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keiji ni romance
作者さん初単行本♪
そっかー、カラー絵が白黒になるとこんな感じになるんだね、ふむふむ。。
同人作品は知らなかったのですが、pixvなど見ておりました時には想像できなかった漫画の質感に驚いております。
しかし、嫌いじゃないです。
むしろ、どんどんと引き込まれていって、特にこのタイプの絵柄には3本中2本がファンタジー設定の作品なのですが、それがとてもよく合っていて雰囲気がでているのですよ。
この本のカバー裏表紙に表題の冒頭1Pがカラーになって載っております。
お話は、表題と『Jack-o'lantern』が描き下ろし、『しあわせなオオカミ』が初掲載作品となっておりますが、一冊読み終えてどれも共通しているなと思ったのは、一人ぼっちは寂しい、二人なら寂しくないよ。
互いに相手を思いやる気持ちとか、そんなコンビ(カプ)の出来あがる要素でした。
所轄の交番勤務の警官・金森が職質中に逃げた男を取り押さえた功績で刑事に昇格して配属されたのは、所轄の強行犯係。
そこには、金森が9年前に出会い刑事を志すきっかけとなった刑事・美澄がいたのでした。
美澄は横暴でやんちゃで、一匹オオカミのごとく自分が傷を負っても突き進むタイプの他と相容れないタイプの刑事。
そんな彼に必死でついていく金森。
そして、金森はどうして美澄がそんなにがむしゃらなのか、理由を知ることになるのです。
そこで以前から追っていた散発的な傷害事件で・・・
純粋で一途な新人刑事と、一途だけどそれは自分の何かをふっきって過去の後悔に囚われてそれが為に一途な、方向の違う一途が相容れるお話は、
年下ワンコ×ヤンチャ年上受けの割と定番の組み合わせ。
ちょっとラブは無理矢理かな~?という気もしないでもないのだが、”相棒”に萌えを感じる定番路線なのでは?
『しあわせなオオカミ』はケモミミ尻尾のモフモフ擬人化”三匹の子ブタ”です♪
これ、めっちゃ萌え萌えしました~!
ブタさんの擬人化っていうと、ちびくてまるくてぽっちゃり?かと思いきや、純朴そうな農家の青年風で鼻はブタさんじゃなかったw
そしてオオカミはずっと一人で生きてきた寂しいお腹を好かせたオオカミ。
レンガの家に住むブタさんを襲おうとして失敗して煙突から落ちて火傷をおってしまい、ブタさんのお世話になるというお話。ちょっと切なさもあります。
ブタさんが男前でオオカミさんがヘタレでしたw
でもね、こういう組み合わせに弱いんですよーーー!
『Jack-O’-Lantern』
収穫感謝祭(ハロウィン?)の頃、人の願いを叶え代償に魂を頂くという悪魔が人間界に現れて獲物を物色している。
その悪魔ベルが目を付けたのは、鍛冶屋で借金を返す為に働くジャックという青年。
飲み屋で兄弟子たちに苛められて、蔑まれても恨むことなく、ベルの誘いも断る潔さ。
そんなジャックがきになってしまったベルは、何とか彼を獲物にしようと、ジャックの元を毎晩訪れるのですが・・・
ベルもまた、元は人間で恨みと憎しみを持ち其の復讐の代償に魂を撮られるところを悪魔に気に入られて悪魔になったという、元人間という設定がユニークです。
たっぷりの切なさは後編の展開で盛り上がりの絶頂を迎え、ファンタジーならではの展開と結末に夢があります。
ファンタジーがとても絵柄にマッチしていて絵だけでも惹きこまれます。
テーマは3作品とも同じ様を呈しているのに、物語が違うだけでこんなにバリエーションになるんだと、舞台も3様違うためにバラエティがあります。
結構クセになる作家さんかも♪
もう少しケモミミ尻尾もみてみたいかな~♪
要チェック作家さんでした。
発売から半年以上 経った頃に、違う出版社の他の作家さんのフェアのため、
あまり行かない書店に行った際、肝心の目的の本は無く、
その代わりに特典系つきの、この作品を見つけて、残り数冊しか
なかったので、あまり悩まず殆ど衝動的に新本で購入しました。
『犬は甘美な夢を見る』の作品にも特典系が付いていて、
『犬は~』は新刊チェックと、ちるちるさんの特集で知っていたので、
どちらの作品を購入しようか迷いましたが、今回はコミックの裏表紙の
粗筋だけで面白そうだと感じたのは『刑事に~』の作品だったので、
こちらの作品を新本で購入しました。
『刑事にロマンス』、『刑事にラブロマンス』
攻めの金森さん視点のお話でしたが、ずっと強い憧れを持っていて、
それが恋に変わるのは分かりますが、気持ちの変化する過程が
ゴッソリ省かれたような印象を受けたので、受けの美澄さんを
守りたい、支えたいという思いは十分に伝わってきましたが、
金森さんがどれくらい美澄さんのことが好きなのかっていうところが
あまり伝わってきませんでした。
受けの美澄さんの暴挙ぶりが凄かったです。
美澄さんの場合は金森さんに対する恋愛感情としての心理描写が
全くと言っていいほど絵や文章で描かれていなかったので、
金森さん以上に伝わってきませんでした。
BLというより、恋愛抜きの非BLで純粋な刑事モノの物語のように
感じました。
物語の内容や人物設定などは良かったので、どこか惜しいように
思いました。
『しあわせなオオカミ』
攻めがブタで、受けがオオカミっていう組み合わせが意外だと思いました。
どこか残念なオオカミが可愛らしいと思いました。
ブタは包容力があって好感を持ちました。
収録作品の中では、この作品が一番 萌えました。
一番 萌えた作品が一番 物語が短くて、物足りなさを感じました。
『Jack-O’-Lantern』
今まで読んだBLでは、攻めまたは受けが悪魔の場合、元々人間だった、
という設定の作品を読んだことが無いような気がします。
この設定が面白いと思いました。
物語の流れは分かりますが、内容が理解できない部分が所々ありました。
今回の評価は、あまり迷わず「萌」評価です。
一つ一つの作品は それぞれの設定など良かったと思うので、
話を長めにして攻めと受けの心理描写をもっと詳しく描(書)けば、
もっと萌えられると思いました。
絵については「中立」評価です。
絵柄は合わないというほどではなかったので悪くはないと思いますが、
ページやコマ一杯に細かく詰めて描き込みすぎている箇所が多いので、
また、動きの激しい箇所も多いため、画面の中がグチャグチャになって
描かれているように感じてしまい、見ているだけでも何だか疲労感を
覚えました。
もう少しだけページやコマに余白があれば、
さらに読みやすいのではないかと思いました。