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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
待ちに待っていたジルのお話ですv
何を隠そう、「コルセーア」登場人物の中でジルが一番好きかもしれないってゆー。
そして、これまでの作品の感想の中でも「ジルには年上のオヤジを!」と言い続けてきたのですが、ホントにオヤジきたよ!
いや、「オヤジ」っていうよりも「おじさま」ですけど。
こんなところに、おじさまが残ってたよ。
というわけでジルのお相手はボリス。
しかも、ジル、なかなかの生い立ちなんですよね。
それでボリスに引き取られて育てられて。
いろいろと芽生えて。
ジルの片恋状態になって。
それでも、ジルの方もそれはそれで仕方ないって思ってるようなところもあって。
それから、時が流れて今回の事件へと物語が移っていくわけですが。
………なんだろ、今までになくジルがかわいいです。
そりゃ、好きな人相手にしてるんだから当然といえば当然なんですが。
本編の方では頭のキレる軍師的な感じだったんですが、こちらはそんなジルをうまくあしらうボリスがいて。
ボリスの飄々としたつかみどころのなさが、またつっかかっていくようにも見えるジルを余計に可愛く見せているような。
きっとボリスも「ジル、かわいいなぁ」と思ってると思う(笑)
最後の最後まではっきりと自分の方からは口にしないボリスだけど、ジルとフリーダに対する感情が違うとはっきりと提示してくれたことはジルにとっても大きかったと思う。
それでも言わされる方にすればたまったもんじゃありませんが。
でも、失恋覚悟とそうでないのとではやはり違うだろうし。
ボリスがただの良いおじさまという感じでもなく、どこかズルい大人なところも好きです。
あとはロラン公子にびっくりしたり、キリアンが結構好きだったり。
キリアンとジルの関係はあっさりしたものでしたが、キリアンのスピンオフとかないかな?(笑)←この際、ロラン公子が同性に走るならそれでも可。
「レクチャー」も面白かった。
そういえば、これ「コルセーア」のスピンオフだった!ってここで思い出した(笑)
アヤースの作戦失敗。
っていうか、こんなところで勝手に言われてますよ、セラ(笑)
「コルセーア」シリーズの外伝ということで、評価はめちゃくちゃ甘めだなと思う今日この頃。
しかし、「統べる者たち」よりは確実に面白い。
あらすじはもう、ほかのレビュアーがたがお書きになっているので、
いまさら申すまでもございません。
なにが見どころかといったら、ジルのスパイシーな皮肉、ツンデレっぷり
それと対をなすボリスのおとぼけっぷりでしょう。
能ある鷹は爪を隠す、といいますが、その方向性の違いで
一方はツンデレ、一方はボケ、なかなか味のあるカップルです。
ボリス叔父はコルセーアシリーズにいままでなかったキャラゆえか
非常に存在感もあるし、セサームをしのぐほどの鷹揚さ、心の大きさもある。
とても魅力的な人物です。
こういうオッサンになりたいものですわぁ。
…ま、小生の性から言ったら無理ですがな。
かわゆい子をベッドに入れて何もしないとか、どんだけボリス枯れてる!?
それとも鉄の意志ですか!?
で、煩悩のかたまりである拙者、モンモンモンモンといつボリスがジルに手出しするのか
待っていたが
これがなかなか来ないw
おまけにジルはキリアンとセフレ関係になってるしw
ちょい役がいちいち面白いのも本作の特色といえましょうか。
キリアンやガルシアもさることながら、ひっくりかえったのはロラン公子。
オタクっぽかった彼がダイエットしてスリムな青年になっていたり、
なにかと思わせぶりな文脈はいっぱいあるんです。
しかし話の中心はやはり、ミステリー的な展開。
ジルの生い立ちもそれほどまでに壮絶だとは思わなかった。
フォーチュン(幸運)という姓もまんまと見るか、皮肉と見るか。
ついでに
書下ろしSSの「レクチャー」も楽しい。
…っていうか、プレヴェーサの幹部、嫁ももらわんといいんでしょうか?
なにげにプレヴェーサの将来が心配では、あるw
ごめんなさーーーーい!
嘘を書きましたっ!
コルセーアのシリーズは終わりって訳じゃあないみたい。
新カップルはこれで打ち止め、カップリングとしてはこれが最後ってことのようで、
今までのカップルのあれこれはあるかも。
そもそも、今回も最初は短編集を考えていらしたらしいです。
次は、カナーレ達のお話にもどるか、ピサールに行くか(ピサール熱烈希望!!)
一度アヤースにまつわる事件なども書ければいいな、とのことでした。
アイルはね、すでにカナーレ♡だしねー。
いつまでも年を取らないカナーレ(お、叔父甥か?)をアヤースから奪おうと…
って感じになるかもな〜〜?(笑)
>ピピンさま
いつも大変お世話になっております。コルセーアになると異様にテンションが上がるw
そーそーそー、ボリスがジルをどのようにじっくりとっくり乱れさせたのか、
想像するだにハァハァします。
やけに淡白な描写に、「続きは同人誌で」を見たよw
そして、あの挿絵のジルが異様にかわゆい件。アルフォンス・ミュシャばりの絵がいい。
それでバックとかバックとかバックとか!
さすがオッサン、いかにもオッサン攻めが生きる体位ではありますw
>snowblack
な、なに!?コルセーアシリーズ、ラストですか!?えぇぇぇぇぇ
だって、アヤースとカナーレなんてやっとはじまったところなのに。
プレヴェーサの将来…を担うアイル…も鉄板で男の恋人拾ってくる、に1万点。
しかも攻めw
で、ツンデレ風味で、カナーレ級にめんどうくさい子が好きだと思うw
プレヴェーサの将来が心配であるw
ofnotice様、待ちに待った「梟の眼」、お手元に届いてよろしゅうございました!
犯人は、途中からモロバレだったのでそこはちょっと弱かったけれど、
面白かったですよね?
ふふふ、ボリスおじさまいいんだなー。
あのズルくてでも懐が広いのが素敵♡
(でも私は目指すはセサーム様!ああいうオッサン?になりたいものですわぁ!)
水壬先生によるとコルセーアシリーズ自体はこれで最後のおつもりらしいですが、
あの二人のあーだったりこーだったりは多分要望も多いので、同人誌で読めることでしょう。
はいはい、ピピン様も仰せのように、
プレヴェーサの将来はアイルがいるからいいんですよ。ユーグでかした!
でもカナーレにベタベタしてアヤースに邪険にされている様子からすると、
ちゃんと冷静沈着な男に育つかはビミョーだなぁ…
ofnoticeさま、こんばんは
>かわゆい子をベッドに入れて何もしないとか、どんだけボリス枯れてる!?
それとも鉄の意志ですか!?
あれ?
わたくし、「おさすがですわ、おじさま。やっぱりオヤジは鬼畜ね。この土壇場で、余裕の焦らしプレイかよ」と思いましたわ。
で、「自分からは言わない」なんて、ほんっとーにおじさまってばずるいんだから、もう! ああ、オヤジ萌えの私にはたまらん。ごはん三杯いけそうです。
さぞかしジルがじっくりねっとり時間をかけて美味しくいただかれちゃったろう詳細がもっと読みたかったわ。と、次の同人誌では書かれるだろうSSが楽しみで、仕方ありません。
プレヴェーサの将来は、アーガイルくん(今2歳だったっけ?)の両肩にがっつりかかっていることでしょう。
アーガイルがいるから、レティはもうすっかり安心していると思います。
案外、アーガイルがユーグそっくりの容貌に育つと、お話的には美味しいんだけどな。そして、ムードメイカータイプのレティとはまた違う、冷静沈着タイプの抜け目ない海賊になると、おもしろいなあ。…ああ妄想が止まらない!
海賊シリーズ「コルセーア」の外伝です。
今回の主役は、アヤ―スの副官ジル。
クレバーで二刀流の剣の腕も鮮やかな彼の活躍振りに、
ファンの多かった脇役だと思うのですが
今回出自や育ちなどと共に、長い秘めた恋をしていたことが明らかになります。
(彼の長い髪は、女装の為じゃなくて恋故の可愛らしさの象徴だったのねー。)
お相手は本編主役のカナーレに自分の名字を名乗ることを許した、ボリスおじさま。
若くして保養地に隠居している飄々ととぼけた味わいの彼でしたが、
実は裏の顔を持っており、それはジルの過去とも国王を含む人間模様とも絡んでおり
今までの物語の裏側にあったカラブリアの政治模様が垣間みられ
シリーズ全体に奥行きを与えています。
謎解きの要素のある物語としても、十分に面白いですが、
クールなジルが、おじさまの前では小憎たらしくも可愛らしいのがとてもいい!
一方で、ずっと大事にしてきたからこそ臆病なおじさまもいい!
こういう思い続けて幾年月、大人で適当にやっているんだけれど実は純愛というのは
好物ですので楽しませて頂きました。
外伝の2作目はプレヴェーサの副官ジルと10歳の時に引き取って育ててくれた
ボリスとの年の差遠距離恋愛カップルのお話になります。
ジルは7歳の時に父親が殺人鬼として捕まり牢獄で亡くなった事から全ての財産を
没収され、姉の二人世間から逃れるように親戚の家に身を寄せるのですが
そこでも安住の地とは言い難い冷たい仕打ちをされ、姉の二人で元の町に戻り
素性を隠して幼いながらに姉を守りながら必死で生きてきた受け様。
しかし、姉が病に倒れ、行く当てもない時に貴族である攻め様に助けられる。
しばらくは誰も信用できない状態の受け様だったが姉も元気になり、少しずつ
攻め様との暮らしに慣れていった受け様。
しかし、攻め様には受け様には言えない秘密があり、受け様兄弟を助けたのも
贖罪の意味合いがあったのです。
そして受け様は攻め様の事で暮らし、色々な習い事や剣を覚え、攻め様の為に
宮廷官使の役職についていた攻め様の補佐をするようになっていくのです。
その頃には受け様の気持ちには攻め様に対する思いが育っていたのですが
姉に対する攻め様の溺愛ぶりを見ていると姉を妻にするのだと言う思いが・・・
しかし、姉が別の相手との結婚が決まり、受け様はそこでも年の離れた姉を
諦め、無理をして嫁に出したなんて誤解をしてしまう。
攻め様からの優しい甘やかしに勘違いをしてしまう恐れから受け様は攻め様の元を
離れるように、プレヴェーサに入る事になったのです。
それからは、意地もあり攻め様の元に帰る事もしなかった受け様ですが姉が行方不明に
なったと手紙を貰い、攻め様の元へ帰る事になる。
しかし姉の行くへは知れず、一緒に探してくれると思っていた攻め様は自分に任せて
船に戻るようにと・・・受け様はそれを無視する形で独自に調査を始めるのです。
今回の外伝は受け様の父親の事件が深くかかわっていて、20年前の悪夢が再び
再現されることになるのです。
そして受け様には言えない攻め様の秘密の任務がその事件と関係が有るのです。
全てを知った時の受け様の気持ちは切ないです。
16才差の年の差カップルで、相手は40を過ぎているどこかとぼけただらしない雰囲気を
醸し出す相手で、なかなか二人の間が進展しないのです。
そして大人の男のプライドや攻め様を可愛く思う気持ちが昔からあって
攻め様自ら手を伸ばすことが出来ないもどかしさも感じる作品でした。
受け様のツンデレ具合と女装姿も萌えること間違いなしの作品です。
オヤジ好きの水壬楓子先生ファンの皆さま、ついに来ましたよ~!
「コルセーア」シリーズに、おじさまが!!
オヤジ萌えの水壬先生、今まで「コルセーア」ではオヤジ要素はセサームさまとヤーニさまで補填済みと、私は思っていたのですが、違ってました。そうです、水壬先生にとっては30代なんてオヤジとしてはまだまだひよっこレベル、40歳過ぎなきゃ物足りん!のですな。
(以下ネタバレになります)
「梟の眼~コルセーア外伝~」で、おじさまは、シリーズの最初から登場していた、まさかまさかの大伏兵のボリス大叔父さま・42歳でした。
ボリス大叔父さまは、これまで海賊の頭領・双子姉弟のお母さまのエイメさま(お母さまだけど結婚が早かったので30歳そこそこ)に、ものすごーく親切で親身に世話をしていたので、私はてっきりエイメさまにプラトニック・ラブなんだとばっかり思っていましたよ。心憎いくらいに裏切られて快感です。
そして、今回の主人公はジルです。
アヤースの副官で、とにかく出来る男。「月を抱く海」では、八面六臂の大活躍、既に主人公のアヤースを「かっこよさ」では越えちゃったんじゃないかしら、と心配になるくらい。目的のためには表情も変えずに手段を選ばない、ポーカーフェイスぶりが男前だぜ。
そのジルがぁ…、こんなに切ない恋心を長く長く秘めていたなんて…、お話が美味しすぎて、涙で前が見えないわ。
そして、大筋のお話もストーリーテラーの水壬先生、おさすがでございます。最後まで謎解きの予測がまったくたちませんでした。
今回の「梟の眼~コルセーア外伝~」
ジルの、ボリス大叔父さまの、そしてカラブリア国の国情の、今までまったく語られていなかった話が次から次へと出て参ります。「こんなにも設定が深かったのかあ」と唖然呆然、納得の大嵐。
神評価とさせていただきます。