条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
akunin wo nakaseru houhou
逼哭恶人的方法
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『恋まで百輪』のスピンオフ。
兄貴の兄貴、超兄貴である鷹尾がメイン。
そして鷹尾の事務所に居た黒髪、譲が攻めです。
中学生時代の譲がぼろぼろになった高校生の鷹尾と出会って、惹かれたはいいが、会えなくなってからもずーっと思い続けていたという執着攻めにまずは心を掴まれる。
鷹尾をいつかモノにするため60億貯めていたが、再会した時には鷹尾は既婚者になっていた…という始まり。
大金稼ぐ能力も資金もあるのに、その辺に気を回してなかったのが抜けてて可愛いなと。
鷹尾は生い立ちからか、捻くれてて口が悪く、とにかくお金至上主義。
ニヤリと笑う顔が本当性悪って感じなんですが、なんかセクシーなんですよね。
前作で気になっていた、何故妹と弟と別れたのかが明かされていたのですが、自分本位な理由じゃなくて良かったです。
真剣な話や甘い雰囲気になると茶化したがったり、弟にカミングアウトするのに恋人まで騙して一芝居打っちゃうような捻くれた性格ですが、何故だか嫌いになれない魅力があるんですよね。根は悪人じゃないんです。
各話タイトルがついてるのですが、「ナイトパレード 前後編」が好きでした。
自分だけが必死に鷹尾を好きなのではと不安になっている譲と、満たされ過ぎてどうしたらいいか分からなくなっちゃった鷹尾の不器用過ぎる恋愛が胸にキました。
続編も読みます!
鷹尾の屈折したところに好き嫌いが分かれそうな作品だなと。個人的には、すべて読み終えた後には納得できた部分もあったのですが、正直譲と鷹尾のキャラクターには最後まであまり魅力を感じることができませんでした。ストーリーはそこまで不自然に感じたりはしなかったのですが。何というか、どうにも2人が惹かれ合った理由がいまいちピンと来ないんですよね…。本当にお互いそんなに好きなの?と疑ってしまう。2人の魅力を自分が理解できないから、何でこの人を好きになるの?と思ってしまうのかもしれません。自分にとっては、あまり可愛げのない2人でした。
学生からの執着攻め×お金大好き性悪弁護士
お金の量だけ見ればスパダリ攻めなのかもしれない。
主役2人が拗らせまくってます。この2人は好き合っているのか疑問に思うところを、作品内で同じように疑問に思ってくれる。
浮気する受けやビッチ受けが好きでして、性悪鷹尾(メガネ/受け)が浮気を試みて出来ないのが可愛い。ストーリーは結構ツッコミどころあるのですが、鷹尾の泣き顔に全部持っていかれて神評価に!
なぜ一つの口座に60億も!ってどうでもいいことが気になりました…わかりやすい演出のためでしょうけど。「通帳燃やすぞ」「再発行しろよ」のくだりのテンポは萌えた。
最初、攻めは受けの顔に惹かれ、受けは攻めの金に惹かれた。それだけの関係に思えたのですが、
幼い兄妹と別れて暮らす決断をし、孤独な思春期を送った受けのことを知るうちにお互いの内面が見えてきました。
そもそも受けは朧気にしか攻めのことを覚えていない程度だったのに、攻めの方の長年の執着が凄かった。
攻めに好かれるために60億も稼いで、そのお金を好きに使って下さいなんて常人には中々出来ることではないと思います。
受けには妻がいましたが上手くいっておらず……
結婚しても受けと心が通じ合えなかった奥さんが可哀想に思えましたが、その後の奥さんをこんな生活能力のない駄々っ子みたいに描く必要はあったのかな。
元々は世間体を気にして何となく結婚した受けが悪いはずなのに、最後は別れた奥さんがお金をたかる、二人の間を邪魔する諸悪の根源みたく見えてしまったのがスッキリしませんでした。
受けの心が分からなかった攻めでしたが、攻めが車に轢かれたと聞いて泣きながら駆けつけた姿は、誰よりも愛情を求めている人でした。
その後の受けの本心の言葉にぐっときました。
購入動機:
ドラマCDを先に購入していて、原作も気になったから。
★年上の過去あり受け主人公!
年上受け、かつ、過去ありのキャラが大好きな私にとっては、もう運命の出会いでした……!自暴自棄になる時の鷹尾が、これまた痛々しくて可愛い。弟に素直に譲との関係を伝えられない鷹尾のとった行動が、鷹尾なりの愛情の示し方が伝わってきて、とっても好きなシーン。時たま、Mっけの入る鷹尾が色っぽいし、かわいいし、反則です。少年時代の鷹尾は、カゲを感じさせるものすごい美少年で、それもまたツボ。そりゃあ、譲も惚れるよね♡
★受けを一途に想い続ける気持ち悪いほどの執着マン
とか書きつつ、譲もとってもかわいいんですよね……。鷹尾のために、親に隠して会っていた過去だけでなく、再び再開できるかもわからない鷹尾のためにすごい額のお金をつくっていたり……んもうかわいい!! 好き=執着、なんて理屈っぽく考えちゃうところも好きです。鷹尾の性悪に振り回されつつ、それでもやっぱり鷹尾に夢中な譲に萌える。
★ノンケだった鷹尾が、男友達を使って試そうとしたこととは?
このシーン、ほんと好きです。何回もリピしてます。鷹尾のセリフも表情も、譲の怒った感情からの一気に喜びに染まる表情も本当に大好き。BL語録があったら、是非収録して欲しい台詞、ワンシーンです。他の誰もいない、という二人の関係がとてもよく表現されていて、初めて読んだ時、震えました。ギド先生、さすがです……泣。
★このCPはまだまだ始まったばかり!
続編の、悪だくみにも〜、でも譲と鷹尾のお話が描かれています。比較すると、本作での鷹尾はまだまだツンデレ度が高いし、距離感を掴みきっていないな〜と感じますね笑 頑張れ譲!
前作の「恋まで百輪」が割と好きだったのと、このドラマCDに好きな声優さんが出演されているので読んでみました。
時系列的には「恋まで~」より前から始まって、「恋まで~」の時期を経てその後まで続いています。
今回は「恋まで~」の攻め様のお兄様が主人公という事で、結構難しいキャラだろうなとは思っていたのですが、予想以上に複雑でした…。
絵柄がそんなに好きでないというのも多少は影響あったかもしれませんが、譲が綺麗だと思っている鷹尾は何だか爬虫類みたいに見える時があるし、私の好みとしては譲の方がずっと綺麗に見えてしまう(笑)。
初恋の人に振り向いてもらうために一生懸命お金を貯める譲は比較的分かりやすい性格なのですが、鷹尾の性格が少し私には理解困難でした。
幸せの真っただ中にいるのにそれをぶち壊そうとしたりとか、まぁ、怖いと思うかもしれないというのは想像できるとしても、ちょっと酷いなと思ってしまって、譲がなぜ鷹尾にそこまで惹かれているのか不思議に思ったりも…。
この2人は私には少し感情移入しにくい設定だったのが萌えられなかった理由です。
後半は「恋まで~」の主人公2人も時々登場するのですが、前作を読んでなくても理解できる作りになっています。
この2人をまた見れたのは嬉しかったです。
前作「恋まで百輪」のメインふたりが出ると聞いて購入しました(オイコラ)
しかし!最初はそんなゆっるい理由でしたが読めば読むほど好きになる作品です!雨隠ギドさんの作品のどれもに通じるところはあると思いますが、ホント読めば読むほど引き込まれ、好きになり、そしてまた読んでしまうという不思議な魅力のある作家さんだと思います。
さて、このお話。
愛を知らなくて臆病になり、怖がり、泣いてという個人的に大好きなシュチュエーションでした…ひきこもり金持ち攻めとか…そうなりたい((((
切なくて甘くて、でもやっぱり切ない。
そんなお話。
ちょっとでも気になってる方は是非ご覧下さい。
そして前作の!!!恋まで百輪もあわせて!ぜひぜひ!むしろよんで!!シリーズもの最初から読むに限りますぞ!
先にドラマCDを聞いていたものの、絵に苦手感があり原作になかなか手を出せずにいました。
でも、ある時おまけペーパーにつられて(いつか買う可能性があるならおまけを貰えるうちに買おう・・・という感じで)衝動的に購入してしまったものの、初読みした際はなかなか入り込めませんでした。
・・・で、ちょっとしばらく放置してしまっていたのですが、久しぶりに腰を据えてちゃんと読んだら物凄くはまってしまいました。
絵に対して勝手に苦手意識とか持ってしまってごめんなさい・・・と心から謝りたい気持ちでいっぱいです。
鷹尾はお金大好きな上に性悪・・・との設定になっているのですが、実は結構心優しくて繊細なタイプで、過去の家庭内でのトラウマが鷹尾をそうさせているだけのような気がします・・・
傷ついた気持ちを押し込めて自分を奮い立たせて行くために、ああいうキャラで生きてきたのかな・・・と。
ただ、作者さんの設定的には過去云々を省いても性格が悪い設定だそうで、もしかしたら過去のトラウマがなかったら本当にただの性悪になっていた可能性もあるということなのでしょうか???
作中に、「世界でお前ひとりしかいないなんて そんなおそろしいこと・・・」って泣き崩れる鷹尾の台詞があるのですが、私的にはその気持ちも良く分かるし、その恐ろしさを軽減しようと迷走する気持ちも分かるだけに、この台詞が心にすとーんと入ってきて、それで物凄くこの本にはまった気がします。
鷹尾の気持ちとシンクロする感じでした。
鷹尾に気持ちが入り込んだ途端、鷹尾がとてもきれいで素敵に見えてくるし、すっかりはまったな・・・という感じです。
ちなみに、Hの時に思いっきりM属性になる鷹尾がたまりません。
テーマパークのホテルで久しぶりのHを拒む時の恥ずかしがり方とか、いちいちぐっときます。
しっとり大人なBLで、読後はなんだか質の良い洋画を見終わった時の感じや、高い紅茶を飲んだ後の気持ちに似ていました。(?)
どこか欠けたまま大人になってしまった鷹尾と、お金でしか鷹尾の気が惹けなかったと悩む譲、
不器用な2人がお互いの不安定な部分を支えながら、「執着」ではなく「好き」という認識に至るまでを静かにじっくりと描いています。
とにかく、言葉選びが素敵なんです。
「男でも女でも 誰でもいい方がましだ 世の中にいくらでもいるから 世界でお前一人しかいないなんて、 そんなおそろしいこと・・・」
初めて譲に素の感情をぶつけた時の鷹尾のこの台詞は心に残ります。
漫画としても大変完成度が高いと思います。
この作品を読んで、雨隠先生のファンになりました!
雨隠さんの本を読むのは初めてでした。
ランキングがどうのこうのではなく、
ただ、なんとなーく読んでみようという感じでした。
内容は…うーん…、好みではなかったかな。
他の作品は
そうではないのかもしれないけれど。
絵は悪くなかったです。
すっと入り込める感じでした。
ただ、想い人のために60億円…。
なんといっても60億円…。
それに固執してしまいましたね。
トレーダーだとしても、
60億円なんて、まず稼げませんよ!?
しかも、なんか相手である受けは
そのお金を当てにしているところが
ちょっと気に食わない…。
Hシーンは濃くなく、薄くもなく、
良かったです。
最近ハマっている作家さん。青年発火点で知り、過去の作品を全部集めてしまった今日この頃です。
なんだろう、話の展開とかがすごく私好みで今や大好きな作家さんの一人。
この作品は「恋まで百輪」のスピンオフで、私の地味に好きだった鷹尾さんのお話。
「恋まで百輪」を読んでいてなんかこの家族には色々過去があるんだろうなと思っていましたけど、予想を超える過去がありました笑
そんなトラウマ持ちの鷹尾さんの恋のお相手は、中学の時に鷹尾に一目惚れをして大人になっても想い続けていた譲。
家で色々あり中学の時からお金に飢えていた鷹尾は大人になっても変わらずお金には敏感。
譲はそんな鷹尾にもう一度会うべく、コツコツとお金をためていきます。
その額なんと…60億…!!
好きな人のためならなんでもする、譲くん笑
話全体はシリアスなんですけど、そこまでどーんと暗くならずに読めるのがギド先生の作品のいいところだと思います。
かといって内容が薄いわけでもない!!すごい深いお話だと思います。
キャラもそれぞれ個性的で魅力たっぷりの方々ばかり。
読んでて飽きません。
またこの作品はドラマCD化されてますのでぜひぜひそちらも聞いてみてください♪
表紙と、あらすじの「ぼろぼろ」にひかれて衝動買い。
……大正解。
「恋まで百輪」のスピンオフということを知らずに購入したのですが、単体でも読めますし、なにより切ないのとシリアスがツボな私はこちらの方が好みでした。
魅力はやっぱり受・鷹尾ですね。
「悪人」は悪いことをしてる人って意味ではなくて、性悪チックってことなんでしょうか。譲の言葉を借りるなら「性格悪……」ってところで、根っからの悪ではないなと。
どこか冷めててひねくれ者で、口も性格も悪い。それでいて繊細で不器用。
1人で上手く幸せになれないひと。すごく愛おしく感じました。
対する攻・譲に関しては、私は鷹尾よりも寧ろ譲の方が掴めなかった印象です。
尽くすばかりかと思えば突き放してみたり、冷めてるかと思えば子供っぽかったり。
鷹尾への執着がすさまじいことには変わりないんですが。
ある種似た者同士で、譲もかなり不器用なんですよね。愛情表現が。
後半の譲と鷹尾の電話~病院のシーン、それからエピローグは本当に素晴らしかったなと思います。
譲のモノローグにある「何か1つ選べと言われたら俺を選ぶ」、最高でした。
後半は本当に筆舌に尽くしがたいものがありました……神評価を付けさせていただきます。オススメです。
雨隠ギドさんは「つばめと犬」で初めて知りました。その時からなんだか心に残るものがあって、「密室の密かな星」を読んで、ひとりギド祭り(買い込み祭り)が始まり、この本に辿り着きました。個人的には、一番好きなカップルです。(2013/8現在)
「恋まで百輪」から派生した、この「悪人~」ですが、私も百輪は読まずに悪人を読みました。百輪を読めば、さらに味わい深くなりますが、この一冊でも問題なく楽しめます。
基本的には、ギドさんの作品はストーリーも表現の仕方・書き方も含めて、「漫画らしい漫画」を描く漫画家さん(だと思ってます)。同じ新書館ではふつーの漫画も書いてます。
この本に関しては、えっちシーンの描写も抑えめではないし、れっきとしたBL漫画。
なんだけど、例えばBLって攻と受だけで世界が終わりがちだけど、世界がやけに広い。二人だけではなく、BLにはなかなか登場しない女性も含め、いろんな人が絡んだりする。
中学の時に初恋した人が大のお金好きだったから、彼のためにお金儲けをして60億も稼いで告白に行く攻…
という、ストーリーは全く夢のようなお話ですが。
唯一、ちょっと現実味?ご都合主義ではいかない感じ?があるのは、受の鷹尾は既婚者であるということ。奥さんもガッツリ出てきますが、美人とかじゃないのがまた現実味が…(失礼)
だから当初は、今回はなんだか大人っぽく、大人同士が駆け引きをしていく落ち着いた話なのかなと思っていたら…
攻・譲はヘタレわんこだし、おそらくタイトルにある「悪人」である受・鷹尾も、悪人なんかではなくとても寂しがり屋さん。
二人は共通して、子供の時から抱える過去があり、とても子供っぽいところがある。
ただ、衝動は子供なんだけど、年齢が30前後素直になれず、嘘や見栄ばかりを重ねていくというとても不器用な二人。
読んでいて、素直になれない二人に対して「なんでそうなる!」「もっとうまくできないのー?」と焦れました。笑
だからこそ、幸せすぎることに対する不安や疑惑を抱えて鬱屈としていた二人が、素直に自分の気持ちを解放できたシーンはとても胸に来るものがありました。
というのもその見事なシーンの表現の仕方・見せ方…、胸がギュッと締め付けられるようなインパクト?衝撃?があって、泣いてしまいました。ギドさんはこういうシーンを描くのがとてもお上手だと思います。
でもこの本の一番の魅力は、受で「悪人」の鷹尾。
最初表紙をみたとき、個人的に好きなタイプではなさそうだったのですが、気付くとかわいくてしょうがなくなってました。笑
悪い顔していた人のデレた顔って、ギャップがあってこんなにもいいんですね…!
ちなみにこの作品で言う「悪人」とは「性格や口が悪い」程度のことなんでしょう。
確かに性格は悪いけど、意外と百面相で、寂しがり屋で臆病な鷹尾のキャラクターで何度も読みたくなっちゃう本に仕上がっている気がします。
一冊のつくりとしても、「百輪~」のカップルや、鷹尾の妹、鷹尾の学生時代の友人など、たくさんの人達・エピソードを絡めながらも、プロローグとエピローグも書下ろしで用意されていて、しっかり一貫性があるのもとても素敵です。最初に出した伏線が、しっかり最終的には回収されていたりして。
とても完成度が高いと思うのですが、「神」評価にしないのは、やっぱりまだ物足りないから。
普通に満足してしまいますが、「この先ずーっと一緒にいる」感が足りない気がしてしまいます。それは今、この続編が出ることを知っているからなのかもしれませんが……
もし「素直になれない臆病な受」「幸せすぎて不安になる受」が好きなら、鷹尾のことはきっとストライクゾーンに入るのではないかと。
ちるちるでも評価の高い本なので今更ですが、ボリューム感のある話で、とても読後感もいいため満足感のある一冊。おすすめです。
心に傷を負って、それをこじらせた人(鷹尾)を描くのが上手だなぁと思いました。
自虐的というべきか破滅的というべきか。
幸せな状況に慣れなくて、不幸に慣れすぎてて
戸惑いすぎてせっかく転がりこんできた幸せを自ら壊してしまう。
慣れた不幸に戻る方が楽だし安心するんですね。
頭はいいくせに、好きとか幸せとかいう感情がいまいちよくわからなくて、
ぐるぐる一人で悩み、人を傷つけ・・・
親に捨てられた子も、親から過干渉を受けていた子も
どちらも幸せになれてよかったです。
歪んだり、
素直になれなかったり、
好きが分からなかったりする。
不器用なふたりだけど、
最終的にはふたりがお互いのことを
すごく好きなんだなぁと思えるが
とても、素敵で羨ましい。
前作『恋まで百輪』の登場時は
そんなに気にしてなかったこのふたり。
でも読んでみれば、『百輪』で感じた
ストレートな萌えとはまた違う、
ひと癖ある感じがとてもよかった。
屈折して始まる恋ながら、
この二人は相性いいよなと思わせる空気があって、
シリアス要素も多いのに読中感がよいのだ。
例えば作中、鷹尾は基本的に譲を
「お前」か「茅野」と呼ぶのだけれど、
ちょっとずつ「譲」と自然に名前で呼ぶのが
(しかも小コマとかでさらりと呼ぶ)
鷹尾が譲を特別だと思ってるんだって
感じられてじんわりと心地いい。
そしてなによりガツンとやられたのは、
クライマックスの鷹尾が病院に駆けつけるシーン。
普通に読み進めていたら、
いきなりあの鷹尾の泣き顔のアップ…。
涙線が…もう…
萌えっ子な要素がなく、
男の人と男の人が恋していく感じが
性格や体つきからも感じます。
BLファンタジーの様な「かわいい男の子」が
苦手だと言う方には、好ましいキャラ設定だと思う。
年齢的にも金銭的にも大人な恋。
そしてストーリーも暗さとコミカルが
いい塩梅で混ざっていて読み応えがあって読み易い。
恋心はちょっと歪んでいるけど、
病みの要素をあまり感じなかったことも
ヤンデレ苦手の私としてはよかった。
好きと伝えてからのセックスを
恥ずかしがる鷹尾がたまらん。
そしてそこから続く、これからも
パートナーなんだろうなと思えるラスト。
静かに幸せな気持ちをくれます。
いい作品読んだな。
雨隠ギドさんは『密室の密かな星』から入り
鵜飼の可愛らしさと近道のヤンデレがハマって『他の漫画も♪』と軽い気持ちで読んでみたのですが…
これは…
鷹尾が…ヤベー可愛い…
表紙では悪人ヅラして笑っていますが
皆さんレビューで仰るように、そこまで極悪非道なわけではなく
お金が大好きで
計算高くて
性格が悪いくらいで…
どちらかというと
生きるのに不器用で
繊細で傷つきやすくて
可哀想なかんじ。
昔は美少年でしたが
今は悪人ヅラで体つきも成人男性で、受けっぽさは皆無なんですけど…
なんかすごい
可愛いんですよね…
なんでしょうね、これ…
対する攻めの譲は
そこまで印象に残らない残念なイケメン(笑)
しかし
影うすい常識人を装っていますが、初恋相手の鷹尾のために株で60億稼いだ、常軌を逸した執着野郎です。
鷹尾に振り回されてわたわたしてる感じが可愛い
物語自体はさらりと読めるのですが、何度も読み返すと味が出てきて最終的にはキュン死にします
作者様、お上手です…
続きが出る予定らしいので楽しみに待っています
それにしても
調子のってる鷹尾が最高に可愛い(笑)
全体的なストーリーは丁寧に書かれていて好きでした。
ただ読みとおした後に悪人の存在を探してしまいました。
鷹尾は悪人ではないです。ただのお金好きで、常識のある人です。
茅野も悪人ではないです。常識はないし、手段を選んだりしないけど、馬鹿なところのある普通の人です。
タイトルの「悪人を泣かせる方法」の意味がよくわからないまま終わってしまったかな。という印象を個人的に持ちました。
作中に出てきた「恋まで百輪」の主人公二人のほうが気になったので購入しようと思います。
話の内容に関しては他のレビューにある通り非常に良作です。鷹尾が譲に落ちていく過程が丁寧に描かれていて良かった。ラストは力が入っていて見応えがあります。
■悪人?女王様受け?
ただ「恋まで百輪」は読んでいないので、説得力はかけますが、タイトルである″悪人″に鷹尾がなりきれてないと感じてしまいました。 最初から驚いたり困ったりの表情、デフォルメ、弁護士で目立った悪事も働いていない。
譲にとっての鷹尾が「悪人」なのでしょうか。
■相性のいいふたり
株や競馬に強い譲が個人的にツボだった。だからこその引き合わせたキッカケにもなり、鷹尾が譲に惹かれる最初のキッカケでもあった。
鷹尾の唯一の友達。譲に恋をしているのか疑問にもった鷹尾が、試しにその友達誘ったはいいが、「やってあげてもいいよ」とやけに淡白(あっさり)な友達と鷹尾のコンビも見たいと思った。
とても面白かったです!受けの鷹尾の性格が好みでした~♪
--(以下ネタバレ含みます)--
鷹尾は、お金大好き人間だけど、ガツガツしてなくて、隙を見せず、ひらりひらり~と世を渡っているような部分と、実はすごく繊細で子どもの頃の記憶から抜け出せないのに、自分の気持ちすら誤魔化してるところが、切ないというか放っておけない人でした。「子どもって嫌いなんだよ」って思うシーン・・・あとから分かる、子ども=昔の力も何も無い自分って思ってるかと思うと悲しい・・・
学生時代にボロボロになってる高校生の鷹尾を見つける、当時中学生の攻めの譲。
彼は世間で言う暖かくて、お金持ちの恵まれた家に住んでいて、親が子どもを可愛いが故の過干渉の部分に居心地の悪さを感じている。家の隣に自分の部屋としてプレハブ小屋を建ててもらうのですが、友達に「神経質過ぎない?」って言われて・・・自分の気持ちをはっきりと言えない様な空間が辛かったんだと思います。
勝手な妄想ですが、他の人と比べたら自分はずっと幸せで、世の中には沢山辛い思いをしている人がいる。そんな中で自分が「辛い・苦しい」って言葉にしてはいけない、恵まれてるって感謝しなきゃいけない。でも・・・何でか息苦しい・・・ってグルグルしている時に一人ぼっちで傷ついている鷹尾に自分を重ねたのか、自分の心の様に思えたのかな・・・とか思ったり。
二人の掛け合いも、気持ちが通じるまでの流れも面白かったんですけど、それ以外でもジワーっと染み込んで来るような、切なかったり、優しい気分になれる部分があって、とても素敵でした。
幸せそうに見えるどんな人でも、何かしら心に抱えるものがあるんだろうな~と思えました。それが人に話して「大変だったね。」って言われる話なのか、「そんなこと?」って言われる些細なことなのか。抱えてるものを大きい・小さいって勝手に簡単に判断したくないなって思いました。その人にしか分からない部分も有るだろうし、その人がその抱えているものに対して、どれだけ苦しんでいるか。そこが大切なんじゃないのかなぁ~とかぼんやり思いました。
このお話のメインはそこじゃないような気もしますが(笑)
付き合い始めても、ハッピーエンドではなく、一筋縄でいかない部分が好きでした。
特に好きなシーンは、攻めの譲が、お金を何年も鷹尾に会うために溜め続けた 彼いわく「馬鹿みたいな行為」に対して鷹尾にもそういった部分を返して欲しいって思うシーンが好きです。ずっと鷹尾だけを見て、追いかけ続けていたので、それと同じくらい自分を見て欲しいってことでしょうか。
悩んでいる譲が好きです。でもS気質(笑)
それに対して鷹尾は、ひらひら誤魔化していますが(笑)本当は臆病で・・・そのあとの出来事で言う台詞がギューって胸が締め付けられました。過去も含めて色々なうまくいかなかった部分が不安になっていて・・・。
他の作品もそうですが、感情が前面に出て来る表情が、思わず自分と会話してるんじゃないか?って思える位(←笑)勢いがあって、表現のされ方がすごく好きです。今後の作品も楽しみにしています!
悪人とはとても言えない至って普通の人だと思いました。
笑い方と少々の口の悪さに辛うじて悪人っぽさは感じるものの。
動揺が比較的顔に出やすく、子供時代手に入らなかった温もりを探して不器用に頑張っている、わざわざ泣かせずともいつ独りでに泣き出してもおかしくない繊細さを持った人物でした。
それぞれ少し屈折したところのある二人が一緒にいるうちに、互いへの「執着」という気持ちが次第に「好き」という感情に移行していくという優しいタッチの話でした。
それに乗り切れなかった敗因は、私の感受性の鈍さと、タイトルと表紙から想像していた悪人像とあまりに違っていたことかなと思います(泣)。お互い本心を簡単には見せない、マネーゲーム&駆け引きのような展開を期待していたので。
鷹尾が金のために譲を利用していると見せかけて、実は…と終盤で種明かしされるような展開だったらまだ面白かったかもしれません。
物語の序盤から感情がモノローグや表情にダダ漏れ、濡れ場では可愛く、お金好きの理由も不幸な過去にあり、一見酷い言動の裏には寂しさが見え…と、全編にわたって実は良い人、可哀想な人オーラが漂っていて。その表現が少々分かりやす過ぎるように思え、かえって同情や萌えの感情が湧きにくかったです。
私は残念ながらそれほど感動できませんでしたが(すみません…)、切なさや繊細さを求める方には非常に満足度の高い純愛物ではないかと思います。
「密室の密かな星」がすきだったので購入。
萌の評価をつけさせていただきました。
全体的にシリアスな重い雰囲気が漂ってて、通じそうで通じない二人という感じですかね。
前半は恋というよりは攻めと受けが一緒にいるようになる過程のような感じだと思います。
攻めはしょっぱなから受けに迫ってます。
個人的には後半からツボを突かれてきた感じです。
たぶん優しくってじわっと広がるようなお話が好きだからだと思います。
ただ、後半二人が泣いて怒鳴ってする場面はすごくよかったです。
お金が大好きな鷹尾と、金で愛の重さを伝える譲。
愛ってどうやって伝えるんだろう。あるいはどうやったら伝わるのでしょうね。
見えないものだからこそ、言葉や行動に変えて示す。
鷹尾の場合は見えるものに変えて示したということですかね。
しかし60億ですか。株で60億って行くのかな。資本何円から始めたの?
個人でやっている人はだいたいウン十万、ウン百万単位の儲けを聞くけど、鷹尾すごいな。
わたし的にはそこはハイリスクハイリターンのFXのほうが信ぴょう性ありそうって思ったけど、
まぁ物語だしいっか(笑)それに性格的に鷹尾が株やFXで設けてウヒャウヒャしてそうな感じがしたけど、まぁそれもいっか^^;;;
鷹尾みたいに金金しているやつ、嫌いじゃないです。
綺麗事言ったって、金も無いと困るのは事実だもの。
だけど、人間、金だけじゃ虚しいとも思います。良い例がホリ○モンさんですよ。
自分が60億持ったって、多分六本木ヒルズに住もうとか、ヘリコプターをチャーターしようとか、クルーザー買おうとか、何一つしないと思うから。
そもそも高いものを購入したら維持費に莫大な金がかかるし、ボンビー体質の私はなんだかんだで貯金決定。例えもらったとしても怖くて使えないw
鷹尾はその辺がひらきなおってて、でも「ちょうだい」じゃなくて「貸して」って言っているあたりがちょっと人柄感じますよね^^
最後のオチはよくあるパターンでしたけど、でもうるっときました。
さて、この物語ではお金が鷹尾を変えたのでしょうか。
それは読んでのお楽しみということで。確認してみて下さいまし^^
二度読んで二度とも泣きました。
多分、三度目も泣く・・・。
女王様受けは苦手なので、購入するか迷いましたが、思い切って買って良かったです。
鷹尾が可哀想で同情して泣きました。私の中では、鷹尾は女王様ではなく、健気にカテゴリーされております。
とにかく、鷹尾が好きでたまらん。親に捨てられた子で、嫌われ者で、人並みの幸せを手に入れる為に努力してて、でも全部裏目に出てしまっている鷹尾に譲が恋する気持ちがよく分かる。鷹尾、守ってあげたくなるんですよ。
譲については、鷹尾と初めて出会った時の表情がかわいい。恋に落ちましたっていう顔してて、胸がきゅーんです。私も鷹尾が好きだから、譲に共感できて後半はとにかく応援してました。
鷹尾と譲の中では、愛情表現=金稼ぎ。鷹尾は金持ちになって弟達を迎えに行こうと考えて金の亡者になり、譲は鷹尾に好かれたくて60億を稼ぎました。鷹尾自身がお金を媒介にして愛情を手にしようとしたからこそ、普通の人ならドン引く60億は譲の本気の愛情を伝えるツールとして機能します。豪華なホテルから眺めるナイト・パレードは、鷹尾と譲が憧れる愛情の象徴であり、富の象徴であると思います。ホント、いいタイトルです。
エピローグがまた素晴らしい。鷹尾はまだみたいだけど、譲は、ちゃんと自分が一番欲しいものを知っています。譲にとって欲しいものは、鷹尾だけ。手に入れる方法は、金稼ぎではなく、鷹尾のそばにいること。プロローグと対になっていて、感動しました。
お名前はよく拝見していたものの読む機会の無かったギドさん。はじめて手に取った本はまさかのスピンオフでした。
しかしこれだけでも充分話が分かるので大満足です!
体格のよい受けはあまり好きではないので、カプ的にはあまり萌ではないのですが、話に感動したので萌×2評価にしました。
鷹尾の悪人さも、彼の生い立ちを考えたら微笑ましくさえ思います。
愛とは何たるかに気付けず不器用な鷹尾にきゅんきゅんでした(*´∇`*)
他の作品も読んでみたいなぁ。
譲は中学生の時、ケンカでボロボロになった鷹尾と出会い、一目惚れする。
しかし鷹尾はビックリするほどの美少年にもかかわらず、
性格が悪くてお金が大好きだった。
鷹尾に告白するため、譲はお金を稼いで貯金を増やしていく・・・
面白かったです!とにかく、譲と鷹尾の二人が本当に個性的で。
譲はとにかく凄いです。60億!?って、普通は絶対稼げない(笑)
それがまた、中学時代の初恋の相手に告白する為の貢物って・・・
究極の執着愛ですね。
譲の中学時代の回想シーンで、雨に濡れて寝入ってしまった鷹尾に、
部屋を暗くしてキスする1コマが、妙に印象的でした。
鷹尾は「性格が悪い」という設定ですが、
私には、なんか繊細で不器用でピュアな人に見えます。
譲と再会した時に「お金好きでしょう」と言われて
「大好き」と即答した時の表情が余りに可愛く、ツボでした(笑)
奥さんが浮気していると知って(本当はデマだったんだけど)捨て鉢になった鷹尾に、
譲が「すごーく気持のこもったキスしてみて」と言いますが、
この時のキスシーンがすっごく良いです!
譲、鷹尾が好きなんだな~ってしみじみ感じます。
鷹尾と小太郎の会話シーンも笑いました。
鷹尾のつっこんだ質問にうろたえる小太郎が無茶苦茶可愛いかった!
それを部屋の外で聞いてしまった虎二と譲の反応も面白かったです。
鷹尾はとにかく不器用で、自分の気持にも鈍感で、
なんか読んでて切なかったです。
色々あって、最後は自分が譲を好きな事に気付きます。
譲もやっと鷹尾と両想いになれて、長年の想いが実って良かったです。
好きかも。
CDの方が、キャラに一貫性があってわかりやすいって感じるの。
絵が、、、なんというか、不安定?
まず、カバーの表紙絵からして、表紙にこの鷹尾は、インパクトあり過ぎじゃないかと、、、
茅野も鷹尾も、本編内の方が格好いいし。
鷹尾の、一筋縄ではいかない、捕まえにくい性格と、それによってコロコロ変わる表情って言うキャラ設定そのものは面白くていいんだけど、絵になると表情の振幅が大きすぎに感じちゃう。
茅野の方は、本編内では、割合一貫したビジュアルなので安心して見ていられるんだけどな。
ストーリー自体は間違いなく面白いので、単にデフォルメの許容範囲の好みの問題でしょう。
この表紙の悪い笑顔www
前作「恋まで百輪」でいい味出してた、前作攻・虎二の兄、鷹尾のスピンオフです。
幼少期のつらい生い立ちから性格が歪んで金の亡者になってしまった鷹尾と、中学時代に鷹尾に一目惚れし、60億!の貯金通帳を手に鷹尾と再会した譲。
譲は鷹尾とは逆に裕福な家庭に育ったけれど、母親からの受けてきた過干渉で、ある意味歪んでしまっているんですよね。
めぐりめぐって似た者同士なふたりということになるのかなw
『すごーーーく気持ちのこもったキス』のシーンにものすごくときめきました。
お色気シーンwも、少な目ではありますが、とっても色っぽい。
タイトルにもなっているほど「悪人」な鷹尾ですが、実際はきょうだいを思う気持ちも強いし、生い立ちのせいで、気持ちをストレートに出せなくなっただけなのかもと。
愛に飢えていて、もろい部分をぽろぽろと譲の前で露呈させていくのが切なく愛おしい。
譲が事故ったあと、鷹尾が病院に駆けつけるシーンは本当じーんときました!
前作の受・小太郎と鷹尾のやりとりはもうニヤニヤしながら読みましたw
こういうの好きですw
あと、鷹尾の高校時代唯一の友人木島がどうしても気になる。こういう押しに弱いタイプのキャラいいですよね。いい!
「恋まで百輪」のスピンオフで、攻め様の兄のお話でした。
弟編もかなりキタッて感じで心に迫る感じがあったのですが、この作品はまた良い。
ほんとに一見するとお金大好き、性格最悪な受け様なんですよね。
まさにタイトルの悪人って言葉が当てはまってもおかしくない人なんです。
でも、それは目に見える部分だけで、ホントはかなりの寂しがり屋で苦労人
捨てられたこともあるけれど、捨てた事もあるって言葉でどれ程受け様が
傷ついていたのかが伺える言葉もあって切なかったです。
でもそんな弱い姿を人に見せることも無く、心がかなりヒネタ性格の理解しにくい
お人になってしまっているようでしたね。
そして相手役の攻め様は、年下で、こちらは温かい家庭過ぎて母親からの過干渉に
耐えきれず、別の意味でヒネタ感じになってる。
でも、中学生の頃に受け様と出会って、偶然見かけた弱い姿を目にした時から
後に金が大好きで、性格が最悪だと解っても、受け様を欲しいと思う気持ちは
全然無くならずに、受け様に告白する準備で金儲けをしている変人です。
そして再会するものの、受け様は既に結婚までしていて、攻め様意気消沈
でも、夫婦仲がうまく行っていなくて、そんな時に受け様に誘われ・・・
それも、奥さんが自分の友人と浮気しているからって理由で傷つくのが目的
どこまでも身勝手で酷い受け様なんですよね。
攻め様は長年思い続けてきたと言うのに可哀想でもありますが
同時に受け様も何故か可哀想に感じてしまうのです。
そんな二人が本当の意味での恋人同士になるラブストーリーでした。
本誌で続編の方を読んでた時から気になってたんですよね。
というか、その前に「恋まで百輪」を読んだ時からかな。
素直な人間よりもひねてる人間の方が個人的にとても好きなので。
今回はそんなひねた人間に恋をして恋をし続けている青年・譲のお話。
気になって放っておけなくて、相手の欲しがるものを与えてあげたくてがんばってがんばってがんばって。
どこまでがんばればいいのかわからなくなってかなりの時間を消費してしまうことになるのですが。
強気なようでいて自信がないようなところもあって。
ホント譲は見てるとアンバランスな印象が強い。
相手が鷹緖だから一筋縄でいかないってのもあるのかもしれないけど。
それでも、どうしても諦めきれなくて。
でも、強引になりきれないところがらしくて好きです。
一方の鷹緖。
この人のとんでもなくひねくれたところとかすごく好き。
性格の悪い人の出てくるマンガとかってそれなりにあるけど、ここまで性格の悪さが顔(人相)に出てる人も珍しいんじゃ?(笑)
でも、それが少しも嫌味じゃないというか、全てが「鷹緖らしさ」のように映ってしまうんですよね。
「悪人~」ではまだ鷹緖の感情面が一体どこまで本気で恋になっているのかわからなかったのですが「ナイト~」の最後にもうドッと溢れて来て。
その前に別の人で試すって時点でかなり素直になれないだけでホントは譲のことをかなり好きなんだなってのは伝わってたんですが。
もう、最後の告白シーンはどうにもやられて仕方なかったです。
ちゃんと譲が愛されててよかったー。
あんなに性格悪い人なのに、さんざんやってたのにちゃんと好き同士になった後には恥ずかしがってるのとかすごいかわいかったです。
「恋まで百輪」のお兄ちゃん編。
お金に対しての執着や、悪人ってイメージの
あらすじや帯なんだけど
実際の鷹尾は、温かい家庭とかに憧れる
本当に不器用な男なんですよ。
全ては過去の出来事がトラウマになってるよね。
父親の借金に母親の失踪。
自分が思ってやった行動が、弟に理解されてなかったり…
そんな時に出会ったのが譲(まだ中学生)。
そしてお話は大人になってからに…
60億というお金を貯めて鷹尾に迫る譲ですが、
実は鷹尾、既に既婚者!!
幸せな家庭を求めてか、押されて結婚したみたいですが
結局は別居、最終的には離婚。
譲とそういう関係になって幸せ?な気持ちになるほど
今度は不安になるのか、浮気して相手を試そうとしてみたり。
実際は口で言ってるほど、お金に固執してもなさそうだし、
とにかくこの不器用さに読んでて涙。
弟も言ってたけど、
本当にいつまでも側にいてやってください譲。
いま、一番好きな作家さん。
なのでなんとかレビューを書きたいとここ数日ずっとうんうん唸っているのですが、どうしても上手く言葉が見つからない。。なので何も考えずに書きますんで、多分あんまり参考にならないです。。すいません。
コメディタッチで描かれている、軽やかな作品ですが、読むたびに泣いてしまいます。
生きているうちに見失ってしまった「何か」。。そんな、かろうじてこころの奥底に引っかかっていたものが、再浮上してきてしまうような様を恋というなら、この鷹尾の抱いているものは恋なんだろうな、と思います。
そして譲は多分…そんな、鷹尾自身すら忘れ果ててしまったような「何か」を、ずっと見つめ続けることの出来る、唯一の存在で。
そんな存在がこの世にいてくれることとは、なんと幸運な事だろう…と、思う。ありえない事だと思う。自分の無力さと現実のシビアさを知ってしまえば知ってしまうほどに。
そんな不安感が多分、こどもの頃に「何か」を捨てて生きることを決めた鷹尾の中には、あるんだろうと思う。
打算なのかピュアなのか、執着なのか恋なのか、名付けようもない…距離感すら判然としない、曖昧としながらも、確かにそこにある…このふたりの絆のようなものが、どうしようもなく、ツボです。
日ごろから新刊コーナーで女王様受を探し求めて目を光らせている私ですが、この本の表紙を見てビビっときました。
この、金 髪 美 人 の あ く ど い 笑 顔 … !
受けだったら最高だなーと思って手に取り帯を確認したところ、一途系ニート策士×性悪系エリート弁護士、と書いてあったので、これは…!ということで購入…したのですが。
もう、サイッコーにストライクな作品でした!!
一途で純粋な執着から綺麗に病んでるわんこ攻めと、今まで誰にも執着なんてしたことなかったのに、人に自分の気持ちを預ける安堵と不安を知ってしまった女王様受け…う~ん、たまらない。
「恋まで百輪」の続編と知らずに読んでしまいましたが、前作を知らずとも問題なく読めました。
この方の作品は初めて読んだのですが、BL漫画なのにBL小説を一冊読み終わったかのような充足感がありました。きちんとストーリーというか、世界観がしっかりしていたから…なのでしょうか?テンポもいいし絵も綺麗で、いい漫画家さんに出会えたな~、と思います。
以下、ネタバレ。
さて、この作品。
とにかく攻めが受けに執着しております。
好きとか愛してるとかそういうんじゃなくて、もっと深い、魂で惹かれている、そんな執着心…のような気がする。
攻めの家庭は母親の干渉が激しくて、まぁ勝手に部屋を掃除されたりお見舞いにきた女の子追い返されたりそういうレベルなんだけど、当時中学生だった攻めはそんな環境が息苦しくて仕方なかった。そんなとき夜の公園で、顔には殴られた痕、服も泥だらけでボロボロになった受けに出会うんです。
ベンチでぼーっとうつろな表情をしていた受けをみて、攻めは惹かれてしまう。
「 ひとりで 傷ついてて きれいだなぁって 思ったんだ」
というモノローグで語られる出逢いのシーン。
このときの攻めの表情が、中学生のくせに、およそ初恋とは言い難い顔をしてるのがまた、イイ。
これは本当に見てほしいんだけど、受けを見つめる攻めの瞳がいい意味で昏くて、目を見開いて頬を染めたりするよりずっと、魂を揺さぶられている感じが読み取れてイイなぁと思いました。ホント、恋をしたというよりは、惹かれてしまった、という感じ。うーん、好きだな~。
その時「誰にもいわないでくれる?」と言われるんだけど、とっさに攻めは誰にも言わない代わりに勉強を教えてほしいと交換条件を出すのね。受けが着てた制服が、有名な進学高校のものだったから。
お金が大好きな受けは、授業料を払うならと快諾するんだけど、親に内緒で中学生にカテキョ代を払い続けるのは難しかった。結局親バレして、授業料が払えないなら、と受けとの関係がそこで切れてしまう。
攻めは、自分に金さえあれば、と思い詰めて、…というかお金さえあれば受けの興味を引けると思って、金儲けに手を染め始めるのです、が。金運の女神がついているのか、才能があったのか、気付けば60億も稼いでいた攻め(笑)
自分が迎えに行こうと思っていた受けと偶然にも再会して、ここぞとばかりに預金通帳をチラつかせれば、食いつきは上々(笑)
でも相手はノンケなのでやはり迫っても顔をひきつらせて逃げ腰になるばかり。しかも極め付けに左手の薬指にハマったリングをみせられ、「妻がおりますので!!」
その場はそれで逃げられちゃうんだけど、その後一人になった部屋でベッドに転がり通帳を横目に見ながら( 額には満足したみたい )とか思っちゃう攻めがものすごいエロい。このときの攻めの表情もね、胡乱な瞳をしていて、い~い感じに病んでると思うんだよね~。
その後、奥さんの浮気を目撃して混乱した受けが、酔った勢いで攻めを呼び出して…という、まぁいい意味でお約束な展開。
お約束ではあるんだけど、さっさとヤれよ的な自暴自棄な受けの「金はもらえるんだろうな…」の台詞に(はっきりとは描写されてないけど)やっぱり傷ついちゃうとか。「…あんた自分がおこしたことが面倒だからって、俺にされるひどい事で上書きしたいんだ? あんた、本当、性格悪…」ってセリフとか。やっぱり気持ちが伴ってないのに求められても辛いだけだと誘いを断る攻めの「…っしたくないって言ってるだろ!」って悲痛なセリフとか。攻めが受けのこと好きで好きで傷ついてるこの感じがたまらないんですよ…!
受けは正しく女王様受けで、最初はノンケだったはずなのに、(まぁ攻めに開発されちゃったからなんですが)えっろい邪悪な笑顔で「帰ってきたら書面つくって メールとFAXチェックして、8時くらいには帰れるから そしたら、遊んでやるよ」とかなんとか言っちゃうようなタイプに変貌。他の男に誘いの言葉かけたりするのをベッドで咎められてるのに、これまたあくどい笑顔で「…興奮してきた」なぁんて言って攻めを絶句させちゃうような。
きちんと向き合ってくっつくまでにまだいろいろあるんですが、それは是非、手に取って読んで悶えていただきたい。
誰も信用してこなかった女王様受けが、一途な攻めに綺麗で透明でちょっと本気すぎて研ぎ澄まされた感情ぶつけられて揺らいでいく様はやっぱりイイんですよね。この作品の攻めはへたれわんこというよりは、一途なヤンデレ攻めって感じがしますね。
本編でも言われてますが、攻めはエロいことするときにSっ気スイッチ入っちゃうんですが、それがまた萌えるんです~!
受けの方が年上で性悪でセックスもお金も大好きな女王様受けなのに、エッチのときはM入って、攻めがむっつりSだっていうのがたまりません。
いや~、久しぶりに大当たりな本に出会えて幸せでした。
全力で、おススメです!
ちょっとためしに・・と手に取った初読み作家さんでした。
フェアとかなんとか、なんか人気らしいじゃない?と読んだ作品でしたが
好き(⊃∀`* )デス!!
他の作品も無性に読みたくなってしまった。
弟くんところの受ちゃんがなんかとっても可愛くて
イジメがいw鳴かせがいありそうなところがなんとも乙v
お話としては、昔の初恋引きずって
すごく凄くヤな人間でも愛しちゃったからしょうがない
一生アナタのためにwってやつですね。
登場しょっぱなから「お金v大好きw」を強調な上に、なにかと口が悪い。
性根も悪そうな印象をばんばん与えてくれる受。
タイトルまで「悪人」ありまして、最後のあとがきにも「性格悪い」な表記があったんですが、個人的にはすごく可愛い人に見えて仕方がなかった。
高永ひなこサンの「暴君」をちょっぴり思い出した。
性格ひねくれてて、まぁ、口が悪くて性格がゆがんでるのも本当なのだと思うのだけれど、小さい頃の現実から育ってしまっている受が
実は一人が凄く寂しかったり、他人からの愛に飢えてたり
唯一無二の存在を恐れていたり。
与えられる愛や体の関係にすごく甘えてきたり~なそういう部分が凄く可愛かった。外見突っ張ってるけど、実は弱いっていう設定に私は弱いw
最後にボロボロなき崩れる姿
萌えた(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノ思わず過呼吸v
いろんな表情が見えてオイシイ作品でした。
読み返すとまた新たな発見とかアルカモナが楽しみ
強い顔、弱い顔、エロイ顔。ひっくるめてとっても可愛いノダ
普段は、従順で健気だけど、エチシーンになるとちょっとSな攻も案外オモシロイ男だと思ってみたりもするのだけどな
「恋まで百輪」のトラのお兄さん、鷹緒のお話。
ものすごくアクが強くて一筋縄でいかなさそうな人だったので、このお兄ちゃんのお話、とっても楽しみでした。
しかし!
前作のコミカルさと違って、奥が深くて複雑な鷹緒を知るたびに何か胸が苦しくて。
ものすごく、ものすごく、いい作品でした!!
何て書いたらいいんだろう?上手く言葉にできなくて思わず懐で暖めてしまったのだが(汗)今でさえ、この作品の魅力を上手く伝える言葉がでてくるかどうか。。。
親の過干渉に一人ナーバスに思いこむ中学生・譲が、ボロボロの姿で公園のベンチにいる鷹緒に出会い、惹かれて、
彼が金が好きなことを知って、彼を自分のものにする為に必死で金をためている間に、再会した鷹緒は結婚しており。
しかし、鷹緒の結婚生活はうまくいってなくて、自虐のように譲に身を任せようとする鷹緒。
結局、鷹緒は離婚することになり、譲と一応恋人のような関係になるのだけど。
鷹緒には過去があるとはいえ、銭ゲバになったわりに大人になった姿に金への執着は見られない。
むしろ、人は信じられない金は信じられるという姿勢なんだろうか?
だからか鷹緒には友達がいないという。
でも、その姿を追っていくと、彼は譲に”誰とも上手くいったことがなくて、世界で譲ひとりだけなんてそんな恐ろしいこと”と吐露している。
それはある意味、鷹緒への執着が成就された譲には嬉しい愛の告白に等しい一言かもしれないが、鷹緒にとっては本当は愛されたいという言葉なんではないだろうか?
つっぱってはいるけれど、弟妹に拒否されて寂しかった。
本当は自分が欲しかった温かい家庭がほしかったのに、愛することが不器用すぎて妻に逃げられて、寂しかった。
そんな今までのもろもろが凝縮されたセリフに思えました。
鷹緒の姿に愛は何処?と思ったのだが、何度も読み返すと決してツンデレとか腹グロだけでは収まりきれない、彼の子供のような不器用さが見えて、彼はこれからなんだと思えてきました。
一方、鷹緒に執着する譲。
鷹緒の為に金を儲けて、貯めて、足りるだろうか?まだ足りないだろうか?もういいだろうか?
自信のなさが災いしているその年月の間に、その執着の対象が何だったのかわからなくなっていたんじゃないだろうか?
やっと再会した鷹緒は、相変わらず性格が悪くて。
だから再会したことで改めて、彼を知って、本当に愛しくなったんじゃないかな?って思ったんです。
事務所に弟のトラを呼びだして、譲といちゃついているところを見せるのですが、それは鷹緒なりの、自分は幸せと言う姿の弟への報告の仕方かな?ってww
まったくもって性格悪い。
親友をベッドへ誘うのも、自分がホモになったのかどうか単なる好奇心ではると思うが、本当は譲への愛を、譲の愛を確かめるためだったような。。。
本当にことごとく、素直でなくて歪んでいて、
でも、とても憎めなくてそれがカワイイ人なんだと見えてくるのです。
シリアスな展開ではあると思うのですが、軽くおとしたり、笑いをとったり、そのバランスは絶妙に、重さを上手くオブラートで包んでいます。
鷹緒の普段の人の悪そうなアクドイ顔と、泣いて素直になっている顔のギャップも魅力的です☆☆☆
前作の「恋まで百輪」が好き過ぎて、発売日を待ちに待っていました。
前作を読んだ方ならなんとなく鷹尾がお金好き好きなのか予想も付くでしょうが、やっぱり鷹尾からはっきり「自分がお金に執着するのか」が告げられたら、切なかったです。
ただ、鷹尾に比べて茅野が存在感が無くてちょっと戸惑いました。
人間的には攻めも受けも前作の二人よりも汚れきってますが、アダルトチームなので!エロも前作より三倍位にはなってます…はず!
雨隠先生がお描きになるので、そこまでエロくも無いけど(エロいよりも可愛らしい)、鷹尾の表情にキュンとしました。
あと茅野の中学生のときの「お金払うから」って泣いてる顔もキュンキュンした。
鷹尾の表情の動きを楽しむのも一興だと思います。