それはおまえが童貞だからです

sore wa omae ga doutei dakaradesu

それはおまえが童貞だからです
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×235
  • 萌34
  • 中立14
  • しゅみじゃない24

--

レビュー数
23
得点
501
評価数
156
平均
3.5 / 5
神率
31.4%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
イシノアヤ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344832510

あらすじ

二ノ宮雅人は社内一のモテ男だが股間にワケ有り。そのコンプレックスで未だ童貞。そして30歳を迎えた日なぜか特殊能力に目覚め!?

表題作それはおまえが童貞だからです

高校時代の同級生で探偵,30歳
化粧品メーカー広報部係長,30歳

その他の収録作品

  • 湯けむり探偵温泉事件簿 初夜のから騒ぎ
  • あとがき

レビュー投稿数23

テンポが軽いので読みやすかった

私が読んだ凪良さんの作品はコメディが最初でした。
読み口が軽いのでテンポよく、(たぶん)同世代なのでちょいちょい挟まってるネタがツボにはまるので、ニヤニヤぐらいじゃ収まらずたまに声を出して笑っちゃいます。
読んだ後は爽快感と満足感でとってもハッピーな気持ちになります。

30歳童貞魔法使いネタな話で、どんなファンタジーかと思えばなかなか地に足の着いた現代あるある話だったので飽きもなく、ゆっくり2日かけてよませていただきました。
凪良さんの作品は一気読みしてしまいたくなるほど読書中のテンションが上がります。
『次の日仕事早いから●時までに寝なきゃ』と思いながら止められず、夜更かししてしまいます。

6

凪良さんはラブコメも良い!

元彼と10数年ぶり出会って焼けぼっくいに火がつく、だけじゃない、まさかの超能力もの。最初つき合ってたときダメになったのは、二ノ宮の強烈なコンプレックスのせいもあるし、世取がデリカシーなさすぎなせいもある。でも私このテの犬、大好きです。ズレてはいるけど繊細で優しいし、大らかで本能のままで好し。だもんで後半のドタバタ火サス劇は、世取視点だったので、二重に楽しかったなあ。経々さんたちの話も書いてくださらんかなあ。読みたいです。

4

笑ってください

切なさ0%です。

ネタバレをあまりしないようにしたいのですが、書きたくてたまらないくらい、あちこちに名言(迷言?)が散らばっていて、笑いっぱなしでした。

特に、世取(攻め)目線の同時収録作品「湯けむり探偵温泉事件簿 初夜のから騒ぎ」では、ページをめくるごとに笑えました。「畳に浣腸座り」って…(笑)あと、某漫画の名言とか!

表題作の「それはおまえが童貞だからです」は、二ノ宮目線なんですが、彼は基本真面目なので、世取ほどはじけてはいないんですよね。でもそれが、収録の順番としては正しかったと思います。

最初、同じ会社の高木が失踪した、から始まった時は犯罪がらみになるとまでは思わなかったので、ちょっと意表を突かれました。でもそれほどシリアスにはならなかったですけれど。その点、「湯けむり~」は丁度良い規模の事件で読んでいて落ち着きました。

どんな緊迫した場面でも、どこかしらユーモアが漂っているようで、作者様はあとがきで「ラブコメ」だと書かれておられますが、「コメ」要素が強いと感じました。いや、ラブもあるのですが、最初から世取はヤりたいと申しておりましたし、ロマンチックとは程遠かったです。

この作者様の作品では切ない話も好きで、よく泣かされるのですが、今回の作品では、違う意味で泣かされてしまいました。
なんかもう、どこもかしこもツボに入るので、きっと作者様は自分と同じ年代だろうと勝手に思い込んでいます。逆に、若い読者様にとっては「はぁ?」と思ってついていけない場面もあるかもしれませんけどね。

とにかく楽しい話でした。オススメです。

3

トラウマもまた、執着のうち。

いや〜、面白かった!
さすが凪良先生、全ての展開にも設定にも無理がなく、テンポよく面白い!

“30歳まで童貞だと魔法使いになれる”という、誰もが知っているあの都市伝説を使うところもさすが凪良先生、目の付け所が違うなと感じますが、その内容も、ファンタジーなのにファンタジーにありがちな無理な展開やご都合主義と感じさせる展開が何一つなかった。
むしろ受けの悩みに同情してしまったり、一緒になって攻めのデリカシーのなさにブチ切れたりしてしまいました。

でも攻めも、デリカシーないけど男前なんですよね……。
そして、受けのせいで特殊性癖に目覚めてしまって、以降、誰と関係持っても満足できなかった攻めが大変可愛いなと思いました。

受け・攻め双方どちらにとっても、相手の存在がトラウマになっている。
そんな関係が大層可愛らしかったです。
笑って泣いて、萌えて、幸せな気持ちになれました。

2

凪良さんのラブコメ最高!!

面白かった〜!!笑いを堪えきれず、通勤中の読書を中断しなくてはなりませんでした。

1

羨ましいぞ、その能力。

作家買いです。あらすじも読まず、とりあえず凪良さん作品ってことで購入しましたが、コメディものだったんですね。

私は凪良作品は「全ての恋は病から」が初読みで、それがとても好きだったので問題なしでしたが、凪良さんはシリアス物しか読んだことが無いとか、シリアス系の方が好き、と仰られる方にはちょい不向きかもしれません。でもすごく面白かったです。

ごめんなさい、かなりのネタバレしてます。



30歳まで童貞だと魔法使いになるって…。もうこの設定だけで個人的には爆笑です。妖精さんになるんじゃなかったっけ?と思っていたのですが、諸説色々あるみたいですね。魔法使いと言っても人それぞれ能力が違い、受けの二ノ宮くんの能力は瞬間移動。羨ましいぞ!私もその能力が欲しいです。

二ノ宮くんの設定もとてもよかった。男前なのにパイ〇ンで、それを高校生時代の初カレの世取にからかわれた(実際は違うが、二ノ宮くんはそう思い込んでいる)ためそれがトラウマになり、モテ男くんなのに、30歳になるのにDT。かと思えばかなり男前な性格だったり。うん、可愛い。

対して攻めの世取もかなり強引でマイペースな性格に見えて、実は繊細な気配りができるナイスガイ。過去は刑事だったというのも、刑事好きな私は個人的に好感度アップな設定でした。

しかししかし、私は声を大にして言いたい。
二ノ宮くんは脱DTしてないよね!まだDTだよね!と。
まだ能力、消えてないんじゃないの?と。

新垣くん×経々さんのCPも気になるし、二ノ宮くんのその後も気になるので、ぜひともスピンオフを出していただきたいです。

コメディゆえに萌えがあるか?と問われれば返答に困りますが、それでもさすがの凪良さん、とても面白く読めました。シリアスも、コメディもどちらも書ける凪良さんに脱帽です。

5

腹筋にグッときた一作

シリアス作品のイメージが強い凪良先生のラブコメ。
感想を一言で言うと、楽しかった。
考えさせられる、とか、感動する、とかそういうことは無いんですが、代わりに頭を使わずサラッと楽しめる。そういう作品です。BLなのであまり無いかも知れませんが、人前では絶対に読まないほうがいいです。笑っちゃうので。
いつもシリアスばっかり買ってしまう私としては、たまにはこういうのもイイネ!って感じです。

あらすじにある通り、主人公の二ノ宮は童貞のまま30になってめでたく?魔法使いになったサラリーマン。
自分が童貞になる原因となった無神経な10年前の元彼、世取と再会したことから物語がスタートします。
設定がもうコメディ以外の何者でもないので、出てくる人たちが全員都合よくホモでも、通行人が「童貞?」って立ち止まっても、温泉に サスペンスの帝王、船○さんがいても全然許せる。楽しめる。

後、エロいシーンが少なめな印象が・・。
なにぶんコメディなので、攻めがおあずけを食らうシーンが多く、短編のほうでは攻めと一緒にこっちまでやきもきしてしまいました。特に新垣くん。彼はかわいそうすぎる。
その代わり、童貞の二ノ宮はウブで大変可愛かったです。コレは世取も頑張るわ。

二ノ宮君が失ったのは童貞ではなくて処女ではないかなって疑問がやはり付きまとうところですが、読後にはそんなことはまぁどうでもいいかな、って感じです。コメディですからね。

5

もしも魔法が使えたら

こういう悩みのないBL大好きです(≧◇≦)ノシ
もちろんシリアスな胸にぎゅっとくる作品も大好きなのですが
あほで可愛いくてwな作品がもっと増えればいいと思う。

さて、お話はタイトルの通り
童貞にお悩みの30歳がヒロイン。
眉目秀麗。女にモテる。のに童貞w
それは誰にも言えないコンプレックスがあるゆえに。
そのコンプレックスを刺激された経験からさらに踏み出せなく
なってしまったがゆえに。

そんなさなかに、コンプレックスに大ダメージを与えた
元凶ともいえる相手と運命(?)の再会を果たしてしまう。
この恋どーなるか?!なお話でございます。

実際問題、コンプレックスに関しては
思春期真っ只中の本人にとってみれば酷く心に傷を持たせる出来事なのだけれど、他者からみればまた視点が変わる。
興奮してはぁはぁ喜びいさむ攻と、それにひどく傷つく受w
そんなことで。。と思ってしまったのは
全体のテンションが軽めだったからなのかなと思いました。

「こうだろ~こうするだろ~するとこうなるだろ~」
の、家の前でのアホな会話がなんだかんだで一番好きでした。
30歳からの魔法使い。
これが現実だったら何気に面白い。そんな気さえするお話でした。
良作です

4

タイトルでコメディと気付くことが必要です

凪良さんの作品だ~!と何も見ずに購入しました。
今まで凪良さんの作品はシリアスしか読んだことがなかったので、題名で??とはなったのですが、すごくテンポの良いコメディで、とてもおもしろかったです!!

童貞のまま三十歳の誕生日をむかえた二ノ宮は、瞬間移動の超能力が使えるようになってしまいます。そこから始まるドタバタ、再会した初恋の相手・世取とのやりとりが、読んでいて楽しくて楽しくて!
初恋時代の二人も等身大の高校生っぽくて、すごく可愛かったです!「おやすみんCHU」とか、バカップルぶりが(笑)

「湯けむり探偵温泉事件簿」も、表題作からのテンションを落とすことなく笑わせてくれます。サスペンスの帝王とか女帝とか、某二時間ドラマが連想されて、表題作よりも映像的に想像しやすかったです。
語り手が二ノ宮から世取に変わることで、世取が二ノ宮にベタ惚れなのがよく分かりましたし。
二ノ宮とやりたいのに中々遂げられない可愛そうな世取。ついにやる機会を得た世取を止めることは、事件にも怨霊にも出来ない、という(笑)
幽霊がすすり泣くのはデトックスしたいから、という世取思考。怖がりな私は世取思考を参考にしようと思います(笑)

笑いのツボがハマれば、とにかく最後まで笑って読める作品だと思います。
武道派だけど乙女な二ノ宮と、男らしいけどKYな世取のテンポ良いやりとりを楽しんで、細かいことは気にせず笑って読むのが良いかと思います。

3

30歳のまま童貞を迎えた末路は…?

トンでもなラブコメ、すごく肩の力抜いて楽しめました。
30才童貞が魔法使いになる話、ほんとに決別や悲哀があるわけでもなく、パイパンとか媚薬とかが飛び込みつつの再会ラブ。
ただ最後の方で童貞喪失をかけてもだもだしてる話より、回想で初々しい高校生二人の関係性が一番萌えました。小指をこっそり握り合ったり、「おやすみんチュ」っていうよく分からないやりとりしたり。
あと今回の童貞の定義は処女喪失も兼ねてるんだなぁという謎の驚き。
凪良先生はシリアスの名手でもあられますが、ラブコメ本当に楽しくて好きです!

1

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