marun
maigo
夏にぴったりな雰囲気の怪談物みたいな奇妙なストーリーでした。
どこまでが夢で何処からが現実なのか読んでいる方もあやふやになるのです。
友人の切次を訪ねて行った友田、しかし切次は山奥で暮らしていて途中で道に迷う。
まさにそれがタイトルで、道に迷い近所の人に昼は危ないと言われるが
暗くなる前に着きたいと一人で行く事になるがその途中で切次に出会う。
話ながらも違和感を感じる友田だが熱さのせいで疲れていることもあり家に着く前に
近くに茶室があると言われそこで一服するが、お茶を飲んだ途端に身体が熱くなり
切次に抱かれるが、それは切次の見かけの別の何かだった。
そこへ駆け付けてくるのが本物の切次と守役と言われる人間離れした男。
守役はその切次に似たものを始末する為に追いかけ、友田は本物の切次の家にいく。
そこで見たのが送り火だったりして、人ならざるモノに襲われたと気がつく。
不思議な存在に貞操を奪われた友田なのですが、しばらく読み進めると2段構えの
オチがあったのかと思える内容で、まさしく白昼夢的な不思議ストーリーです。