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yoru made matenai
ふたりともまだ学生なのに、ああいうバーで常連感出し過ぎ! という感は多少ありますが、性的嗜好ゆえ「自分のホーム」足る場所を探して見つけた場所だからだろうな…と脳内補完。多少無理しても大人ぶりたい年齢でもありますしね。
スピンオフの本編である「放課後の不純」が、高校生男子のピュアな恋愛のはずなのに実のところ「カラダ」に突き動かされている所から始まっているのに、こちらは「後腐れのない相手との身体だけの関係を」と言いつつ、結構気持ちの問題で悩んでますね。(ヤッテナイとは言わないけど)
色々ありますが、本編で不遇だった修ちゃんがシアワセになれて良かったね。ラストはちょっと、あれ?ここで終わり?と思いましたけど。
「放課後の不純」に登場したスピンオフで当て馬の修ちゃんがメインのお話です。
この作者さんの「成長痛」がすごく良かったので、「放課後の不純」を読み、こちらの「夜まで待てない」に至りました。
「放課後の不純」でも最初に攻めが登場した時に、あまりにも普通なのでクラスメイト・モブだとてっきり勘違いしたけど実際は攻めだった・・・という事もありましたが、今回の攻め様はさらにその違和感を強く感じざるを得ませんでした。
今回の攻め様である桐原は、華があってもてる男という設定になってますけど、私にはとてもそう見えないのです。すみません・・・
もっと圧倒的な色気というんでしょうか、吸引力とでもいうんでしょうか、そういうものが感じられません・・・
身体から先行して付き合って・・・という大人な話と、ほんわりした絵があっていないような・・・
「成長痛」はほんわりとした絵と内容が素晴らしくマッチしていたのですが・・・。
それと攻めが ベッドのうえで受けに無理矢理やりながら言う「お前に決定権はないんだよ。」はひどいです。愛がない。
辛口で大変申し訳ないです。
前2作の梶ヶ谷作品は読破しているものの、
どちらも好みドストライクではなかったので、
本作は電子書籍にて読了。
『放課後の不純』の当て馬救済スピンオフです。
修ちゃん(主人公・受)には、
前作から軽い雰囲気はあったものの、
こんなにもアダルトな展開になってるのに
ちょっと「う~む」と思ってしまいました。
大学生だよね?就活描写とかからみるに、
20-21歳くらい?
こんなスレた大学生ってどうなの?
っていうのが素直な印象…
お酒飲めるようになっても日が浅い位の男子が
バーでワンナイトスタンドな相手を探すって…
リーマン設定だったらまだ
納得がいったのかもしれません。
ちょっとこの設定にしては若すぎるかな~…。
セックス中の会話とかもアダルトすぎるって(笑)!
しかし、前作で当て馬くんだった修ちゃんの
恋のお話である本作では、水谷が当て馬…じゃないけど
すれ違いのきっかけになっちゃうっていうのは、
リンク作、スピンオフならではでいいですね。
読者的には明らかに誤解だって!て分かるから
どうそれが解けていくのか期待できるので。
梶ヶ谷さんの持ち味からすると、
今回の様な、ちょっと大人なムードのお話よりも、
青春高校生モノのほうが向いているのではないかな?
という感想は持ちました。
でも決して読後感が悪いわけではないです。
『放課後の不純』が好きだった方には、
描き下ろしがある実際の書籍の方がオススメ。
本作は『放課後…』と同じくらい、
セックスシーンは多いと思いますが、
梶ヶ谷さんの清潔感ある絵柄のパワーなのか、
いやらしさはあまり感じません。
ドキドキするエロス重視な人にはあわないのかも。
元々キレイにきっちり絵を描く方でしたが、
以前よりもっと絵がこなれて
きれいになってるような気がします。
コマ割りも、以前より空気感を含むような印象で、
拙さが抜けたような。
今のこの感じで、また高校生モノ
描いてくださらないかな~と期待してます。
丸ごと一冊、ひとつのストーリーでした。
「放課後の不純」の受けである宏明クンの
幼馴染み兼家庭教師の修ちゃん・・・が主人公。
あちらでは、メインカップルに対して
ちょっぴりイジワルする修ちゃんでしたが、
こちらでは全然そんなところも無く。
ちょっと強引な攻めの桐原くんと良いバランスな感じでした^^
梶ヶ谷ミチルさんの作品全般そうですが、
この作品も、とにかく柔らかな印象。
だからといって全部ふわぁ~っとしてるだけ・・などと言うのではなく、
せつなくてキュ~ンとしてしまう場面もあり、笑える場面もありで、
私には読後の満足感たっぷりでした!