だったら愛でイイじゃない。

dattara ai de iijanai

爱上我不就好了吗

だったら愛でイイじゃない。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
41
評価数
14
平均
3.1 / 5
神率
7.1%
著者
霧嶋珠生 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784537130188

あらすじ

「俺様のもんになるか喰われるか、どっちか選べ」
「組長のイロになるか、死ぬかどちらか選べ」
お調子者のホスト竜二は、冴山組の組長とその配下・根城に執拗に脅されていた。
竜二のピンチを救ったのは魅月と名乗る、長髪で和装の、角を生やした男だった!
そして竜二は魅月にも動揺に迫られた上に拉致され、古い屋敷に連れていかれる。そこには不思議な妖怪じみた住人がいっぱい!
大混乱の竜二だったが、そこには竜二も知らない祖父の代から続く因縁があった…。

表題作だったら愛でイイじゃない。

成上本家の土地神様
ヤクザに追われているホスト

その他の収録作品

  • 「それから。」(描き下ろし)
  • 待ち受け画像プレゼント詳細
  • 記念小冊子プレゼント応募要項

レビュー投稿数7

良かった!

イラスト苦手な作家さんのお一人です
顔のバランスが怖い

ホスト。ヤクザ、私の苦手要素が盛り沢山だったので、
読むのをやめていました

ふと読む機会があり読んだところ
その設定はむしろなくてもよいくらい
しっかりとした話でした

ファンタジーになるのでしょうか?

色んな神様がいる。これだけで
泣きたいキモチになりましたが
人間と違って寿命がない設定が多い
神様たちは、大切な人を見送るという
ことを繰り返さねばならないのですよね

命に限りがあることを辛く思うことが
普通ですが
限りがないことほうがやはり辛い

当たり前のことですが大切なことを
再確認させてもらえた作品でした

それぞれの神で物語がみたい!!

3

ラストが鳥肌級

守り神と人間という設定は結構ありますよね。
さらに神と人間が添い遂げるというラストも、そういう設定では多いですよね。

ああ、でも。
この作品、読んでほしい。
神と人間に食傷気味という方でも、ぜひ手に取ってほしい。

話の流れとしては特別なものは何も見当たらないと思います。
勧めておきながら言い切ってしまってすみません。
でも実際、定石通りなんです。

身寄りのない竜二が、亡き父の親友が経営するホストクラブで働いていたところ、ヤクザの組長に一目惚れされて「イロになれ」と強要される。
毎晩店にお金を落としてくれる組長はあしらえるものの、問題は組長に心酔する根城で…。

という感じで始まって、予想通りの流れに沿って話が進むのですが、見ていただきたいのは描き下ろしの最後です。
縁側に座る竜二と魅月(守り神)。
想像通りの展開になりますが、最後にゾワっと鳥肌が立つほど心が震えてしまいました。
最近で言うと「lifeー線上の僕ら」を読んだときに通じる鳥肌が。

ベタです。
ベタなんですけど、このラストを見るためだけに読むのもアリだと思えるくらい、わたしは心揺さぶられてしまいました。

霧嶋さんの作画はわりとクセが強いので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、タレ目のダイナミックな外人顔が好き♡と言う方は、鳥肌体験できるのではないかと。
わたしも途中までは「うーん、話もよくある感じだし、萌程度かな」と思っていたのですが、ラストでぎゅうううううんとこころを鷲掴まれてしまいました。

この気持ち、誰かと分かり合いたい。
誰かー。
一緒に鳥肌をー。

0

妖たちとの生活が楽しそうです。

『一身上の都合により、執事はじめました。』を読む時に、
コミックの最後のページに、
「霧嶋珠生デビュー20周年記念フェア 記念小冊子プレゼント」
という文字を見て、特典ペーパー付きということで、新刊で購入しました。

新刊チェックをしていた時に、この作品は知っていましたが、
元々は買うつもりはありませんでした。
今まで読んだ霧嶋先生の作品は、可もなく不可もなくって感じで、
コミックも2~3冊くらいしか持っていないので、
小冊子は要らないかな?と思っていました。

しかし、応募要項のページに、
「1993年のデビューから今までの作品データと
書き下ろしショート漫画やイラスト、コラムなどを含んだ
かなりボリュームと読み応えのある100P前後ものになる予定」
と書いてありました。
応募負担額も送料を含めて390円と非常に優しい価格だったので、
所有しているコミックは全て古本のため、様々な付属品が無く、
これを機会に応募してみようと思い、新刊での購入を決めました。


ホストとヤクザ物かな?と思いながら読み始めると、
世界が変わってファンタジーになっていました。
まさに、主人公の竜二さんと同じ心境になりました。

様々な妖達との生活が楽しそうだなと思いました。
妖との遣り取りなど、妖達の日常生活をもう少し
見てみたいと思いました。

読んでいる時、笑うような面白さはありませんでしたが、
面白かったです。
このまま最後までコメディっぽく楽しく終わるのかな?
と思いながら読みました。

過去の竜二さんのお話、
父親の竜巳さん、お祖父さんの竜吉さんと、
魅月さんとのお話や、それぞれの思いが
とても伝わってきて、とても良かったです。

最後の物語の終わり方が想像していたのと違っていて、
意外だと思いました。
ハッピーエンドか、そうでないのか、
ハッキリとした結末は描かれていないけど、
最後は幸せそうな二人の表情が描かれているので、
きっと今後も幸せに暮らしていくのだろうと思いました。

いつもは、こういう終わり方は焦れったくて、
出来ればお目にかかりたくないけど、
今回は、こういう終わり方でも大丈夫でした。

神様と人間との寿命については、
やはり永遠のテーマだなと思いました。


今回は、あまり迷うことなく「萌」評価です。

今回の連動の応募が無ければ、今回の読後感を知ることもなく、
得ることもなかったので、この読後感を知らないなんて勿体ない、
と、購入前の買うつもりのなかった自分に言いたくなるくらい、
今回は購入して良かったと思えました。

3

気がつけば大がかりなお話なのかな(笑)

職業ホストの成上竜二。
客の1人がヤクザ組長の女だった。
そんなヤクザ組長から突然の「イロになれ!」
今回はこの組長(ワンコなニオイがしてきて今回も面白そう)とのカップリングかと思いきや
この世の者ではないキャラの登場で、おや??

何でもこの竜二の実家は土地神様(魅月)とやらに守られてるみたい。
だけど土地神様が見える人、見えない人がいるみたいで、
竜二の父親は前者で土地神様を認めることができなかった。
土地神様も自分を必要とされない限り、その人間を守ることができない。
だけど竜二には見えてて、本人も忘れていたのですが
すでに土地神様と小さい頃に御魂初めの儀式みたいなのが済んでたみたいです。

しつこい組長(というか組長の側仕え・根城)から
魅月に助けられてとりあえずは実家に身をおくことに。
この側仕えというのが組長命な人で、とにかく組長のためなら、組長のためにな人。
だから組長や他の知らないところで、竜二に結構なチョッカイをかけてきてた。
そしてとうとう実家にいることさえも知られて…

竜二を守る魅月と根城との戦い。
そんな根城を止められるのは組長だけ!!
なにやら根城は組長にそういう意味で惚れてる?!
組長の一言で根城は引くわけですが、今度はこのヤクザ同士で何やらアリかな(期待)

さてさてこれでヤクザの方からは手を出されなくなった竜二ですが
魅月の過去の存在、じい様、父親の言葉も思い出し
土地神様と、めでたしめでたしです。

そして土地神様ですが、人間の寿命の短さでいつも置いていかれるばかり。
だけど竜二は自分が逝く時には土地神様も一緒に連れてく?みたいな。
そして年月も経ち、竜二もとうとう…
また土地神様は一人ぼっちになるのかと思いきや
竜二はちゃんと約束を守ってくれたみたい。
良かったvv

3

まさかのファンタジー

ヤクザとホストのラブかと思ったら、なんとホストとそのホストの本家を代々守る
土地神様とのファンタジーラブでありました。
霧嶋先生のどこかとぼけた風合いは健在で、ホストの受け様を狙ってるヤクザの組長の
雰囲気が結構好きなのですが、この組長とその右腕の方がインパクトあった気がします。
主役のホスト受け様と神様の方が脇キャラに思えてしまうのは何故なのでしょう。

内容は、ホストの受け様がヤクザの組長にイロになれと言われ、はぐらかして逃げようと
していた受け様なのですが、その側近にイロになるか死ぬかなんて究極の二択を迫られ
脅しや暴力を受け始め、いよいよ危ないと思ったところでまるで壁抜けイリュージョンの
ように得体の知れないオレ様攻め様に助けられる。

怪我をして意識が無かった受け様が目覚めたのは亡き父と祖父が住んでいた受け様の
本家なのですが、そこにはオレ様攻め様だけでなく訳の解らない人でないものが沢山いて
受け様は混乱しながらも見えるだけに順応し始める。
しかし、その神様の攻め様に俺のものになるか喰われるかなんてまたしても二択を迫られ
拒絶しながらも何故か子供の頃の記憶と重なるものがあるのですが、思い出せない。

ツンデレ土地神様とホストの受け様との種族を越えたラブですが、受け様の家の土地神と
して長年過ごし、何度もその主を見送る攻め様の切ない気持ちと己を必要としてくれる
者がいなければ存在が消えてしまう、そんな内容の話でした。
受け様が子供の頃の出来事を思い出し、攻め様の過去の記憶を視た事で一気に距離が
縮まるが、組長の側近がまたしても受け様を狙ってやってくる。
ラストのラストで思うのはやっぱりこれもハッピーエンドなんだろうな。
二人は結局どこに行くのかと想像を膨らませて読み終わりました。

2

WOW!

作者さん買いをしたので、
ストーリーも把握していなかったのですが、ちょっと驚いた!
主人公がホストだったので、ホストものかと思って読んでいたら、
えええ!?突然ファンタジーでした(笑)!

ホストの竜二は、ヤクザな組長に強引に言い寄られているところを
妙な男、魅月に救われる。
この魅月、実は、人間ではありません。
竜二を代々守ってくれていた存在なのでした。
人外の存在に驚きつつも、共に生きようとするお話。

人ではない存在と人との恋愛には、寿命の問題があるのですが、
こういった描き方もいいもんです。
なんだかんだ言って、
ラストに少し涙してしまったのでした。

1

詰め込みすぎ?

絵はキレイで、出てくるキャラクターも全員個性的で魅力的ですが、
色々と設定を詰め込みすぎて、作品の軸が若干ぶれてる気が?
いきなり出てくるサブカプの関係も唐突で、スピンオフの可能性を匂わせつつも、本編は一応これで終わり?
要素要素に面白さや魅力はあるんだけど、作品全体としてこれ!というものが薄い印象でした。。。


ホスト・竜二が、女絡みでヤクザに捕まったことから始まる物語。
なぜか竜二に惚れ、自分のイロにするという組長の追っ手から逃げる竜二の前に、
長髪に角の生えた和装の男・魅月が現れる(普段は角ナシで現代風の格好)。
竜二を古い屋敷にかくまう魅月。そこは、ずっと訪れていなかった自分の実家・成上家で、竜二も知らない祖父の代からの因縁があり…という話。

実は、魅月は成上家を代々守る土地神様。
竜二の祖父を守っていた魅月ですが、祖父の死により分たれ。
いつかは死んでしまう人間を守って辛い思いをしたくない…というトラウマを持っていました。
しかし、子どもの頃に会った竜二のことが忘れられず、竜二がいつか実家に帰ることを待って、土地を守っていた魅月。竜二をヤクザの追っ手から守ります。その想いにうたれた竜二は、自分はお前を置き去りにしたりしないと約束します。

この二人が、ヤクザの追っ手を逃れ一緒に暮らす中で、想いが重なり合う…という話が本筋。家族を失った過去から、誰にも頼らず生きてきた竜二が、魅月の寂しさと優しさに触れ、そばにいたい・いてほしいと思うようになります。
そこに、組長・冴山と彼の忠実な部下・根城の、秘めた愛がサイドストーリーとしてあり、その関係が物語の佳境(ヤクザが竜二を追ってくるシーン)で種明かしされるのは、やや唐突で本筋がぶれる感が??

土地神様と人間の、時を超えた愛というテーマはとても好きだし、ちゃんと約束を果たした二人が描かれた描き下ろし「それから。」は、切ないけど愛や幸福にあふれていて、いい読後感でした。

本筋のストーリーが良いだけに、追ってくるヤクザ側のサブカプと、脇キャラの妖怪達(ケモミミだったりお姉さまだったり、いいキャラなんです)の使い方がもったいない!
また、神様×人間という設定が、エロにあまり生かされていないのが個人的に残念。
交わることで怪我が回復したり、神様が人間の精液を栄養にしてたり・・・と設定は出てくるんですが、そもそもエロイシーン自体が少ないので。

キャラは男前でカッコイイし(絵的にも性格的にも)、ちびキャラの妖怪なんかも可愛くていい味だしてるので、あともう少し何かあれば大好きな作品になってたかもしれないと思うと、本当に口惜しい(哀)!
メインカプの話中心にしてもっと設定を掘り下げるか、脇キャラ達の話をもう少し描きこんで群像劇風にするか、どっちかに特化してくれた方が良かったかな~と感じました。

1

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