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nadete kissshite
二条クロ先生は初読みです。可愛らしい絵柄で、読みやすい。
本作は3つのお話が収録されています。
「撫でてキスして」
過去いじめられっ子で自分に自信の無い実咲。
癒されに入った猫カフェで店員の橘と出会い、橘に可愛い可愛いと言われて恋人に…
橘は遊び人設定でしたが、本気で好きになったのは実咲だけ、とまるっとハッピーエンド。
「ベーカリーライフ!」1・2・3
1
お母さんが亡くなって、四男三女の長男であるかえでが一家の母親の役割を頑張っている。
が、お父さんと自分の給料日の前になると、育ち盛りの弟・妹優先で倒れるほどの腹ペコとなり、偶然出会ったパン屋さんにパンをもらって九死に一生を…。
そこからパン屋さんの店長・紫堂と家族ぐるみの付き合いとなり、いつも一生懸命なかえでに好意を持った紫堂と、優しくてヤンキーを撃退する強い紫堂にキュンとしたかえでは恋人に。
(実は紫堂は元伝説のチーム総長でした)
2
父と弟妹全員が風邪で寝込み、かえで大ピンチ!
1人で奮闘するも、一番小さい弟の容態が急変。ついに紫堂に助けを求め…
もっと甘えて、という紫堂とラブラブのかえで。
3
甘えてばかりの自分ではダメだ→Hのテクを極めよう、と斜め上の決意をするかえで。
ふさわしいとかそんな事ではなく、一緒にいるだけでいいんだ、と話す優しい紫堂にますますラブラブのかえでです。
かえではいい子、紫堂もいい人。ハッピーエンドで後味もよし。
「ケダモノスイッチ」
AV男優モノ。
女王様スタイルで人気のひなたに、野獣系タチ男優に攻められろ!というオファーが。
気が乗らないひなただが、相手男優KENは野獣系とは思えぬワンコで、可愛らしく懐いてくる。
が!いざ撮影となるとスイッチが入り、ひなたはガチでメロメロに…
このお話は、コミックス「ケダモノスイッチ」として発展していくようです。
可愛いお話だけど、KENは二重人格ちっくでちょっと怖いかも。
撫でて・・・・ってタイトルかわいいなぁ
でも、タイトルからして甘々なのかぁ・・・
何度か迷った作品でした。
幼少期から女顔とばかにされ
育った内気な男のコ。
内気なのか?コンプレックスかな。
癒しを求めて出かけた猫カフェで
イケメン店員に癒される的な・・・
イケメン店員くんは、実は自由奔放に遊んでいたタイプ。でも彼を好きになり他は整理して彼と付き合うみたいな話でした。
内容薄い。
この作品だけなら趣味じゃないをクリックですが
同時収録のベーカリーライフがかわいかったので中和されました。
よくありがちですが、自分が母親のかわりに兄弟の面倒をがんばって見ているってパターン。
このパターン好きだと再確認しました。
お相手のお兄様が元総長っていう設定いらないけどなぁ
ネタバレなしで、いきたいと思います。
微妙でした。
とにかく表紙が可愛くて、つい『表紙買いは失敗多し』という教訓を守らず購入してしまいましたが……
やっぱり初志貫徹すべきでした。
表題作はネコカフェ(攻)の店員さんと地味系大学生(受)のお話。
髪を結ぶ攻めは個人的な萌え要素(そのために中立にしました)なのですが、残念ながらお話自体が短いです……
二本目は、大家族で元ヤンキー(受)とパン屋の店長さん(攻)。
こちらがこの本の中で一番長め。
でも、なんだか商業としてはあまりに安直なストーリーで物足りないですし、先が読めすぎてワクワク感も薄いです。
受けのヤンキー設定もなんだか昔っぽい描写で、必要性あるのかな?と感じました。
三本目は、ゲイ向けAV男優同士のお話。
短いので特に内容は……
女王様系男優と野獣系男優の恋のギャップ萌えなのかな。
絵の好き好きはありますが、お上手なのだと思います。
最初にも書きましたが、表紙は本当にほのぼので可愛いですし。
小説の挿絵などのイラストならば、かなり萌えそうです。
ただ、ストーリーが……
雑誌でページ数が決まっているでしょうから、纏めるのは大変なのだろうなあとは思いますが。
辛口になり、申し訳ありません(汗
ただ、BLコミックは普通の単行本コミックよりもたいていお高めなので、ご参考になればと。
気まぐれで相手を選ぶセフレが複数いるような猫カフェの店員と臆病でいつも
全てに自信を持てない大学生とのちょっと切なくて甘い恋。
色々なことで落ち込んでいた実咲は猫カフェで癒されようと行った店で、
店員の橘に出会い、猫を構う感じで甘やかされ酔った勢いで関係を持ってしまう。
橘が同情的な意味で優しくしてくれたとネガティブ思考で思っても
橘との関係に少しだけ期待をしてしまうが、関係を持った翌日に大学で橘のセフレ噂を
偶然耳にして、それが事実と知った実咲は自分では気持ちを割り切れないと
橘に一方的に告げて会わないと決める。
遊びなれた橘、でも本気で誰かを好きになったことがなかったりします。
初めて本気になった相手が実咲、実咲に本気になったことでセフレと全て関係精算。
なにげに本気な相手には誠実なのねと、それに遊び慣れているのに本気の相手には
ちょっと臆病で、完璧に見えた橘のそんな姿に実咲はいろんな意味で愛しさを感じる。
人を好きになったことで弱くなるもの強くなるもの、そんな風に感じるお話でした。
表題含め3カプのお話の1冊ですが、実は表題より同時掲載の「ベーカリーライフ!」が自分には一番お気に入りでした。
表題はかわいらしくて甘くてトロットロ、ベーカリーは健気で元気、ケダモノはAVのコメディタッチ。
3作品とも、カラーが違って色々楽しめました。
【撫でてキスして】
見た目が女顔と苛められたのが原因で、顔にコンプレックスがあって人づきあいがうまくない男子・実咲が、癒されたいと訪れた猫カフェで出会った店員の橘に癒されてしまいというお話。
橘ってば、猫に逃げられて落ち込んでるところ気に掛けられて思わず気を使ってもらった事に涙が・・・そこで飲みに行きましょうか?って誘われてるんですがコレってナンパですか!?
酔った勢いで寝てしまうんですよね。
そんな始まりだったのですが、大学で女子がカレと別れた話しをしていてその相手が何と橘!しかもセフレだったとか。
それで実咲がショックを受けるんですが、自分は他の人みたいに割り切れないからと、橘に言いに行く。
でも、それでいいのか、これで終わらせたくないとヘタレを卒業する前向きな話にはなっています。
酔った実咲の顔は確かにエロかった♪
「触られるとぼくもあのこみたいになりそうです」←腹を見せて甘える猫のことw
きっとこれが決定打だと思うなv
【ベーカリーライフ!】
母親が亡くなり6人の弟妹と父親の面倒を見て母親代わりをしている元ヤンの長男・かえで。
家計がカツカツなので自分の食事を我慢して腹減りが限界になり、いい匂いにつられてフラフラ~と。。。その匂いの元はパン屋さんの紫堂でした。
かえでの健気と頑張りにパンを上げたのがきっかけで仲良くなる二人。
かえでが元ヤンだったことから、昔の敵に未だに狙われていたりという出来事や、必死で家族の面倒をみる彼の助けに紫堂が力になって、そしてかえでを甘えさせる相手になるというもの。
こういう大家族で頑張るお兄ちゃんってとても好きなんです!
やんちゃで元気で明るくて、そんな彼を見守る気持ちの読者は紫堂と同化します。
こういう健気な子はかわいいよ、助けてあげたくなるよ。
末の弟が急病でパニックになってしまった時に、冷静に手伝ってくれる紫、頼りになるいい男です♪
しかし、この紫堂実は元関東で有名な総長だったと・・・ヤンキーの頂点にいた男!!
昔の写真がおまけに出てくるのですが、びっくりですよ(笑)
【ケダモノスイッチ】
ハニーフェイスのドS女王様キャラで売っているAV男優のひなたに、野獣系に攻められるゲイビの話しが!
しかし相手のKENに実際会ってみると鬼畜な俺様どころか健気なワンコキャラ!?
ひなたのファンでこの業界に入ったとか~
こんなワンコで大丈夫かとバカにしていたら本番になった途端何かのスイッチが張って俺様に変身するKEN。
どうやら変身スイッチはひなただったというもの。
この変身ギャップが楽しかったです。
AVといっても全然そんな感じがしなくて本気でエッチしてたような気がする(笑)