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muni no ou
山坡上的魔法使
BLとかそんな枠、もうどうでもいい!!!!!
そんな気分になってくる素敵に個人的ミラクル超絶技巧ヒットの作品。
『ちょっとグロくて暗くてでもほんわかした魔法使いの話で、できれば師匠と弟子が出てくるBL作品』←個人的にこんな作品あったらいいな~と思っていたんですが、なかなか無いんですよね。
ファンタジーは割とありますけど、この個人的ピンポイントで読んでみたい作品、しかもオリジナルBLで、となると意外とない!しかもジブリ風味で、となると更にない。
と思っていたら明治カナ子先生がやってくれました!生まれて来て下さってありがとうございます!
今回もタイトルからしてやばい。
タイトルと内容すべてが個人的な琴線にガツンと触れた。
前作でちらほら出てきていた王。今回はその王の話がメインです。
なんだ?リー様とどういう関係なの!?と気になっていただけに、謎が解けて良かったです。
なんと、なんと切ない二人でしょうか。王とリーの関係。
こんなに悲しい縛りがありましょうか。
王の想いを返すことが出来ないリーは、本当に苦しかったと思います。
それも、あんな形で想いを遂げさせた、かのように見せかけるなんて。
リーにはそれしか出来なかったけれど・・・。
王も、誤解したままで・・・。王の流した涙も、リーの流した涙も、あまりにも苦しく切なかったです。
そして最後に長年探していたリーの使役が見つかったと魚が報告してきます。
しかも何やらラベルが危ない!という展開。
おっと、これは次回も気になります!!
ところで、前巻で明治先生が絵柄が少し変わったという話をされていたのですが、
確かに線が多くなりましたね。
自分は漫画太郎さん風になってきたな、と思ったんですが失礼ですかね。
漫画太郎さんと言えば線が多くてキモイ暗いグロイ作風。ちょっと女子には厳しいタッチの絵ですけど、私は結構普通に読んでしまっていた人です。
どうしましょう。もうタイトルが直球過ぎてデッドボール受けました…!
無二ですよ、無二!「世界中どこを探してもどこにもあなたの代わりなんていないんです私の王様」というリー様の気持ちがだだ漏れなタイトルです。
センスの良さにこれだけで吐血してしまいました。
もちろん表紙だけ見ても意味は分からないと思います。多分表紙はネタバレにはなっていない…はず。内容を読んであらためてタイトル・表紙を見返すと吐血します。もし内容を読まずにそこまで感じ取ることができた人がいたら、その人は明治先生マニアかエスパーです。
内容は前巻から時々出てきていた王の話になります。
リー様と王の関係がただならぬものだとは感じていましたが、この巻を読んで色々謎だった部分が解けました。
そしてラベルの出生の秘密についても明かされました。
ここの部分については非常に驚いたとともに心臓がギュっと掴まれるような切なさを感じました。
王家に縛られたリーにはどうすることも出来なかったのでしょうね。
ラベルの出生に関わるこの部分は王とリーの関係が描かれているので、お話の中では一番BLらしい部分なのですが、リーのほうに王家の縛りがあるために実際はBL的なお約束展開にはならず。あの後の読者を突き落とすようなショックな展開がもう…神です。
何だか前にも同じことを言っていしまっているのですが、とにかく最終巻まで一度通して全部読んでから改めて読み返すとまた色々な面が見えて来て面白いです。今回も読み返して改めて良いお話だと思いました。
町外れの荒れ地の坂の上に住んでいる魔法使いリー。
かつての主である、今はなきセロハン王から託された子ラベルと共に静かに暮らす日々。
物語は過去に遡る……
読み終えて、やるせなくて切なくて、あまりに心を揺さぶられてしまい、
涙がせき止められたように苦しくて、暫く3巻に進む事が出来なかった。
リーと王の出会いから別れまで、リーの本当の姿や彼が縛られていた苦しさ、
彼の使役や、王の「失望」の意味…が明かされていく。
お互いに無二の存在でありながらも、隔たりを越えられない二人。
せめて一夜だけとの切ない願い、でもそんな甘い展開を許さない厳しさ。
そんな二人の心の触れ合いに心が震える。
主従愛、禁断の愛、魔法や竜、
好きなモチーフや世界観……、なんていう感想をぶっちぎるパワーで鷲掴みされて、
物語はクライマックスヘ向けて加速していく……
*大洋図書の「無二の王」特設ページ
http://www.bs-garden.com/feature/sakanoueno2/
1巻でも少し触れられた、尊きお方(龍)の来訪をきっかけに、誰もが気になったであろう【リーと王子】の話がはじまります。
王子とは具体的に何者なのか、リーは王子にとってどのような存在であったのか、彼らの関係はどこまで進んでいたのか、そもそもリーと王子の間になにかあったとしてではラベルは一体どのようにして生まれたのか…練り込まれたお話が少しずつ開かれてゆきます。
のちの王となる、当時はまだ王子であったアレットの性格はどうしてあすこまで曲がらずにいられたのでしょう。
セロハンという国において、魔法使いが王家の下僕であることが幼いころから意識づけられているであろうに、なんら差別することがありませんでした。少しやんちゃな一面とそして好奇心が旺盛であったことが起因するのかもしれません。
そしてアレットの聡い一面こそ、リーを唸らせるところでもありましたし恋愛でなくとも人として仕えるものとして惹かれていく大きな理由だと思いました。自分の立場がなんであり、自分がゆくゆくは王として玉座に掛ける者であるからこそ、国のことを幼いころから考えていることもまた、リーが王子を大切にする一因であったのでしょう。
側を離れるなと命じて、はめられた腕輪。
いつでもすぐ側にあると感じられるそれ。忙しく常々共に在れないからこその腕輪。
パイを与えてくれる売り子とのやりとりを、いっそ嫉妬してくれればどれだけ良いか、と王子は思っていた…のかな。
このときのマキとリーの会話で分かったのですが、マキはリーを尊敬していた(敬うことが憧れと重なり、そしてその強さを知るからこそのちのちは畏れもあった)、でもリーは王子のことを気に掛けすぎているようにみえた(事実そうであった)、そして王子もまたリーだけに固執した……からマキは革命時に王子側ではないほうに進んで付いたのだろうなと。このマキの目、少し怖いです。
あと魔法使いは皆、みつあみであることがセロハンでの習わしだったのでしょうか。
あのときカヌロスがリーに王家の目を用いて命じてさえいれば、なにかが変わったのでしょうか。
リーとカヌロスの関係も、もっと密になっていたのでしょうか。
それならばラベルは生まれていませんし、カヌロスとゾラは巧くいきません。なにより、カヌロスがほんとうに目を使ってしまえば、それは彼の信念が曲がってしまう。どんなに焦っていても、あの時どれほど悩んだとしても、やっぱり彼は目を…そんな【してはいけないと分かっている】ことに使うわけが…ないんですよね。
そんな王だからこそ、リーにとっては無二の王。変えられない王、なににも代わらない王。
王が度々、未来のリーとラベルの暮らしの夢を語る度涙がこぼれます。あなたがそうなりたいと望んでいることを知ると辛くなり、叶えられないことが切なくてたまりません。
そして王がなによりも望んだ、リーとたった一度の夜を、遂げられなかったあのシーンでは、思わず声をしゃくりあげて泣いてしまいました。
だって誰が悪いわけでもないんです。リーは恋をしてはならないと命じられてそれに背くことはどうあがいてもできないし変えられない。カヌロスだってほんとうはいけないと分かっているからこそリーがそうした理由も理解してしまう。
本当はそんなつもりなんてなくても、本当はリーも想いに応えたくても、カヌロスだって問い詰めたくても、できないんです。
許されないから。はなっからふたりは許されない関係だから。
ふたりで逃げられもしない。なにもかもを捨てることさえできない。
王で、魔法使い。恋人になんてなれるわけがない。
箱に入って、無邪気だったあの頃。妃を娶ることを遠い先としていただろうあの頃。
リーと王子ふたりだけだった頃。たったひとりの魔法使いであった頃。
切ないです、カヌロスが満足そうに黒髪を見つめていたからこそ…。
だからこそ最後の少しおまぬけなラベルにはやはり救われます。
カヌロス王、あなたの子はこの作品一番の癒しですよ。
1巻は魔法使いリーとラベルのほのぼのした日常風景と、
ちら見せしてくれたリーが仕えていた王との話。
とってもおとぎ話を全面出しした、絵本のようなタッチでつづれた絵とストーリーが、今回はBLらしさがいよいよ前面に出てきて、
そしてその話の奥深さにとてもとても感激しました!!
第二巻は、その王が王子だった頃の出会いの過去話が入ってきたことで、なにやら色々な憶測ができるようになりました。
リーがラベルはリーのうんちから生まれたんだ、なんてからかってましたが本当は王の子だったという事が1巻で触れられていましたが、
冒頭”尊きお方”というのがリーの元を訪れた時に発言した、ラベルがここにいる理由。
それがラストの展開と結びつくのです!!
王子アレットが母である女王の魔法使いリーに執着して自分の魔法使いにするが、それは段々と執着めいて、好きだが愛してるになってしまったんだと思うのです。
リーも賢い王子が、王になりと、その成長を見届ける過程で惹かれているはずなのに、恋をしてはいけないという言葉に縛られて、王の想いを聴き遂げることはできない。
とてもとても切なくて苦しい恋。
そして主従愛!
リーの昔の姿だとう使役は、リーの分身でもあるということですが、これもまた特別な存在のような気がします。
リーと王と使役とラベル。
一体どんな風に展開していくんだろう?
ああkな?こうかな?色々な推理を考えては次の巻がすでに待ち遠しい状態です。
できうれば、2年先などと言わずに、1年後にお目にかかりたいものです。
どうか明治さん、お願いーーー!!ww
余談的に、今回絵を見て色々思ったのですが、無国籍風のセロハン王国。
人々の絵は色々な絵画からヒントを得ているのかな?
王子の婚約者ベラの姿・・・ベラスケスの王女の絵にそっくりでしたw
1巻で私は初めて作者さまのマンガを読んで、夢中に何度も読み返したの
ですが、2巻目も同じテンションのまま読めました。
でも王様とリーの過去は悲しいですね・・・。
王様って女がダメだったならラベルはいったい?とか気になってたの
ですが、その辺の真相も明かされてます。
これはリーひどい・・・リーが言うようにそうしたかったのではなく
そうするしかなかったと理解できるけどひどい(涙)
このお話はラベルのあの、のーてんきな笑顔が救いですよね。
リーにとっても癒しなんだろうけど、読んでる側にとっても
ラベルの存在になごみます。
リーはこの世とあの世の境目に行く力があるという話も描かれて
ましたが、それならばもし王様とリーが会うことができたら、
そこで何かカタルシスがあればいいなと希望をもって続きを
楽しみにしてます。
*ペーパーはラベルと使役ネタでしたよ♪
なんて素敵なんだろか。ついつい『キモチの行方』を思い出してしまったりして(笑)あれはタイトルの置き方に問題あるんだと思うな。今さらもういいか。でもあの荒い感じが好きだったんですが、最近の明治さんはすごく丁寧だし洗練されてますね。
これ読んでからもう一度2冊通しで読んでみたらば、1巻で断片的に出てきた王とのやりとりが、実はこういうことだったのかと、内容の奥深さに激しく感動しております。
決して行き当たりばったりで描き進めているのではなく、しっかり土台が固まった重厚なお話。
なによりストーリー展開が絶妙です。無駄も不足もない。1巻で疑問に感じたことの回答があり、今回また新たな疑問が生まれても、きっと次巻でスッキリするだろうし、それぞれの心情の表現も素晴らしく、心に迫ります。
リーの使役のことは1巻から気になっていたのですが、本人に歯向かっているということは、名前を貰ったのでしょうか。それともリーほどの魔法使いになると、使役もそれ相当の力を持っているという事かな。
それに比べてラベルの使役の情けないこと(笑)いやもう顔貌からしてらくがきみたいだし。
1巻でお腹からにょ~んと魚の背牙を出して自慢してるのも笑えましたが、ああいうのって主人に似るとリーが言っていましたな…ってことは、リーの使役の行動もリーがどこかで望んでいることなのかもしれないなあ、なんて考えたり…
王の魂が、あの三途の川の手前の砂漠に、長いこと一人でいることを想像するだけで、切なくなります。かといって、王がかつて夢見たように、リーと二人で慎ましく暮らす幸せを願えば、何も知らない無垢なラベルがかわいそうでたまらないし。
王もリーも使役もラベルもラベルの使役…は、まあいいか。みんなが幸せになってほしいけど、ご都合主義な終わり方はしてほしくないし。
こんな風にふとしたときにリーや王のことばかり考えてしまっていけません。読んで数日経ってますが、まだ心は囚われたままなのです。
ナウシカのトルメキア王国のこと思い出しちゃったりして、また全巻読み返したくなりましたがそんな時間はどこにもないのだった。
1巻より過去の話にさかのぼる。成長し周囲の思惑に飲み込まれまいと、戦う王と誓約に縛られ贖う事が出来ない魔法使い。エロ度はなし。その分心に秘めた愛情が静かに燃える大人の童話。
リー様とラベルのお父さんの過去話。
王妃とリー様の入れ替え以外は、ファンタジーならばよくある話ですが、これがあの先生とラベルのほのぼの生活の礎だと思うと切ないです。
明治さんの両片思い(いや、この場合はただの身分違いな両思い?)の残酷さは半端ないですね。
リー様の行動全てが王の為なので、あの入れ替わりも彼ならやると王も後になってちゃんと気付いていると願います。いや、もうあの時点で分かっていましたよね。それでも想いの成就が未遂だった事がやるせなかったから、あんな事を云ったのかもしれません。
どちらにせよ切ない。
次で最終刊です。つらい。
リーにとっての「無二の王」、アレット王子のちのカヌロス王との物語。
二人の出会いから別れを描いた第2巻。
BL的にはこの巻がピーク。
リーに想いを寄せる王子。
王家の血による絶対の支配のため、恋愛そのものを封じられたリー。
王は王家の血を引く者だけが持つ目による魔法使いへの支配を嫌いますが、それこそが二人の間の障壁を破る最大の鍵だとリーは知っていて、目を使っての命令を願うのですが、王はあくまでも対等の人として愛し合いたいと、目による支配を拒みます。
私の王
唯一無二の かけがえのない者
私のすべて
王家の血による支配からは、逃れられない魔法使い。
自分の意志ではどうしようもない。
決して自分で望んでしたわけではない。