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hatsukoi
駅近格安、築50年、風呂なし、台所共用。
漆喰仕上げの古いアパート〈ハイツこいわ〉を舞台にしたオムニバス。
あとがきで「1組でも気に入っていただければ…」とありましたが、何と言うことでしょう。
全CP好きになってしまいましたよ。
【ハツコイ】
〈ハイツこいわ〉の大家・潮(うしお)と、左官屋の息子・竜司。
15年前、父の仕事についてきて、潮と仲良くなった竜司。
ある日、潮が父の仕上げた塀を壊したと思った竜司は絶交宣言をしてしまうが…。
再会ものです。
潮がもっさり眼鏡で可愛い。でも緊張すると床や壁をカリカリする癖はちょっと怖いかも。
15年越しに塀の秘密もバレて、ハイツも綺麗になってめでたしめでたし。
【日めくり恋めぐり】
〈ハイツこいわ〉の103号室に住む就職浪人で駆け落ち中の邦生と和暁。
この話、一番好きです。
先行きに不安を抱える和暁と、能天気に見える邦生。
今の生活を続けられるわけがないと思う和暁は、邦生に不安をぶつけてしまって…。
自分の不安を疑問形で相手に答えさせようとするのはずるい。
まずは自分で答えを出してから、相手の気持ちを聞かないといかんですね。
でも邦生が漢気溢れる青年でよかった!という話です。
【ノック、ノック、ノッキング】(前後編)
〈ハイツこいわ〉の201号室に住む、生真面目すぎて損ばかりしている鳴見と、鳴見が連帯保証人になった借金の取り立てをする辻。
この作品だけ前後編ですが、途中までは楽しく読めました。
最後の取り立ての辺りから、鳴見のうじうじ加減がちょっと気持ち悪く感じてしまって…。
ただ最後の告白シーンで、そんな気持ち悪さが一掃されました。
【ノーエントリー】
〈ハイツこいわ〉の203号室の住人・伊勢と、204号室の住人・館内(かんない)。
高校時代、寮でルームメイトだった2人。
伊勢はスポーツ推薦、館内は首席合格で、大学まで同じだけれど、伊勢には館内と関わりたくない理由があって…。
館内が水も滴るいい男というか、いい黒髪美人です。
攻め受けが予想と逆でしたが、こういうのはもだもだしてたらマウントを取られても仕方ない!ということで。
【ハツこいビフォーアフター】
さて、この時点でまだ空室の102号室。
立地条件は良いし、家賃も格安で、「入居すると彼氏ができる」との噂から「ある層」に人気が出たものの、頑なに102号室は空室のまま。
というのも実は潮の策略で…、という〆の話でした。
入居者は言わずもがな。
入居者が増えるごとに、設備が良くなる〈ハイツこいわ〉。
外装も綺麗になったし、内装も壁が厚くなって防音効果あり。
さらにお風呂も出来るとなれば、もう言うことなしですね。
全員末長くおしあわせに。
多幸感に満ち満ちた気分で本を閉じることができる、素敵な1冊でした。
駅近格安だけど超オンボロアパート”ハイツこいわ”を舞台に、そこの住人の様々な生きざま(恋愛模様)を描いたオムニバス。
こういう設定って、総ホモかよ!?って下宿タイプのとかあったりして、ちょいハズしていたことが多かったのですが、何せオンボロですからね、
訳ありなわけですよ。住人達も。
だからそれぞれに、それぞれが背負ったものが読ませて、アパートものとしては各話が独立していて、それぞれによかったのです。
カキネさんの注目エロはちょい薄めだったのですが、表情とかエロかった♪
表題
オンボロアパート、ハイツこいわは、幽霊が出ると入る入居者が続々と退室してしまって困り切っている、父親からここを受けついだ大家の潮。
せめて壁の塗り直しを頼んだ工務店からやってきた左官は、小さい頃親しくしていたのにあることが原因でそのまま別れてしまった竜ちゃんだった。
互いに思い出の残るアパートで、そのアパートに込められた潮の想いを見つけた竜ちゃんは、、、といった再会恋物語。
そんな10年以上も前の気持ちを・・・と白けてしまうよりも、ヘタレな潮の想いの健気さに惹かれてしまう。(最近弱いのw)
壁に書かれた想いは記念のプレートになるんですね。
これは大家さんの導入編。
さて、これからが本番です♪
【日めくり恋めぐり】
邦生と和暁は大学の同期で恋人同士、そして就職浪人のため、親にも言わずに駆け落ち気分でこのアパートで一緒にくらしているのです。
甘い新婚生活のようなつもりでいても、経緯があるだけに先行きのことは不安。
それを和暁が口にしたとき、邦生がしばらくいなくなると、書置きしていなくなってしまう。
不安を口にはしても何も実行できないヘタレな和暁。彼の好きな裸エプロンをして愛をS件でも彼は帰ってくるわけでもない(切ない)
しかし、邦生は違いました!
現実逃避だけでは生きていけない。
そんなシビアさも見せながら、案ずるより産むがやすしだよ、を見せている。
和暁がもっと変わればいいのに、って思う。
アパートの壁が薄いためにエッチ声が丸聞こえというのがw
【ノック、ノック、ノッキング】
多額の借金を背負ったために家賃が払えなくなり、このアパートに引っ越してきた鳴見。
昼間は会社員、夜はバイトと休む間もなく働く彼に容赦なく取り立ての辻はやってくる。
だけど、傲慢な口調の影で本当は辻はとても優しいのです。
色々と鳴見の世話をやいている。
もうすぐ完済だけど、そうしたら辻さんと会えなくなる。
でも、それは辻も一緒だった。
この関係があるがゆえに、複雑な気持ちをかもして、思い切り切ないよ~
だけど、終わりはハッピーエンド。
辻さんも鳴見さんも、萌えキャラではないけど人情な部分でとても惹かれる人たちでした。
【ノーエントリー!】
大学生の伊勢は、ハイツこいわの住民になったのだが、彼がもっとも会いたくない顔もみたくない相手、館内が同じアパートに越してきてしまう。
どうして伊勢が彼を避けるかというと、高校時代同じ寮で劣情を掘り起こされたからなのです。
部屋が雨漏りするからと、伊勢の部屋に押し掛ける館内。
館内の執着はとても怖いです。
だけど伊勢の逃げる影にかくされた本当の気持ち。
もう伊勢は逃げられません。
ある種のホラーなんですが、オチはコミカルに。
そして描きおろしはビフォーアフター。
このアパートに入った男性はみな男性の恋人ができると評判になり人気アパートに♪
入居を断るくらいになったのだが、竜ちゃんが一部屋空いてるから入れてあげればいいのにってw
実は・・・
よかったよかった。
それにしても防音完備にしないといけないのは、どうなったのかな(笑)
ちなみに今まで風呂なしだったのはつくようです♪
そりゃアッタホウガイイベ☆
15年ぶりの再会ものでピュア過ぎてなんだか気恥ずかしい気がする表題でした。
感覚的には黒板に書いた相合傘みたいな雰囲気でしょうかね。
子供の頃に左官の父に着いて行ったアパートの「ハイツこいわ」で出会った子供潮。
二人は同じ年頃なので直ぐに仲良くなるが、ある日潮が折角塗った壁を更に上から
塗ろうとしている現場を見て、自分も将来父のような左官になるのが夢な竜司は
その行為に子供心に怒り嫌いだと言い放つ、その後に言い過ぎたと謝ろうとしても
なかなかいく事が出来ないまま潮の両親が別れ潮がいなくなる。
そして15年後に「ハイツこいわ」の管理人になった潮と左官業務を引き継いだ竜司が
再会し、ハイツで起こる幽霊騒ぎを検証すると言う潮に竜司も手伝う事になり、
過去の事を持ち出した竜司は潮に言葉であることに気がつき、長い誤解とこだわりから
相愛になるまでを「ハイツこいわ」を舞台に描いたセンチでほのぼのした初恋の話。
幽霊騒動も納まり、壁の修復も終えて入居者も入り始めた「ハイツこいわ」。
親にも友人にも内緒で二人だけで入居したカプやヤクザと借金に追われるリーマン
払う側と払わせる側まるで敵対同士の関係がいつしか切ない恋になる話、
高校の同級生で過去に自慰の延長みたいな事をやった事があるだった二人が
ハイツで再会し、過去に告げられなかった思いを爆発させる展開の話と
「ハイツこいわ」を舞台にしたオムニバス形式の作品で、切ない系の話が多いです。
オムニバス形式の短編集で4カプいましたが、
『日めくり恋めぐり』と『ノック、ノック、ノッキング』が好きでした☆
『日めくり恋めぐり』
大学の同期で、就職浪人生で恋人同士。
二人の関係を誰にも内緒で住むボロアパートで
声が大きいと注意されても日々円満に過ごしてきた二人ですが
いつまでもこうしていられるはずはないと不安になる和暁。
それを口にした次の日からいなくなってしまった邦生が
きっとすぐ帰ってくるとたかをくくっていたのに帰ってこない…。
その間自分の本心を顧みて、どうしても邦生が好きだと結論が出て、
実家にそれを告白しに行ったところ、まさかの邦生が!!
帰ってこない間、一週間で内定をもらい、和暁の両親にご挨拶、だなんて
いい男だなーーー!!!
そこまでされちゃ不安に思っていたのもふっとぶよな!!!
これからもお幸せにね♪
(邦生がいない時に、裸エプロンで麻婆春雨作ったのが良かった。
麻婆春雨大好き!勿論ビールと共にw)
『ノック、ノック、ノッキング』
情にもろい取り立て屋の辻とお人好しにも程があって生真面目すぎる鳴見。
友人の借金の肩代わりをする羽目になった鳴見は
例え30円でも1円でもお金には変わりないと
自分の損得を考えず行動するような男。
それゆえ、変わり者だと思っても、情をかけずにいられない、
こちらもなかなか人情家な辻。
二人は、鳴見が完済したらもう二度と会う事もないという明確な関係性だからこそ
好きかもしれないと自覚してしまって納期を伸ばして悪あがきを…。
真面目で裏表がないはずの鳴見が「返せません」と嘘をつくのも
煽られてつい手を出してしまった辻も切なかったです。
結局辻が鳴海の借金を肩代わりしたと知り、
立場を悪くさせてしまって組まで乗り込んだら
まんまと告白を辻本人に聞かれてしまっていて、ハピエン!
ひどい事も、優しい事も、辻にされるならなんだって気持ちいい、だなんて
殺し文句吐きやがって!!鳴見!!!!
辻のシャツのにおいをかぎながら口でされて達した姿は
なんとも言えずエロかった……。
可愛らしさもありながら、しっかりきゅんとさせてくれて
カキネさんはなんとなく勢いがあって好きです♪
ボロアパート「ハイツこいわ」を舞台に繰り広げられる心ときめく四つのオムニバスラブストーリー。
アパートがホモ巣窟になっていく設定は、ありがちかもしれないが、4つのカップルそれぞれのお話はちゃんとバラエティがあって、短編連作としては完成度高いです。
表題作「ハツこい」アパートのオーナー管理人と、幼馴染みの左官屋との再会愛。
「日めくり恋めくり」やりたい盛りの就職浪人の駆け落ちカップル。
「ノック、ノック、ノッキング」借金の取り立て屋と取り立てられ人。
「ノーエントリー」高校時代からの腐れ縁
どのお話も、絵もきれいで、うまいことサラッとまとまっているので、逆に印象に残りにくいかも。
一件のボロボロなアパートに集まってくる住人と、そのアパートを大切に管理している管理人さんのお話です。
全部で4組のカップルのお話が収録されていて、まずは管理人さんのお話から始まります。
実はこの冒頭の表題作も甘酸っぱくて良かったのですが、私はどちらかと言うと同時収録作の「ノック、ノック、ノッキング」の方が気に入りました。
ちょっと裏社会的な所とか、怖い人が特定の人にだけ優しいとか…というのが私の萌えツボなので。
受け様はちょっと世間を渡っていくには他の人に利用されやすい性質だとは思うのですが、きっとこれからは辻さんが守ってくれるでしょう(笑)。
住民同士もお互いすごく仲がいい、というのではないですが、みんな基本的には優しい人達でちょっとほのぼのするお話でした。
ゲイハイツ。
展開が早すぎます。
短編集なのでしょうがない部分もあるかとは思うのですが、表題作…くっつくまでがあまりにも早すぎる!!!
受けがずっと攻めに拗らせていたのは分かるけど、攻めはどこで好きになったんですかね。
「だいすきだぁーーー」のシーンも何かこっぱずかしい///
良いシーンだとは思いますが…その……お話がとてもストレートすぎるというか。
あと背景はもっと書きこんだ方が良いと思いました。
亜空間すぎてここどこ?ってなるシーンが多々あったので。
表題作よりは、「日めくり恋めぐり」の方が好きです。
このお話も特に捻りの無いストレートなストーリーなのですが、ゲイカップル特有の悩みや将来への不安を抱えている受けくんの姿が結構リアルで良かったです。
他にも短編あり、表題作の書き下ろしあり!
ハッピーエンドなので好きな人は好きだと思います。
わたしは、可もなく不可もなく。