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hanagayaeigyousho no kare
不本意な理由で遠くの営業所に飛ばされてきた赤江。
ひょんなことから所長の永嶺に告白することになったのですが、てっきり断られると思いきや、OKの返事で…
もうね、赤江が可愛らしいんですよ。
永嶺が何故、若くして営業所長なのか、みんあに慕われているのかを仕事をしていくうちに理解して行くんですが。それに加えて本当に好きになってしまうという。
でも告白は勢いでそれなりだったから、ちゃんと気持ちを言わなきゃって思うんですが焦ったい…
永嶺の方も、赤江のことを好きなのですが、なかなか本心も言えず、ちゃかす形でキスしたりするんですよね。そもそも出向前から目をつけてたって(笑)
魔性の男といわれる永嶺に惑わされる男女が続出しているのに、本気の相手には魔性が効かないらしいという。そして赤江にも効かないんです!そういうことでしょ〜
話の流れやエピソード自体が良かったので、続編とかがあるかなぁと思ったら無いんですね。もうすこし続いて欲しかったです。
永峯がなかなかいないタイプの年上受けで、とっても魅力的でした。「魔性」の男。でも、ビッチとか遊び人ではまったくないし、儚い雰囲気、御しやすそうな雰囲気を纏っているわけでもありません。見た目も多少あるのだろうけれど、強いて言うなら彼の器が周りを惹き付けるのでしょうか。この人の懐に入りたい、と。
赤江からのアタックも、躱しているつもりなのか受け止めているのか曖昧で、これは魔性に引っかからなくても心乱されて当然だよなと。赤江をけしかけた女性の言動が苦手だったのと、もう少し心が通じ合ってからの日々を読みたかったなと思いましたが、他では読めない攻め受けだったので印象に残りました。
よく「魔性の男」って出てきますよね、創作作品には。
だけど実際、実社会で会ったことある!っていう方はあんまりいないような…。
わたしの周辺にいないだけなのかな。
人たらしはふつうにいるけど、「魔性」ってまた別物って感じ。
「魔性」を持つと噂される永嶺が所長を務める営業所に異動が決まった赤江。
「異動」とは名ばかりで、海外赴任までした彼が地方の営業所に行かされることになった理由は「不倫」。
不名誉なレッテルに、外れたエリート路線。しかも「魔性」の所長。
前途に希望を見出せない赤江だったが…。
永嶺の「魔性」が、ふだんからだだ漏れているタイプのものじゃなくて、この作品では「特殊技」みたいな扱いです。
「ここぞ」と思った場面で、自分から発動するみたいな。
ある種、魔法のような感じ?
距離、しぐさ、目線なんかを駆使して、「はい!魔性来ました!」みたいな。
そういう扱い方の「魔性」というのが、なかなか珍しい。
ほとんどの人間がコロッと落ちる中、赤江には魔性が効かない。
こういう流れはよくありますね。
周囲が速攻でメロメロになるフェロモンが効かないとか、その人の心の声だけは聞こえないとか。
そういう特別な相手に惹かれるというのも、よくある流れではあります。
「よくある流れ」に「先が読める展開」ながら、すべてを見透かしている永嶺と、苦し紛れに永嶺を利用した赤江の心理描写で読ませるんですよ。
予想通りに展開していくものの、ついつい引き込まれてしまいます。
赤江を取り巻く事情は3つほど出てきます。
元カノ、左遷の原因になった既婚女性、熱烈に好意を寄せてくる同僚。
実際に絡んできて、ストーリー進行にまで重要な役割を果たすのは同僚だけですが、この3つの全ての要素が組み合わさって、「赤江」という人物が見えてくる寸法。
自分の気持ち優先だった元カノとの付き合いから、おそらく相手の言葉に耳を傾ける付き合い方をしようとして嘘に気付けなかった結果、巻き込まれた不倫。
そういう過去の経験から「恋愛はしばらくいいや」と思っていた矢先に、同僚からの執拗なアプローチに、急場逃れの嘘をつく。
押されないし、流されないけど、面倒事は適当に流せばいいや、みたいな。
賢いけど詰めが甘い人物像が見えてくるんですよね。
永嶺の方は、「魔性」と言われつつ、ベースはピュアな印象。
周囲を簡単に誑かせるけど、自分が好きになる相手はいつも魔性が聞かない相手。
女性にもゲイにもモテるけど、自分が好きになるのはいつもノンケ、みたいな。
魅力は溢れまくっているのに、それに気付けない相手を想う切なさというより、世知辛さを感じました。
赤江がすぐに落ちないのが良いんです。
フェロモンが効かない!と言った3ページ後には落ちてるやん!みたいな作品も見受けますが、そう簡単にはいかない。
効かないから、ちゃんと永嶺の人柄見て触れて、それで好きになっていく。
この過程がしっかり描かれているので、読み応え抜群。
当て馬というよりも、当て馬未満な存在がぽつぽつ出てくるくらいなので、ジリジリ胸が痛むような展開はありませんが、その分メインの2人の心理描写にしゅうちゅうして読める。
選ばれし者にのみ与えられた特殊技能系が好きな方は、きっと楽しめる1冊です。
飄々としてるのに仕事はできる!
軽口叩いてるのも計算!
徐々に恋心が溢れてきちゃうのも可愛いくて、本気か嘘か分からない絡み方に翻弄されちゃう。こういう受け大好きです。
気持ちが通じ合うまでもコミカルで、あっさりしてるようで読み応えあり!
受けのが背が低いのに華奢すぎないってのも良い!でも?だからこそ?色っぽい。取っ付きづらそうな攻めも心開いてきちゃうの分かる!
いじめられたそうにしてるから優しくするって!!!!!
この一言で攻めの株、急上昇!!!
他の皆が虜になる受けの表面的な部分じゃなくて、素の部分や攻めにしか見せないとこに惹かれていくのも良かったな。好きって気持ちのデカさと強さで受けを包み込むの…いい。受けのインパクトが強すぎて攻めのことおざなりになってたけど、攻めの良さもじわじわきます。
不倫問題で赤江が左遷されてきたのは、30代後半なのに白髪の所長が仕切る営業所。所長は「魔性」と言われるてるけど、ダークな魔性じゃなくて、人柄の良さや的確な仕事ぶりなど人間的な魅力で人を引き寄せてる感じ。
本社の同期(女性)から迫られた赤江は、「所長が好きだから」と嘘をついて断ったら、告白させられ、なんとお付合いすることにw
数々の修羅場をくぐりぬけてきた所長だから、赤江が本気じゃないこともお見通しで面白がってるのかと思ったけど、赤江が左遷させられる前から想うところがあったり…
赤江も所長の人柄に触れるうちに本気で好きになり…
二人の想いの高ぶりや、仕事を通じて距離が近づいていく過程がじんわりとして良かったです。
どんな人でも虜にしてしまう魔性の白髪受け・・・この設定だけでも十分萌えます。
所謂オヤジ受けに分類される年齢なんだろうけれど、色っぽすぎてあんまりオヤジって感じがしないです。
白髪なのもセクシーさがプラスされるだけで、全然マイナスにはなりません。
でも当て馬の女子社員が、個人的になんかダメでした。
実際にこんな面倒なのがいたら嫌だなぁと思いました(苦笑)
彼女に対する赤江の対応も男らしくなっかたですね。
あれは好きになれませんでした。
攻めには萌えなかったですけど、そのぶん受けがとても魅力的な作品でした。
天禅先生の作品、初読みです。
海外勤務で超エリートの赤江(攻)が不倫騒動で日本支社に左遷させられ、
移動した先に待っていたのが男女問わず虜にしてしまう「魔性」と言われている
花ケ屋営業所所長、長嶺(受)。
女子社員の告白を断る理由にへんな勘違いから仕方なく
所長が好きだと言ってしまう赤江。
所長も分かっていて、そのうそに付き合ってくれて・・・
しかしこの女子社員がしつこくて、読んでいてだんだん嫌気がさしてきました。
最初はこの女子に断る理由として始めたうそでしたが
気が付くと本当に好きになっていて・・・
長嶺も、本当は最初から赤江のことが気になっていたことが後に判明。
大人なんだけど、可愛い長嶺が見られる後半が個人的には盛り上がりました。
特にHの最中とか、中学生の娘がいるお父さんとは思えないほど可愛いくて♪
「奥まで思いきり擦れ」とか「正面向かせろ」とか「前も・・・」とか
長嶺さん、あんた結構注文多い人です・・(#^.^#)
いろいろ過去に辛い経験をしてきた、赤江と長嶺。
だからこそ、大人として社会人として周りに気を遣ったり
相手を思いやったりできるような人柄が出ています。
最終的には、お互いの気持ちがわかって本当のお付き合いが始まりますが
いい大人がそれも男が過去の恋愛や恋人に嫉妬したりするところなんか
2人とも必死?高校生?と思わせるほど可愛いです。
左遷された仕事のできる赤江(攻)と魔性と言われる所長の永嶺(受)のお話。
永嶺の魔性ですが、魔性と言うより、仕事ができ人望も厚く人当たりが良い美人な人って感じなので、人当たりがよくて分け隔てなく皆同じ様に接してたら、誰だって印象悪くもつ人はいないと思うので、そんな人に話しかけられたり接しられたりしたら嫌な気する人って居ないような気もします。これで魔性って言うのはちょっと違うような気もしますが・・・まぁ、そこは人によって捉え方が違うと思うので置いておきましょう。
話が進むにつれ、赤江がどんどん永嶺に惹かれていってるんですが、永嶺のちょっと余裕のある大人な対応がステキでした。
でも、実際は永嶺も余裕がなかったりもするんですがね^^
二人のやり取りも良いですね。
大人の二人がエッチの時に好きって伝えてる赤江にキュンっとしました。
永嶺も、自分では気付かずに傷ついているところが切なくなりました。
最後のエッチシーンで赤江が、永嶺に「志士、俺に乱暴されたいの?」にはゾクゾクしました!キャー乱暴にしちゃって~~~って思わず言っちゃいそうになりました(笑)
当たり前ですが、仕事の時とプライベートの時の呼び方が違うのってイイですよね~♡萌えました!!
天禅さんの新刊は買う前からいつもワクワクしてます。
今回は少しコミカル風味かな。
左遷される理由も、魔性というキャラ設定もどこかシリアス感ゼロ。
でも所長の男前ぶりに後々効いてくる魔性設定。
すっかりたらし込まれた頃に、突然くるシリアスなセリフにこっちまで赤江と同様に
ハッとしてしまい、切なくなります。
なりますが!!
赤江のその後のセリフで一気に持っていかれ、結局どっちも格好良くて美味しかった。
そんな感じです。
天禅さんの新刊ですね。
左遷されてやってきた赤江×「魔性」と呼ばれる永嶺。
その永嶺の「魔性」にも一切引っかからない赤江。
最初はまったくその気はなかったのに、前の部署の同僚女子のせいで告白するはめに。
とりあえず、この女子社員がウザイです。
ある種のきっかけを作ったのはこの女子社員ではあるのですが、最初のところだけならともかく、その後の流れとかにも絡んでくるあたりが非常にウザイ。
女子絡みが嫌いな方には向かない話かも。
私が好きだな、と思ったのはやはり永嶺の感じでしょうね。
周りから「魔性」と言われそういうふうに本人も軽い感じでいるようなところもあるけれど、実際はそれなりに考えて傷ついてもあったりして。
赤江との関係性についても「わかってるよ」って遊びのようなノリでの付き合いをしてはいるものの、内心ではちゃんと本気の恋心があって。
それが報われるかどうかもわからないから自分の中で押し殺しちゃってる感じとか好きでした。
そして、赤江はノンケであるにもかかわらず少しずつ少しずつ永嶺に惹かれていって。
それは周りがかかるようなフェロモン系「魔性」にやられたわけではなく。
もっとかわいい部分にやられてるというか。
なんというか2人とも恋愛面ではなんか可愛いんですよね。
そこがまたよかったです。
どうして受が白髪になったのか悲しげな過去エピをワクワク待ち望んでたんですが…全くスルーだったので消化不良(泣)
逆に攻は彼に想いを寄せる同期女性+元カノと身辺がゴチャついてウザイ…でも、その強引な同期のおかげで受を意識し始めたから結果オーライですねf^_^;
設定についてアレコレ言いましたが登場人物たちの人柄・内容はどストライク!!
不倫の噂が元で左遷された赤江(攻)が花ヶ谷営業所の所長である『魔性』と名高い永嶺(受)と出逢いゆっくり近づいていく話。
エリート年下攻めが、これまた仕事のできる余裕ある年上に対して抱く気持ちが必死なのが良い~!
最初、赤江は永嶺を『魔性』の噂も手伝って得体の知れない男と捉えているんですが、永嶺のストレートで人当たりの良い態度と思慮深い言動から彼を気にするようになります。
どんな人かわからなかった永嶺の内面をポロポロ見せられて謎を解くみたいに惹かれていく…気がついたら好きになってました…という天禅さんらしい気づきからの感情の流れが丁寧な描写で綴られています。
永嶺が自分で気づいていないけれど実は傷ついている切ない部分に触れて感情から恋情にダメ押しされてしまう赤江が誠実でイイ男なのも嬉しい。
出来る男が実は単純というのがツボな私です。
そのくせベッドではヤキモチやきのドS発言!
永嶺だけじゃなく私もキュンとしましたよ、萌えちゃったよー!!
永嶺のうっすらMビッチっぽい感じも美味しくいただけました(笑)
いい大人がふたりっきりになると余裕が吹っ飛んで一気に可愛くなる姿は頬が緩みます。
身長差もキュン死率を上げてくれました。
色気たっぷりで見つめあうスーツ姿のふたりの表紙。
かたや顎に指をかけ、かたや背中を優しくホールド。
作中での、この身長差のキスシーンが色っぽいんです!
読み終えてカバーを外すと10年後の彼ら。
超絶、好み!!
番外編でいいので読みたいです!
実は最初に読んだ時に『魔性』設定は必要?
無意識にフェロモン垂れ流してる人だよね?敢えて魔性の枠づけって必要?という感じだったんです。
でも最初に赤江が永嶺に対して警戒するという後の感情の流れを引き立てる意味では必要だったのかな?と読み返すうちに思うように。
設定を生かしきれてない部分はあると思いますが十分、楽しめました!
あ、牽引免許取得者が多い設定にはズキュン(笑)
スーツでガテンぽい意外性が大好きっ!
前作フラッターが、うーんリアリティー希薄?な感じでいまいち好きになれなかったのですが、これはきゅんきゅんきました。
じぶんが働いてるせいかもしれないんですが、仕事と恋愛描写のバランスがよく、また仕事の内容や背景も以前より書き込まれていたので、人物造形や心理描写、お互いに引かれあっていく心のうごきも手に取るように真実味があって、床でじたばたしました…。こんなひといるよ。ぜったい。所長。
あと!
結婚出産した女への目線にもぐっときた。作者さますごいうれしいです。
不倫騒動でエリート街道を進んできた赤江が左遷されたのはチョイ田舎の営業所。
赴任した営業所で今後を憂いていた赤江は本社で噂になっていた所長の姿を見て、
単なる噂なんだと思い、さらにその所長の永嶺が赤江を営業所の皆に紹介するのだが
なんと、しょっぱなから不倫騒動で左遷になったことまで赤裸々に語られてしまう。
それでもその紹介のおかげで早くも営業所に馴染み過ぎる程で、赤江は所長の思惑は
これだったのだと理解するくらいにはやはり出来た男なんです。
内容的には赤江のフェミニストぶりが自身を窮地に追い込む展開で、同僚だった
女性を諦めさせる為に本社でも魔性だと噂されていた所長が好きだと言ってしまう。
そしてその彼女が信じないからやけくそ状態で所長に告白して玉砕する予定が
何故か付き合う事になってしまった事から始まるのです。
所長の永嶺さんは本社にいた頃から魔性として有名で永嶺さんを巡るトラブルで
かなり大変だった過去があったりします。
人タラシ魔性の体質らしいのですが、本作ではその魔性ブリは片鱗を伺わせるだけで
永嶺さんの過去篇などがあれば尚面白いかもと密かに思いましたね。
それと永嶺さんと社長との間柄も親し過ぎて何か関係があるのかとか思ってしまう。
もしかして元奥さんと関係があるとか?などと一人妄想してました。
なんとも思っていない相手に告白して、実はと謝るつもりが何故かタイミングを逃し
そのうちに惹かれていく、永嶺さんも自分の魔性の効力が利かない赤江を実は初めから
好意を持っていたなんて事がのちのち解るのですが、恋愛だけにとどまらず、
リーマンものとしての面白さ、仕事が出来る男同士の話は気分が良いです。
きっと永嶺さんは白髪も魅力になる魔性なのですね。
好みを探る為、乱読していた時代「相性が悪い」作家さんに寄り分けられた作家さんですが、昨年久々に「フラッター」でチャレンジしたら、いいじゃないか♪になったので、再び手にしてみたのですが、、、あ、やっぱり戻っちゃってた(涙)
ハイスペックだけどどうやら恋愛にはあまり向いてなさそうないわゆる左遷された社員と、魔性と呼ばれる白髪の支店長の組み合わせ。
導入はよかったのです。
ありがたくもない不倫の濡れ衣を着せられて営業所に飛ばされた赤江。
その営業所には、魔性とよばれ老若男女問わずモテるが誰にも堕ちないといわれる支店長の永嶺。
永嶺のひょうひょうとしたさりげない気遣いや、赤江には魔性がきかないとか、後々の二人の進展のきっかけになる女子社員の強引な赤江への告白とか、
期待はさせてくれるのです。
しかし、展開していくにつれて最初の期待がガラガラと崩れてしまった。
永嶺の魔性って全然わからなかった。
人たらしとも違う。
仕事で、部下が成果をあげて永嶺が覚醒したとか営業所の連中がいうけど、何が?
すでに、永嶺が赤江狙いであることがわかってしまってる。
なのに、バツイチ子持ちで奥さんは他に男を作って出て行ったとか、取引先に元カレがいたとか、まあ、あっても悪くない設定だが、意味をなさない。
きっかけをつくるとはいえ、この女子社員がとても嫌いなタイプの女子で、それに対する赤江の態度も嫌だった。
だからこそ、恋愛下手ともいうのかもしれないが、永嶺ありけりになっている。
自分的にダメだった時は、まるで重箱の隅をつつくように、細かな点が気になってそれが逐一気に入らなくなる。
こうした、周囲の設定を全く気にしにないで主人公たる二人のやりとりだけに限定して集中すれば、そのやりとりは面白いのであろうと思われる。現にただやりとりだけ見ていると悪くはないのである。
しかし、その愉しみたいと思うものを、設定が邪魔をしてしまうという悪循環に陥ってしまったのだ。
見せたいものの為に色々細かい説明をそぎ落としたのだと思われるが、そのせいで放棄しように見えるのだ。
別に重さや読み応えや切なさをもとめているわけではないが、自分の中では設定が上滑りしてしまった作品になってしまった。
それが残念な点。
どうやら特にDrapの天禅作品について相性が悪いらしいということを認識しました。
mogumoguさま
厳しいご指摘ありがとうございました。
名前間違いは変換間違いです。銀髪はカバー下の作者さんの後書き「白髪を描きたい」を思い込みで、その点については明らかにうっかりです。
不快に思われたかもしれませんが、気に入らなければレビューしなければいいというものでもなく、こういう見方もあるとは捉えてはもらえないのですね。
一応3回ほど読みましたが、それでもダメだったのです。
時々は、厳しい書き方になってしまう時もあるのです。
×長嶺→○永嶺 、×銀髪→○白髪
あわない作品ならいいかげんなレビューをしてもよいのですか。
このような間違い、あきらかにななめ読み。読んでいてとてもいやな気持ちになりました。
お話としてはライトめで、テンポも良い感じです。
苦い失恋から恋愛に少々嫌気がさしている攻め・赤江(海外支社勤務の経験のあるエリート、しかも偉ぶりもしない好感の持てる美形。…イイ男です)と、男女問わずを魅了しまくる魔性の受け・永嶺(ギリ三十代)の一応ノンケ同士?いや永嶺所長はバイ?な恋愛。
――読者から見ても確かに魅力的なオヤジなんですよ、この人。ざっくばらん(?)な性格と美人顔、白髪、それに仕事スイッチが入った時のカッコよさが絶妙に合わさってキャー、みたいな(笑
なのに攻めにはその「魔性」が効かない(何かの技名みたいでw)。
魅了されないにも関わらず、のっぴきならない事情から所長と”付き合う”ことになってしまった赤江は、彼のまた違った一面――無邪気だったり無自覚に弱かったり――に接する内、「魔性」とは無関係に少しずつ恋を育てていきます。
(この"事情"の原因となった攻めの元同僚の女の子……悪い人ではないし、話の起爆剤でもあるのですがいかんせん、行動が少しイタいです。苦手な方は要注意。
攻め受け双方に影響を与えているそれぞれの過去はあまり掘り下げられていないので、重たさ・くどさはそう感じられません。全体としては、コミカルな部分も多く適度に読みやすいライトさだったかなと。
力のある作家さんじゃないと、多分サラっとしらっと読み流してしまうような展開だと思うんですが……話のつくりが上手いのでしょうか、今一つ先が読みきれないのと、場面場面での感情の追い方に引き込まれました。
それに、花ヶ谷営業所の皆さんカッコいいんですよ。社会人として。お仕事BLって程でもないのですが、お仕事シーン他の"デキる"感じがもう、堪りません←
永嶺所長(受け)じゃないけど、「痺れるねぇ♪」ってやつです。
で、ここからが本題です。(え
赤江が……攻めが可愛い!
どちらかというと私は受け至上主義、普段あまり攻めは気にしません。しかもこの作品の受けはかなり好みの部類……なのにここまで攻めに気を取られるって、初めてかもしれない(笑
初日に左遷の事情をバラされた時の赤面に始まり、いちいち表情が受け受けしくて泣かせたくなるんですよ~← デキる男前なのもまた良いですし。
あんまり可愛いので、後半になると何かもう受け同士にしか見えなくなりました……これが百合か!って。(違
今なら百合好きの方の気持ちが分かるっなんて勝手に親近感を抱きつつ、新たな境地が拓けていくのを感じました。はい。
さてこの作品、読後しばらく経ってから振り返ってみると、引っ掛かる部分は結構あります。
結局所長はノンケなのかバイなのかとか、赤江の元カノ"マリさん"に対する気持ちの決着はいつの間に??とか、そもそも何故「魔性」が効かないのか、所長なんで白髪??とか。二人共の過去の色々の扱いが軽いせいでどうしても、話の説得力は下がってしまいますし。
ただ、読んでる間は殆ど気にならなかったのと(普段少しでも引っ掛かるとすぐに白けて、読み流してしまうのですが…)妙に印象が良いのとで、凄く"当たりだった"感が強い。
なので評価はとりあえず、読み終わった瞬間に(「神」だ!)と思った、その直観に従います――時間が経って頭が冷えた今、何がそんなに気に入ったのかよく分からんのですが(笑
天禅先生のキャラは基本的にとんでもなく歪んだ主人公キャラは出てこないので、いつも安心して読んでいます。そんなわけで、ドラマチックにドッカーンとくるものは特に求めていないのですが、それよりもじわじわと押し寄せてくる感情の波を味わいたくて作家買いをしているかたです。
本作はリーマンもので、「赤江 ノンケ・高スペック部下」×「永嶺 ノンケ?白髪の魔性上司」のお話でした。ノンケ×ノンケが好きなので私向き設定でした。
赤江(攻め)は海外勤務からわけあって日本の社に戻ってきたという設定です。
永嶺(受け)は赤江(攻め)の上司で、歳は三十代の後半なのに髪が白髪という見た目に特徴のあるキャラでした。漫画だと茶髪も金髪も白髪も同じに描かれているので、そのインパクトが伝わらないのが残念でした。TVドラマで見たらインパクトのありそうな設定だなぁ…なんて思いました。
さて、本作の上司の永嶺(受け)は、男女ともに魅了する魔性という設定らしかったんですが、攻めさんと同じく私にもその魔性ビームが効かず、魔性についてはよく分かりませんでした。あ~魔性ビーム感じたかったです。萌え殺されたかったよ~!(笑)
私にはこの受けさんは魔性というより人間的な温かみで人を惹きつけるオーラを持った人という印象でした。
そこに色香も絡んで~みたいな設定だったようですが、受けさんの過去のごたごたを描いた回想シーンなどが無かったので、あまりピンと来なかったというのが正直なところです。でも天禅先生は爽やかさが第一の作風なのであえてその辺りは端折った気もします。
永嶺(受け)は赤江(攻め)を試すような行動をとったり、無邪気にキスしてくるあたりが魔性と言えば魔性かもしれません。実際それらの行動に徐々にキている攻めさんでした(笑)
でも魔性うんぬんは置いといて、
この作品はノンケ同士の二人が、じわじわと精神的に接近する感じがいいです。
二人が接近したきっかけは赤江(攻め)が女の子からの告白を断るために、魔性の上司という噂を利用して永嶺(受け)に告白したことからでした。
その赤江のウソ告白にわざと乗って付き合おうという永嶺。
ボケにボケで返すような展開で二人は付き合いだします。
というか永嶺のほうが面白がって付き合っていることにしているような感じです。
でもそんなことをきっかけに、徐々にノンケの赤江に恋心が芽生えていきます。
無茶な展開ですが笑わせてもらいました。告白してきた女の子の前で二人が無理矢理キスをする振りをしたり(実は無理矢理でもなかったw)、ここはコメディタッチで面白かったです。
ノンケゆえの大胆行動が好きな私には美味しい展開でした(笑)
そしていよいよ二人の気持ちが重なりあった時。
赤江の「俺に魔性が効かないっていうなら本気以外に理由がない」って永嶺に対して言うセリフ、まっすぐ過ぎて直視できないセリフでした(笑)なんか萌えっていうか悶えたというか恥ずかしかった。
一種のプレイですかね。私を辱めるためのプレイなんでしょうか。
先生のまっすぐキャラは毎回直視できないw
欲を言えばノンケ×ノンケのじれったさや葛藤がもっとあっても私は平気だったかなという印象でした。というか永嶺(受け)のほうは本当にノンケなんでしょうか。ノンケというより無自覚なバイ?なぜ男に平気でキスできるし?と。そこは謎でした。
天禅先生のキャラはどこかに人の良さがあったり、純情だったり、基本的に爽やかかつ人間の暖かい面を感じられるところが好きです。
本作もそんな先生の「らしさ」を感じる作品でした。
既出の作品では「フラッター」に近い路線だったと思います。