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loveholic
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
新装版ですが内容は当時のままなので絵柄に時代を感じる1冊。でも好き。
2001年かぁ…と、とても遠い目をしてしまいました(笑)
仕事大好きで、思ったことは衝突するかもしれなくてもズバズバ言う!そんな西岡と
モデル並みの容姿、家はお金持ちで仕事は出来るし性格も◎、でもそれ故に会社では目の敵にされやすい松川。
そんなふたりの恋のお話でした。
西岡の本能のままに生きる感じは、好き嫌い分かれそうだなと思いましたがそれが彼の良さで憎めないところだなと思っています。
そして松川の過去のお話もまた良いんですよね〜
若気の至り的なもののなかに、素直になれない気持ちが見え隠れする在りし日のお話。
切なさと感動がつまっていて、最後の前向きな松川の言葉に救われるような気持ちになれます。
こういう過去があったからこそ、西岡をあんな風に大切にしているんだな、としみじみ思ってしまいました。
新装版描きおろしの本性剥き出しの松川も最高でした。
元々2001年発表作品の新装版です。
やはり初めの方は絵柄が違っています。
そして、雰囲気も少女マンガとBLの真ん中というか…どっちにも転ぶというか…
初めの方はあんまり恋愛っぽく無いんですよね。
というのは、特に西岡(才能ある若手カメラマン)の方が恋愛体質ではない。すごく真摯に仕事と向き合ってて、恋愛モノというよりはスポ根モノの方に近い気すらする。
そんな西岡のお相手が、超スーパーリーマンの松川なんだけど、2人の関係性はどっちかというとライバルというか…やいのやいの言える相手というか。
でも松川はいつでも西岡の写真を理解してくれて、だから松川の危機には西岡はいつでも出来るだけのことをする。
そうしているうちに…という流れなんだけど。
2人の初めての夜は萌えた〜!
「怖い」と泣く西岡に、優しくも少し強引な松川に、朝チュン。
で、何とあの物腰柔らか、紳士的な松川にtatooあり!
「冷たい人」
松川の過去編。
松川は20才の頃、自堕落で素行の悪いお坊ちゃんだった…
親に追いやられたアメリカでの短い恋のお話で、これは逆に「ザ・BL」的というか、別れた後相手が死ぬ、というベタな展開で、でもそれが良かったりする。
今の松川と若き日の松川はまるで別人のようなんだけど、この悲恋?を経て松川は生き方を変えたんだな…
tatooは荒れていたアメリカ時代に入れたものですよ。
巻末に描き下ろし。こちらは今の絵柄でとてもカッコいい。
西岡とイチャイチャしたいのに仕事電話がかかってきて邪魔をする。クソッタレ!と地が出る松川です。
カメラマンとやり手営業マンの、お仕事BLです。恋愛だけではなくて、お仕事もしっかり頑張っていて、働く男たちも楽しめます。
カメラマンの西岡は、元気で意地っ張りなのが可愛いツンデレ。
一方の、営業マンの大ちゃんは、大人でカッコイイです。
そんな二人が一緒に仕事をして助け合って、だんだん心を通わせるようになっていくのにキュンキュンします。
特に、西岡が素直になった時の、可愛さの威力が半端ないです(笑)
でも、一番印象に残ったのは、大ちゃんの過去の話です。
大ちゃんの若かりし頃の切ない恋に胸が痛かったし、雨の日が苦手だったのが西岡のおかげで少し好きになれたエピソードに、胸が温かくなります。
絵柄は古いけど、お話は今読んでも魅了されること、間違いなしです。
「雫 花びら 林檎の香り 」が良かったからと、
コチラの本に手を出すのは、ちと危険かもしれません。
川唯さんの本、それなりに読んでいますが、
これはなかなかに古い絵柄ですねぇ。
さすが、2001年に出版された本の新装版。
やんちゃな関西弁の受けのツンデレぶりと、
クールで仕事のできるリーマン攻めの、王道なイケメンぶりが魅力の本かなと。
ふたり共の悲しい過去が、ちゃんと描かれているのも特徴かもしれません。
その過去のお話、
ひとつの物語として捉えるならとても好きなんですが、
攻めの現在とこの昔とがちょっと結びつきづらくて、個人的には違和感が…。
過去話が高校生とかなら、しっくりきたかな~と思うのでうすが。
何もやる気なく苛立ちを隠さずに振る舞う、もうすぐ20歳の攻め。
躰ばかりを繋げてちゃんと気持ちを伝えられずに別れを迎えた、年上の男との恋。
その時のことが忘れられずに3年後もまだブラブラしていた時、
その昔の恋人の悲しい事実を知る。
今度誰かを愛せる時がくるならば、その時は優しく…と誓う…。
悲しいけれど美しい話。
お話もこの中のキャラもとても好きなんですが、
こんなにもやる気がなく子供っぽかった男が、
たった約4年で、
まわりの社員が嫌がらせをするほどのヤリ手営業マンになるもんか?
あんなにクールで落ち着いた感じの大人に変わるの?
そう思ってしまって、なんだかちょっと……
2巻の最初は、その過去の雰囲気が攻めの中に残っているように感じて、
いいなぁと思いましたし、絵もだいぶ見やすくなっています。
2001年に雑誌掲載された出版本の新装版になります。
川唯作品の中でも、お気に入りの作品!
新装版発売にあたって迷ったんですが…結局描き下ろしに惹かれて購入です(笑)
キャラの繊細な気持ちの遣り取りに、ドキドキ&キュンキュンさせられっぱなしのビジネスマン・ラブコメになります♡
大手広告代理店社員の松川 × カメラマンの西岡。
トラウマを抱え、苦労してきた関西弁カメラマンの西岡。
新進気鋭のカメラマンとして注目され始め、可愛い顔に似合わず、仕事に対しては、頑固で、言いたい事はハッキリさせるので、敵を作りやすい…ツンデレさん。
遣り手エリートで、実家はお金持ちのお坊ちゃま松川。
西岡の作品に心底惚れ込んでいて、惚れた弱みとばかりに振り回される大人風味の男前。
仕事を通じて、喧嘩しながらも徐々に距離を縮めていく2人。
互いにぶつかりあいながらも、互いの本心を理解し合い、恋に変わっていく過程がとても丁寧に、ごく自然にドラマチックに描かれている作品です。
大人の恋愛ものなんですけど、2人の掛け合いが、茶目っ気もあり、コメディタッチにも描かれているので、読んでいて、明るく元気な、楽しい気持ちにもさせられます。
そこに、グッと惹きつけるようなシーンやエピを織り込んでくるので、吸引力ある展開に、ドキドキ&ワクワク&キュンキュン目が離せません。
第1巻目は絵柄の古さを感じさせるものの、ストーリーやキャラ構成は、さすが川唯先生なので読ませてくれる嬉しい一冊になってます。
松川は最初から恋愛感情を自覚しているんですけど、西岡は全く自覚なくて、松川に惹かれていっている感じ。
それが、自覚してからは凄く可愛くなっていきます。
ただ、信じていた人に裏切られてしまう苦い過去を経験をしているので、人との深い触れ合を避けてきた臆病な部分をがあります。
だから松川との恋にも、なかなか一歩踏み出せない西岡。
本当は、凄く繊細で傷つきやすい人でした。
他人に自分を曝け出す事や、何かに真剣に向き合う事を凄く恐れているから、本心を嘘で隠して偽ってしまう…。
その心の闇を、松川が徐々に解き放していってくれます。
ずっと言ってもらいたかった言葉を伝えてくれる松川…
自分のことをわかってくれている松川…
その嘘偽りのない姿勢にどんどん好きになっていくんです。
ちょっとずつ素直になって、笑顔もかわいくなっていって、松川がいないと、寂しさを感じたり…と変わっていく、変えられていく西岡。
この乙女でせつない感じに、胸がぎゅーっとさせられてしまうんです。
毎回、顔はニヤつき、萌通し状態で読んでしまいます♡
好きなんだけど…気持ちの裏返しで、嫌いだって、泣きながら告白する最後のシーン。
西岡の痛いくらいの心の内が、ありありと、せつないほどに伝わってくるから泣けちゃいます。
お互いの本音を理解し合える相手、そういう相手に出会えたら素敵だな〜幸せだなあ〜と感じさせてくれるお話です。
エロは薄いんですけど、とっても色気を感じさせてくれるから美味しいです♡
そして、同時収録されている、松川の過去『冷たい人』は読んでいただきたいお話。
彼の苦い…忘れられない初めての恋が描かれています。
これが、本編以上に泣けるんです。
松川も辛い過去を経験しているから、人の気持ちが共感できる、忍耐強い、やさしいいい男になったんだなあと‼
ただ、彼の若かりし頃の姿は、本当に冷たい自己中な子ども。
年上の彼だったセイとの雨の日の別れ。
セイの伝える事が出来なかった、苦しく、せつない本心に、ただただ泣けてしまいました。
そこから、もう一つの同時収録『Rainy Day』での、雨のエピへとつながっていく演出が憎いんです!
お互いにかけがえのない、なくてはならない存在。その大きさが静かに、しっとりと伝わってきます。
そして楽しみだった、新装版描き下ろし♡
絵柄は違ったりしてますけど、松川の男前度はあがってるし、西岡が綺麗で可愛くて、買ったかいがありました♡
2人ともワーカーホリック気味なんだけど…それでも恋人の時間は大事にしている日常がとってもほのぼの愛らしかったです。
松川の子供っぽい所が可愛い♡
あとがきで先生書かれてましたけど、酒屋が舞台の作品キャラと、胡散臭い画廊店主が登場してくるお話に似て切るなあ〜と、実は私も読んでいて感じてしまいました(笑)
でも、読んでいたら分かるんですけど、全く違うお話になったいるので安心してください‼
色んな意味で魅了させられる作品なので、是非オススメしたいと思います。
01年発行の単行本の新装版になります。
旧版に新しい描き下ろしが1本入っています。
表紙も含め絵の変化にびっくり!歴史と変化を感じる絵でした。
だけどお話は、キャラクターの設定もさることながら、お仕事を通しての二人の関係ということもあり、現在のものに通じるしっかりした、川唯さんの自分的好きな部分というのが現れていてちょっと時代も感じないでもないですが、それでも十分に満足させてくれる内容でした。
売れっ子商業写真家の西岡はやんちゃなツンデレ。
一緒に仕事をすることの多い広告代理店のデキる営業松川は、クールな男前。
西岡と松川は二人で組んでいい仕事ができ、ヒットもつくってきたいいコンビ。
だけど、西岡はツンデレで素直じゃない。
それを気配りしたり見えないところで松川は仕事がうまくいくお膳立てをしている。
若いのに先輩を差し置いて昇進したために数々の嫌がらせを社内で受けているのに、それを表にださない松川は、すごいなー!と思うんだけど、
今時こんな女子みたいなというか子供みたいな嫌がらせ男がするなんて、女々しい!プンプ=3などとwww後半になるとこの嫌がらせはフェードアウトしていきますw
西岡のフォローを松川がするのと同じように、松川の苦境を知って西岡は頑張って助けたりと、この二人のコンビぶりと信頼ぶりは、
どんなに西岡がツンデレだろうと、人柄の良さや愛情がにじみ出ているんじゃないかな~って思えるのです。
そして、西岡が松川を実は特別に思っていて、切ない想いをしていることがわかり、
やっと二人は結ばれるまでがこの巻のメインのお話。
言いたくても言えない辛さ、自分をわかってくれる人は互いしかいないという、揺るぎない信頼感。
それが仕事をとおして育まれていくのですから、お仕事BL好きにはとっても好きなシチュエーションなのです。
番外は2本。
一本は、まだ松川がやんちゃしてた20歳の頃の切ない恋のお話。
父親が代議士に立候補するので、スキャンダルを恐れてアメリカにやられた松川。
そこで通訳としてひとりの青年と出会うのですが、彼には婚約者がいたのです。
本編の朝チュンのシーンで松川の左腕にタトゥーがあったのですが、それはそこで入れられたモノでした。
そっか、、、これがあって彼は更生したんだね。。。
とっても切なさMAXのお話で、ちょっと涙腺が刺激されます。
もう一本は、事後のこと・・・帰ろうかな~帰るのよそうかな~な甘いお話。
新しい描き下ろしは、せっかく夜のデートをしてお持ち帰りになったのに、新人のミスのせいで仕事の電話の邪魔が!
というお話。
そして、2巻に続きます~