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mada ai ga tarinai
爱情不满足
久々にキレッキレな西田作品が拝めて大満足!!です。
第一線から人事部に異動になり、別居中の妻とは離婚へと話が進み、人生の残り半分は自分のために過ごそう。などと枯れたこと考えてる井上部長。西田作品には割とお馴染みなオジサンです。
しかし今回の相手役は、ちょっと一味違ったなあ。
悪い評判などまったくない機械事業部課長の北原。仕事もできて人当たりも良く見た目も素敵。身につけてるものも質のいいものだったりの30代で独身?
…こんな人が自分の周囲に実際いたら、まずお腹真っ黒だろうなと思うよ私なら(笑)
案の定そんな人なわけです。金持ちのボンボン息子で、若い男の子とモルディブにでも行こうよなんて言ってるようなチャラけた私生活。
なんだけど!本物の愛に飢えているのです。多分無自覚なんだろうけど、若い頃から井上に想いを寄せているだなんて、けっこうほんとのとこはピュアなのかもしれない。
もしかしたらファザコンなのかもしれない。
何不自由なく育ったけども、父親からの愛はもらえずに大人になったのかもしれない。
なんて想像してしまうのです。
部長は部長で常に冷静。「あなたと寝てみたい」と直接的なことを言われても、そこで乗ってこないとこがカッコイイ。
相手の心を欲しがってることを自覚できていない北原に対して、自分の魅力の確認のために誘っているんだったら他をあたれと。ひー強気!男臭い男同士の駆け引きがたまりません!
とぼけた会話も一流だし、部長が奥さんに会う時の構わなさぶりがひどかったり、猫たちの態度のリアルさだとか、こういう些細なところの描写をはずさないとこが、西田さんの素晴らしいところです。
西田作品のキャラには毎度目で射殺されてしまいますが、北原の言動に唖然としたあと「ふっ、まいったな」といった感じの部長の横顔の一コマにゴロンゴロンドタンバタンでした。
最後に用意されていた10年後ぐらいな二人の姿にも、やられた!一緒に住んでたりすんのかしらと想像して、再びドスンバタンとなりました。
私の大好きなリーマンもの。
自分で自分のセクハラ疑惑をメール告発するという
トンデモ設定ではありますが、読み進めて行くと
恋の不条理感とでもいうようなモノが展開を埋め尽くして
ゆく・・・・。
西田東先生ってホント凄い!
西田作品コンプリートへの道はこの作品から始まりました。
最初の数ページは受攻逆かと思ってたらビッチ受けとは。こう言うタイプの受けはそれほど好みじゃなかったはずなのに、見事にはまりました。(後々西田先生の作品を読むにつけ、この作者の漫画に関しては属性など空気だと知るのですが)
受の北原は下は緩いし、勤務する会社に対する忠誠心もほぼない、いろんな意味で欲望に忠実な男ですが、その実、ピュアな内面も隠し持ってる不思議なキャラクターです。もう、このキャラ造形にやられました。4話の表紙とか色っぽすぎて。ああ…。
この北原に翻弄されて引き込まれていく井上部長もまた一筋縄ではいかない大人の男の複雑さをもっています。
仕事、家庭、プライド、そんな人生生きてりゃ背負う有象無象が絡まり合う中で、肉体的には盛りを過ぎようとしている男達がジタバタあがいて恋をする瞬間はそれはもう色気が出るに決まってる。
独りよがりなキャラは一人も出てきません。どのキャラも誰かを思いやっている。一コマ一コマに欲情、悲しみ、滑稽さ、色んなものが肌に感じる空気感として描かれています。それでいて重くはなく、湿っぽくもない。乾き具合が逆に温かく思えたり、余計切なく感じたり、さじ加減がすばらしい。
とにかく後半の修羅場シーンが……もう、切なくて……めっちゃ萌えました。んでもって、たまに無防備な顔を見せる北原にまたこれ……まあ、いいや。うん。
キラキラBL、肉食BL、病みBL、色々読みましたが、最終着地点見つけた気分です。
こんなBL漫画あったんだと、まあとにかく衝撃の一作でした。
西田東氏の作品が初めて!
という人にはあまりオススメできないような・・・
女子高生の娘とか出てきちゃうと現実的過ぎだし・・・。
北原氏のアクの強さに引き気味になる予感もするし・・・。
「しゅみじゃない」って人がいてもおかしくない感じする・・・。
しかし・・・
しかしですよ!!
何十回も読み返すうちに(読み返しすぎ)なんか胸がイタイ・・・。
西田東氏、何かを極めつつあるのかしらん・・・。
「なんか スゲー!!!!!」
と思ってしまいました。
相変わらず 男がカッコイイし。
「まだ愛が足りない」、
いやー、受けの片思いはおいしいですね。
いわゆる「ノンケに片思い」でした。
心から受けに幸せになってほしいと思いました。
そして本音の探り合い、恋の駆け引きですよ。
読んでいると結構ビターなのに、最終的にはあまかったです。
やはり、かっこいいリーマン二人の恋愛はカッコイイですね。
西田先生の紙のコミックについては読破しました。
で、中でもこちらが私の中のベストです。
ちなみに2番目は肉食の部下 です。
なんとなく二作は似ています。
たぶん肉食の部下の方がとっつき易くて分かりやすいんだと思います。
私はこの北原のひねくれたねじ曲がった根性と愛情が好きです。愛おしく思えます。
にしても先生の描くスーツのリーマンはやっぱりカッコいいんですよねー
最近リーマンものが足りません。
BL市場に出回ってない気がします。
先生、新たに描いてくれないかしら、、
ムリだろうな、先生、違う方向に行ってしまってるんですよね、、、
citronにて全話既読でしたが、雑誌掲載時と比較しても印象や感じる事にブレはありません。
よく、単行本にならないと作品が訴えかけたかったモノやキャラクターや物語が見えてこない作品が多い中、これは非常にわかりやすかったのだと思えるのでした。
それはきっと、西田東さんの大きなコマわりで見やすくわかりやすい描かれ方をしている絵と、人物の性格は複雑ながらも展開はいたってシンプルな筋立てだったからなのだと思われます。
相変わらず、おやじの魅力が満載。
ニカっと笑うおやじの笑顔に、真剣に怒る顔のアップにころりとやられますw
そしてこれは、本気になれなかったチャラい男が、本当に欲しかったモノを手に入れる話であったのですが、
中年に差し掛かる(多分30代中盤?)と50代目前の熟年という組み合わせで展開されるところに萌えがつまっております♪
妻と離婚したばかりの人事の井上部長の元に匿名で、元部下でもあった課長の北原のセクハラを訴える手紙が届く。
真意を確かめようとする井上だが、北原の独特な雰囲気に飲まれて真偽はわからない。
そこへ井上の携帯に送られてきた北原の全裸の写真。
ある社内トラブルで、その写真が北原から送られてきたモノだと知った井上は、北原が何を自分に訴えたいのか知ろうとし、そして分かり始める。
この北原と井上の駆け引きめいた綱引きのような探り合いで大部分が構成されているのですが、それが面白い!
北原は父親の威光で金持ちの息子でわがまま放題をしているバカ息子なのかと思えば、仕事はデキ、かなり優秀だ。
彼に足りないのは本当の愛。
それは、多分井上への片思いの恋情だったのだと思えるのです。
それは彼の口からダイレクトに語られることはありませんが、北原が井上の部下だった頃の何度も出てくる回想シーン、井上の北原への過去の印象シーンがそれを裏付けているのではないでしょうか?
井上の離婚が社内で公になったことで、北原の本当に欲しいものを手に入れるときが来たのだと・・・
彼を本気で好きになってくれる相手がいたにも関わらず、井上しか欲しくなかったなんて、彼はひねくれているけれど純情だったのですよ!
そして井上ですが、女性と結婚していて子供がいて、ガッチガチのノンケである彼が北原へなびく理由。
それは離婚した寂しさもあるのは確かだが(衝動に突き動かされる決定打はそれだった)
家庭ではそうではなかったようだが、彼の仕事の面に置いての真面目で面倒見のよい、几帳面さが、北原へシフトしていく要因でもあるようでした。
井上は元奥さんと会うときはなんとなくダメダメ中年みたいなのに、会社だとどうしてあんなに格好いいのか!?
これがバツイチ男の姿の理想的現実像かもなのです♪
彼等の真摯な会話をしているやりとりと、お笑いのようなボケた会話、
エッチのときにラーメン!?(爆笑)
そんな、西田アニキらしいボケもかましながら男臭くというべきか、中年臭く展開していくリーマン物はいかにもリーマンで素晴らしかったwww
結局北原は切望していた井上を手に入れたのだが、井上はほだされのではあるが、決して北原に負けたわけじゃない。
その対等な部分が気持ちが良い。
エンドの・・・これは何年後だろう?
油の乗った50歳の重役となった井上と、部長となった40代の北原。
この二人が恋人だなんてーーーーー!!滅茶萌えるんですがーーーーー!!
巻末に4Pもおまけの漫画が・・・
これがいつも愉しみで~大好きだ♪
と思いながら購入しました。
今日近辺に発売の他の本があまりピンとこなかったのもあるんですが、
その中でもこの本は筋金入りにどういう光景が広がるのか見当つかず。
アラフォーとアラフィフ?
事業部長のヌード写真を人事部長に送り付け?
そもそもシトロンってどういうレーベルだったっけか?
ええっ、どういう話になるんだ?
購入して表表紙開いて、やっと思いだしましたよ。
「社長桃井くん」の人じゃないか・・・(苦笑)
読み進めてみると部長ではなく北原「課長」。
なんというかまー、青春のビッチをそのまま引きずったようなバリネコ。
そろそろ美貌が品切れになりつつありそこを金でごまかしてるような困った奴。
人事部長の井上は知らないけど「そりゃぁセクハラで訴えられてもしょうがない」と思わされ。
でも北原課長は(あとで種明かしされてあー、なのですが)新人な頃からほのかに井上部長の事、思っておったんですよね。愛情の表し方が「やる」方に偏りすぎてておかしくなっちゃってるけど。
一方井上部長の方も北原課長の事は妙に印象には残ってた。
そういう前提で、自分で自分の事を匿名告発したりヌード送ったりして妙な方向に印象付けていき、結局ペースに流されてるのに気付かないまま自分でペースを握ってる顔で井上部長、どんどん北原課長に流れていくのです。
でも、ちゃんと流れてるのに!中年としては当たり前(だと思う!)「思いはあるのに起たない」という状況からまた微妙なすれ違い。
北原課長「抱くこともできないのに」とまた体と愛の関係がわかってない大誤解を・・・あらら、だからビッチさんは(苦笑)
そんな北原の最後の最後、井上の体に訴えるシーンの滅茶苦茶さときたら・・・
いや、それによって復活遂げちゃうんだからいいんだけど。
うっかりエッチな方向から見てしまうとなかなか顔が曲がってしまう本で、
しっかりラブな方向から見ると時々ギャグな面で足をすくわれる不思議な本です。
『死んでも はなさない』
これですよ!! これですよ!!
西田 東先生 大好きだあああああああああ!!
サラリーマンに ぜひ! 読んでほしい一冊です。
男と男の男臭い話となっています!
上司と部下の仕事での関係や 別れた妻や娘の関係。
そんな悩み事は 世間では山ほどあるよねっと思いながら
読んでいました。
うまいです!!さすがです!!
泥臭い人間関係がちょっぴりセツナイのです。
先生!!絵うまいですよっ!!
攻め・受け とってもセクシーです!
ずっと ついて行くわよおおおおおおおおお!!
堅物バツイチ部長・井上と、その井上を虎視眈々と狙うw課長の北原。
ふたりのオッサンが繰り広げる、そのへんのBLとは一線を画する男臭いストーリー。
そうです。これぞ西田さん作品!今作もブレてませんw
北原は金持ちボンボンで、ビッチなままオッサンになってしまって、愛に飢えてるちょっと屈折した性格の男。
井上が離婚した途端になんとか気を引こうと行動にでるのですが、その方法がまた…正気とは思えないww
そしてほだされる井上…いいんですか。それでw
極めつけは、終盤、井上と家族の仲睦まじげな様子をみてしまった北原のトンデモ行動…
ちょっと北原の常軌を逸した行動と思考回路にややひきつつも、シュールに男臭く進むストーリーに引き込まれて最後まで楽しめました。
そして井上の娘のカナちゃんがかっこよすぎた…!惚れたw