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武骨な小説家と人見知りな高校生の不器用な甘い恋。ラブH満載v描き下ろしも収録。
私にとって、初・藤河るりさん。
表紙を見た途端、心が躍り即購入!
表紙だけじゃなく、中身も絵柄がキレイで可愛いっv
無口で大人しい高校生・和哉と、隣人で小説家の年上男性・坂口のお話。
ある日、隣人の息子がずぶ濡れで子猫を抱えて自宅前のドアで立っていた。
坂口が声を掛けても笑顔を見せない和哉は、子猫を拾ったはいいが母が猫アレルギーだと言う。
取り敢えず家に上がらせ、子猫の貰い手の当てがないと言う彼に「俺が飼ってもいいぞ」と坂口が答えると――と進んでいきます。
こちら、連載ではなく読み切り『黒猫』シリーズがひとまとめになったお話なんですね。
1話1話だけでも和哉の可愛さ満点ですが、やはり1冊にまとまると、二人の関係性の進み具合がしっかり垣間見れてきゅんきゅんします。
……というよりも。
何と言っても、和哉のうぶ加減がたまらなく可愛いっ!
多分今までもこういう設定のお話って読んだ事があるとは思うのですが、何故か藤河さんの画で読むと、きゅん度が半端じゃないなぁと♪
基本的に、無精髭+咥え煙草のオヤジ?風の方が萌えるんですが、今回ばかりは和哉に軍配!(寧ろほぼ坂口に悶えず)
実は幼い頃、落ち込む和哉に坂口が声を掛け、それから和哉の片思いが始まっていた。
でも大人しく無口な性格上、ただ時折見るだけで、という過去話もありつつ、楽しく読めます♪
恋愛初心者な和哉にとっては何だって不安材料になるので、1話毎にそういう雰囲気になるんですが、そこはやはり年の功・坂口がしーっかり気持ちを汲んで受け止めてくれる。
そしてそんな大人な坂口に、和哉は惚れ直しちゃう訳です。
1話読み切り、なので、唐突感も否めなくもないのですが、そこは全て和哉の可愛さでカバー(笑)
何故こんなに可愛い可愛い言うかと言いますと。
『和哉のメイド服姿』が拝めるからです!!
(※女装あるいは女性に見える女装がお嫌いな方はご注意ください)
その上、そんな姿で悶える和哉に興奮する坂口が居るので、期待通りに和哉をいじめてくれます(笑)
(ここ最近、メイド服女装の作品をよく見かける気がする…偶然でしょうけどでもよく見る)
和哉はそんなに不安がらず、オトナの坂口にどーんと飛びこんでしまいなさい♪という、甘いあまーいお話でしたv
巻末に収録されている『アルコールラブコール』はなんと!
お酒の擬人化ストーリー!!
これがまた可愛いんですよー。
和哉とスーパーのお酒コーナーにやって来た坂口は、カゴにいつものように発泡酒を入れる。
そんな発泡酒クンがビール君に自慢すると、「お前は俺の猿まねだ」なんて言う。
何をするにもビール君の周りをウロチョロする発泡酒クンに呆れつつ過ごしていると、ある日、坂口はビール君をお買い上げして――と進んでいきます。
この作品、とても私のツボでした。
今まで色々あった擬人化と大差ない展開だとは思いますが、二人が動く度に時折弾ける炭酸画が可愛いのです!
シュワシュワシュワー……とさせながら、ラスト、抱き合う画が又vv
こういうの、又読みたいなぁ。
『黒猫』シリーズもお酒擬人化も可愛くって大満足です♪
タイトルに激惹かれて買った作品、ネコスキーにはしっぽやネコなんて単語に弱い。
そして読み始めて直ぐに黒猫ニャンコにメロメロ&受け様にも萌え。
この受け様、ほんと人慣れないネコみたいだし、ビクビクしてる雰囲気も慣れたら
人に懐く感じもネコっぽくて可愛い。
それに喜怒哀楽がなかなか表情にでないけど、耳が真っ赤になってる感じが初々しい、
そんな受け様に好きなんて言われたら、その気が無くてもうっかりハマる。
黒猫ちゃんを擬人化したら、こんな受け様になるのではと思わせる内容で萌えましたね。
攻め様も初めは高校生の受け様の気の迷いなんて言葉で突き放そうとするけれど、
不器用だけど全身で好きを告げてる受け様を受け入れる。
その日から毎日受け様は攻め様の所に通うけれど、友人の毎日だと飽きられる発言に
ビクビクしてて、更に小説家の攻め様が執筆で忙しく、受け様がいる事すら気が付かない
そんな状況を勘違いした受け様が取る行動がまた健気で可愛いのですよ。
萌をこれでもかと擽られるし、こんな受け様がいたらまさしく猫かわいがりの様態になるなと、思いながら堪能した1冊です。
寡黙攻めは文句なしに好きですが、寡黙受けは描き方次第であざとく見えるときがありませんか?
おどおどもじもじおろおろ、上目遣いでチラッ。
この行動をされると「寡黙」から一気に「察してちゃん」になってしまうせいかも。
安心してください。
こちらの作品には察してちゃんは出てきません。
マンションの隣に住む小説家の坂口と、高校生の和哉。
ある日、玄関の前で立ちすくむ和哉を不審に思って声をかけたら…。
黒髪美少年が黒猫を抱き抱えているという、尋常じゃない光景から始まります。
こんな子が「母が猫アレルギーだから…」なんて言い出した日には、少年の方を見て「うちの子になる?」と言ってしまいそうで、自分が怖い。
猫を引き取ることにした坂口の家に日参してくる和哉。
できない家事をやろうとして、逆に教えられて…。
包丁の持ち方から手取り足取り、こんなの誰得!?って坂口とわたしたち得です。
察してちゃんじゃないので、もじもじせずにサクッと告白しちゃうのも良い。
無表情を読み解く楽しみがあるのも良い。
総評 : 良い。
当て馬ならぬ変質者が現れるものの、そんなに大きな出来事もなく進みます。
軽い勘違いがいくつかくらいで順調に愛が育まれる上に、棚ぼた的な展開もあっさり決まるので、焦れたり切なかったりという気持ちの揺れ動きはありません。
なので純粋に、黒猫のような美少年にめろめろになる大人として、坂口についていけば間違いないかと。
坂口をトレースするだけで萌えるという簡単な萌仕事です。
しっかりトレースできればその分だけ萌えが大きくなります。
本編は「え、ここで終わり?」というところで終わってしまいますが、同時収録の擬人化短編にも2人が登場してます。
ビールと発泡酒、よく思いつくなあと感心してしまうわたしは、まだ物でBL妄想できるレベルにまでは達していません。
無理矢理捻り出しても、消しゴムと物差しなら、消しゴムが受け?くらいのもので。
発泡酒が可愛い。
同棲生活までがっつり読みたかったなあ。
24時間、察してオーラゼロの寡黙受けに振り回される大人を見たかったです。
今回の藤河作品、ひょっとして今まで見た作品の中で一番よかった?
ちょっぴり天然をまとった健気で一途な高校生と、お隣に住む小説家の歳の差の組み合わせ。
この歳の差が上手く生かされていて、一話づつどんどんと可愛くなっていく高校生に、もっともっと好きになっていく小説家。
アンソロの短編じゃなくてよかった~♪
この高校生が思わずツボるんですよ!
小説家の坂口が帰宅すると隣の家の高校生・和哉が仔猫を抱いて玄関前でたたずんでいる。
親が猫アレルギーで、拾ったものの家に入れないのだという。
その仔猫を坂口が飼うことになり、それ以来毎日和哉は坂口の家にくるようになった。
寡黙だけど何となく懐かれているような気がする坂口。
そんな坂口に和哉は好きだという。
実は小さい頃引っ越してきたばかりで苛められていた和哉に励ましの言葉をかけられた時から好きだったのだと。
それは勘違いかもしれないと諭すのだが、本気を見てとった坂口が煽ってセックスをしてしまうのだが、和哉の健気な可愛さに坂口は本気に・・・?
こんな出会いがあって、彼等の日常が展開されていくのだが、もうっ!和哉がツボるツボる!
好きがゆえの天然?
坂口の部屋にSM雑誌を見つけて、それが趣味だと思い緊縛の練習をしようとしたり(爆)
出版社のパーティーに一緒に行って、ちょっと嫉妬をして自分からご奉仕しはじめたり、早く大人になりたいとタバコを持ってみたり、
文化祭でネコ耳女装喫茶をやることになって、見られたくなくて文化祭には参加しないと嘘をついたり
かわいいのなんのって!
これじゃぁ坂口もメロメロになりますってwww
ラブ甘だけどしつこくなくて、一緒にニヤリできる楽しいかわいい歳の差モノでした。
【アルコールラブコール】
ビールと発泡酒の擬人化。
ビールが大好きでストーカー化してる発泡酒がツンデレです。
動くと泡が出るって言う設定が愉快。
確かに発泡酒は市場では人気だけど、やっぱり元祖ビールには負けるよねw
なかなかによい1冊でした。
猫とタイトルに入っていると
読まずにはいられない。
擬人化以外は・・
黒猫を拾ってきた学生
雨の中猫を抱きしめつつも
玄関のドアをあけあぐね
立ち尽くす。
隣人がそれをみつける
黒猫をかかえる男性ともども
自分の部屋に招きいれる
黒猫のもらいてがないことがわかり、黒猫を自分が飼う事を伝える隣人
喜ぶ学生
ってな具合で猫がご縁で2人は巡り会い、付き合うお話です
子猫がかわいい。
猫がいるだけでもう
たまらなく嬉しい。
学生も多分猫のように綺麗な瞳をしている設定に違いない。
黒猫だからクロという安易なネーミングであっても
かわいいにかわりない。
学園祭で猫の耳猫のしっぽをつけメイド喫茶のメイドさんの格好をする。男子学生
これ、全く好みじゃない私は
がっかり。
そして、変質者に襲われるのですがこの描写必要なのかな
違う方面にいってしまった
気がして一気につまらなくなりました。