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すこし不思議な、ヒトとヒトと、猫のおはなし―――
最近不細工にハマっていて、不細工受けはまあ見るのですが不細工攻めは少ないのなんでなのでしょうか。
一応これは平凡攻めという事になると思います、女子ウケはそれなりに良いみたいですがどう見ても普通の子です。
受けの子は猫耳生やしちゃって可愛いのですがあくまでこれは攻めの妄想なのですよね、ちょっと怖いです。
アニメとかでよくありがちなメイド服にケモ耳とかいうのとは全然違います、ちなみに自分はどっちもとても大好きでよかったです。
一番の読みどころは描き下ろし?で攻めが一人Hしてる所ですね、これで不細工ならもっと良いのに。
死んでしまった飼い猫が、見知らぬ猫を引き合わせる夢を見た翌日。
教室にやってきた先輩の頭には、自分にだけ見える猫の耳があった!?
猫耳が見える自分は変だと思いつつも、先輩が可愛く思えて仕方ない主人公。
亡き猫が連れてきた、運命の出会いだとしか思えない。
「カワイイ」「夢に出てきた猫に似てて好きです」と伝えても遠い感じで、どうしたら先輩と一緒にいられるのか、考えてもわからない…
そんな主人公が、変な子ちゃんで可愛らしくて微笑ましいです。
一方、主人公に振り回されている先輩は、自分の中の暴力的でいてひどく甘ったるい気持ちが膨らんでいくのが怖くて仕方ない。
「猫耳のある俺」がいいのか、「ふつうの俺」はいらないのか、揺れて苦しくてナヨナヨクラクラしてしまって…
二人とも初々しいなぁ、ピュアでいいなぁ。
恋する切なさやうれしさが堪能できて、とってもよかった一冊でした。
(エロシーンはないけど!)
何も接点のなかったはずの一年違いの高校生男子が、
ある日の雨がきっかけで知り合い、
恋に落ちたお話?
長年飼ってて死んだ猫が夢にでてきた日、鈴木は彼女に振られます。
そんな話を教室で友人としているところに、いきなり「傘かして」と入ってきた上級生の頭には、なぜだか猫耳が生えていて。
一目惚れして追いかけて、追いつきそうになると今度は追い払われるのが怖くて、好きの距離を測りかねている。
でもそれは、追いかけられる方だって同じ事。
そんなことを段々に、言葉と態度でちゃんと表しあって、ゆっくりでも着実に二人で歩いていこう。
ッテカンジで、実にセンシティブで真っ当な物語。
絵も物語とバランスのとれた雰囲気の良さで、
読んでて、とってもほっこり。
カバーの猫たちの行進のイラストもかわいいです。
セルフつっこみ
そして、余りにもまったりほっこり、いやなところのないお話なので、
どうしても寝ちゃう。
読んでいて何度寝オチしかけて本を取り落としたことか、
日を変え、時間を変えても、やっぱり寝オチする。
超強力睡眠導入本なので、レビューを書くまでに時間がかかったのでした。
商業BL漫画の多くが一冊完結なのは何故なのだろうか。少年/少女漫画だと1冊完結は逆に珍しい気もする。そんなことを考えてしまうぐらい、彼らの恋愛を眺めていたい気持ちになる本でした。商業BL漫画の起承転結配分は、1冊に収まることで概ね固定されているから、それとは違う尺で読みたくなってしまう。
BLテンプレから抜け出して、個性ある恋愛模様を描いているからこそ、この後のページ配分である程度予想できる展開から解き放たれて欲しかった。
ファンタジーではない猫耳作品という珍しい設定。猫耳があるときは人間耳が描かれてないことに、漫画内で言われるまで気づかなかった。"コマ割り"をうまく使って頭部をカットしていたり、技巧的な妙も感じさせられました。
OPERAにて既読でしたが、掲載時二ヶ月置きの連載は、何だかよくわけがわからなかったのが自分の感想でした。
ただわかっていたのは、いなくなった猫が夢に出てきて、その子が連れてた子猫にそっくりな先輩と知り合い、その先輩に猫耳が見えて、運命の出会いを感じて好きになっていくという出会い部分だけがやけに印象的で、
なにがこうも、よくわからなかったんだろう?と1冊になった単行本を読んでわかったのは、、、、「鈴木、お前面倒くさい!」←笑
ということだったのだと、ストンと腑に落ちたのですw
鈴木が好きになって、猫耳が見える先輩・猫柳は、とても男前です。小さくて可愛いけどw
先輩なのに兄弟の末っ子というのもあるのか、鈴木になつかれるのがまんざらでもない。
鈴木は猫柳を猫みたいって言いますが、鈴木も十分猫みたいなんです。
鈴木はモテるという設定です。
だけど、いつも相手の女子に「面倒な女子と一緒にいるみたい」と言われて振られること三回。
この部分がよくわからなかったのですが、展開の中で見えてきました。
割と一人勝手に自分で決め付けて、自分一人で妄想して、相手をよく考えないんです。
しかし、その一人舞い上がりが猫柳を翻弄して、女子と違うのはそれを途中で放り出さない猫柳の姿。
彼もまた考えて、思って行動して、言いたい事もちゃんと言って。
ここで猫柳の男前な正確が効いてくるのです。
そうやって、ただのかわいい好きから、恋という好きに変化していく過程が、実にほのぼのとして、ちょっと切なさもありながら魅せていくんですね。
そして、気持ちが通じ合ったとき、猫耳は鈴木にしか見えないのですが、猫耳があるから猫柳が好きなのか、耳がなかったら好きでないのか?
という重大問題がラストに残るのですw
しかしながら、それまでの過程で気持ちが十分に通じ合っていましたからね♪
猫耳は、鈴木の猫への愛情が見せた幻覚だったのか、いなくなった猫が結びつけてくれた目印だったのか。
いずれにせよ、この猫耳という存在が、鈴木がおとなへ成長していく、本当の恋を知る過程のキーワードだったのだな、と思いました。
描き下ろしの『雨の日』で、その後の彼等の姿が描かれてますが、鈴木の外見が~!!なんか余計天然臭くなってるよ(笑)
そして猫柳の男前なことよ!!
猫柳先輩がとても魅力的なキャラクターで大好きです♪
いつものことながら、四宮先生独自の視点が興味深かった作品でした。先輩である猫柳にどうしても猫耳が生えているように見える、鈴木。一体何の暗示なんだろうと思っていたけれど、それは彼自身に染み付いた呪いだったのかな。人を好きになっても、付き合っても、彼はいつも振られてしまう。何度もそんなことが続いた結果、自分は欠陥のある人間で、誰かに好きになってはもらえないのだという予防線を張るようになってしまっていて。
僕は好意を伝えるけれど、あなたが僕を好きにならないことは分かっているから。一方的な気持ちだと分かっているから。一見、重たくならないよう相手を気遣っているようで、実は結構残酷な言葉。端から気持ちを決めつけられるのは、気持ちの持って行き場がなくて、虚しいものです。少しずつ、少しずつでいいから、鈴木にそのことを分からせようと行動する猫柳。彼の方が余程健気でしたね。9人に振られても、10人目はあなたを好きになってくれるかもしれない。最後は、鈴木がちゃんと猫柳の気持ちを信じてくれて、ほっとしました。