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yuureitaiji hajimemashita
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
幽霊や呪い、古き言い伝えなどを題材にしたオカルト風な話に、いつの間にか相棒って
感じになった二人が事件を解決して真相を究明していくような作品でした。
オカルト系が好きな私には、おおっ!て感じでハマった作品。
そして、見えざるものを題材にしているのに、ちょっと涙腺が緩む事態に~~。
なかなか良い感じの作品ではないかと思いました。
内容的には、大学で人文学民族研究をしている助教の受け様と町役場職員の攻め様が
偶然出会った事から始まる、攻め様は寺の息子で人には見えないものが見える。
受け様との出会いは、受け様が得体のしれないものに憑かれて身動きが出来ない時に
偶然目があって、攻め様が助け、その後再会した時には、受け様に振り回される感じ。
それにこの受け様は、一宿一飯の恩義なんて名目で攻め様を襲ってる(笑)
襲い受けさんで、相手を振り回しのやんちゃ系かと思ったら意外にシリアスな過去があり、
それを最終的には攻め様が助けるような形で解決するような展開になります。
攻め様は見える事を頑なに秘密にしていて、こちらも家柄からなのか、なるべく関わりが
無いようにしようとするが、受け様といる事でいつも霊的なものに巻き込まれる。
タイトルの幽霊退治って言う程、除霊がメインの話では無いのですが、意外に面白い。
なんだかんだ文句を言いながらも受け様をほっとけない攻め様と、積極的かと思えば
意外に健気だったりしてそのギャップも良かった作品です。
表紙イラストより、中身の絵の方がずっとかっこよくて、ちょっと勿体ない。
男前×男前コンビが幽霊退治に奔走するオカルト・コメディ。
オカルトと言っても全然怖くないです。
漫画なら『GS●神』、映画なら『ゴー●トバスターズ』などが好きな私には大変好みな世界観でしたv
本作は、↑ほど面白おかしい除霊モノではなく、比較的しんみり感動系な要素が強めですが、これはこれで面白かったです。
絡みはアッサリ目で、せっかくの襲い受けなのに勿体ない気も?
恋愛面よりも、二人の会話の応酬とか仕事中のじゃれ合いに萌えポイントがある感じです。
霊感はないが、幽霊大好きな民俗学者・上月(受け)と
オカルトに興味ゼロだが霊感持ちのため、上月に幽霊退治に連れ回される公務員・松風(攻め)。
上月に悪態をつきつつも、何だかんだ放っておけない男前な松風がいいです。
上月も、実は一族にまつわる複雑な過去を背負っていて、繊細なところもある人物。
傍若無人で下ネタばかり言ってる普段の顔と、たまに松風に甘えてる顔のギャップが良い感じですw
この二人が幽霊や神様と対峙(交流)する、全部で三つのお話が入ってます。
地元・花澄町が舞台なことと、上月の仕事や生い立ちのこともあり、三つの話のテーマは多様性には欠ける感じ。
あとがきでも書かれていた通り、タイトルの割に幽霊が出てこないのも惜しいかも。
しかし、どれだけでも話が広げられそうな世界観だし、砂河先生もオカルトお好きだそうで、是非ともシリーズ化して色んなテーマのオカルトに挑戦していただきたい!
まだまだ設定があったという上月のバックグラウンドも含めて、もっと続きが読みたいと思わせる作品でした♪
一見すると青年漫画風の絵柄だったりするので、ひょっとすると好き嫌いの好みの分かれる漫画家さんかもしれないんですが、
ガチムチでないしっかりした男の身体を描かれる、いい作家さんです(ちょっとヒイキ目)
ストーリーも無駄を削ぎ落として非常にわかりやすいです。
今回は霊などが見えてしまう町役場の職員で寺の息子と、大学の民俗学助教のコンビのお話。
これってこれで終わりなのかな?
すごくいいコンビなので続いて欲しいと願わずにいられません!
大学の寮の裏にある池に幽霊が出る、と大学の学長の頼みで招集されたのが、町づくり推進課の松風。
実は松風と、その大学の民俗学の助教・上月は体の関係を持つ間柄。
上月が首をつっこんでくるから、松風とコンビでその謎を解くことに。
次の話が、上月と松風の出会い。
盗まれた御神体を松風が見つけた事で、二人で一緒に返しに行くことに。
そして、蔵の整理を頼まれた民俗学のゼミの物色に参加した松風が、梁にくくりつけられた遺髪を見つけたことで、上月がこの町にこだわる秘密か解明されるのです。
松風、一見面倒くさそうに上月にじゃけんにするのですが、本当は惚れてる!?
彼は見えないからそういうスポットへ行ってはよくないものを拾ってくるらしく、それも気になって仕方ないようで。
だから最初は乗っかられた始まりだけど、だんだんと彼に惹かれていったようです。
そして、上月。
助教というのに、いい加減でやんちゃでチャランポランで、すっごく元気。
いつも松風を振り回してます。ひょっとしてこれってツンデレ?
だけど、彼の抱えているものの深刻さがあって、そういったギャップも魅力的。
一見セフレのような関係なのに、なにかと霊にまつわることでコンビを組むうちに気持ちがついていく、
それぞれの魅力に気がついていく。
そうした描写はないんだけど、絶対そうに違いない!って思わせられます(ここが無駄がないってことかな?)
恋愛より、謎解き。そこから見える心で推し量る。
大人な漫画だと思いました。
軽妙でコミカルで、でもシリアスもあって、非常に楽しめます。
できうれば、シリーズにして、この二人のラブラブぶり、上月がデレるところが見てみたい気がするのですが♪
1冊すべて表題作のカップルです。
寺の息子で幽霊が見える町役場の職員・松風。
幽霊が見たい民俗学助教授・上月。
大学構内で発生した幽霊事件を解決する前後編「雪幻の池」で、二人の関係が分かります。
「柴神の帰り道」で二人の出会いと、次の話への伏線があり、前後編「神憑きの遺狐」で上月の足にからんでいたモノの正体とそれからの解放になります。ショート「幽霊退治は終わらない」は後日談です。
幽霊や神という人外なモノが登場しますが、恐ろしい雰囲気はありませんし、二人の会話などコミカルテイストを心掛けているように感じます。しかしその分、「神憑きの遺狐」で長男を生贄としてずっと山神に捧げていたという上月家の事情が、私にはぞっとして作品のイメージに浮いているように思えました。
養兄のナギが上月の髪で山神を鎮めてみせると言うことで丸くおさめましたが、ナギが穢れていたからと一族を殺してしまうような山神がいうことをきくのかとも疑問でした。柴神が実は山神より上位であったり弱みを握っているなど、もうひとつ納得しやすい理由が欲しかったです。そこで、山神が殺したのでなく単なる災害の土砂崩れであり、贄は必要ないのに一族が勝手に続けられていただけと判明したのでしたら、もっと楽しいで終わった作品だったのになぁと残念でした。
先生があとがきで書かれていましたが、バックグラウンドもたくさんあるけれど描き切れなかった!ページ数が足りない!という印象を受けました。