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umi to heavy smorker
重度烟瘾者与海的约定
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ではさっそく表題作のストーリーをざっくりと。
最初はさっそく畠さん(黒髪の方)が癌宣告をうける所から始まります。
さらに昔の恋人の和久井と分かれてる上に和久井が結婚して子供もいてされに死んでいます。びっくりです。
こうやって文章にすると余計びっくりですね。
そして畠さんが和久井の奥さんと子供の住んでいる所に行って...という話です。
個人的な話になるんですが、私はそういう漫画の仕掛けみたいなものに基本的に気付かないタイプなので、ラスト5ページくらいで気付いてハッとして涙が止まりませんでした。
素敵な作品です。
次の作品は自殺したい若者×訳あって左遷されたおっさんです。
おっさん受け素晴らしい。すいません。
この作品もまず若者が自殺しようとしてる所から始まります。びっくりです。(2回目)
それをお人好しのおっさんが助けてあげます。
正確には若者が自殺出来なかったんですが。まぬけな理由で。
そこから若者の人生や、おっさんの人生色々見えてきて少し切なくなります。
そして若者がおっさんに惚れて無理矢理ヤっちゃえって感じになるんですが、
おっさんが大事なので結局出来ない、みたいな可愛いシーンも。
冷たい雰囲気だった若者がおっさんに出会って変わる様も見てて素敵です。
この作品は最後に原作者様の小説が少し入っています。萌えます。
次の作品は幼馴染カップルです。あ、まだ付き合ってないですが。
1人は上京していましたが大好きだったおじいちゃんのお葬式にでる為に田舎に帰ります。
田舎が大好きで帰りたいのに帰れない継巳。
理由としては十代の頃から従兄にレイプをされていたからです。
また個人的な話なんですが私はレイプ系のお話は苦手です。
よくあるレイプまがいの事をして最終的にその2人がくっ付くとかなら大丈夫なんですが、本気のレイプものは苦手です。
なので私みたいに苦手な人は少ししんどいかもしれません。
私は読んでる間ずっとその従兄にイライラしてて(一発殴りたい)と思っていました。
するとなんと殴ってくれます。継巳が。
いやーこれはすごくスッキリしますよ(ゲス)
まあでもやった事が無くなるわけじゃないので個人的には
社会的に抹殺されれb(ry
はい。まあ最終的にはハッピーエンドです。
苦手な人は頑張って読みましょう。
苦手じゃない人がニヤニヤして読みましょう。
全て海にまつわるお話です。
気になる方は読んでみてください。
峰島さん、デビューコミックスからズガン!と
表情豊かで心情を表してくれ揺さぶられましたが
この度榎田さん原作のコミックスって……たまんないっしょ!!!
人間としての愚かさ、非道さ、理不尽さがありつつ
最後は暖かい気持ちにさせてくれるのです…。
『海とヘビースモーカー』
肺がんと宣告された畠は、
若気のいたりでなじりあって別れたかつての恋人、
和久井の故郷へ足を運びます。
癌で亡くなったと聞いても通夜にも葬式にも行けなかった為
「いつか一緒に見よう」と言われた海を一人で見るために。
何もない町の駅に降り立つと、和久井に似た少女に抱きつかれ…。
私はファンタジーものは得意じゃないのですが
和久井が畠を心配して、心底愛して見せてくれた幻想ならば
ありかもしれないと思ってしまいました。
20年と言ったら、当たり前ですが
生まれた子が成人を迎えるという年月です。
その間、一日たりともずっと忘れられず
罪悪感に打ちひしがれつつ、変わらず愛し続けた男の想い。
何度読んでもじーんと来てしまいます……。
畠には今後幸せが待ってると信じたくなります。
『海と王子様』
田舎の海辺でびしょ濡れになった見知らぬ若者を
部屋へ連れて来てしまった真面目でお人好しな田端は
妻の裏切りで離婚して、上司の濡れ衣を着せられ左還。
“死にたい”と嘆く、バレエダンサーだというその男に
同情しながらも自分の素を一瞬曝け出し喝をいれるのですが…。
まさか自称・バレエダンサーがそんな有名人だったとは!
つか、知らない人間をほいほい自分の部屋に連れてきちゃうなんて
あぶないって!!…って思っちゃダメなんでしょうけどもw
誰しも、望んだような人生は決して歩めない。
それでも命の続く限り、懸命に生きなければならない。
努力が思ったように実を結ぶことが出来なくても……。
そんな中、触れ合った魂は奇跡の再会を生むのですね。
おっさん受けってやっぱり私は美味しいなぁ…。
冴えない分尚更!!!
『蜜柑の海 前中後編』
みかん畑と海のある故郷には
大好きなじいちゃんと、ちょっと憎らしい幼馴染がいて
簡単に戻れない、自分で切り離してしまった地。
大事な思い出があるし、本当は帰りたいのに
足を向ける事が出来ない過去を背負ったまま上京した継巳の元へ
自分が作ったというみかんを携え訪れた、かつての幼馴染の晃司。
田舎者を案内しようと張り切る継巳ですが…。
これはもう、涙なくして読めない作品です。
じいちゃんの懐の大きさに泣き、
継巳の抱えた過去にまた胸を締め付けられ、
晃司の一途で強く想い続けるその心が
たまらなく温かいのでした…!!
晃司の、継巳へ対する後ろめたい気持ちと大事にしたい葛藤は
無口で働き者の風貌からは想像できないほどの熱で
12年も隠し通して来たものなのです。
これだけ想われたら、継巳自身のツラい記憶も
きっと上書きされることでしょう!!!
榎田さんのSSもこれぞ!!とばかり効いていて
本当にじ────んとせずにいられません!!!!
新刊買いしていたのに、ずっとレビュー出来ずにいた程好きなコミックスです。
人って、誰かを愛さずにいられないし
誰かに愛されたいと願わずにいられない生き物なんだなって
改めて思い知らされたような気がします。
榎田さんと峰島さんの世界観ってかなりしっくりキます!!!
またコラボ作品を是非読みたいです!!!
表題作だけは、別のアンソロで読んだことあったけど、他の作品は初読み。
原作付だと、ストーリーが一回咀嚼された上でマンガ作品となるので、大抵の場合とてもわかりやすいハイレベルな作品に仕上がる。
ましてや、この本は、原作が榎田先生で、コミカライズ担当の峰島さんも画力がおありになるしで、実にハイレベルな作品だ。
作品タイトルにはみんな「海」がついていて、お話の舞台も「海」。
そしてキーワードは約束と再会。
約束を果たせないまま別れた恋人と再会する。
海で出会って愛し合い、再会を約束して前へ踏み出す。
そして、一度は捨てて逃げ出してきた海に、愛の約束の力で向かい合う。
どの海も明るく、イメージは四国かな。
泣けるBL・・・
言われた通り、泣けてしまいました。
海をテーマにした3つのストーリー。
『海とヘビースモーカー』
最初から主人公の一人はすでに癌で亡くなっています。
もう一人の主人公が、同じ癌に侵され亡くなった彼の想いでの海を訪れる。
そこで会った子ども・・・
大学時代付き合っていた男、お互い別の道を選んでしまい疎遠になってしまった。
でも、忘れたことはなかった。忘れようとしたが忘れられなかった。
ずっと好きだったから。
20年も経ってそのわだかまりが溶けたとき、「ずっと会いたかった・・」
本心が涙とともに、ぽろぽろと止めどもなく流れ出す。
せつない、せつなすぎる・・
今こうして書いている間にも、涙が出てしまう。
自分は、こういうのに弱かったのだと改めて気づいた作品。
『海と王子様』
銀行で働く40代中年バツイチと有名バレーダンサー
膝の怪我で踊れなくなったことを悲観したバレーダンサーが
海で入水自殺を測ろうとするも、失敗。
それを助けた中年バツイチ。
恵まれた環境の中で好きなことに打ち込んできたバレーダンサーが
一度の挫折でぼろぼろになり死のうとするのを
不幸を絵に描いたような中年オヤジが一撃説教してしまう。
このダンサー怒られたり、怒鳴られたりすることなかったのかな。
一度で恋に堕ちてしまった・・?バツイチ中年オヤジに?
はっと気づかされたバレーダンサーが一皮むけて
今まで以上に素晴らしいダンサーに成長。
バレエ公演の招待状をおじさんに送る。「kiss me agein」
楽屋で待ってる・・・おじさん、似合わない花束持って行きます。
その時のことは描き下ろしで・・・
『蜜柑の海』
大好きな故郷に帰りたくても帰れない、継巳。
その継巳をずっと田舎でミカン農家をしながら思い続けている晃司。
18歳で田舎を逃げるように飛び出して、大好きなじいちゃんのいる田舎に
帰りたくても帰れない本当の理由があった継巳。
その本当の理由を知っていながら、何もできなかった
そして継巳をそういう目で見てきた自分を許せなかった晃司。
そのじいちゃんが突然亡くなり、帰った故郷で待っていたのは
逃げ出す原因を作った、従弟。
継巳がじいちゃんの大好きだったこの海を失わないために
原因である従弟との本当の決別に背中を押す晃司。
嫌な思い出ばかりのこの場所で、「幸せの上書き」継巳と晃司は結ばれます。
辛い過去を引きずって苦しみながら生きてきた継巳が
初めて心から笑顔になった瞬間を見ました。
それぞれの書下ろしが、またとても良かったです。
自分で考えながら「こういうことでいいのかな?」と自分なりに噛み砕きながら
ストーリーを味わうことができる、読み応えのある作品でした。
榎田先生がストーリー、峰島先生がコミックのコラボ作品です。240ページ超えで分厚く、読み応えがありました☆
表題作の「海とヘビースモーカー」は、肺癌を宣告された男、畠が過去の恋人である和久井の、故郷の海辺の町を訪ねる話。
ケンカ別れした和久井は故郷で結婚し、子供もできましたがもう亡くなっています。
後悔と未練を引き摺る畠が出会うのは、子供時代の和久井という、少し不思議で切ない読後感でした。
次の「海の王子様」は、榎田先生のバレエ好きが滲み出てますね。
左遷されて海辺の支店に飛ばされた中年の田端と、踊れなくなった王子様の年の差ラブ。二十歳差です。
王子様のバレエダンサー、風間アンリが浜辺で踊っている場面がとても綺麗でした。
「蜜柑の海」が、前・中・後と続いて一番長く、読み応えがあったお話です。
幼馴染みの晃司と継巳。二人は海を見下ろす蜜柑畑に囲まれて育ちましたが、継巳は東京に出ていて、晃司は蜜柑を作ってます。
逞しい晃司がカッコイイ!
帰らない決心をしている継巳にも、親戚に暴行された故の事情があって、切ない感じです。
じいちゃんの葬儀でそいつをぶん殴るところが、スッキリするクライマックスでした。
以上、3編は皆どちらかが彼女がいたり、結婚していたり(離婚)するわけですが、そこがリアルな感じで色気があったかな。とはいっても男女のドロドロはないので、ご安心を。
ストーリーと絵が合っている、心に残る一冊でした。
海のように大きな人間になりたいという願い
このコミックには、表題作の「海とヘビースモーカー」「海と王子様」「蜜柑の海」という3つの海にまつわるお話が収録されています。どのお話も人情や切なさに溢れていて、大人のしっとりとした雰囲気が素敵です。
「海とヘビースモーカー」
肺がんを宣告された畠と、彼の友人である和久井のお話です。かつての二人は恋人同士だったのに、若すぎるが故にこの恋は実らなかったのです。
「後悔していることが、やり直せるとしたら…」「好きな人がもう一度目の前に現れてくれるのなら…」と考えてしまうお話です。
「海と王子様」
左遷されて、海のある小さな田舎町で働くおじさん、田端と海からやってきた王子様、風間のお話です。王子様の正体はバレエダンサーなのですが、彼は足を壊して、思うように踊れなくなってしまったのです。
恵まれた環境にある風間と、ごくごく平凡な田端。田端曰く、流されるように生きてきたというのに、体の関係のときは、「流されない」と言い拒否するところが、現実的です。
「蜜柑の海」
大好きな故郷、大好きな祖父、幼なじみで一番の友人がいる故郷。それでも主人公、継巳には帰ることができない事情があるのです。
祖父の突然の死で故郷に帰ることになった継巳ですが、そこには、彼が帰れない原因を作った裕樹がいるのです。
意中にない相手でも結ばれることもBLではありますが、この作品の主人公、継巳が、声なき声を拾ってくれたような気がしてなりません。
「ちくしょう」と呻く継巳、そして彼の涙がもう切ないの一言です。
「かわいそうだから」という一言では言い表せないことが、作品全体からにじみ出ているところがすごく好きです。
そして、自分の手で決着をつけた継巳が、私にはとても頼もしく見えました。
榎田先生のお話がコミックだとどうなるんだろうと気になっていたのですが、ようやく手に取れました。最初読んだ時、ある部分がイタくて読めなくなったのですが、気を落ち着けて再読。榎田先生のお話に、なわこ先生の絵がプラスされて破壊力満点。パンチあるのに、都昆布のようなじわーと味もあるという奇跡の一冊でした。三作目に地雷と思われる箇所(無理やり系)があるのでご注意ください。
榎田先生のSSも加わって一番泣いたのは1作目。人生思う通りにはいかない。後悔先に立たず、人生やり直しはきかない。といった感じのお話で、ええ歳したおばはんなため、めちゃ心に沁みました。若い方には是非是非読んで、悔いのないようにしてほしいなと思います。人間関係もだけど、大事な身体面、がん検診も受けようね。
一番好きなのは、2作目。傷ついたバレエ王子と新橋にいそうなおっさん(笑)のお話。榎田先生のバレエ愛をなわこ先生の絵で見事に見せていただいて、感激です。絵ではグラン・ジュテ、最後にある榎田先生のSSの方ではジュテ・アントルラセ。王子がいつまでも輝いて心のままに踊れることを願います♡嬉しい気持ちをバレエで表せるなんて、やっぱバレエの神様に取りつかれてるのだ。
一番キツカッタのが3作目。キツすぎて書けない。頑張ればいつか無くしたと思っていたものでも取り戻せるというお話なのかな。でもキツかった・・・・その分、黒わんこのような晃司の想いに救われましたが。これから少しずつ人生取り戻していけるとよいです。頑張ろう、継巳。わんこが一緒にいるさ。
つらい、、、
3つのお話し、それぞれツラい。
ままならない。
ハッピーなとこで区切ればハッピーエンド
だけど、ホントはその前も、その先もあるんだって感じさせてくれるお話しばかり。
それぞれツライけど、自己完結してなくて
後ろ向きじゃないので読み終わったあとドヨンとした気持ちにはなりません。
神で!
「海」に因んだ三話。短編集。お盆なので、再読。
①海とヘビースモーカー
こういう展開は、読後に悲しくなるので苦手・・タラレバが尽きない。
この中で一番短い短編だけど、胸にグサッと刺さる。
病人にもっと優しくしようと反省。
肺がんを告知される畠。事業に失敗して、友人も恋人も去っていた。
駅のホームでふと癌で死んだ人を思い出す。
実家に帰る和久井の事情を理解せず怒って、そのまま意地を張って連絡を絶った学生時代の恋人。
和久井は、女性と結婚して子が生まれ、数年前に癌で亡くなっている。
「いつか一緒に見よう」と約束した海と、和久井の遺影をみたくなって出かける畠。
駅に着いたら、死んだ恋人の面影を持つ少女が何故か待っていた。
切ない伏線が仕込まれていて、少女の正体がわかる場面で、毎回泣けてしまう。
魂魄を残すほど、畠を心配をしていた和久井。
意地を張らず「ずっと好きだった」と生前に言えていたら、違う人生になっていたかも。
畠のばかぁー。
①「海と王子様」
海辺で助けた自殺未遂の男性は、実は有名なバレエダンサーだった。
年齢差20歳。 御伽噺ような壮年の恋物語。
③「蜜柑と海」
大好きな蜜柑畑がある田舎、でも故郷にいけない訳がある。
その原因を、祖父の葬儀で従弟が解決して、二人の恋が深まる。
海と蜜柑に因む恋物語。
また独自の自分的カテゴライズを述べてもいいだろうか?
1冊を読み終えて雰囲気や展開等々、饒舌な桃山なおこ作品、という印象を持った。
いや、桃山なおこ作品に似ているというわけではなく、そこの仲間に位置付ける作品だと思ったということです。
原作が榎田尤利ということで、きっとその原作自体があるからこその雰囲気なのだとは思うのだが、絶対間違いなく原作を隠したらわからないくらいに作者さんの作品として昇華されていると感じた表現力でした。
それぞれに海を舞台(モチーフ)においた作品3本。
【海とヘビースモーカー】
『泣けるBL』に載っていたやるせないお話だったのですが、このお話のキーワードは「海があるってことはすべてがあるってことなんだよ」
大学卒業時に最悪な別れかたをしてしまった元恋人が先に亡くなり、自分がガンを宣告されて、その元恋人の地元を訪ねる話でした。
亡くなった和久井の子供に姿に帰った幽霊(幻?)に案内され、彼との果たされなかった約束をやっと果たし、傷つけた事を贖罪する畠に彼のシコリがほどけて涙になってあふれる瞬間が印象的でした。
ただ、海があることは全てがあるということは、一体なんだったのだろうと、自分のトリ頭では未だに理解できないのです(涙)あれかな?これかな?ひょっとして思うその全てが全てなのでしょうか?
「泣けるBL」についていた初回限定ペーパーの和久井視点の短編が載っています。
【海と王子様】
足を故障して絶望し海で入水自殺しようとするバレエダンサーと、それを止めた苦労しながらもそれが報われず裏切られ続けながらも尚誠実に生きている46歳の銀行員とのお話。
どちらの不幸がより不幸かと比較するよりも、この銀行員の現実に思わず同情をもよおしつつも彼は立派な人だと、その魅力がわかるのがいい。
王子と呼ばれ挫折を知らないで生きてきたダンサーが自分の事しか考えてなかった、ネガティブ思考をおっさんに一喝で叩き直される展開は、チクっと痛い胸の痛みが軽妙な軽さで緩和されている、前向きな展開が微笑ましかった。
これには、citron掲載だった後日談の小説が載っています。
「ジゼル」のヒラリオンをうらやむアルブレヒトって、なかなか愉快で笑っちゃいました。バレエやってる人ってすぐ踊って表現しちゃう(うちの妹がそうだったw)、それがお茶目で思わずクスっと♪
【蜜柑の海】
もうっ!年寄りと子供には弱いのです!
孫の唯一の理解者でいてくれたおじいちゃんと、その死に貰い泣き・・・
高校卒業と同時に家出のように家を出て地元へも帰らず8年。10年ぶりに幼馴染のコウジが農協の研修だと継巳の家を訪ねてくる。
ところが彼が帰る日、実家から連絡があり祖父がなくなったと。
コウジと一緒に帰ることになった継巳だが、実は実家へ帰りたくない真実の理由が隠されていたのです。
コウジの表情の薄い寡黙な、でも男前な態度。力仕事で鍛えたたくましい身体つき、このコウジが実に魅力的に映りましたv
決して嫌いなわけじゃない。会えば昔のように楽しい会話ができて故郷を感じることが出来る男。
二人とも、心にこだわりを隠してそれがすれ違っていたのですが、葬儀という場所で決着をつけるそのシーンは、読者の自分もスッキリしました!
継巳が実家へ帰らなかった一番の理由の元凶である従兄弟の存在ですね。
継巳は優しいヤツだったんですよ。
題名がダイレクトにテーマを表わしていて解りやすい題名です。
主人公達のちょっと切ない、でもあたたかい心が風景と共に入ってくるような素敵なドラマです。