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gachimuchi takuhabin
一二山もげぞうさんの電子書籍コミックス。読切作品です。
「那波18歳♂」や「プリズンシェアリング」と同じく、
テンポの良いエロコメとしての面白さを保ちつつ
キャラの背負うものをシリアスに描いて感動させる
バランスが絶妙で、やはりこの作家さん好き。
主人公の樫崎はBL漫画家。
ゲイの自分には恋愛は無理…と諦めていて
自宅に引きこもり独り言とエロ妄想に明け暮れながら漫画を描いている。
ときおり配達員へささいなセクハラをすることで
(例:資料用として注文したエロビタイトルを朗読させる)
欲求不満を解消している、
ほんのちょっとはた迷惑な愛すべき変態乙女なのです。
そんな樫崎の数々のセクハラを
鉄の無表情と「ハンコください」のゴリ押しで
かわし続けるのが新しい配達員の橘。
橘の顔色を変えさせたくて、パンツの色聞いてみたり女装コスで出迎えてみたりw、色々やってみるけど、不意打ちで「可愛い」なんて言われてすっかり橘に恋してしまう。
でも橘はノンケ。
リーマン時代にゲイ気持ち悪いと言われたトラウマも思い出し更に落ち込み…と、シリアスモードに突入と思いきや
終盤のラブ甘路線でグングン追い上げ最高にハッピーに終わる
緩急のつけ方がお見事!
編集のメガネ君、まさかの受ですか!
彼と橘の、樫崎をめぐる仏頂面同士のバトルに笑いましたww
あ、あと作品のタイトルがぶっ飛んでますが
樫崎が橘に朗読させる資料(断固として資料)のタイトルも
勝るとも劣らずです。これはぜひ本編を読んで楽しんで頂きたいです☆
電子配信貸本でワンチケットで読める作品にたまに隠れた素敵作品がある。
それが今回のこの1冊です。
ページ数も42ページと読み応えがあって、最近は電子書籍がコミックス化される率が
かなりお高くなっているけれど、きっとこの作品もそのうちコミックスで
読む事が出来るのではないかと感じるラブコメでした。
もっともこの作家さんは「那波18歳♂ママになりました」でも電子配信後に
コミックスになって人気作になった記憶があるので実力の程は確かですよね。
今回の内容は、BL作家の樫崎が仕事に追い込まれていた時にたまたま来た
配達員に萌えを感じ、更にアダルトな品を購入してはその商品の名前を
玄関先で配達前に配達員にセクハラ気味に言わせることで変態的な癒しを得る話。
毎度お騒がせのようなセクハラ対応に何人も配達員が変わるのだからblackリストに
ばっちり入っている困ったお客様な樫崎なのです。
しかし、ある日また担当が変わったと思ったら今度の相手はまるっきり好みで
ストライクど真ん中、そして素敵な彼に癒しを求めてアダルトな恥ずかしい
商品名を言わせようとするが、あっさり言われ、何を言っても顔色一つ変えずに
最後までクールな対応をする配達員の耕平に更にトキメク。
この作品の過激な雰囲気を漂わせるタイトルの割に、中身がしっかり濃かったりして
単に面白おかしいだけでなく、過去の辛い恋のこだわりや、ノンケに恋した切なさも
ヒシヒシ感じられる素敵エロなストーリーで初めから終わりまでノンストップで楽しめる。
電子コミック専門のレーベルから出ている全40ページの短編です。
ここのレーベルの作品はどれもタイトルがふざけまくっていて、中身もあってないようなもんなので「当たりがあればラッキー!」くらいの軽い気持ちで読んでますが、これは良かったです!
タイトルからはただのアホアホ系にしか思えませんが、意外にもシリアスで切ない。でも最後はあまあま。40ページによくこんなに詰め込めたな~と思わず感心してしまいました。
全体的にはコミカルで楽しく読めます。
樫崎かわいい。
耕平くん超COOL!
商品名がどんだけエロかろうが男なら恥ずかしがらずに耕平くんくらい堂々と読み上げろってもんよ(鬼)