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青い年齢ですなー。
ちょっとかゆくなるような「かっこいい不良少年」(大人から見ればちっともカッコよくないというのがポイント)の、17歳という年齢を描いたお話。
やたらボカスカと殴りあいの喧嘩してます。俺たちこれがなきゃ生きていけないんだぜヒャッハー!みたいなノリ。若いですな~。
新田祐克さんは、とことん「どこまでも対等に向き合っていたい男のプライド」が好きなんだなァと思いました。新田作品に登場するキャラクターは総じてそうなんですが、この作品のキャラも同じです。
「好きだから」だけじゃハピエンにはならない関係性。片方が片方に守ってもらうということを良しとしない。
BLは受けに女性を重ねてストーリーを作ってるパターンが多く、私はそれがあまり好きではないで、新田作品を貫くこのこだわりが大好きなんですよね。
やっぱり新田作品は面白い!
エロ度は低めではありますが、しっかりとしたお話がウマ(*゚▽゚*)ノ
■17Guyz
親友の二人。どこにいくにも、何をするにも一緒だった。
その関係が少しずつ変わろうとしているのは、自分が相手に想う感情の招待に気づいてしまったから・・・・!?
ということで、親友から~なお話であります。
ケンカがすきで、何をするのも一緒が良くてからの親友からの流れが面白かった。王道といえば王道。なのですが、王道のいい味がみれたかなとおもうわけです。
付き合い始めて、スキだから守りたい。そばにいたい。
でも、女みたいに守られたくない。
その複雑な部分描写が良かったです。最初にスキになって悩んだのは受。
しかし、二人の想いが通じて、付き合い始めた二人の好きバランスについて~な話も面白かった。
やきもち焼いたり求めたりな攻モかわいくもあり。
20歳まで~と銘打って終わっていますが、これ、大人になってからの二人を描いても面白いような気がする。
ほか短編
微妙な心理変化を描いた作品。
新田先生の麗人初コミックスです!学園モノは苦手だという新田先生が「30近い役者が無理して高校生を演っちゃいました的、なキツイ感じになりますけど」という問いに麗人サイドが動じることなくOKを出して描き上げた漫画だそうです!学園モノなのに学校にいない男子たちが主人公のこの作品、昭和の香りがぷんぷんするんですよ。台詞もやってることも青臭くて、気恥ずかしくなってしまうんですが、嫌いじゃないんだなー。むしろ自分の青臭かった頃を思い出して、更に恥ずかしくなる感じが癖になります。
17才って、17になるまでも17を超えてしまっても、特別な響きがあるんですよね。人生の中に用意された一番キラキラした、素敵な宝物みたいなイメージ。だけどリアルにはそれほど特別なこともなかったし、キラキラもしていなかったかもしれない。大人になった今なら、ほんと子供だったなーて思うような事ばかりしていたけれど、確かに当時は真剣だった。このコミックスの賢一と春彦もすごく真剣なんですよ。遊んで喧嘩して悩んで、あがいてもがいて、気持ちをぶつけあって、同等でいようとする男同士。恋人関係でもそこは譲れない。彼らの折り合いの付け方はさすがの新田節、熱いです。
・『タイトロープ・ウォーカー』
女に捨てられたヒモの英人と、突然転がり込んできた、女の弟だと言う縹(はなだ)。姉のかわりに俺のヒモになれば?といいだし・・・。
綱渡りみたいな人生を歩いてきた英人が、男の縹となら堅気になれるのかな。縹が幼いのか大人なのか、謎っ子です。
・『ヤサ男の夢』
容姿だけはピカイチの新米美容師の燕と、ファッション誌の編集長の甘楽。見た目と名前でイメージ通りに美容師という職を選んだものの、自分を変えたいと思っている燕は、上客である甘楽に俺に切らせてと頼み込み、カットモデルの承諾を取るが・・・。
この話、何がいいって、甘楽さんの視線がいいんです!クールでエロいの。甘楽をもっと描いてほしいです。出来ればもうすこしエロ多めで・・・(//∇//)
17才じゃなくなってしまうから、続きはないかなと新田先生はあとがきされていますが、大人になった彼らが、今はどんな風に生きているのか、昔をどんな風に思っているのか、読んでみたいなぁ。