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itoshi to iukoto
先生のデビュー作を読み返してみました。
現在の絵柄とはだいぶ違いますが、これはこれで美しかったなと思います。
表題作は会社の上司と部下のお話。
お話はあまり深くなく、恋の始まりも唐突。
どんなきっかけがあって恋に落ちたのか、とか
ゲイかノンケかすらもわからないふたりが惹かれ合い…
しっかりヤることはヤるし、お互いに好きという気持ちが高まっていくのは見えるのに
その過程がポッカリしているのは残念だなと思いましたが
でもタイトル通りに"いとしい"と想える相手と出会えたのだから、細かい部分は気にすることでもないのかもな、とも思えました。
3作品収録されていますが、すべて作画タッチから何から違うので、アンソロジーと言われても違和感がないくらいでした。
「いとしい、ということ」(3話) 中立
会社の先輩と後輩。
いきなり始まるというか、軽い人物紹介的な導入部分がありません。
3話目でやっと先輩は主任で、2人は4歳違いということが分かります。
あとがきを読んだらこちらがデビュー作で、最初は読み切りだったのだとか。
それで人物設定が曖昧なまま3話まで進んでしまったのかな。
1話目はキッチンでえろす。2話目は当て馬登場で、当て馬の勤めるカフェでえろす、3話目はあまあまえろすでした。
個人的に気になったのは、キッチンでのときにローション代わりに使ったものの正体です。キッチンといえばオリーブオイルが常ですが、これは…、このチューブの形状は…、マヨネーズでは!?という驚きがありました。
「夏のコントレイル」「ウィークエンドの憂鬱」萌2
この2人の話をまるまる1冊分読みたかった。
雰囲気のある本屋を手伝う美坂と、本好きのリーマン秋介の話です。
本屋の雰囲気とか「宝箱」と呼ばれる美坂の曽祖父と祖父の書庫がちょっとレトロでいい感じです。
年の差CPですが、美坂が初対面で高校生と勘違いしたくらい秋介が若く見えるのと、美坂が大人っぽいので「同級生」と言われても違和感ゼロでした。
1話目は出会いから結ばれるまで。コントレイルは飛行機雲のことですが、叙情的なラストに効いてます。
2話目は2年後の2人でした。
おすすめは1話目です。
「暴君に刻まれた劣情」萌2
和装もの、戦争絡みの時代ものに、無条件にこころをやられてしまいます。
軍人の佐野によって、冬月の背中に刻まれた寒椿の刺青。
出会いから8年もの間からだの関係はあったものの、その関係に名前がつくこともくちづけをすることもなかった2人。しかし佐野のハルピンへの出征が決まって…。
忍ぶ恋、言葉にしてはいけない一線があるような恋というのに弱い方はぜひ。
これだけものすごーーーーく妖艶な作品でした。
最近のぼすこ先生の絵とは全然違うので。馴染みが無いなぁ、と思っていたんです。
一読して、それっきり。久々に再読してみると。
逆に最近のコントラストの強い画と違って、これはれで良いものだなぁと思い直しています。そもそも最初っからその絵の美しさには定評のあるぼすこ先生。
デビュー作だってしっかり美しいんです。攻め受け同体格が好み、というだけあって。
本作の方が、攻め受け共に男の人らしい雰囲気。最近の顎の細さ、華奢さとは違い、しっかりとした面立ち。少し面長にも見える張った顎のラインとか。今見ると更にカッコいい。
この頃の絵でまた描いてみて欲しいなぁ、なんて欲張ってしまいます。
さて。デビュー作「いとしい、ということ」
リーマン同士の 後輩 × 先輩。仕事が出来て美しい嘉山さんは実は引っ込み思案で、恋に臆病。そんな嘉山さんを大胆にも押し倒してしまう斉木。短編だからね。善は急げ。チャンスは逃さない。ストレートな気持ちをぶつけられて、拒みもせずに流されてしまう嘉山さん。
ノンケの筈なのに、結構大胆に乱れまくる。もうそれはそれは「いやらしい、ということ」
そんなはしたない自分を見せておきながらぐーるぐる。嘉山さんは仕事以外のことにはてんで無防備で。斉木は気が気じゃ無い。本当に短かい物語の中に、当て馬、看病イベント、仕事での成長。そしてエロエロエッチ。と、てんこ盛り。
さすがです。
同時収録はセンチメンタルな「夏のコントレイル」
私服だと高校生と見間違われるほど、可愛い秋介。休みの日を持て余す趣味のない彼は、ひっそりと佇む本屋で高校生の美坂と出逢う。
先に魅かれたのはきっと美坂の方。イケメンだけど、寂しい心を抱えた彼は秋介を得た事で、夏の終わりには大人になる。というセンチメンタルなショートストーリー。
フワッと終わるけれど、2人のその後まで描かれていて。美坂は大学生になっていて。互いに忙しくて すれ違うんだけど、逢いたすぎて頑張る美坂が、いつものクールさをかなぐり捨てていて良き。のけ反る秋介がエロい。
そして時々読み返したくなる耽美なショートストーリー「暴君に刻まれた劣情」
これね、痛々しい感じがして。最初凄く嫌いだったんですよ。
どうしたものか、今では鮮烈に記憶していたりする好きな作品の一つだったりもします。
大戦中であったか、軍人は愛だの恋だの、甘い事は言ってられなかったのだと思う。
佐野大尉は、まだ中尉であった頃。寒椿が美しいと言う、冬月と。短かい言葉を交わす。
それは冬月にとって。「憧れが恋に変えられてしまう」瞬間だった。無理矢理抱かれ、その背に寒椿を彫られた冬月はただ、熱い記憶だけを抱いて大尉を待つ。
大尉は戦地に赴いたまま、その消息も知らされず。ただ待ち続けた日々。
本当に短かいストーリーなのに。泣けます。
ぼすこ先生は、表題作の2人のなれ初めを描いてみたいとあとがきには書いてあるけれど、記憶にある限り、それは今も描かれていない。表題作以外の2作品もそれぞれのその後が気になってしまう2人なので、いつか見てみたいとは思うけれど。最近の絵だったら、それはそれで、もう合わない気もしている。
みんな話が短くて、短い中に盛りだくさんな印象でした。
表題作いとしい、ということ
先輩後輩、お仕事、当て馬、流されエッチや襲い受けなどなど。
いつも受け身で流されてきた嘉山は後輩の斉木に、あなたかなり気になってるでしょオレのこと…とエッチされちゃいます。
この時点でえーいきなり!と思ったのですが、今度はランチで利用したお店の店員さんに襲われた嘉山をお仕置きエッチ?人前で!
そして斉木がお仕事頑張ってからの襲い受けエッチ。
斉木なら受け止めてくれるし大丈夫だけど展開早くて斉木はエッチになると主導権握って偉そうだしなんか…。
二人とも仕事ができる設定ですが主任がこんなに一人の後輩だけ懇切丁寧に仕事のノウハウ教えちゃうのどうなの?
他の短編もいいお話なんですが男同士の問題は一切なく恋に落ちてエッチに。
絵がすごく綺麗なのにもっとお話をゆっくり読ませて欲しいなあ。
とくに暴君に刻まれた劣情は8年恋人でも友人でもなかったと一行で語られ、佐野が戦地へ行く前に初めての口づけと激情を伝えます。
再会できて良かったし、短い中でうまくまとまっていたけどもう少し詳しく読んでみたかったな。
『それでも俺のものになる』が代表作になりつつあるぼすこ先生。
『それ俺』ももちろん大好きですが、エロ王道を美しい絵で綴ってるデビュー作もとても好き♪
あと同時収録で印象的なエッチな台詞があるんです。
●「いとしい、ということ」
年下強気リーマンに、美人リーマンがカラダから引きずられてしまうってエロ王道ストーリー。これがぼすこ先生のデビュー作。
カフェ店員がいきなり襲ってくる?そこにタイミング良くかけつけられる?さらに店員が見てる前で躾を始めちゃう?って無理矢理な展開もあるんですが、普段は頼りになる優しげな後輩がエッチの時に強気になってしまうのも、クール美人な上司がその言いなりになって「ひどくされて甘やかされるのがたまらない」と喘がされちゃってるのにも萌えさせられます!
『それ俺』よりもキャラが大人びていて、スーツを着こなしているビジュアルも好きです♪
●「夏のコントレイル」「ウィークエンドの憂鬱」
祖父の古本屋の手伝いをしてる高校生×読書好きのリーマン。
これも年下×年上だけど、高校生が大人びているのと、リーマンが童顔なので、見た目的には年上感はなく、受けはかわいい感じがします。
古本屋が閉店することになって気落ちしてる高校生を慰めたくて始まった二人の関係。
2話目の「ウィークエンドの憂鬱」は高校生が大学生になって、忙しくて会えず、お互い求め合う劣情が止まらないエロ濃いめのお話。
攻めが「俺にどうして欲しい?」と聞くと、受けは「そんなこと言えない」と恥ずかしがってたのに、「挿れながらおっぱい触って」とオネダリしちゃいます♪
このオネダリの一言が印象的で、ある時、この台詞だけ思いだして、読みたいのに作品が思い出せず数日悶々としていたことがありました…
普通な感じだったリーマンがエロに積極的になってるのがイイです♪
●「暴君に刻まれた劣情」
軍人×和装の時代物。強気な軍人がかつての同窓生を犯し、自分の所有物だと主張するように背中に刺青を入れる。それを全て受け入れて言いなりになってる和装の男が、儚げな美人ではなく普通の男っていうギャップがイイです!むしろ美人なのは黒髪の軍人のほう。
そして軍人が隠していた本心は…
軍服、和彫りの刺青、和装、悲しい別れもたくさんあっただろう時代背景、このストーリーにぼすこ先生の美麗な絵柄がすごく似合う!なにより刺青が美しい!
この話は、もう少し長く濃く読みたかったな。時代物もまた描いて欲しいです。
koboで購入。koboの竹書房は無残な白抜きがデフォなのに、そんなにハッキリ書かれてないものの修正は甘めです。
【いとしい、ということ】
これ、自分の中では「マヨネーズのやつ」って覚えてます。それくらい最初読んだとき、うわぁ…と思ったので。
イケてるリーマン同士のお話で、攻めが風邪を引いたので受けがお見舞いにいった際、攻めが襲っちゃうんだけど受けもあっっさり流されてローションの代わりにマヨネーズ使われるんです。
んで受けは友人にも襲われそうになり、偶然通りがかった攻めに気づいて助けてくれたと思いきや、その友人の前で見せつけてしまう…しかも場所は飲食店。
飲食店で受けの友人に見せつけるかのように本番行為をしてしまう攻めが最低だな…と思った記憶が。ちっとも受けを大切にしてないじゃん…って。
でもその次のおじいちゃんの本屋さんを手伝う青年とそこに通う会社員との話【夏のコントレイル】【ウィークエンドの憂鬱は】は結構好きです。
夏と少年時代の終わりを語る表情が素敵。
【暴君に刻まれた劣情】
これが一番好き。お耽美です。
受けの背中に椿の刺青を入れて愛でる攻め。攻めが軍服姿の美青年でぞくりとする色気があって、本当に綺麗でうっとり。8年間も受けはなすすべもなく攻めに抱かれ続け、友人とも恋人とも言えない関係を続けてきたけれど…。
背中の椿には二人が学生時代初めて出会った時の思い出が込められているのが判ってゾクゾクします。攻めの執着心が素敵です。
絵がものすごく綺麗で、特に表題作品は、リーマンの色気が漂う作品でした。ただ、ストーリーとしてはあまりに唐突な気がしました。一話読み切りだからページ数が限られていたのだとは思いますが、こうしてコミックで読んでしまうと、突然襲いかかってきた後輩にあっさり流され過ぎだったり、初回から拘束して、準備してないからってマヨネーズは可哀想すぎる。しみそう!
次のカフェみたいなとこで、襲われている嘉山を助けた斉木がそのまま相手に見せつけてやるとあれやこれややるのも、あり得ないでしょ。と引いてしまいました。
二番目の本屋さんの話はよかったです。
同じく短編なのにこちらは二人の距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれていて、くっつくのが自然でした。
初読み作家さんです。
表紙と切なげなタイトルに惹かれて読んでみました。
表題作がデビュー作だそうです。
絵柄はスッキリと綺麗な絵でした。
ただ、表題作に関しては個人的に不自然なストーリーの流れが2カ所程感じられて、萌え度はいま一つでした。
一番気になったのは、攻め様が想いを受け様に告げた後、二人の関係がギクシャクしていたところにある出来事が起こるのですが、人前でHするシーンの所です。
もし自分が受け様なら嫌だな~と思ってしまって、「いとしい」とタイトルにあるけれど、これが愛しい相手にすることなのかな?と疑問に思ってしまいました。
同時収録の2作品の方が萌えました。書店のお話『夏のコントレイル』はストーリー展開が表題作より自然に感じられましたし、時代物の『暴君に刻まれた劣情』は和の色香が感じられる作品でした。
高崎ぼすこさんの作品の中では一番好きなのですが、あまり評価は高くないのですね。残念。
表題作の『いとしい、ということ』はリーマンのオフィスラブです。仕事ができる上、美人なくせして人付き合いが苦手という設定が美味しいです。もう少し、二人が恋に落ちる瞬間の細かいエピソードなんかが見たかったです。
『夏のコントレイル』は出会い頭に衝突するというベタな展開からスタートする、DKとリーマンモノです。白川がどう見ても10代に見えますが、いくつなんでしょう?
『暴君に刻まれた劣情』は明治から大正辺りを舞台とした、軍人×文筆家の耽美なショートストーリーです。冬月に椿の花の刺青を入れさせる、というドSな佐野に滾りました。ただの陵辱強姦ではなく、一生消えない傷を冬月に刻んだわけですよ!どんだけ執着してんだってはなしですわ。軍人が大好物の私はもっと続きを読みたかったです。
レビューは前後しますが、高崎先生の絵と作品にはまるきっかけとなった一冊です。表題作がデビュー作なのだそうです。
以前、某小説を表紙買いした時の挿絵を描かれていた方だと、漫画を買ってしばらくしてから気が付いたのですが、それ以来意識してチェックしています。
この本も表紙買いでした。
ただ、実際の漫画絵とは私の中のイメージとほんのちょっとギャップがあったかな・・・
中の絵も素敵なのですが、表紙の雰囲気からもうちょっと繊細そうなイメージかなと思っていたら、案外骨太なキャラ絵だったなぁ・・・という・・・
あと、再読してみると、最近の高崎作品とは絵の感じがちょっと違う感じの印象でした。
受け様が強引に押し切られるシーン(本命と当て馬、それぞれから・・・。但し当て馬は未遂)、強引攻め好きな私としてはとても嬉しいシーンでした。とても気に入っています。
表題作のほかに、短編3編収録されています。
その中の1編、「暴君に刻まれた劣情」は「耽美」な世界でなんだか懐かしかったです・・・(BLではなく「耽美」という言葉がふさわしい感じ・・・)
明治後期から大正初期、軍服、和服、学生時代からの知り合い、こじらせ系・・・と私としてはたまらない要素も盛り込まれていて、とても好きな作品です。
このコミックスの中で一番好きな作品です。
昨年、表紙があまりにも綺麗で購入。最初読んだ時は話しに山が無くて印象に残らなかった。今回再読てみて…。絵柄は大変美味です。内容に関しては初見の頃より楽しめました。やはり表題のリーマンCPは初め受が攻に流されてる感半端ないですが、受が受け受けしくない所が良い!仕事では立場や業務を良くなる方へと導いて男前で好感もてます。収録作:『夏なコントレイル』『ウィークエンドの憂鬱』は、祖父経営の小さな新書店に入り浸り店番をする高校生(後に大学生)×若見えするリーマンのお話。夏の短い期間をぎっと1編につめて最後のHの切っ掛けが性急すぎるけど、ウィークエンド~で大学生になった攻と受のお話はエロ過多でも微笑ましくて良い読了感。最後の収録作:『暴君に刻まれた劣情』は、Qpaより麗人に掲載されそうな内容。中尉×作家CP。学生時代からの知り合いで何切っ掛けで肉体関係に繋がったのか最後まで不明ですが、最後の中尉の感情が露わになるシーンは胸がギュッと締め付けられるように切なかったです。もう少し間の話しも読みたかったなあ。
綺麗な絵を描くなぁ、と小説の挿し絵でしみじみ思っていたので、ならばコミックをと思い購入。
カバーイラストかなりツボです。
ネクタイを解こうとしている手がエロい。
◆いとしい、ということ◆
リーマンのオフィスラブ!スーツが素敵です。
クールビューティーな嘉山智秋。
仕事ができるイケメン部下、斉木圭一のお見舞いに行くとそこにいたのはなんともくたびれ…いやいやラフな姿。
その日、上司と部下の一線を越えてしまいます。
斉木はずっと嘉山に好意を寄せていて、嘉山も斉木を意識していた様子。
泣きボクロがなんともエロい。普段凛とした人が乱れる様は見ていて楽しいですねぇ。
年下ということもあり余裕のない部分もあるけれど、時折見せる雄の部分にクラリときました。
……それって、マヨネーズですか?ねぇ、そうなの?
サラダ食べるたびに思い出したらどうしようw
◆夏のコントレイル ウィークエンドの憂鬱◆
二人ともかわいすぎ。
高校生らしい年下攻めにきゅんです。
本が大好きな秋介。
偶然見つけた書店はベストセラーよりも読んでもらいたい本を押す店で、そこで出会ったのはぶっきらぼうな高校生、美坂。
けれどかわいい一面を除かせる彼に好感を持つ。
見つけた書店は美坂のおじいさんのお店で、美坂の大切な場所。
お互い本が好きで書店で一緒に過ごすようになった二人、けれど書店は閉店することになる。
少年特有の脆さというか、さみしくもほんわかしていて好きです。
二年後のお話も描かれていて、大人の男に変貌しつつある美坂にノックアウト。
羞恥プレイですか。ガンバレ秋介!
◆暴君に刻まれた劣情◆
軍服バンザイ。和服バンザイ。
もうこの2つだけで既にテンションが上がる。
大尉の執着、先生の健気さ。
刻まれた椿をぜひカラーで見たかった。
年下攻め好きーなわたしにとってはとても楽しめた一冊でした。
ここでのレビューを読んで一度はスルーしたのですが、表紙の絵の綺麗さから中身がどうしても気になって買ってしまいました。
読んだ感想としては、、、
先のレビュアーの皆様のレビュー通りだったなぁという感じです。
絵は本当に綺麗で色気もあってウットリします。
特に表題作の嘉山は泣きボクロが色っぽい、私の好みドンピシャの美人さんでした。
でも…読み終わった時の印象がどれも「可もなく不可もなく」なんですよね。
ドキドキもキュンもなくさらっと読み終わってしまいました。
なんだか勿体ないです。。。
(表題作の3話目は嘉山の男らしさが垣間見えてこの中では一番好きでした)
3作目の「暴君に刻まれた劣情」は、もっと情熱的で胸が痛くなるくらいに激しかったら良かったのになーっと。
一生消えないもので縛ってしまいたくて相手の身体に刺青を入れるなんて相当な激情ですよ!!
想いを込めて入れられた刺青は美しいですし、そういう剥き出しの愛情表現は堪らないです。
☆彡もうドナドナなんてしない年末大掃除レビュー期間☆彡
まず初めにとてもとても綺麗な表紙。攻めと受けが互いに横たわってネクタイを解き合っているのがリーマンモノというのを上手く表している。
表題作【いとしい、ということ】
メガネ×泣きぼくろ かぁ それだけで萌えポイントUP
内容は、攻めのお見舞いに行った受けが流されてHをしてしまい、その後の関係に悩む中で当て馬が現れ、自分の気持ちに気づくという昔からあるBL展開。1話はエプロン拘束からの、マヨネーズプレイからの、挿入っておい!wそんな超展開あるかっ!と読んでいてひとりノリツッコミ。2話は当て馬の勤務するレストランでの、当て馬の目の前での見せつけH。これはモラル的にどうなの?それまでちゃんと仕事している姿に好感度を持っていたのに・・・。3話はフェラと騎乗位のHだが、既にカップル成立となったため、一番ノーマルで良かった。
他に2話のストーリーが収録されているが、どれも今一歩というところ。どこかで読んだことのあるようなお約束展開で、ページを読み進めていくワクワク感が乏しい。胸キュン感が乏しい。だが、"絵が綺麗"はひとつの才能なので、期待している。高崎ぼすこ先生の成長した姿を拝めるであろう2冊目のコミックスを首を長くして待っている。
全部で3つのストーリー入り。
絵がキレイ!!!
初めて読んだ作家さんですが、とにかく絵が好み。
で、読んでみたのですが・・・
ストーリーはと言うと、ちょっと薄い感じ?かな。
あまりにも簡単に関係が出来てしまったり、
あと、どうしてそう言う流れになったのか?という
ところが解らず仕舞いで終わっちゃったり・・・と。
2つ目もそんな印象を受けてしまったんですよね。
絵がキレイで、もちろん面白くないわけでは無いので
あともうちょっと!何かが足りない印象が!という
感じが私にはしてしまいました。
2012年に挿絵でデビューされて、今作品がコミックデビューとか?
なのでなので、これからに期待~♪♪
絵がとても好みなので購入。
お名前をよくお見かけするのですが、コミックスはこれが初めてなのですね。
表題作、年上受けが何より好きなので美味しいのですが、人様の店で最後までやっちゃうのは人としてどうだろう。
此処だけがどうしても引っかかります。
一番好きなのは、本屋さんのお話。
駄目なんです、好きなお店が閉店してしまうってだけで泣いてしまう。特に書店は大好きなので、つらい。
ですが、続きはちょっと残念。
この二人がずっと付き合ってるのは嬉しいですが、ただのエロだけになってしまって、結局書店はパン屋になりましただけという。
あれから何とかなったとかじゃないのですね(泪)
いや、なる訳ないんですけど。
軍人さんと文筆家さんは、絵はとてつもなく美しいなあと思いつつ、何となく入り込めず萌えませんでした。
傲慢な攻めが苦手だからかもしれません。
あと刺青も。
同時収録の、暴君に刻まれた烈情 がクリティカルヒットでした!
「いとしい、ということ」
デキる男、斉木が好きなのは主任の嘉山。
風邪をひいてしまった斉木を見舞いにマンションへ。
すると、嬉しすぎて斉木の気持ちが爆発!抱いてしまう。
この気持ちに悩む嘉山は、相談しに馴染みカフェへ。
で、店員に襲われてしまって…
あなたに必要とされたくて頑張る斉木を見守ろうと思います。
↓↓↓
特におススメなのは…暴君に刻まれた烈情。
軍服、暴君、隠した感情 の3拍子(←個人的に)揃った佐野がヤバい。
文筆家の冬月には秘密が。それは、背中の刺青の椿。
軍人の佐野に刻みつけられた烈情。
冬月を乱暴に組み敷く日々だったが、戦地へ行くことになった佐野の本心は…
ちょっと泣けちゃったりする作品がつまってます。
■いとしい、ということ■
斉木 圭一(部下・27歳)×嘉山 智秋(主任・31歳)
大手企業で勤務するクールビューティー・嘉山。
仕事ができて頼りになる部下の斉木のお見舞いに向かうと、そこにはいつものイケメンぶりが嘘のような隙だらけの部下の姿が…。
その夜の出来事が二人の関係を変えることに。
失うことを恐れ、いつも他人に深く踏み込めないでいた嘉山だが、自分のことだけを見続けてくれている斉木に、あいつとならもしかして…という思いが芽生え始め…。
受け様は泣きぼくろの持ち主でしたー!!!
なんで表紙で見えるようにしとかないのかー…。
左目の下に付いているんですよね、表紙は右の横顔だから見えないorz
裏表紙でも小さすぎるからか見えない。
なんか勿体無い。
それはともかくとして…第一印象とは裏腹に軽かったです。
3話入っていたんですが…うん…。
1話目、唐突にエロに入りまして…しかも初めてなのにエプロン拘束でマヨネーズ注入。
…マヨ臭ヤバイんじゃ?←
これが本当に初回無理やりパターンとか恋人同士のちょっとしたプレイなら…たぶん私そんなに違和感持たなかったと思うのですが、う~ん…でした。
別に拘束しなくても良いんじゃ…感が拭えなくて違和感発生。
2話目、他人様のカフェで何してんですか…自重しろ。
私こういうシチュには萌えないなーと改めて実感。
3話目、受け様って主任だったんだーしかもめちゃ仕事出来る人!!!と吃驚。
いや、1話目から仕事できそうな雰囲気はしていたんですがここまで優秀さんだったとは。
■夏のコントレイル/ウィークエンドの憂鬱■
美坂 廉治(書店を手伝う高校生)×白川 秋介(会社員4年目・読書好き)
単調な毎日を送る白川は、陳列者の好みの表れた品揃えの本屋を見つける。
店長が揃えたものとばかり思っていた本は、今どきの高校生である美坂の選書だということを知り意外に思う。
その後、二人は大好きな本屋の書庫で穏やかな日々を過ごすが、経営難の書店は閉店することになってしまい…。
表題作よりも好きです。
閉店という…どうにもならない現実にショックを受ける高校生と店の状況を理解している社会人。
ショックを受けつつも寄り添う受けの気持ちが伝わって、自分は一人じゃないんだ…って感じながら一歩大人への道を踏み出す…やりきれないんだけど爽やかで優しい雰囲気の話でした。
コントレイルって飛行機雲っていう意味なんですね。
読み終わって分かんなかったので調べましたー英語苦手なんだもん。
ウィークエンドの憂鬱は、2年後で美坂は大学生になっています。
仕事の都合で白川の方が日程合わないってなるパターンばかりだったのに、初めて美坂側の都合(ゼミ関連)で会えないってなった時の話。
お互い会えない時は相手のことで頭がいっぱいだったんだね、という。
ってか白川が忙しくて会えないのは仕方ないけど、自分の都合で会えないのは嫌…って言葉にニヨニヨしました。
■暴君に刻まれた劣情■
佐野 征次郎(陸軍騎兵大尉)×冬月(物書き)
冬月の背中には佐野によって椿の華が咲いている。
恋人にもなれず、友人にもなりきれないまま八年…何度となく背中の椿に口吻られてきた。
そんなある日、佐野が特務で哈爾浜にいくと告げてきて…。
帝大の学生が軍服で在学(しかも中尉)…軍人の学校に行かないの?とちょっと謎だけどそこは気にしたら負けだと思うことにしました。
それにしても…薬で寝かせて体動けなくして、その間に彫師に椿の花を掘らせるって…目覚めてびっくりですね。
この刺青に込められた攻めの願い…これを吐露する場面が印象的。
単なる所有欲の現れだと思っていたら…違いました。
明治後期~大正初期あたりの時代設定とのことなので、結構激動でしょうからね…。
色々なものが変わっていく…そんな中であっても冬月には変わらないでいてほしい…縋りついて想いを吐き出す佐野にハッとさせられました。
帯 『 言い訳 そろそろ終わりますか?あなた…かなり気になってるでしょ、オレのこと。』
デビュー作とは思えないほど色気のある絵柄、お話のクオリティの高さに興奮!(//∇//)
言葉のセレクト、エロアングル、胸キュンレベル、どれをとっても最上級!(//∇//)
『いとしい』という想いが溢れている1冊でした♪
私的には 『アタリくじ』 ♪♪ (//∇//) オススメです♡♡
表紙とタイトルの雰囲気に惹かれて手にとったのだけれど、
簡単に関係がはじまってさっさとHしていて、ずいぶん予想したものと違った。
告白するなりいきなりエプロンで縛ってとかマヨネーズとか(笑)
続編の方も、他人様のカフェでいきなりですか〜、ははは。
まぁ気楽なエロ話として読むのがあたりなのかな?
表題作の他に二つの話。
「夏のコントレイル」「ウィークエンドの憂鬱」は、表紙から予想した雰囲気に近い。
本を通じて出会う、高校生と外見は高校生にも見える会社員の話。
切ない雰囲気があり、絵も描き方も高校生の造形もいい感じ。
続編の方で一人Hをしている会社員も可愛い。
最後の「暴君に刻まれた劣情」は軍服、刺青、と萌え要素が並ぶが
短いせいか雰囲気優位で、話としてはそれほど。
もっと長く書き込んでくれれば、と残念。
三つの話のそれぞれが結構雰囲気が違う一冊だった。
二つ目の話が点を稼いで、全体としては☆3つ。
表紙の絵は本当に好みで、雰囲気に惹かれて購入しましたが。
中身は思ってたイメージとかなり違って、ちょっと残念。
リーマンもの好きなんですけど
このストーリーはあまり入り込めなかったです。
もっと途中の盛り上がりなんかを期待してたんですがね。
平坦といえばいいのでしょうか?そんな感じで終わってしまいました。
この本の中では最後の話が一番印象的だったのですが
でも何か物足りないというか、もっと奥深いストーリーで読みたかったです。
表紙の絵の構図や色つけが綺麗だったので購入してみました。
結果、表題作より同時収録作品のほうが好きだったりしました(笑)
表題作は、・・・。
当たり障りなく、普通のリーマンものですね、という印象でした。
なおかつ年下部下攻めで上司受けなので下克上カテゴリーでもありますが。
ほんっとに、可もなく不可もなくです。
取り立てて悪いところもないんですが、取り立てて萌え萌えした所もありませんでした・・・。
『夏のコントレイル』
年下攻めが良い感じのお話でした。
受けさんが社会人なのに童顔で高校生くらいにしか見えない、というのが苦手でなければこちらの話は読めるかと思います。
内容的にはこの作品集の中で一番好きでした。
『暴君に刻まれた劣情』
軍服・刺青・和服・戦時中という色々盛り込んだ設定でした。
ですがページ的に短いので、色々まとめきらずに駆け足で終わった感じがもったいない作品でした。
絵が綺麗でいらっしゃるので、今後どんな作品を描かれるか、一応気になる作家様です。
マヨネーズ…?
美しい表紙と口絵の泣きぼくろにヤラれて喜び勇んで読み始めたら初エッチでマヨネーズを使うって!
そこは素直にサラダ油でいきましょうよ←
【いとしい、ということ】
嘉山(受)は体調を崩した斉木(攻)を見舞った際に告白されます。
しかも、いきなりエプロンの紐で後ろ手で縛るって展開、早っ!
斉木が嘉山を好きなのはモノローグで語られてますが、嘉山は好感は持っていても突然でloveかわからないって言ってますよね?見事な流されっぷりです(泣)
元々、短編として描かれたものだから唐突感は仕方ないのかな?
続編では、お互いの関係性に戸惑う嘉山がさり気ない斉木の心配りに気づいたり、今までの自分の消極的な恋愛を思い出して『いとしい』を積み重ねる姿が自然で良かったです。
クールに見えて実は臆病なところとか、こちらにも嘉山がどういう人なのか伝わりました。
ふたりの関係を勢いづかせるタイミングで当て馬も登場しますが、その当て馬に見せつけるエッチってどうなのー!?
結果オーライ満載(笑)
【夏のコントレイル】
祖父の古本屋を手伝う美坂(攻:高校生)と幼く見えるリーマン秋介(受)が本の好みを通じて少しずつ近づいていく話。
ひと夏の苦さと慈しみを経験した美坂の飛行機雲(コントレイル)になぞらえた大人への道筋のようで爽やかな読後。
続編も順調に年下攻めを謳歌していて楽しかった!
余談ですがコントレイルの意味を調べようとググったら高槻市のパン屋さんの食べログにヒットしました。
古本屋の後に建ったのはパン屋さんでしたよね。
楽しい偶然の発見でした!
【暴君に刻まれた劣情】
軍服×和服キター!!
乱れた和服にさるぐつわ&裾から足袋への絶対領域!
ワンダフル☆シチュ萌え!
控えめな冬月(受)の背中に咲き誇る椿。
それは佐野(攻)が『揺るぎないもの』として刻んだ想いです。
椿の下での出逢いと再会。
艶葉樹(つやばき)とも呼ばれた『理想の愛』(椿の花言葉)は時を経ても変わらず冬月の背中に根づいています。
本編より同時収録の2編が好みでした。
表紙のシャツの質感やイヤミじゃないピンストがカッコ良い!
高崎さんの描く怜悧な男性が見てみたいなぁ。
デキる男が危なっかしい、清楚な背中に刺青…何気にギャップも集合してましたね。
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レーベル名のQPA(クパ)って、それだけで淫靡な擬音だと勘ぐる私ですw
どこに隠れていたんですか!!
初コミックス、初読みの作者様でしたが、非常に美しく、且つ、色っぽい絵で、
これだけ書ける絵師様が、今までどこにいらしたのか、
よくぞ発掘して頂けた物だと、感服しきり。
表題作のスーツ姿とか、服の質感がいいなぁ。
主人公の目元の泣きぼくろも、萌ツボ突いてくる。
他の作品も、髪質とか、服の質感がとっても好み。
この絵で、この内容なら、初コミックスとして申し分ないです。
今度、この作者さんが挿絵を描かれている小説の方も探してみようっと。
リーマンで、年下攻めで、帯が
「言い訳 そろそろ終わりますか?
あなた…かなり気になってるでしょ、オレのこと。」で
買わずにいられなくなってしまいました!!
そしたら初コミックスだって言うじゃないですか!凄い!!
出来る新人だと思っていたら
意外と私生活は地味ってすごくツボですw
憧れの先輩に多少強引に迫るのもとても好みなんです!!
が、なんとなくあっさり読んでしまって…。
原因はなんなのかなぁ…。
しっかり背景も描かれているし
顔だけのコマということも白さが目立つわけでもないのに。
……ちょっとしたくすりと笑える箇所が合わなかったのかな??
(えー!そこ!?)
私がエロもギャグもわりと選り好んでしまうタイプなのかもしれないだけです。
ごめんなさい。
あっ、嘉山さんがもう少しツンデレだったら良かったのかも!!
でも、本当にお綺麗!バランスも良いし!!
マヨネーズは酸味がキツイんじゃ…?とか
いくら嫉妬で怒っても
人の店で(しかも人前で)いきなりやり始めちゃいかんでしょとか
気にしなくていい事が気になってしまったので「萌」で。
でも、乳首の加減は好きでした!(ええ!?)
表紙のイラストがきれいだったので、新規開拓で試し買いしました。
でも、口絵のカラーは、ちょっとスカスカだったかも。
初コミックスだということで、最初の作品、その次ぐらいは、ちょっと絵が違ってて、イマイチでした。表紙買いだと、その絵柄の違いの落差で、がくっと読む気が失せるので、これは微妙と思ったんですが、同時収録の次の話が年下攻めで好みでした。このぐらいの絵柄が、現在に近いのでしょうか?
巻末の時代ものは、おはなしが駆け足すぎて物足りなかったです。残念。
とにかく表紙がきれいな分、中身の落差に拍子抜けするかも。
漫画のほうは、コマ割りとか読ませ方とか、徐々にうまくなってるような気がするので、好みのカプ、設定だったら、次も手に取ってみると思います。
いつもはある程度は内容などを把握して購入をしていますが、
こちらは表紙を見て購入。
たとえば、絵の美しさというのは漫画の世界では強みではあると思います。
だけど、たとえ絵の世界であっても、台詞回りやどうして「エロ」に発展するのか
などという流れは大切だと思います。
表題作のリーマンの話は作者のかたが少し気合が入りすぎているというか、
すごく良いものを持っているのに、作者の「リーマンBL」の固定概念が強すぎて、
この作者のかたが描く必要性が果たしてあるのかと思います。
現に、他の収録のもので、リーマン×学生の話のほうが流れがスムーズですし、
心のそこから楽しいと思える作品です。
今回は少し辛口ですが、絵が美しいというスキルをさらに伸ばして頂きたいという意味での「中立」です。
なんだか物足りない……
でも、絵もとてもきれいですし魅力的なキャラクター。
これが初コミックス!??そんなはずは…!と誰もが感じると思います。
個人的には、本編よりも「夏のコントレイル」のほうが好きだなと思いました!
やっぱりスーツおいしいです。ご馳走さまです。
期待しすぎてしまったということもあって、満足した!という感想が持てないために中身のあるレビューが書けなかったのですが、これからの高崎先生の作品が楽しみです!絵がとても大好きなので、その絵柄でもっといろんな話を読んでみたい!!
期待が大きすぎたのか、一読してやや物足りなく感じました。
作家さんの初コミックだそうです。
絵はきれいなのですが、きれいゆえに少し固い感じもしました。表情の変化がもうちょっと見たいです。
お話しは嘉山さん大好き部下の斉木が、HになるとSっ気が出てくるのが「あれ?」と思いました(笑)急にかわるので(笑)
でもリーマンの出来る先輩と、認められたい、追い付きたいと頑張る部下という仕事の話も盛り込んでて、うまくまとめてたと思います。
2作目は、単調な毎日を送るサラリーマン白川が、ある日趣味のいい本屋を見つける。そこで店主の孫の高校生、美坂と出会う。
二人は大好きな本屋の書庫で穏やかな時を過ごすが、経営難の書店は閉店することに。
自分ではどうすることもできない出来事に直面し、少し大人になっていく美坂と、そばに寄り添う白川のお話しでした。
静かな流れがいい雰囲気の作品でした。
最後は軍人佐野と作家冬月の話。
学生時代、容姿端麗の佐野に憧れ見つめるだけだった冬月。と、ある日見事な椿を見ながらはじめて言葉を交わす。それから二人の状況は一変。
冬月の背中に椿の刺青をいれ強い執着を見せる佐野と、関係を断ち切れない冬月は、恋人とも友人ともいえないまま8年も付き合っている。
そんなある日、佐野が特務で遠方へ行くことに。
はじめて口づけされ、人や物はすぐ変わってしまうがお前はかわらないでほしかった、と刺青にこめた思いを告げる佐野。
一番短い話だったけど、先生の生真面目さが出てる絵には一番ストーリーが合っていた気がします。
これからもっと魅力的になっていく作家さんだろうなと、期待しております。
スーツ男性の色気が十二分に描かれた絵でした!
とても個人的萌えツボなんですが、スーツの三つ揃えってそそるんです!
あと何気ない部分で、ワイシャツが太幅のストライプとか。
しかもそれがメガネかけてた暁には、どストライクのスーツ男子でないですか☆☆☆
身体全体のバランスも含めて、とても素敵な男たちが拝めて、ありがたや~
憧れて尊敬する上司で同僚の嘉山が大好きな斉木が、ダウンしてしまった自分をわざわざ見舞いに来てくれたときに襲ってしまったことから始まる関係。
一見従順でしっぽ振ってるワンコな斉木にスイッチが入った途端、あんた何者!?っていうくらいちょっとドS入っちゃうのが驚き(笑)
何か、斉木タチ悪いよー。甘えどころとか色々嘉山のツボついていて憎めない野郎に仕上がってる。
二話では、嘉山狙いのカフェ店長に嘉山が襲われそうになったとき、店長の眼前でマーキングエッチしちゃうとか(爆!)
ワンコが凶暴化するスイッチは嘉山の無防備が発動されたときに同時に発動するのかw
この二人の関係も仕事を通して、がっつりデキる男たちで、
嘉山の期待に答えようと頑張る斉木と、斉木を見込んで頑張らせる嘉山と、どちらかが一方的に優位なのではなくて、微妙なバランスの元、均衡が取れてる関係というのが、とてもいい感じ。
3話では、ワンコにご褒美上げてましたね♪嘉山。
恋愛の深みとか細かい解説やあれやこれやなくても、この二人が醸し出す雰囲気と見せる関係だけで十分満足できてしまうのです。
【夏ノコントレイル】【ウィークエンドの憂鬱】
休日は日頃の疲れに怠惰に寝ているだけの会社員が、たまにはと外へ出たときに出会った青年と、そこで見つけた書店。
自分好みの本があるそこは、出会った青年の祖父が経営している店だった。
本の趣味が会うことから仲良くなったこの社会人と高校生の物語。
前半で、高校生が書店の閉店という試練を経て、後編で大人になった姿と、関係というものを見せていたのかな?
【暴君に刻まれた劣情】
大正から昭和くらいの時代設定?の和物風味。
自分だけの物にしたくて、背中に椿の刺青を入れさせて執着する軍人と、
無体を強いられながらも、実は心のつながりを求めていた作家の関係。
これもどちらかというと、執着愛(ヤンデレ攻め)をしっとりと雰囲気で見せてます。
帝大の学生が軍服着て通ってるのも不思議ですが(本来なら士官大学校生だとおもうのだが)・・・細かいところは気にしない?
とにかく絵がきれいです。
雰囲気も悪くないです。
Qpaレーベルって創刊されてから単行本がどれもはずしてない感じがするのです、もちろんこの作家さんも。
注目のレーベルですよねv
このコミックスが初コミックスだそうですが、初めてとは思えない程、絵がキレイでした♪
身体のラインとか色気のある顔とかそれだけでも萌えられました♡
特に『夏のコントレイル』のカプの攻めが受けに『俺に何をして欲しい?』と言われ、『挿れながら乳首を触って欲しい』と恥かしそうに言ったあとの、あの一コマ‼あの体制?アングルにやられました(≧∇≦)
絵はキレイなんですけど、Hシーンでたまに分かりにくいコマが何カ所かあったのが個人的に気になりました(汗)特に表題作で受けが当て馬キャラに無理やりキスをされてる現場を攻めが目撃してしまい、当て馬キャラの前でネクタイを緩めながら『舐めろ』と言って受けが『これを…舐めるの?』って思いながら、そろぉ〜っと恐る恐る舐めるのですが…あれはパ○ツの上から舐めてるの?その次のコマではたぶんものを口に咥えてるんだと思うんですけど…手の位置?を考えるとどういうアングルなんだ?って思っちゃいました。
こんな事気になったの私だけかな(笑)
つい気になって手が止まったもので(苦笑)
そんなことはさて置き…
ストーリーなんですが、悪くはないんです‼萌えなくもないんですけど、何か物足りなさを感じてしまいました(好きな方はごめんなさい)。
当て馬キャラとの件が何だかあっさりし過ぎてた様な…もう少し深く書いても良かったのでは?と個人的には思いました。何か色んな物を詰め込み過ぎかなぁとも思いました。どうせなら1冊まるごとこのお話にして、じっくり読みたかったかな‼
あとがきで作者さんが機会があれば2人の馴れ初めを書いてみたいと言われてたので期待したいです♡
他の2編は…短編なのにストーリーもしっかりしてて良かったと思います♪
軍服のS攻め…萌えました♡ドS…たまりませんなぁ(笑)
絵はキレイなのに何かもったいない…ってことで萌評価にさせてもらいました。
絵がキレイで自分好みなので次の作品も期待したいです♪
絵が(特に後半)とても美しくて迫力もあって、色気もかなり感じるし、
なかなか読み応えアリの本だと思いますよ☆
さて、表題作。
美しい表紙の絵と、「いとしい、ということ」のタイトルで、
しっとり魅せてくれる話かなぁと勝手に推測していたのですが、
あんまりそんな感じではなかったかなw
攻めはスイッチが入ると抑えが効かなくなる年下の部下で、なかなかエッチでは強引。
対する受けは、仕事はできるけれど口下手で、押しと快楽に弱い人。
最初のエッチの時も、
攻めの告白に対して、「好きとかは・・・分からない」と言う受けに対し、
「キスしてみたら・・・何か分かるかも」と、激しめのキス。
そして(当たり前のごとく)我慢ならなくなって、
受けの手を縛って、マヨで(!!きっと臭いよ~っ!!)ほぐしてヤってしまうw
受けが当て馬に無理やりキスされているのを目撃した時は、更に強引に。
「舐めて」と、その当て馬の前でしゃぶらせる。
ネクタイを緩めながらそう言い放つ攻めは、かな~り色っぽいし、
「舐、める・・・これを・・・?」
と怯えた様な顔で思いながらも、受けが従順に口に含む姿はとても官能的。
そんなコトをしているかと思えば、
攻めを仕事面で鍛えるという、受けの上司らしい一面を覗かせるエピソードがあったり。
なんだか、とっても盛り沢山なお話でした☆
個人的には、
設定や個性を含めてちょっと盛り沢山過ぎで、もう少しスッキリした方が好みだなぁ~
と思っていたら、残りのふたつのお話は正にスッキリ!!で、素晴らしかった~~♡
■「夏のコントレイル」
高校生 × 高校生に見えるリーマン
本が好きという共通点と、第一印象と実際とのギャップに惹かれたせいもあってか、
年の差がありながらも、急速に距離を縮めて仲良くなるふたり。
ショックな出来事があって、
一方はすがり一方は慰めるような形でふたりが躰を繋げるシーンは、とても自然で美しい・・・
やりきれない現実と、だからこそ感じる相手の手のあたたかさ、時の流れ・・・
色気と爽やかさの融合がとてもよくて、新人さんとは思えない素敵な作品でした。
■「暴君に刻まれた劣情」
凛とした姿の軍服黒髪 × メガネで和服の文筆家
年は30過ぎ、受けの背中には椿の刺青、8年もの間続いてきた関係、その執着と情熱。
もう、勿体なくてこれ以上はネタバレはできません!(言い切ったw)
いやぁ~でも、これを美しい絵で描かれて萌えるなって方が無理ですよ!!
表題作はそんなに・・・と思ったのですが(すみません)、
他の2話が本当に素晴らしかった~~♡
ちょっと気が早すぎるけれど、2冊目のコミックの発売がすごく待ち遠しい!
もっと高崎ぼすこさんの本、読みたいですよ~~~
妙な所で萌えツボ頂いてしまったぁ~なんて読み始めた作品、受け様のイラスト、
目じりにホクロがあるのが思わず萌え心を擽ってくれました(笑)
一見クールに見えて仕事が出来る美人な上司、それをリスペクトしている部下の攻め様。
いつも受け様のために堅実に完ぺきに仕事をこなしてサポートしようとしてる攻め様が、
ふと気が付いたのが、自分にだけは他に見せない顔を見せてくれると言う事。
受け様は意外に人見知りで緊張しいな可愛い人でもありました。
攻め様が遅くまで受け様のために残業して頑張っていたのですが、不覚にも熱を出し、
会社を休んだ攻め様を見舞いにやって来た受け様。
しかし、いつもデキる男と言う感じで身なりもビシッとしている攻め様のラフすぎる
姿に普段とのギャップを感じる受け様。
そして攻め様に請われ食事を作る受け様に、触りたい欲求が辛抱たまらん状態になった
攻め様が押せ押せムードで思いを告白して、受け様押され気味で受け入れてしまう。
この受け様、案外押しに弱くて、クールなのではなく、全てに於いて受け身さん。
何気ない二人のやり取りで相手の思いを知る事が多くて、かなり萌えどころが多い作品。
互いのいとしいって気持ちが伝わってくるんですよね。
それにイラストが好みってところが余計に作品の高評価になってしまう。
読み終わって気が付いたのが、この作品がデビュー作だと言う事。
いやー久々に綺麗なイラスト堪能させてもらったし、表題とは一味違う2編も
読みごたえがあってそれぞれに素敵でしたね。
高校生とリーマンとの恋なんて二人だけの恋に留まらず、何気ない時間の流れも
違和感なく描かれてたり、軍人と文筆家の激しい恋情なんかも表題と違う温度があって
どれも個人的にはいい作品だと思いました。