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私には闘牛場に立つ資格が、覚悟が、無い
golondrina
表紙!カッコいい。
正直なところ、一巻は物語の枠組みを提示しただけという感じで、
しかも青くて直情で、余人にはよく分からない理屈でのチカの闘牛士修行の開始だったが、
この巻でその背景にあった彼女の過去が明らかになる。
チカという名前の意味、マリアとの関係…
ゲイの友人セチュや、ヴィセンテについても彼らの持つ葛藤が見えてくる。
「闘牛場はお前の死に場所じゃない、俺たちの生きる場所だ。お前の血で汚すな。」と
チカに突きつけるヴィセンテは、さらに自らの闘牛で、再びチカに生き様を見せつける。
(一巻ではどうよ?って感じだった彼ですが、これまたカッコいいです。)
「もう "ラ・チカ(ある少女)" でいるのはイヤなの」と、答えを求めて牛の前に立つチカ。
「ゴロンドリーナ=燕」という新しい名を得て、強く前を見て飛翔せよ!