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anata wo manzokusaserutame
ふだんなら絶対受け付けない攻めに好感を持ててしまった…。
既婚者攻め、彼女持ち攻め、無理じゃないですか?
世間体は保ちつつ、男の恋人もキープ。しかも攻め。
受けなら「本当はお前と結ばれたいのに…」感が漂わなくもないけど、攻めは単純に男も女も食っちゃうオレ様何様!?としか思えないのであります。
が、しかし、表題作の攻めはアリでした。むしろ良かった。
「あなたを満足させるため」(前後編+描き下ろし) 萌2
テク不足を指摘された彼女が、なぜか彼氏にゲイの知人を紹介します。
ここでゲイのテクを受ける彼氏を見学して勉強するなら分かるのですが、見学してなさそうなので、完全に「彼氏にゲイを斡旋した彼女」になってます。
そんなわけで彼氏・三国は、彼女そっちのけで美しいゲイ・棗に夢中に。
彼女のケータイから連絡先を抜いて、個人的お誘いを何度も。
さらに棗が勤めるカフェに通い詰めて、終わるまで待っちゃったり。
だけど常套句「男とするのは浮気に入らない」も発動します。クズです。
クズなんだけど、無自覚溺愛系なんですよ…。イイんですよ…。
それまでどの彼女にも執着しなかった三国が、棗には執着しちゃう。嫉妬もしちゃう。
よく考えたらこれ、「彼女持ちだけど男のセフレあり」じゃなくて、「棗出会って初めて恋を知った男」の話ですね。良いです。
「愛を語るなら真実の言葉で」 萌
金持ち坊ちゃん漫画家の執事と、担当編集者です。
編集者は自分が主導権を握ってまどわせてるつもりが、実は踊らされてるだけだった、という、執事が一枚も二枚も上手な話でした。
ドラマチック・マエストロ」のスピンオフです。
「きみが笑えばすべて良し」 萌
ケンカや校則違反だらけの幼馴染みのヤンキー・泰世(たいせい)のために、生徒会に入って泰世が処分を受けないように手を回している久仁緒。
はい、腹黒です。
腹黒攻めとツンデレ受けでした。
表題作が群を抜いて良かったです。
「彼女持ち攻めは呪われるべし!」と思っている方はぜひ、これを読んで、「こんな攻めなら好きだ!」と叫んでください。
表題作「あなたを満足させるため」
タラシ×健気ゲイ
三国青は彼女にフェラが下手だと言ったので、彼女はフェラが上手い友人、棗遥人を彼に紹介します。そして、そのまま二人はセフレ関係へと発展していきます。
受け遥人は美人で、特にエロいです。攻めの三国もそこから惹かれたのでしょう。ですが、ただの性欲だと思っているので、男と付き合うことはありえないと、考えています。それに、自分たちは浮気していないと、結構ひどい男です。
そんな男に遥人は好きになります・・・
愛を語るなら真実の言葉で/執事殿の多忙な日常
腹黒い執事×嘘をつく編集者
受けの武真言(名前と違ってよく嘘をつきます)は漫画の編集者で、担当作家の執事が攻めの橘となります。
武は橘に関心をもって、彼を落とそうとしますが、実は自分が術中にはまってたというお話です。
私はこの話が一番好きでしたね。
きみが笑えばすべて良し/今日こそ俺が
ヘタレ(やるときはやる)×アホ可愛い不良
こちらの二人は幼馴染で、攻めの森江久仁緒は受けの高城泰世に片思いをしています・・・
お二人とも高校生らしい可愛い恋をしてますね。
絵は好みです。時に表題作の受けは好きです。美人で、エロくて、健気な感じの。(あくまで私の趣味です)
全部で3作収録されています。どれも個性的で、キャラが違っている話なので、飽きずに最後まで読めると思います。
サガミワカさん、過去作品からおっていくと随分絵に力みが抜けて軽い感じになったなーと思うのですが、それは絵柄もですが作風も?
ちょっと小椋ムクさんに似てきた感じもある?
だけど、毎度そこそこの出来で内容は悪くないんですよ、一定品質を保ってるって感じで大きなハズレがない貴重な作家さんのような気がします。
今回は短編集なんですが、大人の恋愛と子供の恋愛と、上手い具合にバラエティ度合いのバランスよい組み合わせになっていると思われます。
表題は、強気で自信家の大学性の攻めが、年上のカフェ店員の男性にいつの間にか本気になってしまうお話。
きっかけがビックリ!
フェラが下手と言われた彼女がテクを教わろうと、連れてきたカフェの店員にやってもらったらはまっちゃって、それで呼び出して関係をもつようになったというもの。
この年上のカフェ店員は、大学生が好きなのがわかります。
大学性は、彼に執着をもっているのを自覚しているのに、それが認められなくて、セフレにしてしまっている。
何げに大学性が主導権を握ってリードしていそうで、この受けの年上が主導権を握っているというお話。
一見健気そうな受けなんですが、無自覚のしたたかさを見せているような?
男にはまると、それは深いということかもww
【愛を語るなら真実の言葉で】は調子者で、嘘も方便とばかりに相手をおだて上げるために嘘をつく雑誌の編集担当が、それを見抜いた漫画家の家の執事を落とそうとするのだが、実は彼の術中にはまってしまって、、というお話。
これは執事が、以外にもしたたかな腹黒ドS風味という設定なのですが、それが今ひとつできってないのが、惜しい!
【きみが笑えばすべて良し】は幼馴染モノ。
喧嘩が強くてやんちゃな幼馴染が大好きな、生徒会副会長。
皆の前ではクールに装うのだけど、本当は幼馴染らぶで彼の前では甘えん坊の普段のクールさとは180度の違い。
幼馴染が好きで好きで好きで・・・が思いっきり伝わってくる、とってもかわいいお話でした♪
この本の中では一番好きかも?
そして、後半の話で、受け攻めの問題が発生する展開がまた笑わせちゃう!
表題作の色気のある二人が好きです。サガミワカ先生の作品は「ドラマティック・マエストロ」の様な、きゃんきゃんしたものと、「金魚の恋」の様なしっとりした大人のままならない恋を描いたものがあって。本作はちょっと大人っぽい方に当たるのかな。
セフレと爛れた関係を続ける、自称イイ男の三国。ノンケの彼は女に困らないモテメンの筈だったが、彼女に紹介された美しい男、棗さんに逆上せ上がってしまう。
「男と付き合うとか、無いわー。」と、一旦は思い、躰の関係だけだと自分に言い聞かせるのだが…。っていう。独占欲や嫉妬を憶えて、執着している自分に驚きながらも、棗さんを誰にも渡したくない‼︎という気持ち。三国はもう恋に落ちている。
ところで、モテメンの筈の三国の彼女がイイ女ではない事にまぁまぁ引く。「頭がいい女は面倒くさい。」と言い切るのは良いとしても、見た目がイイ女を選びそうなものだが。何だかロリなのだ。
しかもフェラを教わりたいからとゲイの棗さんを連れて来るのだ。棗さんと行為に及んでいる際、そこに彼女が居たのかは定かではない。そもそも三国はそんなにイイ男でも無いんじゃないかと思ったりして。クズだし。棗さんに逆上せ上がるのは仕方ないとしても。棗さんは何故、この男を好きになってしまったんだろう…? と、余計なことを考えてしまう。
同時収録の「愛を語るなら真実の言葉で」は、「ドラマティック・マエストロ」のスピンオフだとは、あとがきを見るまで、気付きませんでした。あぁ、京さんって、あの京さんね。執事居たねー!そんな腹黒だとは知らなかったけど‼︎
「きみが笑えばすべて良し」は、幼馴染執着もの。オタクっぽい執着をするクニオが可笑しくて、笑えます。それをまんざらでもない、と思ってしまう泰世。文化祭で女装した泰世が可愛すぎて、「脱げよ、誰にも見せられない。」と言ってしまう、独占欲剥き出しのクニオ。女子たちはドン引きです。せっかく着たんだから、愛でればいいものを。ホント、ムッツリなんだから。
作家買い。
この作家さんはツボのときとそうじゃないときの落差が個人的に激しい方で、今回は残念ながら後者よりでした…。
コメディ色が強い時に萌えない傾向があるのですが、今作もややコメディよりだったために萌えがイマイチだった気がします。
3組のカップルからなる短編集。
■あなたを満足させるため/御前0時の告白
彼女持ちのくせにセフレを正当化する倫理観のない大学生×彼に惚れちゃったゲイ(彼女の友達)。
攻めにフェラが下手といわれた攻めの彼女に、練習のためにお手本を見せてほしいと頼まれて連れてこられたゲイの子(彼女の友人)と、そのときのテクが気に入って彼に興味を示すノンケの攻めキャラのお話。
あとがきの作家曰く、ヤな奴を描きたかったらしい。
しかしながら、ノンケのくせにゲイの子への気持ちを自覚したあとの行動が、ヤな奴というより意地っ張りな男のたんなるヘタレ攻めみたいな展開で、うーん…な感じでした。
もっと、相手を振り回して最低男っぷりをみせてほしかったです。
ヤな奴にしてはあっけなくメロメロにされて素直な行動とってたのがテンション下がりました。
■愛を語るなら真実の言葉で/執事殿の多忙な日常
『ドラマチック・マエストロ』のスピンオフ。
個人的に↑この作品があまり好きじゃなかったので、ぜんぜん思い出せないキャラたちでした…スミマセン。。
金持ちのおぼっちゃまなのに漫画家やってる男の家の執事と、漫画家の編集者の話。
受けの編集者は『嘘も方便』を生活すべてにおいて活用してるような要領のいい曲者キャラで、作家さんも曲者×曲者のカプを意識しているとのこと。
…ですが、個人的にこの受けキャラがあまり好きじゃなかった。。。
都合いい嘘はつくけど仕事はきっちりこなして、狙った男もおいしく頂く系の受け、という設定なのですが、嘘のつき方がヘタというか…設定を活かしきれてない。
そんな要領のいい男には思えなかった。
あと、執事が一見主人に従順でおとなしそうなキャラなのに、実は腹黒で、この編集者が自分に関心を持つように仕向けてる、…というような設定なんですが、そんなことするほど受けキャラのどこが好きなのか読み取れなかったので、攻めも受けも互いにどこに惹かれ合って、面倒くさい恋の駆け引きのようなことをしてるのか理解できなかった。
これ、本編である『ドラマチック・マエストロ』をちゃんと読んでたら違うのかな…?だとしたらスミマセン。
■きみが笑えばすべて良し/今日こそ俺が
幼なじみ同士。ワンコキャラ属性の生徒会副会長×かわいいやんちゃ系の喧嘩好き。
コメディ色強いです。
受けの喧嘩の後始末をするために生徒会に入った攻めの片思いからスタート。
なんやかんやあって受け入れてもらえる。
攻めは、受けキャラ以外に関心なくて周りからはクールとか思われてるけど、受けの前ではデレデレのヘタレワンコになる。
その攻めのギャップ具合を描くのにコメディ要素が強すぎて、個人的にはイマイチでした。
まあ、でもラブコメの王道っちゃ王道みたいな作品です。
《個人的 好感度》
★★・・・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★・・・・ :キャラ
★★・・・ :設定/シチュ
★★・・・ :構成/演出