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大切な人は、想いを伝えたい人は、今そこにいますか…?
DKの先輩後輩がひょんなことから出会い、他愛ない会話から親しくなっていく過程がかわいらしい。
特に、終盤、気持ちが通じ合うシーンがまさに青春!て感じでキラキラしていてよかったです。
途中、三角の母が息子が付き合っていた人の名前を確認せずに息子の日記を渡すところは、え?そんな状況で大事なものを渡す?と思いましたがw
あと、全体的に文字量が多いかな〜と。
多くても気にならない作品もあるのですが、今回はなんだか少し気になりました。
煌のデッサン練習用の彫刻に名前があったり、一言セリフがあったり、番外編では彫刻同士が煌たちの話をしているのがおもしろかったです。
「悪いんだけど荷物少し一緒にもってくれる 今俺と三角先輩が付き合ってたって知ってるの 多分この世に君だけだから」
ファンタジーや歴史物の印象が強い作家さんですがこういうシンプルな作品も良いですね、絵の上手さをゆっくり堪能できます。
三角関係などの要素もあるものの基本ストーリーはゆっくりと流れて、鎌倉を舞台にした
背景と良く似合っています。
最終的には閃の高校卒業と煌の予備校→大学卒業までが描かれますが、この続きも読んでみたいと思う話でした。
びっけさんなので爽やかだよなーと思ったら本当にそうでした。
交通事故で亡くなってしまった先輩を思う、先輩、煌。そんな煌と出会う、閃。煌の時間は止まったままだが、そんな煌の元に通う閃が、少しずつ煌の心を開いていく。
煌がつきあっていた先輩は、どうやら他校に彼女がいたようで、そこがなぜなのか最後まで分かりませんが、残された日記には煌のことばかり書かれていたということになっています。
現在、美大を目指して美術室で絵を描いている煌のもとへ、日々通う閃。いつしか二人は仲良くなるが、それ以上の気持ちも。
日記をきっかけに、閃は気持ちを伝え、煌も閃が大切なのだと気づく。
煌は浪人しますが翌年には二人そろって合格し、新しいスタートを切った模様。
付き合っていた先輩を事故で亡くした煌(こう)。命日に気分が落ち込み神社でうずくまっていたところを、一つ下の後輩・閃(さき)に声を掛けられるところからお話がスタートします。
亡くなった三角先輩が男だったこと、そして煌とこっそり付き合いつつも他校に彼女がいた事などを葬儀の日に知った…という過去を閃に話すんです。
「悪いんだけど荷物(思い出)少し一緒にもってくれる 今 俺と三角先輩が付き合ってたって知ってるの 多分この世に君だけだから」というところでいつも泣きそうになります。
自分も亡き人との二人だけの思い出があるんだけど、私が死んだらその思い出は消えてしまうんだなぁって思う事がたまにあるんです。だからそういう気持ちが痛いほどわかる。
葬儀の席で先輩を喪った可哀想な彼女として周囲から慰められていた彼女と、たった一人でただの後輩として振る舞うしかなかった煌。
たった一人で抱えていた気持ちを共有して、先輩の恋人だったという事実を誰かに知って欲しいという気持ちが切なすぎます。
死別や浮気といったテーマを扱っているので高校生ものだけど重いです。
だけど始終重苦しい雰囲気が漂っているわけではありません。
鎌倉が舞台なので、鶴岡八幡宮や極楽寺坂切通、海の景色、木々の木陰といった鎌倉を散策しているような気分になれる背景が素敵でホッとします。
三角先輩。
先輩の素直な気持ちが書かれた日記が遺されていてそれを遺品として彼女へと手渡されているんですが、この日記が超重要アイテムでこれを読んで、彼女は二股かけられていて自分には全く気持ちがなかったという残酷な事実を知るわ、中身を読んだ閃は二人の関係に嫉妬して煌への気持ちに気づくわ、そして煌も最後に記された「俺はずっと煌といたいから」という一文で先輩の本当の気持ちを知るわ…と。
それにしても先輩、あんたは一体何やってたのよ…と思わずにはいられなかったです。
「先輩」という意味は、煌にとっての三角先輩であり、閃にとっての先輩・煌という二つの意味が重なっているのだと思います。
エッチシーンはないのだけど、閃の手とか腕とか肩とか頭部とか閃のこと早く立体で感じたいというところが、美大狙いでデッサンを学んでいる先輩らしくてなんかいいっ!
その後「この日は手をつないで帰った」とあって、手を繋いで歩いて帰るシーン、手を繋いでいるだけなんだけど妙に萌え萌えです。
最初の暗い顔をしていた煌が、先輩の思い出を乗り越えて明るい表情をするようになっていくところが好きです。読んでて心が晴れやかになる読後感もいい。
丁寧に心情が綴られているので、結構読み応えがあります。
頻繁には読まないけど、たまに読みたくなる作品です。
高校生ものが好きなので、以前からずっと読みたかった作品です。冒頭から人の死が提示されるので、苦手な方には辛いかもしれませんが、わたしはどちらかというと前のめりで読みました。
どんな距離感の相手からであっても、好きだった人と似てるなんて言われたらリアクションに困っちゃいますよね。しかも故人で同性なら尚更。でも、閃(さき)は煌(こう)が密かに付き合っていた三角先輩と似ていると言われても、当初はあまり気にしてなさそうなんです。まぁ、カノジョだと思っていたので自分は女顔してるのかな?くらいの認識で。
閃は、始まりから最後までずーっと彼のペースで煌と関わっていくんですね。閃の気持ちの変化を丁寧に追っていきながら、自然と彼にシンクロしていきます。多分、この物語は神視点で読んでしまうとキビシイ。人物それぞれの気持ちに寄り添って読めなければ、何にも印象に残らないタイプのお話だと思います。
閃は煌先輩と親しくなっていくのが単純に嬉しかった。三角の存在によってその感情に違和感が芽生えて、戸惑いが生じていく。三角は煌と密かに付き合っていた裏で、ユリという他校の女子生徒とも交際していたらしい。
閃と三角の揺らぐ心情に萌えました。煌と一緒にいる時に得られる高揚感、自分に気持ちを向けてくれる喜びと後ろめたさ。心身がまだ成長段階にある不安定な彼らが、特定の人と親密な関係を築きたい欲求に悩み、答えを出す。その内容が閃も三角もとても前向きなところが清々しい。好きだった人を亡くして沈んでいた煌も、真実を知ってしまうことを恐れていたけれど、痛みを抱えていたのは自分だけじゃないと気づきます。
少年達の成長ストーリーともいえますが、恋愛感情を通して彼らは大事なことを学んでいる。他者への想像力、そこから生まれる思いやり。とてもリアリティを感じるBLでした。
鎌倉が舞台というのもステキです。閃と煌のデート?シーンがとっても楽しそう!鎌倉といえば、海。浜辺のシーンも出てきて、萌え萌えです。あと、閃と煌の私服がお育ちの良さそうな感じで、お坊ちゃんで男子校で学ランで…個人的な萌え要素にクラクラしました。
高校生同士の切ない青春ラブストーリーが、繊細で丁寧に描かれた作品です。
浮気や死別、身代わりなど、高校生にしては重いテーマです。だけど、痛みを抱えながら人を愛して成長していく主人公たちが、切なくなると同時に、胸が温かくなります。
閃は、登校中にうずくまっている1つ上の先輩の煌に声を掛けたことから知り合います。
同じ時間を過ごす内に、閃にとって煌が特別な存在になっていきます。
でも、煌には辛い過去があって…。
大好きだった1つ上の先輩。その先輩の彼女との三角関係。そして、先輩の突然の死と、先輩にそっくりな閃。
煌も辛いけど、そんな煌を傍で見守りながら何もできない自分に対する不甲斐なさとか、亡くなった人に対する嫉妬とか、閃の心情も辛くて…。
ただただ一生懸命に恋する様子にキュンキュンします。タイトル通りの先輩を想う後輩のお話で、びっけさんはファンタジーものという印象が強かったけど、こういうのもいいな~と思いました。
自分でも何でかなと頭抱えるのですが、
いい話なのにすっごく心に残るというほどでもなく、繰り返し読んでも何が原因なのか解らない…。
なんだか悔しいです。
人が亡くなっているという衝撃的な始まりですが、けしてドラマチックに描くのではなく、淡々とした日常の風景のなかからゆるゆると過去の謎が解かれていき、徐々に恋模様も進んでいくという無理ない展開により、等身大の男の子達を描くのに成功しているんじゃないかなと思います。
しかし女の子は強いね。
彼女が立ち直ってくれたからこそ、煌も亡くなった先輩との思い出に区切りをつけられ、前を向けるようになった。
そして煌の見る、新たな景色のなかに閃がいてくれたことは、本当に幸せなことですよね。
ラストも心暖まるもので、いい話を読めたなぁと思いますが、思うほど心に留まらないのは何故なのか(汗)
ただひとつ言えるのが、1Pぶち抜きの大コマの使い方は好きなのですが、他のコマ割りが私好みではなかったようで、そこで印象に残りずらかったのかなと思います。
相性、なんですかね…。残念!
私がこれを読んだのは1年以上前のことで、しかも今この本が手元にない状態なので、あいまいな記憶からあらすじを書くのはやめておこうと思います。
しかし、そこで私が何が言いたいのかというと、1年以上たった今、私は内容を覚えていないぞ、ということです。
たとえば、このちるちるさんの質問コーナーでもよくあるように、題名は思い出せないけどあのシーンだけは思い出せる…なんだったっけ?と思える作品は、少なからず心や記憶にその作品の中の何か、が残っているということで、この作品に関して言えば、そういった何か、が私の中には残りませんでした。
私は母親の影響でたくさんの“名作”と言われる漫画を読みました。それとこの作品を比べるのはちょっと違うかな、と思いもしましたが、結局は同じ漫画の部類であるので、そういった面から言っても、心に残る作品はいつの時代にでもあるのだと思いたいです。
そういった願いも込めて、中立、という評価をさせて頂きます。
でも、びっけ先生には、たくさんのファンの方もおられ、有名な作品も多いので、この先生の別の作品も読んでみたいと思っています(^^)
まだ続いている、茜新社集中発掘。
まっ白なバックに浮かぶ、ブルートーンの二人。
二人の立ち位置、視線、光の当たり方。
このカバーイラストが総てを物語っています。
これは、高校生だからこそ成立する物語。
まだ恋を知らない子どもだった閃が、1年先輩の煌に出会って、煌の恋の軌跡を追ううちに、自分が煌に抱いている感情が、これは恋愛感情だと、ゆっくり気付いていく。
と同時に、煌も三角先輩との過去を昇華して、今いる、閃への気持ちを受け入れていく。
こういう成長物語、好物です。
二人の関係がキス止まりなのも好ましいです。
BLでもこういう話があるんだと、ハマって読み始めてすぐに出会えた作品。
地元鎌倉が舞台なので読んだのですが、厚い一冊丸々二人の事が丁寧に描かれていて素晴らしかったです。
ただ一つ残念なのは、亡くなった三角先輩にさほど魅力を感じなかった事。
重要なのは此処じゃなくて今なので全く問題ないのですが、煌先輩は二股かけられてもなおこの人の何処が好きだったんだろうというのが分かり辛かったです。
あと何より、彼女のユリさんが可哀想で。
この子の犠牲の上に成り立ってる事を考えると、二股設定はなくても良かったんじゃないかと思えてしまいました。そしてドンドン下がっていく亡くなった三角先輩の評価。
煌先輩受だと思って読んでいましたが、実際どうなんでしょう。