パラダイス・ビュー 上

paradise view

パラダイス・ビュー 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×28
  • 萌9
  • 中立4
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
7
得点
178
評価数
51
平均
3.7 / 5
神率
45.1%
著者
小嶋ララ子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
シリーズ
君とパレード/ パラダイス・ビュー
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047292918

あらすじ

サラリーマンの秀緒には9年つきあっている恋人・智沙がいる。
お互い多忙ですれ違いつつも、いまだラブラブ同棲中。
誰よりも強い絆で結ばれていると信じていたが、30歳を迎えた秀緒がある決断を迫られたことで、
ふたりの関係は大きく変わってしまい……。
恋人に誠実であろうとするほど、傷つけ合ってしまう――臆病な大人のメロウ・ラブ。

表題作パラダイス・ビュー 上

恋人の会社員30歳
恋人の小児科医、26歳

その他の収録作品

  • おまけ
  • カバー下:ララ子劇場

レビュー投稿数7

読んでよかったぁ

すごく好きな、『君とパレード』の続編です。

『君とパレード』がシアワセな終わり方だったので、ほんわか気分で読破した後に、こちらの作品を知りました。
レビューを読まないようにしてましたが、ちらっと目に入ったレビューで、読む気が。。。
このままシアワセなままでいて!そんな思いがあったので、上下巻購入してから、読もうと思うまで数ヶ月。
やっとこ手に取りました。

二人のシワアセな生活を見るのが大好きです。そんな場面もあります。赤星くんが10年たっても、可愛いし、敬語使ってるし、小児科医だし。菊池くんは変わらず普通。そこがいいんです!
赤星くんと同じ病院の久住先生が、いい感じで出てきて、赤星くんに惚れちゃうんじ
ゃ?!など、ドキドキしながら読みました。

やはり、中盤から嫌な雰囲気に。。。
でも、やっぱり読んで良かったです!
下巻まで読みました!
読んで良かったと思えます!
ぜひ、2人が好きなら、読んでください。

1

久住先生が…カッコイイっ!

こちらの作品の前作を読んでいなかったので、最初数ページはあれ?と戸惑いましたが、すんなり話に入っていくことができました。
が、、とにかく切ない!!切ないです。切甘というよりは、”切なさ”一本です。
(上)なので(下)でハピエンになることを期待しますが、胸が締めつけられるような思いでした。
気持ちにすれ違いが生じ、目を合わせてもらえなかったり、手を振りはらわれたり…すごく苦しい。。智沙くんを思わず抱きしめたくなりますTT
しかし、自分のことで頭がいっぱいになって、相手の立場になって考えられなかったり、無意識に相手を傷つけてしまう秀緒の気持ちも分かります…(しかしやはりBL攻めキャラは男らしい人が理想!なのが本音。笑)

そんな二人を見守る(?)久住先生が一番カッコ良かったなと思いました。笑
次作でもきっとおいしいところを持っていってくれるんだろうと期待してしまうような、もはや久住先生とくっついた方が幸せになれるんじゃ…?と思ってしまうような、それくらい最後数ページには痺れました。

冒頭でも言いましたが、全体としては本当に”切なさ”を求める人にオススメの作品だと思います。

3

誰かたすけて!

こっ・・・・・ここで終わりますか・・・・・・・!!!

せつない・・・・!!!


思わず取り乱してしまうほどの、です。
私の心まで壊されてしまいそうな。
よくモノローグにあるフレーズですが、それをまさか体験させられようとは!

それを計算に入れてのことだとしたら、これはひとつのエポックメイキングではないでしょうか。
読了直後なので、まだ取り乱しているのかもしれません。
それにしても、よくBLで描かれる感覚を読者に体験させるというのは、並大抵のことではありません。
衝撃の切れ間、という意味では、是の浅沙利が白紙になったラストもかなりの衝撃ではありましたが、これはさらに新しい要素を含んでいる。

どんなに波乱万丈があったとしても、メインカップルの両想いは鉄板であるBLにおいて、そしてだからこそどんな悲劇もある意味安心して読んでいられるBLにおいて、これは。何かを突き付けているのでしょうか。

時折挿入されるモノローグで、晴れて一緒にいられるようになった二人の生活の描写の上に常に黒雲がかかっていました。これまでほのかにひそやかに香らせる程度であった、小嶋ララ子さんの見せる闇の気配が、この作品ではしっかりと表に出てきました。

そのことだけでも、この人はこの作品を通じて何かをしようとしているように感じます。王道のBLらしからぬ展開もその一つなのかもしれません。

続編の展開いかんによって、この作品だけでなく小嶋ララ子さん自身もなにか大きな展開を迎えそうな気配を感じてしまいました。
これを描ききったら、小嶋さんはなにか大きなものをひとつ越えるんではなかろうか。

これはもう、息をのんで続きを待つしかない。
続編で神以上の評価をつけたくなるような作品に昇華されることを願ってやみません。

最後に、好みはそれぞれあるでしょうが、少なくとも私という人間をここまで熱くさせてくれる作品であったことを書いておきたいと思います。

こういう衝撃があるからこそ、BL読みはやめられない。

4

もう別れちゃえ

前作も読んでいるはずなんですが、、、
なんで前作はレビューしていないのかなぁ、、、。

この本も、感想が書きにくいタイプのお話で、、、。

ばっさり言っちゃうと、この本って、優柔不断なダメ男が逃げ腰になるお話?なのかな。
「臆病な大人のメロウ・ラブ」
誰にでも優しい臆病者。
9年も付き合って一緒に住んでいても、結局のところは、智沙のがんばりにただ漫然と甘えていた秀緒が、いざとなったら保身に走って、恋人にも自分にも、ちゃんと向き合うことも出来ずに逃げ回る。

こんなヤツさっさと捨てられっちまえ!

ってな感じで、イラっときたけど、結末が気になるから、続きがでるまでは判断は保留。

2

こんな感じだったっけ?

ララ子さんのほんわかふわふわがとても好きだったのですが
最近の作品は怖くてもう読むことはなくなってましたが
この作品は続編の為購入しました

付き合って数年しそれぞれが互いを思う気持ちのずれがあるのも
不安に思うのも、とっても自然なこと。

ストーリーとしては普通に読めたのですが、読む私の気持ちがもう
後ろ向きになっているのかもしれないのですが

幸せを感じなくなってしまいました。どこかに黒く渦巻くものが
覆われているような・・・

家族がいないから家族になってほしいといった真意は甘えのような気もするし、こんなに同じ年月をかさねてもその背景がみえなかった2人ってどうなのだろう。

下巻も一応よむと重いますが
気が重いです。

すみません

3

本当の好きって?

君とパレードの続編の話。
君とパレードは、2011年にプランタンから
発売されていたのですが、
今回は他社からの続編です。

幸せそうな表紙とは裏腹に、
「この幸せがずっと続くと思ってた」
と重いワード。

小嶋ララ子さん特有の暗くて重い話になるのかな?
続きもので本当に辛いところで終わってます!!!

前作も読んでいるので、智沙の幸せになりたい
願望も分かるし、秀緒の親に反対されて気づく
好きの気持ちが実は違うのではないか?
同情から来てるのではやいかと悩むトコとか
胸が締め付けられるような辛さを感じます。

次の予告もあって、久住先生がもっと活躍しそうです(^^)笑

好きの気持ちについて考えてしまう
内容の深いお話でした。

下巻では、表紙のように
幸せな2人が見れるといいな〜(^^)

3

完全な恋人って?

11年のプランタンから出版の作品『君とパレード』の主人公、秀緒と智沙のその後のお話。

塾講師と高校生として出会い、遠恋を挟んで同居するに至った前作。
甘くてちょっぴり切なくて、そんな二人に再び切ない出来事が・・・
秀緒は智沙が大好きで、とても可愛くて、
智沙も病院ではツンとした表情なのに秀緒の顔を見た途端蕩けるような顔になる、
それほどまでに愛し合って、甘い甘い二人なのにどうして?

物語の進行の中、秀緒の過去形で語られる「あの時~だったら」とか、不安を匂わせる言葉にどうして?何故?愛し合ってるだけじゃ駄目なの?って切なさが押し寄せてきます。
家族のいない智沙と違い、家族の絆が深く、また田舎であることから、男の恋人がいるなんて言えない秀緒。
親からは早く結婚しろだの、見合いの写真を送ってきたりだの、適当にやりすごしてはいたのだけれど。
法事で実家に帰る時、智沙を友達として連れて行くことにします。
もちろん、智沙が友達として、と言ってくれたので~
だけど、秀緒は両親に智沙が恋人であることを告げてしまうのです。

秀緒は家族に智沙を認めてほしかったから打ち明けたのだとおもうのに、反対されたからとどうして智沙と気まずくなってしまわなくてはいけないのか?
そこに秀緒が親に言われた智沙への同情、かわいそうと思う気持ちがあるんじゃないかと言われて気持ちが揺らいだことにあります。

もうね、切なくて苦しくて。
完璧な恋人なんていないんだ!
同情の気持ちが、かわいそうと言う気持ちがどこかにあったとしても、二人の繋がりはそんなものじゃないでしょ!
それまでの積み重ねてきた年月は一体なんだったの!
秀緒の迷いもわからないでもないけど、どうして・・・
そこまでして家族に認めてほしかったのか、自分の気持ちに不安を抱いたのか?

思い切りすれ違いを呈してしまいました。
智沙の同僚の久住が何気に智沙に接近しているような気がします。
どうしたら二人は元にもどれるんだろう?
秀緒の独り相撲じゃなくて、智沙にも何かあるんだろうか?
「サイテーなのはオレのほうだ」

甘くて甘くて、そんな二人の生活が取り戻せるまで目が離せません!
切なくて甘い、この絶妙さ、ララ子作品に釘付けです。

5

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