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囚われの青年と純粋一途な学生、鉄格子ごしの恋。
kagome no kimi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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素晴らしい!ノーマークだったからこそ読後の衝撃が大きい。
表紙とあらすじを見て、これは何かあるぞッ!とは思ってましたが…予想以上の醜愛劇でして、重たいお話でした。
ノベルや文庫などでは珍しくないのかしれませんが漫画でこのような作風のものを読むのは久々なような気がします。
雰囲気と絵のタッチが更にそう思わせるのかもしれません。
深すぎる愛情は歪み出したら止まらないのかもしれませんね。
鉄格子を隔てて育った純愛と、手に入れがたい為に育った醜愛、その二つの愛がせめぎ合う中で幽閉された丹生はこれでよかったのかな?と、ハッピーエンドなのだけれど…そんなふうに考えてしまいます。
濡れシーンが妙に厭らしく感じるんですよね。
エロ度はそんなに高くはない気がするのですがですが色っぽいというか。
鉄格子越のシーンがとても艶めかしかったです。
時折、現れるショタ要素も非常に素晴らしかったです。
作者さん商業初単行本であります。
実はこの作家さん、ショタものを描かれている作家さんなんですよ。
なので作中に回想としてショタ場面が出てくるのですが、それがとても魅せ場でもあるのです。
ですが、本編は青年のお話となっております。
時代は大正、作風はかの名作「桜狩り」をイメージすると近いかな?という気がいたします。
医者の息子で私塾に通う1年生(時代的に多分私立大学と捉えたらいいか?)と、さる出来事により廃墟となった屋敷の座敷牢に幽閉されている華族の子息とのお話。
この二人のお話のようでいて、実は子息の話が盛り込まれており二つの話が合体してるのです。
多分小説にしたらかなりベタな展開なのでしょうけど、漫画だからこそ、その絵が魅せる部分があり臭くなっていません。
樹一郎は塾に遅刻しそうになったある日、そこの中庭を通れば近道できると入った屋敷で鉄格子のはまった窓のある部屋にいる丹生という綺麗な青年と出会います。
幽閉されている彼に、図書館で借りた本を貸すやりとりが続きますが、彼が食べたいと言ったオムライスを運んで一緒に食べた時から彼に欲情を覚え、より惹かれていくのです。
そして、父親の代理でパーティーに出席した時、丹生にそっくりな黒須怜生という、腹違いの丹生の兄と出会い、丹生をあそこから出して欲しいとお願いするのですが、彼はその鍵を見せ、日時を指定して会いに来いという。
友人から聞かされた黒須家にまつわる噂から、近寄らない方がいいと進言されるのですが樹一郎は出かけます。
そこで見たものは・・・!
樹一郎と丹生の話においては割とノーマルなロミジュリ的要素を持った展開を見せるのですが、丹生の過去というのが実に!!!
これはショタ物語です。
本当だったら、この丹生のこの過去の物語だけでもご飯が食べられそうなほど(?)のおいしい展開があって、実に実に興味深いのですよ!
禁断の恋、禁忌の関係、兄の弟へのすさまじい執着、、諸々と実はこれが本編なんじゃないかと思わせるお話です。
むしろ、樹一郎との話は、この丹生にハッピーエンドを迎えさせるための番外編なんではないかと思ったりもする印象です。
子供の丹生の描写がたまりません!!
思わずウッホッホーーー!!って小躍りするくらいのショタです♪半ズボンフェチにはたまりませんよ♪
黒髪のおかっぱ頭、くりくりした黒目、襟の大きな子供服にリボン、いわゆる昔の良家の子供の貴族のような服装ですわ♪しかもその後には着物とか♪
それがあんな、こんな、あんなwww
やっぱりこれだけでご飯が食べられますv
さておき、そして、クライマックスも壮絶です。
まさにドラマであります。
純粋な樹一郎が汚れ切った丹生を浄化したのでしょうか。
はたまた、丹生は恋なくして生きられない体質なのでしょうか?
しかし結末は幸せです。
この本には収録されていませんでしたが、その後彼らがどうしているか数十年後の彼らを知らせるお話が、前回出ているOPERAに掲載されていました。(当人たちは登場しませんが、友人が登場)
いわゆるドラマティックなお話ですが、ショタ作家さんらしくちゃんとそこがミソとして、ツボとして抑えられている作品になっている部分がなかなかに評価したいところです。
多少身体のバランスとか描き方がおかしい部分もなきにしもあらずですが、ショタで帳消しにしちゃいましたw
これからもショタをいれた作品であっと言わせてほしいな~♪楽しみにしています。
基本ショタや女性っぽい受けは苦手ですが…大正時代の文化や雰囲気に引き込まれて大変面白く読めました!
全体的なストーリー展開はそんなに目新しくはないものの、王道メロドラマ的な良さがあります。
また、装丁がすごく物語の雰囲気に合っていて良いですね~。
鉄格子越しに触れ合う二人に表紙~裏表紙まで絡みつく植物。
目次のページは年月を経た古本のような色合いでレトロ感満載…と中々凝ってます。
洋館に幽閉された謎の青年・丹生と彼を救いたい学生・樹太郎。
二人の鉄格子越しの交流が可愛い序盤~ドロドロな華族の裏側が明かされる中盤以降まで、終始ドラマティックで読ませます。
濡れ場は丹生の義兄とのシーンのみで、学生との本番はありません。
義兄の歪んだ執着愛がこの物語の根幹と言ってもいいと思います。
丹生をショタ期~青年期まで陵辱するシーンはどれも(そう多くはないですが)背徳的で色っぽいです。また、鉄格子をうまく使った三人のシーンがとても耽美で印象的でした。
ただ受けの細っこい身体がどうも気になってしまい、萌えはそんなになかったです。子供時代と身体つきに大差ない気も?(監禁設定を考えると仕方ないか)
性格的にも普段読む作品ではあまり出てこない受けで新鮮でした。
なんか昔の「手弱女」って言葉を思い出すような、庇護欲をそそる感じの儚いタイプで。
個人的にはもっと女王様な性格の受けが好きですが、このお話にはこういうタイプの受けで正解だよな~と思いました。
ちなみに物語の本筋だけでなく、レトロな銀座の街並みや舞踏会シーン、服装や小物など細部までこだわりがあって楽しいです。
そんなアイテムの一つにR亭(あの老舗…)のオムライスがあります。
架空の物語とは言え、あの界隈で起こった話か~と思ってリアル銀座の街並みを見ると何か感慨深いですw
このオムライスは丹生と樹太郎を繋ぐ鍵の一つにもなっていて、そうした意味でも見逃せません。
元祖オムライス…食べに行きたくなりました。
内容が衝撃的で、なかなか読み返せなかった作品です。
時は大正時代です。樹一郎は、近道をしようと、あるお屋敷の庭に入ります。そこで、出会ったのが、鉄格子のはまった窓に閉じ込められている丹生でした。会うたびに、好きになっていく樹一郎。なんとか丹生を助けたいと思うのですが、丹生には逃げられない過去があって…。
本当にドロドロしていて、読んでいて胸が苦しかったです。ショタも好きだし、兄とのエッチもいいんですが、あの庭師とのエッチがつらかったです。
皆さんのレビューを読んで、これが耽美なんだと勉強になりました。
近代物のBL漫画をまとめようとして、思い出して掘り出してみました。
大正時代が舞台のこってこてな耽美ものです。
幽閉された青年とその義理の兄(ちょっと二人の顔が似過ぎなのが不自然)と、青年を助けたい書生さんの三角関係話になるのでしょうか。
展開がやたらとドラマチックで、昔の昼メロを観ているようです。
そういや、こういう話好きだったなあと思いつつ。
こういうコッテコテな耽美話って、最近は見かけないですね。
鉄格子越しで無理矢理躯を広げさせられるシーン、こういうのたまらないです(笑)
そして、一波乱あってこうなるだろうなあというラストで、めでたし、めでたし。
義理の兄はどうなっちゃったんですかね。何となく死んでいないような。
しかし、心中を図った姉の婚約者は、ちょっとショタ趣味過ぎやしないかと思うのですが、どうでしょう。
もう少し丹生さんが年を取っててよかったような。
かなり子供ですよね、あれ。
そんな子供に婚約者寝取られたら、そりゃあ姉さん傷つきますよ。
そういう事はさておき、当時の背景もきちんと描かれていて、とても読み応えある一作でした。
これは すごい!!
当たりだ。恥美だ。ショタだ。
すっごくドロドロしていて 私にはドンピシャリでした。
絵もいいんですよ~。
ダーク感満載です。
なんともいえない淫靡な香り。
綺麗で素敵ですよ~。
鉄格子がゾクゾクします。
美しい人(受け)が古い洋館のお屋敷に閉じ込められている話です。
3人が主な人物。(攻め・受け・受けの兄)
この3人の場面が 最高です。
受けが後ろから兄に犯されながら 攻めと鉄格子はさんでのキス。
このキスシーン萌えました。
とにかく お勧め!
現在、茜新社集中発掘祭り中。
たまにはこんな、懐古の波に乗ってみるのもいいかなと発掘してきましたが、
今の気分にかなりピッタリ。
冬はやっぱり、懐古で耽美でしょう。って感じ。
時代は明治?大正?
廃屋然とした洋館の、鉄格子のはまった窓の中に、閉じこめられた佳人・丹生を偶然見つけた学生の樹一郎。
密かに通って言葉を交わすうちに、段々互いに惹かれあうように。
だが、丹生が閉じこめられているのには、丹生の腹違いの兄との、、、。
話はこってり耽美で、絵もしっかり時代がかっているけど、お顔の表情は現代的な可愛らしさもあって読みやすい。
やはりそこは、今の作品なのね。
しっかりした時代背景、描き込み、目の離せない怒涛の展開は高く評価しています。元々大正前後の雰囲気が大好きなので、街の風景なども味わいのあるタッチで描かれていて見ていて楽しかったです。ストーリーは重厚感がありますが、想像していたよりは痛ましくなく、シリアスな作品の中ではまだ読みやすい作品な気がします。
展開には十分満足だったのですが、BLとして萌えたかといわれると、純朴な樹一郎と運命のなすがままの丹生というカップリングが私の好みからは少し外れており、萌えは少なかったかなと思いこの評価にしました。樹一郎の級友の妹や、幼少期の丹生のビジュアルなども可愛らし過ぎてちょっと苦手かも。元々現実離れしている話なので、そういうところが落ち着いているとバランスがとれたんじゃないかと思います。また、丹生が以前愛した相手のことも非常に気になったので、2巻くらいでそこも掘り下げられていれば、もっと丹生という人を理解した上で樹一郎と彼の関係性に浸れたかもしれないなと思いました。