がいCHU！ 1

ガイチュウ！漫画ですよ！

最近はだいぶ沈静化、いや定着して目新しさが消えてしまったジャンル・擬人化と言えば良いのでしょうか？
WEB公開のエアレイドというサイトで連載されている害虫擬人化漫画です。
害虫と書くと身も蓋もなく、なんというか敬遠しがちなのですが・・・
作者は船鬼さんなので、絵は非常に綺麗です！
なんというか、変な書き方ですが虫虫さがまったくない、虫表現は触覚のみ！なので苦手な人でも読めると思います。

実際問題、Gとか受け付けませんが・・・
登場する害虫はゴキブリ、シロアリ、茶、カマキリ、クモ(クモって益虫とも言いますが)など。

お話はあらすじ通り！わりとイケメンに擬人化されているゴキブリ五木るりおとシロアリの白田ありきちがだらだらと生活している日常漫画です。
途中、都会っ子のちゃばねGが加わったり、バッタ女子高生が登場したりします。

しかし、彼らは害虫なので家主＝人間に見つかればGはプチっと潰されるし、お家の害虫駆除でおなじみのバ○サンを炊かれたりして命からがら逃げ出したりと色々デンジャラスな日常を過ごしています。
帯にありますが「虫ケラだって生きてますぅ！」という言葉、確かにと頷ける。
私たちには私たちの生活があるように、彼ら害虫にも害虫としての生活があるのです。
うっかり潰されたり、ホウ酸団子を食べて干からびたり、バ○サン炊かれたり！
危険は日常に潜んでいる！？
時に一生懸命、時にゆるく、おバカにどうしようもなく生活している彼ら・・・頑張れ！でも害虫だから見つけたら駆除するけどね！

そして、はじめは対等に見えたるりお(G)とありきち(シロアリ)の関係がいつの間にかありきち最強になっていて、るりおが結構な虐げられキャラになっていく様が面白かったです。
そのバイオレンスで凶暴さから、働きアリでなく兵隊アリだったのでは！？という疑惑まで持ち上がったり。
ありきち強いです、彼の容赦なさがどんどんエスカレートしてくのがツボでした。