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jitter bug
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
バンドものが好きな方、劇中劇が好きな方、切なさも重視したい方、おすすめします。
ジターバグというワードに聞き馴染みがある方、このお話はあのバンドの歌詞に通じるものもあるのなと個人的には感じました。※あくまで当方の主観です。
ネタバレなしでのレビューです。少しでも参考になればと思います。
読了後、物足りないとも長かったとも思いませんでした。表紙のふたりがそれ以上でも以下でもなく、この一冊で完成されているストーリーです。
様々なシーンで心を鷲掴みにされるその都度、鼻の奥がツンと痛みました。主役のふたりだけでなく、その他のキャラクターたちの心理描写もまた素敵で、彼らの辛そうな顔、嬉しそうな顔、悲しそうな顔、苦しそうな顔…それらがこちらの胸のなかをかき乱してゆきました。
それぞれが抱えている痛みや想いや衝動や後悔や…様々です。
(おそらく)主役のショータが、暗闇を斬り裂いてくれたのではないでしょうか。
世界に没頭できる素晴らしい作品でした。一気に惹き込まれ、そしてファンになり、大切な作品のひとつになりました。
面白かったです、出てくるキャラ達がまるでドラマか映画のキャスティングみたいに
それぞれがいい味をだしている、主役キャラの脇役で終わるだけでなく、
脇キャラとしての存在感がありながらも、主役キャラの心情を見せる一役を
補って余りある、分厚い小説を1本読んだ後のような満足感があるコミックスは
やっぱり珍しいし、かなり貴重な作品でした。
そして、主役の一人は双子で片方が突然亡くなってしまう。
まさにここからかかわりのある人間の歯車が狂い出していくような流れで
読んでいて惹きこまれます。
後悔、罪悪感、一人で乗り越えるには苦し過ぎる大切な者の死。
それ故に目の前に見え始めた幸せに手を伸ばす事が出来ない切なさ。
丸ごと1冊、作者渾身の作品を堪能させて頂きました、ありがとう!
このバンドに音楽に出会わなかったら、とかの"もしも"を考えると怖くなる事がある人にはもうグッサグサに刺さる作品と思います。
何年かぶりに楽曲を聴いても諳んじる事が出来て自分でも驚くくらい今の血肉になっているバンドが物語のそこここに下敷きとしてある為に、もういちいち入れ込んで読んでしまって、最後の方で健志がラジオ局の前に集まったファンに頭を下げる場面で涙腺が決壊しました。
「難しいことの方が楽しい」
健志の双子の兄・敦志の言葉をルアーと共に、彼に関わりのあった人間がまじないの様につぶやいていつしか其れが己の胸の真ん中にある。
城下や弟に、生きていける様に遺してくれたとしか思えなくて、そういう得難い人って何の前触れもなく居なくなってしまうんだよなとやるせなさも痛感します。
こちらでレビューを読まなかったら出会えていない1冊なのでさきに書いて下さった方々に感謝です。
"他に何も言う事はありません"の作者あとがきも清々しい気持ちのよい物語でした。
読めて良かったという満足感でいっぱいです。
健志エロいーv個人的には、行為の際に頬を染めたりしないのがよかったです。其れでも充分エロいから。
BLに目覚めてから2冊目に買った本がこれ。
一話の試し読みをして、絵柄から話からすべてに惹きつけられた。買うのはめちゃくちゃ悩むタイプだけど、これは何度読んでも気になったので一念発起、買いました。
渋川さんのキャラがとっても好きです。心に闇があってすべてに対して投げやりでこの世なんてどうでもいいって思ってる(笑)それをショータが救ってあげる。こういう話大好きなのでドンピシャでした。
また、絵柄も好みだしとっても綺麗。画面構成も映画やドラマの一部を切り取ったような(エンドロール然り)感じでとても素敵でした。
一ノ瀬さんの作品がgiftを読んだ感じも好きなのでこれは作家買い決まりだと思いました。
バンドものが好きで、あらすじに惹かれて購入。
表紙での印象よりもシリアスでした。
登場人物の気持ちの変化が自然で、最後に本当に好きな人と結ばれるので読後感がいい。
読みはじめてからどっちが受だろう…と気になって…。
黒髪が受ならいいなーと思ってたら、誘い受でキスしながら下になった時はガッツポーズしましたw
受の元カノがクスリ盛ったりするので、女性がトラブル起こすようなのが地雷な方は注意かもです。
でも付き合ってる男が知ってる男とヤってたらそらショックだよね…
読んでから某バンドの曲タイだと気づいて、あーだからタケシか!と。
バンドに対する誠実さもあるし、擦れているようで根は素直だし、自分の気持ちを押し殺して罪を償おうとするところ、エロい表情が個人的にかなりツボな受でした
一ノ瀬ゆま先生の作品を読んだのはこれで2冊目なのですが、giftに続きこの作品も良いですね‼︎
ストーリーがしっかりと出来ていてドラマ性があり、読み終わった時は映画を見た後のように心にグッとくるものがあり熱くなりました。
今作はまた私の好きな音楽関係の話でもあり、私個人的に憧れもあるもので、あくまでフィクションであり現実は違うのかもしれませんがやっぱりなんといってもカッコイイの一言に限りますね‼︎
勿論ただ見かけだけではなく、一ノ瀬先生の創り上げたショータや渋川の言動がカッコイイんです、うん。
双子…兄の死…罪…焦燥…誤解…と、死が絡む内容はどうしてもずるい…故人の残像とか心にくるものがあるのですが、それらを上手くミックスしてシリアスで繊細かつ色気のある雰囲気のある作品に仕上がってると思います。
あと特に印象的なのは「難しいことの方が楽しい」という作中に出てくるキーワードでしょうか。
私自身本当努力が苦手で楽に楽に生きようとする駄目人間なんで、やはりそう思えるからこそ万人に認められる…魅了する人になるのだと思ったし感心させられましたね。
最後に。。。なんといっても黒髪男前受…個人的な好みでかなり好みでどストライクでした‼︎渋川さんまじエロイ×セクシーですよ‼︎‼︎←変態すみません
サンプルを見た時は、絵柄が少女漫画っぽくて好きになれなくて。でも、なんとなく読んでみたら。。。あらら、凄い話じゃないかい!リズムも好き!
結構重いストーリーになるんだけど、ショータがとにかく前向きで良い子なんで、そこが救いです。
それぞれのキャラクターのセリフが切なかったり、表情が切なかったり。。。
切ないハピエンストーリーが大好物なので、最高でした。
最後の場面、なかなか離れられない2人のシーン、めっちゃ好きです!
読み進める中で一喜一憂した作品です。
モデルのショータは役者として芝居をしていたい。でもなかなかチャンスはなくて葛藤する日々。やっとつかんだドラマの仕事。しかも相手役は憧れのミュージシャンの渋川でテンション上がるけども相手はこの仕事に対してあまり本気じゃない様子。やっとつかんだチャンスを不意にしたくなくて、渋川と個人レッスンをすることになると渋川の意外な一面が見えてきて・・・っと言ったストーリー
これ、表紙を見たときにどっちが攻めだろうかと悩みに悩みました。黒髪が受けがいいけど、なんか攻めくさいな・・どうしよう。そんな感じで小一時間本屋をうろうろしました。黒髪が受けです。読んで歓喜しました。
このミュージシャンの渋川さん、薬物で捕まって活動休止中で復帰前の話題作りということで今回のドラマ出演が決まったという経緯があるのですが、その薬物でつかまったまでの経緯がとても暗い。そして切ない。でも、たぶん、タイミングが悪かったんだと思います。
幸せになってはいけないと思い込んでる二人が幸せになるまでのストーリーです。
あと、個人的に司さん嫌いです。
でも、彼の気持ちがわからないわけではないんです。
切なくなりたいときに読むといいと思います。
この作家さんの作品は前作1本しか見た事がないのですが、表紙に惹かれました。
開いてみると芸能人設定。
本当は役者をやりたいのにモデルの仕事ばかりのショータに持ち込まれたドラマの話しは深夜枠の同性愛設定。
芝居に飢えているショータは飛び付きますが、なんと共演者が大好きなバンドrabbishの渋川健志。
彼は薬物問題で現在音楽活動を停止中の身でした。
ヤル気のなさそうな棒読みセリフに、スタッフも黙認。
ドラマに情熱を傾けるショータはいいものにしようと、健志にレッスンをもちかけます。
色々ワケアリそうな設定はあるけど、芸能界モノの何気に昔どこかでみたような少女漫画延長の漫画に似ている・・・などと実はタカをくくってました。
どうせそれでくっつくんでしょ?とか。これでドラマティック展開されたらベタコテで超苦手路線になってしまうんではないだろうか?とか…
確かにそういう傾向はあったのかもしれないのですが、読んで行くうちに惹き込まれていきました。
ショータはあくまでも真っ直ぐで一途です。
彼には目標がある。
やりたい役者の仕事ができなくて腐った時、健志のバンドの音楽を聴いて励まされてきて頑張ったのだと。
健志がワケアリで心の奥に罪を背負って前向きに生きることができなくなっている人でしたので、このショータが何となくキラキラした太陽のような、今は日陰にいる健志を光の当たる場所へ導く為の目印となっているような、
彼を両手を広げて待っているような潔い懐の深さを持って、ラストのエンドで待っていたような気がします。
健志については大切な双子の兄がいて、彼を失くしたことで後悔にさいなまれて自分の行き方を前向きにしてこれなかったのかと思います。
マネージャーが兄の恋人だったのですが、兄が亡くなったことでその代わり身となって彼に体を差し出す関係がありました。
本当は音楽だけが彼を解き放つモノだったはずなのに、それすらも奪われて、そんな時に出会ったのがショータだったのです。
健志が、マネージャーが、彼等が亡くなった人を忘れるのではなく、立ち止まってしまったそこから一歩踏み出す話しがメインであり、夢を追う話しでもあったのが、きっと魅力だったのでしょう。
恋愛が最前面にならなかったからこそ、自分の地雷を踏むことがなかったのだと思われます。
少し絵柄は少し前の少女漫画っぽいのですが、今回は話しが気に入った為に苦になりませんでした。
ショータが髪を切ったら某ヒーローのバ○ーちゃんみたいだったですw(何気に着ているモノも)
エッチシーンの健志の表情が色っぽくてよかったです♪
また作中、主人公達が演じるドラマは作者さんの作品という中々にユニークな設定も作ってありました。(ちゃっかり)
キャラクターに萌えるというより、しっかりしたお話作りにがっつりと読み手の自分も手ごたえを感じた一冊でした。
ラストにエンドロールのようなあとがきがあり、世界観が徹底されていて洒落ています。
この作家さんを見直した作品になりました。
こちらの作家さんは始めて読んだのですが、とても素晴らしい作品でした。
購入のきっかけは表紙に惹かれて購入検討していたところ、本屋でラスイチのサイン本だったから、という非常にアレな理由なのですが、本当に購入してよかったと思いました。
芸能人モノ、しかも受けは昔、薬物関係で色々とあり復帰したばかりというなかなか見ないタイプの作品でした。
本当にこれは読んで欲しい…!
最後のエンドロールのようなあのラストはもう最高でした。徹底した作品の世界観で、最後の最後までこの作品に浸ることができました。
一冊読み終えると、本当に深夜枠のドラマを見たような、そんな気分になる作品でした。
だらむし
>舎楽宰さま
はじめましてこんにちは、コメントありがとうございます。いまいちちるちるのローカルルールを分かっておらず…、こちらでレスポンスさせていただきますね(^v^)!
まさに仰るとおりでして、私も題名を見たときから「エ、エ●レ…!」と心躍りました。
舎楽宰さまはお好きですか? 私も彼らがとても好きなんです。いつになっても構わないから、活動再開してほしいですね。
ところでお名前は しゃらくさい さまとお読みするのでしょうか? 粋なお名前ですね! 私ももう少しヒネればよかった…(笑)
一冊まるまるがこのふたりの話で、脇のキャラクタたちも良い味を出しておりましたよっ。機会ございましたらぜひぜひ!