早く言いなよ、俺のことがスキだって。

好いたレベルはどれくらい

suita level wa doerkurai

好いたレベルはどれくらい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×236
  • 萌18
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
18
得点
318
評価数
85
平均
3.8 / 5
神率
27.1%
著者
館野とお子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784864420655

あらすじ

父親の部下である冴えないサラリーマン・一郎を落とすことに決めたイマドキ高校生・弓彦。
始めは遊びだったけれど、気があるようでいて子供扱いでかわす一郎の煮え切らない態度が、弓彦の闘争心に火を点けて――?

(出版社より)

表題作好いたレベルはどれくらい

安田一郎,父親の部下の会社員
吉野弓彦,部長の息子の高校3年生

同時収録作品こんな感じで始まります

同時収録作品こんな感じで続きます

安田一郎,会社員
吉野弓彦,恋人の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

大人と子どものラブバトル

高校生と、その父親の部下のサラリーマンです。
最後まではしていないですが、読んだ感覚ではサラリーマンが攻です。

恋心に振り回される高校生と大人、それぞれの行動は違えど「自分の気持ちの方が大きくなってしまってるんじゃないか」という不安や、「傷つくのが怖い」という気持ちは共通していて、とても共感できました。
また、かなりすっきりした絵柄でありながらどこか色気を感じる、なんとも言えない魅力のある絵が、作品の雰囲気とマッチしていました。

サラリーマンの一郎さんは、上司の飲みの誘いを断れず、家にまで連れて来られてしまうようなお人好し。高校生の弓彦はそんな一郎さんを侮っていましたが、この一郎さんが少し曲者で、弓彦との恋愛においては、真正面からは勝負しようとしません。というのも一郎さんにとっては弓彦は未熟な高校生だし、何なら上司の息子なので、いろんな理由で安易に手は出せないんですよね。この「かわされてる」感が、弓彦をやきもきさせ、一郎さんにのめり込ませていったのかなと思います。

対する一郎さんは、作中の描写だと、ノンケとして生きてきたけど本当は同性の方が…という自分自身に薄々気がついていた、ということなのかな?弓彦を率直に可愛いとは思っているけれど、本当に恋愛の相手にするには、年齢的にも会社での立場的にもよろしくないということで、ずっとセーブし続けている印象です。

ついに弓彦と触り合いまでした一郎さんが、弓彦に「ついに俺の勝ち?」と言われた瞬間の、高校生の子どもに手を出せてしまう自分への絶望や、もう取り返しがつかないほど弓彦を好きになってしまったという諦念が、一気に脳を駆け巡ったんだろうなという描写がとても良かったです。

全体的に切なくはあるけど淡々とした絵柄やコマ運びのおかげで切なくなりすぎず、かつ心理描写が丁寧で、とても読みやすい作品でした。

0

勝ったり負けたり落としたり落ちたり

館野とお子先生、長らく新刊は出ていませんがどうしていらっしゃるのでしょう。

◾︎一郎(弓彦の父親の部下)×弓彦(高校生)
即バレ女装モノ好き。即バレの時点で BLファンタジーを一回使ってないカウントになるので、その後ちょっと無理な BLファンタジーが出てきても許せてしまう。めんどくさい読者で申し訳ない。

この作品に関しては一郎さんの淡々としてるところがいいです。 BLファンタジーについてはあまり気にしないでいい。
大人と高校生のCPは、高校生が今だけの好奇心で大人にちょっと憧れちゃってるんだろうな〜って見方をしてしまうし、そういう思考の大人側に共感できてしまう。実際犯罪だし。

弓彦も、大人も大人の一郎が、子供である弓彦にこんなに大人しく構ってくれる時点で、色々許されてることに早く気付きなさいな、と思って読みました。
多くを語らない一郎はかなりリアルに大人だと思う。

神よりの萌2

0

一郎さんのくせにって

父の部下の一郎さんがあんまりにも冴えなくてからかって落としてやろうと女の子の振りをしてメールする弓彦。
最初は短編だったからか、こんな感じで始まりますがさすがうまくまとまっていますね。

弓彦はムキになってかデコチューされたからか一郎さんを落とすのに頑張ります。
一郎さんは本当に大人ですね。
ちゃんと線引きしてケジメのあるお付き合いして。
そして向こう側の人だったんでしょうか。
元カノの結婚話を聞いて飲みすぎて弓彦の声を聞きたくて。弓彦に振り回されてますが大切な存在になってたのかな。

とうとう一郎さんが弓彦の誘いに乗って勝負に負けてくれます。負けるために来てくれたようで。
この時一郎さんが熱があったのはハメを外すのと関係あったってことかな?

一郎さんは本当に弓彦の勝負に負けたようです。そして弓彦も俺が落とすはずだったのにってことは一郎さんに本気に?
一郎さんが弓彦に好きだよ、たぶんほとんど最初からって。
そうじゃなきゃ上司の高校生の息子に付き合いませんよね。

こんな感じで続きます
では二人の関係も進展してる?もうしたのかな?キャッ。弓彦も女の子の部分があるのかな。

年の差、リーマン、高校生。でもちゃんとケジメのあるお付き合い、いいですね!
これが作者さんの初めて読んだ作品です。

0

大人と子どもが並んで歩けるようになるまで

あらすじにあるように、高校生男子がふとした思い付きで父親の部下を落とそうとするお話です。

「大人」:「高校生」の対比がリアルでした。
生活も考え方も全然違っていることが、リアルでは当たり前なのにこうしてお話にされて改めて感じられました。
で、それでも少しずつ気持ちが近づいていて、じりじりとしたそれの表現がまたリアルなんです。一足飛びにくっついてしまうのでもなく、ぐだぐだ悩んで勝手に泥沼に落ち込むでもなくて、ふとしたことでほんの少し揺れる気持ちが積み重なっていく様子が丁寧に書かれていました。
控えめな演出で無駄のない表情やセリフで、じんわりと伝わってくるものがたまらなくよかったです。

子どもは小さな歩幅でちょこまか歩き、大人は大きな歩幅でゆったり歩く。
追いかけたり待ったりしながら、だんだん自然に並んで歩けるようになっていく。
その過程を描いたようなお話でした。

4

綺麗な絵でゆるやかに進むお話。

父親の部下をからかうつもりで女の子だと偽ってメール交換をしているうちに、本気になってしまった高校生の話。
綺麗な絵でゆるやかに進むお話。とても読みやすいので一気に読んでしまいました。

ただあまりにゆるやかすぎて、ラストに至るまで二人のどちらにもはっきりした思いが感じられないのが残念です。
いや、確かにお互い好きなのでしょうけれど。
リアルの恋愛も確かにこうかなと思うと、これはこれで有りかもしれません。
同じ作者さんの別の作品でも、確かに現実だとこうだけれどもやもやした記憶があるので、こういうお話を描かれる方なのでしょうか。未だ二冊目なのでよく分からないですけれど。

あと、一郎さんは結局ゲイなんですか?ノンケなんですか?よく分からなかったです。

0

大人と子供の攻防戦

高校生・弓彦が、父親の部下のリーマン・一郎を落とそうとする話。

弓彦は最初はからかうつもりで女の振りをして一郎とメール交換してたけど
まめに相手してくれる一郎をいつの間にか好きになってたのかな、と。
意地も入ってるけど、必死に気を惹こうとする弓彦が可愛いなあと思います。
微笑ましいというか。

高校生だからと、でこチュー止まりとか、一郎さんあんた可愛い過ぎるよ!
弓彦さらに頑張っちゃってるし、結果的にご褒美だよねコレ!?
一郎さんも意外と余裕ではなく、内心
振り子状態なんじゃなかろうか(希望含)

子供と大人、それぞれの立場で進む攻防が面白い。


書き下ろし「こんな感じで続きます」
では女装再び。
意外?なバカップルっぷりが見られて、楽しかった!
一郎さん…(笑)
かきっこしちゃったた後の、弓彦の「一郎さんて…ふふふふ」ってそーゆーことか!
ほんと平和でよかったです!ごちそうさま!\(^▽^)/

1

女装シーン少しだけあります

読み始めてから気が付いたんですが相手が糸目なんですね。何となく嫌だな~と思ったんですが、読み終えてもやっぱり嫌でしたwサブキャラなら気にしないんですけど。絵で話を進めていく漫画、特にアクションなどの派手で解りやすい漫画じゃなく心の機微を中心に描く恋愛漫画で糸目ってかなりつまらないですね。時に口よりも饒舌な男の視線を封印してしまうなんて、塩気のない肉料理を食べてるようなもんですよ。まあ高校生の主人公からしたら大人なんて何を考えてるか解りづらい、本性を見せない存在に思えるんだろうという意味ではハマってますが。館野さんの作品が好きなので買いましたが、これはちょっと私には合いませんでした。女装してる一話目が一番楽しかったです。

3

年の差の描き方がステキでした。

Cabで連載時に何話か読んで、
あんまり好みの絵ではないなぁ~なんて思いながら、
(もっと描き込んである絵の方が好きなのです)
なんとなくもう読んだ気になっていた作品でした。
なので、
コミックが発売されても誘われなかったのですが、
東京漫画社の夏フェアの小冊子が欲しくて、コチラを購入~
(他の対象本は全部購入済みで…。続きの漫画が4ページ分載っていました)

いざ読んでみると…
うわ、コレ通しで読んだら結構好きだ、ツボかも……!w
じわじわと面白さがくる本だと感じました。

絵はやっぱり、もうちょっと描き込んでくれるといいのになぁ~と思いますし、
攻めがシーンによって結構若くもすごくオッサンにも見えて、
実際は幾つなんだろう…気になる…とか思ったりするんですが、
なんだか、そう思いつつも、
そういうのも含めて味わい深く感じながら読んでしまいましたw


受けの高校生は、
父親の部下のパッとしない男に飲酒を注意されて、
最初はちょっとした仕返しのつもりで、ぎゃふんと言わせたくてイタズラメールを。
なかなか思い通りにいかなくてムキになって、女装までしちゃうのが可愛い。
実はすべてが最初からバレていたと分かった時、
パッとしないと思っていた男に、自分とは違う “大人の差” を感じて惹かれる…
そんな気持ちも、
気を引こうとワガママを言って振り回そうとするけど、いまいち相手にされないのも、
それでも何度もあの手この手でぶつかっていく若者らしい真っ直ぐさも、
なんだかとてもリアルに感じて、…愛おしい。

攻めの地味な会社員は、
途中でイケメンに変身したりしないのがよかったw
受けのワガママに振り回され、好意を感じつつも理性的でいようとする、
そのスタンスは結構好み。
(だって、上司の子供で高校生でしかも男の子なら、普通簡単に手は出せないよ~)
でも、
そんな大人だって揺れもするし脆くもある。
それを高校生相手に晒してしまうこともある。
そんな色々が積み重なってふたりの関係は進んで……


最後までずっと大人と子供の差をしっかりと見せて年の差をリアルに描きつつも、
物語として現実的過ぎもしないところが、
とても素敵で上手いなぁ~と感じた1冊でした。

6

大人と子供

最初の1話は女装アンソロジーに掲載だったらしく
受けになる弓彦が女装して相手を騙すお話からになります。

父親の部下・一郎。
この男を落とそうと、いろいろと策を練るんだけれど、大人な対応の一郎。
そんな2人の駆け引きというか行動というか
最初は意地になってた部分も、本気になり始めたり
大人として逃げてる部分もあったりで、ちょっと切ない感じかな。
だけどお子ちゃまの方が行動早いというか素直というか。
一郎は振り回されて丁度いんじゃないかなと。

3

おっとなー

あかん。かわいいぞ。。。。!!
最初はこんなきゃわゆい絵柄で女装男子ものか。。。おう。。。。
とか考えていたものの、主人公が必死になったり余裕ぶったり照れたり必死だったり必死だったり必死だったり。。。
スゴク...カワイイデス....!!!
そしてまた攻め様がなんともいえないかっこよさ。
きゃ☆イケメェン!!抱いて!!!
っていう感じではないあふれでるおとなっぷり。
あかんでこれは!!格好よすぎる。。。!!

キャラクターの良さもさながらストーリーもいい!!
劇的に話に変化があったりイベントがあったりとか言う感じではないんですが、凄く柔らかく流れていく感じがとてもよかったです。
読みながら弓彦くんの表情の一つ一つが切なくって最後の方には少し泣いてしまいました。。。

アフターストーリーも良かったし個人的には凄く満足です。

2

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