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契約愛人の2巻。
1巻は会社社長の加勢に愛人関係を強要される大学生・悠也のお話でしたが、その続きです。
前が綺麗に終わったのでどんな続きかと思ったら、加勢の兄、碧樹が現れて無理矢理悠也を愛人にするという契約の書類を作り、悠也を加勢の前から連れ去ります。
受けが攻め意外とするシーンが延々続きます。というか、本命同士でのベッドシーンが少ない!加勢はほんとに自分が好きなのかと悠也が疑心暗鬼に陥る展開が続き、1巻のほうが雰囲気は好きだったなと思いました。
えろ度も一巻の方が高いです。
前のような薬を使ってなどのシーンが無い分痛々しさは少ないですが。
碧樹に抱かれているのは無理矢理ではあるんですが、悠也も本気で嫌がってない分前より大人になったというか…。自分も楽しむことを割りきっている感じです。それもどうかと思いますが…。
しかし、加勢の愛がわかりにくい。他の人に抱かれるとわかっていて「行ってこい」と差し出すなんて、もっと怒っていいんじゃないかと…。
悠也も悠也で、詐欺のような契約書類の言いなりになって抱かれるというのもおかしい気がします。
加勢があっさり自分を差し出したことに落ち込みつつ、「どうせ自分は愛人で恋人じゃないから」となるのですが、あれ、前の巻で恋人にならなかったっけ??という不可解な感じでした。
最後の最後でどんでん返しのような展開でしたが、ほんとにラストぎりぎりなので唐突な終わりという気も。
このお兄さんがなぜか憎めないキャラだったのが唯一の救いかも。
最後は大団円ですが、他の人に抱かれているのを許容する攻めというのは、私はちょっと嫌だな~という感じでした^^;
『WEST END』以来に読む作者様作品です。
電子書籍を再録したものに描き下ろしが追加された一冊。
前作を読んだのはつい最近のことなのですが…2006年発行だそうで前コミックスから6年も経ってることに驚きです。キャラ達が所持する携帯がガラケーからスマホになってるw 時代の流れを感じますね。
今作もエロエロですが他の男性に抱かせるのを許す攻め様ってどうよ?!
というところに引っかかってしまい、いまいち萌えませんでした。
そうせざる得ない理由があるのですが…ロクに抵抗もしないで流されちゃう受け様にも共感できません。
他の男性に抱かれた後にも関わらず、一緒に暮らす攻め様のもとへ帰ってしまうのがスゴい!攻め様も受け様も大人な対応だと言われてしまえば、それまでですが。
愛が芽生えているなら、一棒一穴にしましょうよ (ノД`)
感想を書くのに困ってしまう一冊でした。