様々な思いを抱えて生きていた恩は、この時の英太郎の言葉に救われる。
その後ダイエットに協力するメールのやりとりを通じて、
二人は絆を深めていく。
二年後、すっかりかっこうよくなった英太郎と再会した恩。
しばしば家に遊びに来て、家族も含めた穏やかな関係が続くが、
やがて、人のいいだけに見える英太郎が持っていたダークな部分が……
英太郎の精神的な不安定さと幼さ。
それすらを受け入れて行く恩は、年下なのに懐が深いのか。
この英太郎のキャラと行動、それからかなり比重の大きな恩の姉の泉を、
受け入れられるか?否か?
それによってこの作品の好きずきや評価は変わるかもしれない。
私自身は、後者は◎だが前者はウ〜ン……
というところで、評価は「萌」。
藤さんのファンなので購入。
一話目が、かわいくてたのしかったです。
いいおはなしでした。
ただ、その後、おはなしが続いていくうちに、攻めのダークな部分、ダークというか、ブラックかな? そういったところがどんどん明らかになってきて、最後はすっかり闇/病み系なキャラになってしまって、なんだかついていけなかったです。ひょうへんしすぎ?
一話目から、そういうダークなところが見え隠れしていたら、もっと違ったんでしょうが、まるでわからなかったので。
ただ、わたしが読み取れなかっただけなのかもしれません。
表紙の明るい雰囲気と、一話目のほのぼのしたなごみ系のノリを期待していると、どんでん返しとか落とし穴があるような?
ただ、後半のほうがBLらしいといったら、そうなのかもしれませんが。
アナトミアみたいな話は好きだし、攻めが病んでるのが嫌いなわけではないんですが、一話目のふんいきがよかったので、そのノリで読みたかったかも。お姉さんのキャラも前半と、本音をさらけ出した後半では、ちょっと違ってる気もします。
藤さんが以前、描いた「不思議ポット」の悪役? 当て馬?な部長みたいな感じでしたね、攻めが。