花音　2013年1月号（雑誌著者等複数）

「花音」お年賀小冊子2013！！

一番の目的は「小冊子」。声を大にして言います、小・冊・子！
と、意気揚々にまずは本誌より先に小冊子からイタダキマシタ。
上記あらすじに有ります作家さんの作品の番外編が殆どのようで、藤崎こうさんが4ページ、あとの作品は全て2ページとなっています。
特に私のお目当ては、あなどこ番外編『あなたのためならみそかでも』(中村明日美子さん)、初恋のあとさき番外編『そのあとぼくたちは』(日高ショーコさん)！
あなどこ番外編では、七海の最後にホッコリしちゃう所が愛おしい。高千穂さん、実はいい嫁さんになるんじゃないのか…！？(笑)

そして何より…何より！初恋のあとさき番外編で、あの、あの美山が…美山がデレてるのです！(ﾊｱﾊｱ)
何なのあの子、可愛過ぎでしょ最後の1コマ…！
何だかんだ言って、仁科を大好き過ぎるんだわー。
『初恋のあとさき』大好きな方、このたった2ページの為に花音を買ってもいいんじゃないかと思える程。私は買って良かった…美山の「うふふ」と常連さんの何気ない一言に笑えました♪

さて、本誌では、夏水りつさん『K先生の野蛮な恋愛』が新連載スタート。
ちょっと小早川さんの目の描き方が、男性に近付いた？気がするのは気のせいでしょうか。
クリクリぱっちりお目目から抜け出した感があります。
そして、早い段階からK先生(笑)がモーレツに攻める！小早川さんの柳腰にズキュンと来た私です。
ですが、最後のあの人は一体…？
何とも気になる終わり方！

その他、特に気になる作品を。

◆北別府ニカ『単純男子』
沢木と美里は同じ職場で恋人同士。
沢木が高校時代から美里を好きで、頑張って勉強して2人で同じ大学に入り、そして今に至る。
けれど、社会人になってからは沢木がその関係に慣れてしまい、まるで美里を空気の様に扱い、それを寂しく思う美里の気持ちになんて全然気付かなくて――と進むお話。
やっばいですね、私の好きな受けが出て来ましたよ。真面目で眼鏡、大人しくてエッチの時にはエロイというね、神です神(笑)
こりゃ沢木がお馬鹿さんだなーと思えるのですが、美里は美里で「受け身で居た自分も悪い」と思っているのが何とも可愛らしい。
そして、ま、まさか……メリークリスマス！(笑)

◆桜田桃太『いつもお前の事ばかり』
高校生同士、委員長の柏木とヤンチャ秀才・霧生のお話。
この作者さんの作品は初めてお目に掛かりましたが、少し話題に上っていたタッチに少し納得。
けど見せ方とかお上手ですねー、大事な場面はしっかりみせてくれます。
ありがちな内容で、そして正直王道過ぎて単調でお話自体にふくらみがあるかと言われれば唸ってしまうのですが、画で持って行っている気がします。
限られたページ数とはいえ、少し唐突に柏木は自分の気持ちに気付く感が否めない。
受験の事で頭がいっぱいだった筈なのに、最後は彼で頭がいっぱい、なんて。
屋上で触りっこしちゃうだなんて！高校生はサカるの禁止！(笑)

◆夏水りつ『山田くんと田中課長』
二人で大阪出張、そしてたこ焼きを堪能…の筈が。
か、課長！たこ焼きを置いて何処に行ってしまわれたんだ！
猫に怯えてるのかしら…それとも連れ去られ…？


次号は表紙＆巻頭カラー、あなどこ平安編『奈落何処絵巻』！
七海さんのインチキ陰陽師が大好きです、そして高千穂さんの和装にホレボレ…♡
2月号だからバレンタイン特集かな？次号も楽しみにしております♪