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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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那州雪絵先生のBLかつ妖怪絡みのお話です。
青春もの、妖怪もの、不思議なお話、どんなジャンルでもいつも楽しませてくださる那州雪絵先生の作品。
人物設定も物語もさすが、という感じでおもしろかったです。
おどろおどろしくない、不思議でちょっと笑える妖怪たち、悪霊に、鬼に、といろんな人外が登場します。
仕事で幽霊病院担当を押し付けられた建築会社の社員、堂島。
その幽霊病院にいた不思議な少年、空彦。
それぞれの理由があって幽霊病院を中心にして対決する2人、と妖怪たち。
狼に育てられた少女の実話がありましたが、空彦は妖怪に育てらた少年だと判明します。
相いれないもの同士と思いきや、大事にされ、慈しまれて育てられていた空彦。
空彦を中心に考えた妖怪たちと堂島が、それぞれの想いで話し合い?空彦が人間として生きることになります。
それでめでたし、めでたし、ではなく、堂島と空彦の、そしてなぜか普通にいる妖怪たちとの日常がほのぼのとつづられて行きます。
BがLする要素はなさそうな?という流れですが、2人に契りを結ばせて安心したい妖怪たちによる援護射撃がちょこちょこあるのが楽しいです。
空彦の身元に関わる大騒動の後のハッピーエンド、すごく那州先生らしくて、ちょっと変わった、でもたっぷりの家族愛、それから友情、執着愛、少しBL成分あり、という感じの1冊でした。
幽霊病院と渾名される不可解な病院跡の解体工事の
現場監督を受け持った堂島は病院を自宅だと言う奇妙な
少年・空彦と出会う。
トラブル続きの解体工事の最中、空彦が怪我をした事が
きっかけで明らかになる過去。そして堂島は空彦と暮らす
様になり…。
あざとい少女漫画で筆を奮った那州さんが思い切って
BLに踏み込んだ本作ですが、ここでもかなりあざとい進行に
なっております。
空気で読ませる作品をお求めの方にはお奨めしておきます。
ニアBL?匂い系ではないな。
キスはちょっとだけ、エチもない、だけどその未来には何かありそうな予感と期待を充分にさせうるものを持っている。
99年の作品ということで、那洲さんのかなりこういう微妙なラインにある初BL作品ということで、懐かしさを醸し出してしまうのが、今読むとまた一興なのです。
幽霊病院と噂される建物を解体するために現場監督に抜擢された堂島が、その現場でオバケに育てられた自分をオバケだと思っている空彦という14歳の少年と出会う。
どんなオバケの脅しにも怖がることなく、空彦を一個の人間として扱い、自らその面倒を見ることになる堂島は面倒見の良い男なのだ。
彼等は空彦の面倒を見てくれる人を探していたんだね。
そうして面倒を見ることになった空彦との生活で、段々と空彦は人間らしくなっていき、オバケの朔造の入れ知恵で(?)堂島を意識しだし、かといって決して甘い雰囲気になるわけではなく、まるで親子みたいな関係ではある。
作中に鬼の話を盛り込み多少BLっぽい部分を見せながらも、本筋は主人公達の絆という部分にスポットを当てているのです。
ラストでは空彦は16歳。
読者の想像を掻き立てるには充分な成長を遂げています。
自分的には空彦攻めだなwwなんて思いつつ・・・
オバケ達も味があって、楽しい。
入道にろくろ首、人面猫って(爆!)特に入道がイケメンなのに変身する時のその様がユニークでした。
BLと呼ぶにはかなりソフトな作品ですが、ヒューマンドラマとしても楽しく読めました。BLBLしていないので、たまに変わった作品が読みたいなあと思った時にオススメです。
主人公の堂島は建築会社に勤めていますが、お相手の空彦はまだ15歳。
同居ものなのですが、兄弟か親子のように見えてしまうので、歳の差があっても大丈夫という方にすすめたい作品です。
怪談というタイトルがついてますが、登場人物らはおばけが多く、空彦はおばけに育てられた人間です。ハートフルストーリーですが、この可愛らしい表紙に反して、若干怖いシーンもあるのでホラーがほんとに苦手!て方はご注意。
空彦は堂島に引き取られたことによって、人間として生きることを選びます。毎回毎回、超常現象的な事件が起きるドタバタした作風で飽きないで最後まで読めます。空彦の周りにいる個性的なおばけ達も楽しい。
しかし、どうして互いに恋愛感情を持つのかという部分はかなり説明不足な気がします。
引き取られた子供と同居するホラーコメディーとしても成り立つので、どうしてもこれをBLにしたかった説得力がなくて不思議な感じでした。
BLとしてでなく、読み物として楽しめるという一冊だと思います。