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bl otogi banashi otome no tame no kuusou monogatari
以前BLおとぎ話系(「本当はあ~んなBL日本昔ばなし」)にえらい目に合わされたんで買うかどうか迷ったのですが、表紙が下品じゃなかったので購入してみました。
内容が・・・薄いなあorz
主人公を男の子にしてちょっとエッチをパラッと振りかけましたというさっぱりしすぎな絵柄や印象の作家さんが多くて、一読の印象が薄いのです。
(まえに濃すぎの本を読んでいた悪影響もあったんですが・・・)
手袋を買いにの壱コトコさんは子狐→ショタっ子がかわいかった、それだけのかんじ。同じ下の名前のみろくことこさんにテイストが似てるなと思いました。
おわるさんの白雪姫ものは「もう一寸!」な感じでした。せっかく7人もいる小人攻めという面白い切り口を引っ張り出したんだから、もう一寸肌分が多めなら・・・
長靴をはいた猫の佐倉リコさん。ストーリーはそんなに何かひねったわけでもないんでしょうけど、目つきに惹かれる感じ。
ラプンツェル・・・学園ものにしてくれてましたが、ラプンツェルのビッチモードを復活させて、これはむしろ「原作に戻った」んでしょうね。
「王様の耳はロバの耳」は・・・なんだろう、このエッチスパイスをざっくりふりかけただけ感覚。
「アリとキリギリス」はもともと男同士のお話で結末をハッピーにしただけ、なので最初の一読では印象に残らなかったんですが、何度か目を通すとキリギリスがイケメンに見えて不思議。
そして後半におおかみさん受難な物二つを連続してくれたのが構成の妙。
女装して末っ子仔山羊君を美味しくいただこうとした「狼と七匹の子ヤギ」のおおかみさんは逆に騙された振りをした仔山羊君に襲われちゃうし、
「赤ずきんちゃん」のおおかみさんに至ってはおばあちゃんを助けておうちに上り込んで仲良くしてるのに赤ずきんにライフル突きつけられちゃうし。
この二つはやっぱり「男の子になった」という事が大きく話はばたかせてるかな・・・?
やっぱりこういう本は原作知ってないと面白くないけど、原作を知ってるともう少し攻め込め、とか行きすぎだ!とかいろいろいちゃもんつけたくなるので難しいですね。
中立か萌えか迷った末の萌え、という事にしておきます。
収録されているのは8つの漫画作品とカラーピンナップが2枚です。
小嶋ララ子さんが人魚姫と王子のカラーイラストを描かれているのですが、ふわっとした優しいパステルの色彩がとっても綺麗で何度も眺めてしまいました。とっても素敵です。
8つの漫画作品はいずれも有名な童話やお伽噺、寓話を元に描かれているのですが、中には「あれ?これって元々のお話どんなだっけ?」と思う作品もあって、改めて元のお話を調べ直した作品もありました(笑)。
元のお話から一番変わっていたのは春野もえさんの『【ラプンツェル】初恋』のような気がします。
ほのぼので可愛いお話が多く、獣耳も多く登場します。
好きだったのは、壱コトコさんの『【手袋を買いに】手袋を買って、』、おわるさんの『【白雪姫】白雪姫の災難』、マグネシウムさんの『【王様の耳はロバの耳】ふれあうきもち』、友野かささんの『【赤ずきんちゃん】赤ずきんとオオカミさん』でした。
このうち3作品に獣耳が登場します。