大人になってもわからない

otona ni nattemo kawaranai

大人になってもわからない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌10
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
54
評価数
20
平均
3 / 5
神率
0%
著者
鷹丘モトナリ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784832288317

あらすじ

道を歩けば男に迫られ、 電車に乗れば痴漢をされる… ひたすら男だけを欲情させるフェロモンが 溢れ出ちゃう大学講師・竹中だけど、無自覚すぎる竹中は自分が 狙われているとは夢にも思っていない!? そんな激ニブで無知な竹中を陰ながら守り、 一人えっちの方法まで教えてくれた 先輩・南が同じ職場にやってきて――! ガマン強い一途攻×天然フェロモン受 カラダから自覚しちゃう大人の初恋ストーリー

(出版社より)

表題作大人になってもわからない

南(大学の講師・建築設計研究室)
竹中弘樹(大学の講師・建築設計研究室)

同時収録作品いつの日か輝くだろう

向田了平(高校生)
真(引きこもりで通信制高校生・双子の兄)

その他の収録作品

  • 恋人になってもわからない
  • サイン会レポート
  • あとがき
  • カバー下 おまけ

レビュー投稿数7

浦島太郎を逆恨みする亀

いやー、やっぱりこの主人公、受け付けません。
初恋もまだで、そういう方面の知識がゼロ。
男にやたらと好かれるけど、相手との認識のズレがある。
そんなキャラは好きな方なのですが、この作品の主人公は、何度読んでも合わず。

男を惹きつけるフェロモンを出しまくっている竹中は、とにかく男にモテる。
学生時代、襲われる度に守ってくれたのは生徒会長だった南で…。

大学の研究室で再会するところから始まるのですが、竹中が最初から嫌なやつです。
そこで気付きました。
ズレてるんじゃなくて、この子のは無理解。
男を恋愛対象にする男を全否定して、自分に向けられる好意や劣情も「僕は男です!女に見えたんですかね?」という認識で、痴漢被害に遭って助けられても、お礼も言わず、助けた方に説教をして、加害者に謝罪ですよ。
ここまで来るとやりすぎというか、ここまで頑ななだけの子に萌えるひとはいるのだろうか?と首を傾げずにはいられませんでした。

南に対しても、先輩たちに襲われたところを助けてもらって、さらに反応したムスコさん的存在の処理までしてくれたのに、「先輩は僕にあんなことをして…!」
…え?
襲った先輩たちはスルーで、先輩だけ恨みつらみ対象?
浜辺で子供たちにいじめられていたところを助けられて、「あの浦島のヤロー…!」なんて何年も浦島太郎を恨む亀はいませんよね?
すごい逆恨み。

そこへ学部生まで参入してくるものの、この子の役割が想像の真逆へ突っ走っていて、「ごめん…、そういうの無理」としか思えず。

いろいろなエピソードが詰まっているものの、終始無理解かつ感謝の気持ちのない主人公に気持ちの変化が起ころうと、「恋とは何ぞや」と悩もうと、「嫌い」という気持ちしか絞り出せない自分の狭量さに落胆です。

同時収録もこれまた合わず。
双子の妹に虐げられてきたせいで引きこもりになった真と、幼馴染みっぽい了平。
「オーディションに行くから代わりに学校行け」という妹も母親も理解できなければ、「俺と真琴(妹)は付き合ってる」と言われてからの切ない部分も短すぎて…。

昨日から鷹丘さんの作品を読み直しつつ、レビューを書いていなかったものに記録を残しているのですが、初読で萌えなかったものが萌えるという素晴らしい体験が続いていたので、調子に乗っていたのかも。
合わないものはやっぱりだめでした…。

感覚のズレじゃなくて、無理解。
感謝すべきひとにツンケンして、怒るべき相手に謝罪するようなキャラが好きな方や、「生まれてこの方、一度も腹を立てたことがない」という方にはおすすめです。

1

天然も度が過ぎるとただのおバカさん。

黒髪メガネ、天然受け。高校生の竹中は、ホントに愛らしかったりもするんですが。
いかんせん、馬鹿過ぎる‼︎ 天然も度が過ぎると、少々イラっとします。
しかも「男同士なんてあり得ない!」と、バッサリ。ゲイ全否定。
無自覚にエロいフェロモン垂れ流してる癖に危機管理も無い。
何度も襲われかけているのに。
そんなおバカな竹中を「かわいすぎる…。」と、惚れ込んでいる南先輩。
強引に迫る事なく、守り、フェロモンに当てられながらも手を出すのを我慢している。
「手を出すのを我慢できる奴が、お前のこと本当に愛してるってことじゃねえの?」
どこまでも紳士。
途中、当て馬が出て来たり、竹中の方にお見合いがあったりと、揺さぶりがありますが。
情けない事に、女性とはダメかも…。と、吐きそうになり。自分の性癖にやっと気付く。
諸々ツッコミどこは満載ですが。
辛抱強い南先輩に評価して、「萌」で。

同時収録は、双子なりすましモノ「いつの日か輝くだろう」どういう意味⁈な、タイトルのショートストーリー。双子の妹が学校をサボってオーデイション(何の?)を受ける為に、代わりに妹になりすまして、女装して高校に通う真。そんな真に、幼馴染の了平は、「妹とオレは付き合ってるから。」と嘘をつき、キスしてきたり、馴れ馴れしく肩を抱いたりする。
妹と了平が? と、全然気付いていなかった事に何故かショックを受ける真。
もちろん実は了平が好きなのは真の方で…、というお約束展開。
何が残念って、リアルに女の子の筈の妹が、女装した男にしか見えないっていう。
そりゃなりすましも成功するよね!

0

本人無自覚!男を欲情させるフェロモンダダ漏れ受様!

絵柄は好みなんですけど…表紙の絵柄が良かっただけに、想像と中身のギャップを感じたところは残念でした。
設定に無理がある印象は受けるものの、ここまでとんだ設定だと、逆に清々しい位!
なんとなく可笑しくなってきて、爆笑しながら読ませて頂きました。
深く考えずに、さらりと読む感じの方が楽しめるかな〜と思います。

元高校時代の先輩後輩だった、南 × 竹中は、大学講師の同僚として再会します。

竹中が大変変わった人物でした。
何故か男にモテるフェロモンが出ているらしく、昔から男に襲われる体験ばかりしてきた竹中。
ただ、何度も身の危険を感じ続けているのに…相当ズレた人なので、自分が男にモテやすい事にさえ気づいていないような人。
天然とは違うし…ニブイというか…うまく表現しにくいんですけど、激無自覚人間君なのです(笑)
男が男を好きになるとか、男同士の恋愛がこの世の中に存在することさえ思っていないようなタイプ。
だから、自分が男性に好かれるということなど、頭にもないので認識できていないんです。
しかも、一生に一人の人を愛すべき…という恋愛持論を持っているというような堅物君です。

そんな竹中が、昔襲われかけていた時、助けてくれた南と再会し、恋をしたこともなかったのに、南に対してだけ感じる心の揺らぎに戸惑い始めます。

そこに、これまた凄いキャラの学生•沢村という自由人間も加わってきて⁉︎
彼の豹変ぶりには驚かされました!

竹中の中にあった、普通という概念と、初めての感情(恋心)の間で葛藤しながら『好き』を自覚するまでが描かれていきます。

南が理想的過ぎて、本当にいい人過ぎ(笑)
密かに竹中を影ながら守っていた南。
ここまで一途でかっこいい人って存在するのかな〜と⁉︎
半端ないらしい欲情フェロモンに、よく我慢して耐えられていたな〜と思いました(笑)
ただ、彼の行動や言動が、竹中を変えていく所は好みでした。

エロシーンの表情の描き方は色っぽくて好きです。
そしてお互いが凄く可愛らしく見えるのも良かったです。

描き下ろしの竹中の、言っていることは拷問のような事なのに、本当の想いは⁉︎
この後のムラムラさせられる表情なんかはサイコーでした。
耐え続けた南に感動します(笑)
本当に長い想いが報われて良かったな〜と思いました。

短編が1話同時収録されています。
双子の妹の身代わりに女装して学校へ行くことになってしまう、女性恐怖症を持った弟君と、隣に住む幼馴染み君のお話。
腹黒?強引な攻様とツンツン可愛らしい受様のやり取りが楽しかったです。
散々妹に振り回され続けた人生!
恋を自覚して恋人になった2人の今後の展開が凄く気になりました。

ツッコミたい所はあるものの、お話は楽しく読めたので良かったです。
ドタバタコメディを読みたい時にはいいかもしれません。

4

リアリティがなさすぎて…

恋愛に疎くていつか初めて好きになった人と結婚する…!みたいなカタくて古風な恋愛観?を持つ竹中はなぜか男にモテモテ…
急に先輩たちに襲われたり痴漢されたり知らない男にストーカーされたり…
そんな竹中を守ってくれてたはずなのにオナニーの仕方を突然実地で教えられてからちょっと疎遠になってた高校時代の先輩、南が同じ職場で働くことになって?!

…という、BLドリーム・BLご都合主義炸裂の今作…
野暮ったい系マジメメガネ竹中がなんで男にモテまくるのかいまいちわからず…
モブ姦見学・青姦・オナニー手ほどきなどなど…あまりお目にかかれないおいしいシチュエーションwが登場しますがやや唐突な印象で萌えきれなかった気がします…

後は…お見合いのシーン…。あの…なんていうか、お見合いの席でいきなりキワドイ話題振ってくる相手の女性も女性だけど、大人なのにあの対応はないよな…
という、本筋とは関係ないかもしれないとこまで気になってしまって、ちょっと入り込めませんでした…

竹中も攻の南先輩も当て馬のガタイが良くてスポーツ刈りなのにビッチ受wな沢村
も、こんなやつおらんやろ…みたいな。
あまりに性格付けにリアリティがなさすぎて、どうしてこういう行動になるの?!!みたいな場面が多かったのです…

むしろストーリーがぶっとんだギャグとかなら、逆に気にならなかったのかもしれないですが…う~ん…

2

本当に素直すぎる

 大学職員宿舎でいきなり男に襲われそうになった竹中ですが、彼にとってこれは初めてのことではありません。
 その上、高校時代の先輩である南との再会が物語を大きく動かしていきます。

 竹中の天然すぎるほどの純情っぷりがかわいいのですが、その反動なのか学生の沢村の生々しいシーンが余計目立って見えました。「心なんてなくても男はいきますから」と言われてるとやっぱり複雑な気持ちを感じないではいられませんでした。

 でも結局、南も竹中のフェロモンに当たっているのが何とも言えません。(笑)

3

男なんてありえない!の姿に笑える♪

男なのに、男を好きになるなんて・・・そんなのおかしい・・・・・・!
こういう葛藤、BL本ではよく見かけます。
個人的にも、
男に惹かれてもな~~んにも思わないよりも、
そこに葛藤やら苦悩やらがあった方が好きですし、それがBLの醍醐味のひとつだと思います。

そうは言っても、この本に出てくる彼ほど真っ直ぐ(?)な人はちょっと珍しいかも☆

男子校に通っていた時は、
初恋はまだ。だってここは男子校だし。
大学に行ったら、好きな人を見つけてその人と結婚したい!と照れながら力説。
大人になってから男に狙われても、
同性を性愛の対象として見るなんてありえない!
ゲイ?
それはテレビでそういうキャラを演じている芸人さんのことでしょ?
・・・・・・。
小さい時から男を引き寄せるフェロモンを無意識に発しまくって、
何度も男の魔の手が伸びているにもかかわらず、真顔でそう言えるこの人はスゴイww

そんな彼が、青姦3Pを目撃&誘われて、さすがに気づく。
男同士・・・それも世の中アリなのだと。
そして自分がヤられるのを妄想するように・・・!
でもその事実がなかなか受け入れられない。そんな姿が可愛く、面白い~~♪

こんな感じで受けが個性的なので、ちょっと攻めが霞んじゃっているかも。
というか、絵はとても上手いのですが、
攻めの顔にちょっと定まりがなくて、時々アレ?となりました。
気にしすぎかもしれないのですが・・・

受けは、男に狙われまくりな割に、しっかり男体型。
女性的な顔で、ひょろくて・・・とあるけれど、あんまりそんな風に見えないかなぁ。
それが女性っぽくなくてイイ!という人と、
ちょっとかわいくないかも~と思う人と分かれるかもしれません。

でも、なんにしても面白いです☆この本。
ここまで潔く男なんて理解不能!だと、恋に悩み始めた時のギャップがとってもいいですね~♪

6

男同士がありえない人、の場合w

ここんところ自分的に低迷していた鷹丘作品にヒット出ました!!
キャラクター設定が絶妙に美味かった♪
恋愛もしたこともない無自覚フェロモン設定ってよくある設定なんですが、それに加えて”男が男を好きになるなんてありえない”という考えの元が、ゲイへの認識間違いがあったり、それにこだわってという要素が入ってるので物語の展開が実に愉快なのです。

そんなキャラクターは大学の研究室で講師をしている竹中。
彼は大学で男に襲われるのですが、その時のセリフが「私は男であり、同性の君が私に欲情することはない。君には私が女に見えるかもしれないが、私は男なんだ、目を覚ませ」
この一言に彼の考えが集約されていますねw
恋愛や肉体関係は男女間でしかありえないから、そういう人は自分を女と勘違いしているって。
そんな彼を救ってくれたのが、部屋は隣りで新しく同じ研究室に来た高校時代の先輩の南。
竹中は高校時代も男子校で、告白されたり襲われかけたりしてるのに、やっぱり天然というかそのスタンスだったので、南に触られて「こんなことをして!」って苦手な人になっていたんです。
で、展開として竹中がその無自覚の為に散々危ないめにあうのを、竹中が好きな南が救ったり、そういう考えの竹中だから、「好きだから嫌なことはしない」と誠実に真面目に彼に触れないように気を遣う姿に、様々な出来事から竹中が考えて悩んで、恋を知るという話になっています。

何度も危ないめに会いながら、それはただのくり返しじゃなくて、それによって竹中が学習して学んでいくのがいいのですよね。
確かにその竹中の姿に笑いも誘われたりするのですが、お笑いにして茶化してないところがいいのです。(こういう竹中のようなキャラってコメディにはしってしまいますもんね)
一見竹中狙いなようでいて、実は南狙いの節操なしのゲイの学生・大沢という男子が登場してますが、彼の存在も竹中の学習に一役かっているという都合のよい存在だったりしますw
描き下ろしは、天然はカワイイ☆なお話でした。

同時掲載は【いつの日か輝くだろう】
思わず「今宵の月のように」♪かと思っちゃいました(余談w)
妹はじめとする女子の仕打ちに引きこもりになってしまった幼馴染が、妹が学校を休む為その身代わりで女装して登校することになり、隣りに住む幼馴染が彼を守るために付き合っているという嘘をついて、翻弄する話。
ひきこもりはあくまで設定。結構軽めです。

表題がかなり愉快でいつも感じる空回り感がなかったのが、この評価に繋がりました♪

4

この作品が収納されている本棚

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