__モコ__
magazine be×boy
今号が、今回の短期連載の最終回だった『酷くしないで』。
実は私、3巻でこちらの作品て完結していると思って居たので、数か月前にスピンオフを読んだ時、すごーく嬉しかったのですが、それ以上に嬉しかった今回の短期連載。
だって二人の大学生編なんですもん♪
という訳で、前号ではシリアスな終わり方を見せていた『酷くしないで』が大目当て。
ですがマガビーは、毎回安定の面白さがあるという印象。
表紙は不破慎理さん『YEBISUセレブリティーズ』の二人!…眼鏡黒髪下まつ毛バッサーが美的過ぎてガン見しました。
そして巻頭カラーは田中鈴木さん『アイツの大本命』。
転校生・東(あずま)がやって来るのですが、…ドコとなく佐藤に似てる気がしないでも…。
沢山ある中から、特にお気に入りを。
◆ねこ田米蔵さん『酷くしないで』
大学の友達・沖野が、恋人だと思って居た男に振られてしまう。
放っておけない眠傘は、真矢に「ついていてあげたい」と伝えると「絶対やめとけ」と言われる。
僕しか聞いてあげられる人がいない、沖野の相手も男だと伝えると――と進みます。
すごーく胸が痛くなったりハラハラしたり、でも最後には極上の甘さも待っていたりと感情変化に忙しかった!♡
眠傘が原因の一つとありながらも忘れられない真矢のあの言葉。
だからこそ、沖野の気持ちも分かるしついていてあげたい、と思うのだけれど、真矢の気持ちもとても分かります。
お互いの観点や立場が違うから最初は衝突したけれど、結局は真矢の包容力が勝った感もあるかなぁ…なんて。好き過ぎでしょうネムの事♪
だってついさっきまで怒ってたのに、眠傘の本音を聞いて一気に浮上しちゃうんだからもうもう。ね。
エッチも大事なトコは腕で隠されたりしていますが中々のいいアングル♡
沖野くん、すごーく可愛い子なので今後も出て来て欲しいなぁ、次は勿論幸せになってて欲しい!
◆国枝彩香さん『キスから始まるエトセトラ』
大学で再会したのは、3年前の中学卒業の日に告白してきた、ハナクソというあだ名の花沢だった!
鼻の下のホクロ、天然パーマ…間違える筈はないと確信する野村。
けれど長身イケメン風に成長していて!?――と進んでいきます。
…出たよこういう感じ…あだ名酷過ぎでしょうよ…(笑)
こう、相手も嫌だと思って居る身体的特徴をあだ名にするとか凄く嫌いなんですが、この作品は笑いながらホクホクしながら読めました。
結論的には、最後の最後で幸せになる訳だし、そのホクロを嫌だと野村が思わないからなんですけどね。
でもこの野村がかわいそうなんです。花沢がとった行動のせいで、それ以来、彼女が出来てもエッチはおろかチューすら出来なかった訳ですから!(笑)
可愛いイケメン風の野村なのに、思い切りドーテーとか、そういうのが良かった♪
あと、大学の食堂での野村のモノローグに爆笑。あの女、確かに見えてるんですよ絶対ハナクソに(笑)
イケメンに成長しつつ、自分がモテるなんてありえないと思ってるから、「いつかドッキリでしたーとか皆出て来ると思ってる」という花沢が可哀相過ぎて…
国枝さんの読み切りって多分はじめて読んだんですが、こういうテイストが多いのでしょうか?(ギャグとか白目とか)
他の作品も是非読んでみたいと思った作品でした!
最近大好きな猫野まりこさん『ナルキッス』も、護の成への好きが爆発!
自らナルを呼び出してどうしちゃうんだろう…本当の成の根底にあるものって?
日野ガラスさん『花園の記憶』も、次号クリスの真相が。……クリスって何者なんだろう。
天禅桃子さん『doggerel』、凄く続きが気になるのに次の掲載(しかも最終回)が10月号予定とか!酷過ぎる……(涙)
次号は、寿たらこさん『SEX PISTOLS』、ヤマシタトモコさん『さんかく窓の外側は夜』が掲載♪
さすがのマガビー、安心の安定感に心がときめきました♡