抱擁実験

houyou jikken

抱擁実験

抱擁実験
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
101
評価数
28
平均
3.8 / 5
神率
32.1%
著者
小笠原宇紀 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784813030331

あらすじ

大学生の高橋未弥は人との関わりを避けて生きてきた。
ある日、未弥は狩野 令と名乗る男にパーティーに誘われる。
令は大学の地下坑道で怪しげなパーティーをしていると
噂されている男だった。
そんな折、未弥は警察官である父に頼まれ、
地下坑道の噂を調べることになる。
だが秘密を探るうち、未弥は令にHなことをされてしまい…。

表題作抱擁実験

生物部の院生?・狩野令
病弱な大学1年生・高橋未弥

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数11

ウーパールーパー可愛い

病弱で月に一回通院しながらも、父と同じ警察官を目指し大学に通う未弥。大学で時々見かける派手な男は、地下坑道で乱行パーティーをやっているとの噂がある。そんな男からある時、未弥もパーティーに誘われる。しかも、男は未弥の事を知っているみたいで。

思ってたより純愛でした。
子供の頃好きになった相手を救うため医師になり、研究を続けていた令の献身が涙ぐましいです。身体の弱い未弥を体調を気遣いながら抱いたシーン、私は結構好きでした。
クールに見えるけど、令は長い間我慢していたでしょうしね。軽井沢でのお医者さんごっこからの「本当はレイが好きなんだ」発言も萌えました。令は相変わらずポーカーフェイスだけど、絶対キュン!ってなってるはず。

ちょっと私としては気になる点もありました。
●医師(日本ではモグリ)×病弱な青年という設定なのに、二人とも髪型がヴィジュアル系
●令の心情が解りにくい。未弥を失うかもしれない不安や、焦りなどが垣間見えたらより良かったです。
●未弥の両親(特に母親)が冷静すぎる

1

サスペンス!

 『奴隷王』や『ナイトメア』とはまた違う、小笠原さんの世界観。淡々とした運びと美麗な絵柄、そして今回はサスペンスのような緊張感と静けさがありました。色で言うなら青と白の間のような、この雰囲気は他ではないような気がします。
 お話自体は良くあるというか、普通なんですが、小笠原さんのBLは、キャラクターの魅力や萌というより、世界観なので、良いのではないかなと思います。
 ラブラブシーンも、異世界設定の時より穏やかで回数も少なめ。コミカルさやギャグは影を潜めて、ミステリアスな空気感です。何か起こるのではないかと思って、終始ドキドキさせられます。
 かといって暗くは無いですし、基本的に幼馴染み・一途・ハッピーなので、明るい話です。
 いつもとはひと味違うBLをお探しの方にオススメしたい一冊です(かなり好みが分かれるとは思いますが)

3

意外とシリアス

あらすじだけ読むと、なんだかチャライお話みたいですが、ところがどっこい、幼い頃の一目惚れの恋を叶えるために新薬開発しちゃうという、意外とシリアスなお話でした。
いちゃいちゃラブエロなだけのお話じゃなくて、シリアスなストーリーが一本芯に入っているため、その分所々駆け足な所があったり、ラブ自体があっさりめな感じもありますが、コミックにもちゃんと内容が欲しい派にはこれはこれでいい。
ただ、主人公の未弥が普通の日本人大学生なので顔が地味(それなりにちゃんとかわいくはあるのですが)。
私としてはせっかくの小笠原作品なので、白睫毛バサバサの美麗キャラをもっと拝みたかったかな。

1

思い思われ

小笠原さんの作品は、独特でわりとハードなイメージがあったのですが
今回はどちらかといえば甘目の作品でした。
嫌いじゃない、嫌いじゃないよ(≧◇≦)ノシ

特殊な病気を持っている受。
定期的に病院に通い、点滴等々行っている。
将来の夢は警察官。大学1年生だが勉学にいそしんでいる。
そんなさなか目を引いたのは独特の雰囲気のある男。
不思議と惹かれる相手であり、その正体とは・・・・

1冊まるまるかけて描かれるストーリーに
ぐっと惹きこまれました。
どうして自分の名前を知っていて、病気のことや父親のこと、
どうしてこんなに・・・・その答えが少しずつ明かされていき
惹かれていた理由、醸し出す匂い。
すべてがつながったときようやく~な流れがすごく好きでした。
どんな事をしてもこの子の笑顔を守りたい。
その一心で頑張ってきたのだと思うと攻の印象もぐっと良くなりますね。
ウーパールーパーと受の笑顔が重なったとき
これがまた可愛かった。

おもったよりすんなりエチに関しては受け入れてしまうなー
と思わなくもないのですが、逆にそれがまたいいのかもなーと
思ってみたり。
気になる点もなくはないのですが
良い作品だと思います。

4

大切な人のために捧ぐ時間。

大学一年生の未弥は病弱な体だった。
しかし警察官の父を尊敬し将来は父と同じ道に進もうとしている。
未弥の通う大学にはおかしな噂がある。その噂の真相を確かめるべく、
部屋の中に入って行く。そこは生物部の部室だった。
そこで出会った狩野令という人物は何やら未弥を知っているようで…?


麻薬パーティーをしているという噂の真相も未弥の薬のためであったり、
未承認の新薬やら…令は未弥のためにかなり無茶している。
ただ未弥のために人生を捧げているように見える令はとても幸せそうです。
未弥も令の想いに答えようと必死で可愛いです。

大切な人を救うため、というテーマの作品を読んだのは初めてで
新鮮でした。
最後の未弥の元気な姿を見て泣いたり…
同時に新薬、難病という言葉にも遠回りながらも考えさせられました。

1

テーマはせつないけど重くない

話の中に「死」という単語がチラホラ絡んでくるので、テーマに選ぶには重々しいものなのでしょうが、独特の作風からかそんなに重苦しくない雰囲気です。

主人公の未弥が割と単純で可愛い性格をしているからか、素直にこの子可愛いと思えて楽しめました。
お相手である令の登場の仕方がちょっとミステリアスなのでどういう方向に行くのか、ジャンルは何なのか最初分かり辛い部分もありましたが、難病の新薬開発という難しい題材にチャレンジしているのに難解ということもなく、むしろ恋愛以外のテーマがあり一作によくまとめたなぁという感じです。

この未弥と令という2人が大好きです。友人でもない赤の他人でもない関係。令に振り回されて、大学生にしては世間知らずで病気で辛くても他人に当たったりしない一生懸命生きてる未弥と、最初はミステリアスでクールなのに意外と感情的な令。
令がホテルで「君が欲しいから必要な資金としてホテル代もレストラン代も出す」とハッキリ言うところが好きです。

暗い予感がずっと付きまとっているのに、作者独特の淡々とした雰囲気でお話は進んでいきます。こんなテーマでちゃんと終わるのか、ラストの展開が急でハラハラしましたが、うまくまとめている点をとても評価したいです。

死んだら嫌だから好きって言わない、と未弥が頑なになるシーンと、けど結局こっそり言ってしまうシーンがとても愛しくて、この本を読んでよかったと思いました。

2

独特w

丸ごと一冊が全部ひとつのストーリー。

やっぱり・・・独特ですね~。
とにかく絵で感じるよりもセリフで色々考えさせるという感じ。
でも決して絵がテキトーとかって意味ではありませんw

いつも思いますが、小笠原宇紀さんの作品は
主人公2人の掛け合いが面白いですね。
どんなシーンでもすっごく会話が多い。
これが現実のカップルなら、
コミュニケーションがガッツリとれて良いんでしょうなぁw
と、読みながらそんな事を考えてしまうほどの掛け合い。

今作も読み応えたっぷりな作品でした。

3

ミステリー好きなので期待したのですが。

あらすじだけ見て、サスペンスものかと思ったら全く違いました。
従兄弟を助けるため海外で医師免許を取った(日本では無免許)攻と何の病気かよく分からないけど病気の受の話。
大筋は分かるのですが色々ちぐはぐで、何を描きたいのかよく分かりませんでした。
サスペンス調にしたいんだったら、もっと分かりやすくミスリード狙ってくれないと、何だかもやもやしたものしか残りません。
受が一部だけ記憶喪失でもいいんですが、だったら変な学校の噂じゃなくて、気持ち悪い人につきまとわれてて誰かと思ったら従兄弟でしたくらいでいいのでは。

絵は綺麗でしたが、話は中途半端なので残念でした。
ウーパールーパーは可愛かったです。
あの顔、笑ってますよね。にこにこ。

0

微妙

小笠原さんのファンなので買いました。

ちょっと絵柄が変わってしまって、薄味になったような気がします。
以前のクドさが、よくもわるくも好きだったので、今はすこし残念かも。
今の絵柄も、これはこれできれいだと思います。面長すぎてバランスが悪いような気がしたのは前半で、後半はそうでもなかったような?

おはなしは、わかりやすいような、わかりづらいような?
主人公が病弱とか警察云々とか、いろいろ細かい設定があるんですが、まわりくどい気がしました。あんまりピンと来なかったし。主人公は、相手のことをきれいに忘れてるというのも、別に伏線でもなかったようだし。
いろんな伏線が、謎が謎を呼んでふくらんでいくわけでもなく。

初期の、本当にまるでわけがわからない、設定ばかりのおはなしを思い出しました。
小笠原さんって、こういうほうがすきなのかな。
読んでいるこちらは、冒頭30分を見損ねた2時間ドラマを見ている気分になるような、基本設定がわからないので、いまいちおもしろそうなのに入っていけないかんじ?

それでも、やっぱり絵柄や雰囲気は好きなので、また買ってしまうんだろうな、とおもいます。

5

ひょっとすると近い将来のSFファンタジーかも

お久しぶりの小笠原宇紀作品。
今回のお話は、現代モノでミステリアスな人物配置をしながら健気な純愛を描いていたような気がする。
現代モノなのに、CGで作品を描かれているせいなのか不思議と浮世離れした違う次元の世界の話しのように見えてしまうのも作者さんの作品の特徴なら
シリアスなお話もキャラクターの一見天然かとも思えるポジティブさで軽くいなしてしまうマジックも、
そして何と言っても今回はちょっぴり少なめですが修正の極力少ないとても綺麗な美チ●コも魅力の一つだ。
だから小笠原宇紀作品はやめられない☆


小さい頃から病弱で入退院を繰り返し今も通院している、父親と同じ警官になりたいと思っている未弥の目の前に現れた謎の男・狩野令。
彼にはダンジョンと呼ばれる大学の場所で麻薬パーティーをやっているというよくない噂があるのだが、警官である父親にその内偵を頼まれたのもありそのパーティーに招かれ行ってみると…それは生物部の部室で生きモノの世話をしているただの部屋だった。
そして令は未弥の事はなんでも知っているようなのだが、自分には令の事はまったくわからない。
そして、未弥の身体に淫らにふれてくる…一体彼は何もの?
麻薬の噂の真相を父親から聞かれた時に狩野の事を話すと、令は疎遠になった親類の未弥の従兄ではないかと聞かされる。

そこからは、令の正体が次第に明かされ、未弥の前に現れた理由もそれに関係しており、
ふたを開けて見ると、実になんと甘いラブがテンコ盛りになっていたという♪
病気の従兄を助けてあげたかったから、彼はその道に進んだ。
未弥は令の匂いが好きといいますが、それは小さい頃もそうであって、何気にその子供の頃からの運命的な二人だったんだよ、というものが恋愛の素地になっています。

未弥が遺伝子的問題による難病を抱えているのに、ポジティブなんですよね。
身体弱いのに、エッチしちゃって令ってば!と思えば案の定、エッチの後は具合が悪くなる未弥~なのに令ってば抱くし(シレっとした野獣かw)
でも、もう死が近づいている人は直前になると病室が変わるということに気が付いていた未弥が、再び具合を悪くして病院に運ばれた時はいつもの病室でなく、ほんとうに死を覚悟しなくてはならない状況だと気が付いて、令に助けを求めるシーンはちょっぴり感動かも。

パーソナル医療とか、ひょっとしたら近い将来というか現在行われようとしている医療に対する近未来の有り様がベースのお話だったかもしれないですね。
だからひょっとするとこの話はSFファンタジーに限りなく近い話なのでは?と思うのです。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う