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smoker
只今禁煙実施中~なんですが。
本の整理中、煙草ネタにばかり手がのびまくり…。
でもですね、この本の中の煙草たちは、どれも貰い煙草でしか吸った事がありません。
団塊世代のオヤジ達が吸ってるイメージの濃いいやつばっかやし…。
井上佐藤先生、随分渋い趣味ですねぇ。
私にはハードル高くて吸えません!(←禁煙中!)
まあメンソールや1ミリじゃカッコつかんもんね。
では簡単あらすじと煙草話を。
「SMOKER」
#01 echo。
エコーは吸った事がないな。
中年の方で時々吸ってるのを見かけますが。
機工課の岡部さんは煙草を切らし、ストックを取りに行くとなぜか無い。
喫煙所を間借りしている営業課さん達にエコーはいなくて。
過去に貰い煙草をした研究課の米倉さんをたずねる。
人を覚えるのが苦手な岡部さん。
米倉さんの耳のホクロを見て、バーで会った男を思いだす…。
この話で好きなシーン。
「エコー吸ってる人いませんか?」とたずねると、営業課の人達が伝言ゲームの様に伝えるところ。
〈そのうち「ハイライト」とか「峰」に変わってそうだな〉と岡部さんが呟くシーン。
吹き出しました☆
結構エロいシーン満載やのに、笑えたシーンが焼き付いた。
#02 hope。
ホープは小さい煙草で、販売機で二個出てきます。(ショートの方。普通のサイズはロングと言います)
「山椒は小粒でピリリと辛い」
小さいくせに、本当に辛~い煙草。
営業課の菊池課長は離婚して三年の独身者。
新人の紺野くんは、いつも菊池課長にからかわれて赤面してしまう。
そんな紺野くんの煙草は極辛のホープというギャップ。
二人で外回りの帰り道、車内で紺野くんは菊池課長に告白します。
菊池課長はさらりとかわして普段通り。
菊池課長が休日出勤している日、空いている会議室から男同士の声が…。
菊池課長の鬼畜ぶりがエロいです。
はい、インを踏みたかっただけです…オヤジだから。
#03 peace。
喫煙者で営業課の芦沢と、煙草キライでもと営業課で秘書課の三好。
二人は同期で良きライバルで喧嘩相手。
ある日芦沢は二丁目のバーで、何でも言うことを聞く言いなりの男の噂を聞く。
紹介の男を別のバーで待っていると、三好が酔いつぶれていた。
お互いゲイ同士と驚く二人だが、三好は再び沈没。
後から来た客の話で、言いなりの男は
三好の事だとわかり…。
三好は喫煙所トークを羨ましいと言っていましたが。
私の喫煙切欠も喫煙所トークなので、激しく同意!
禁煙するたびに疎外感がね、何とも寂しい。
#04 hi-lite。
昔サラリーマンの定番煙草は、セブンスターとハイライトだったそう。
今ではほとんど見ないなハイライトって。
営業課の牧村と吉野は同期で喫煙仲間。
ジッポが切欠で話すようになります。
家がすごく近所で、一緒に休日を過ごしたり。
ある日吉野は鍋に誘ってきますが。
牧村は彼女が出来て、ウソついて断ります。
次の日、吉野は別の友人と鍋をした事がわかり、牧村は複雑な気持ちに。
その後十七年、二人は独身のまま。
突然、吉野が転勤すると知ります。
送別会の後、牧村は何故か縛られていて…。
全てノアー(株)内のお話です。
見事なくらい女子社員がいない会社!
喫煙所にも女子社員がゼロ。
こんな会社に潜り込みたいわぁ。
「麗しのメインクーン」
これは猫好きのお話。
長年飼っていた猫のデュークとの別れに、立ち直れない宇津井さん。
アニマルシェルター(猫の里親探し)で働く由良くん。
柔らかい髪の綺麗な男の子。
由良くんがデュークに似ているため、宇津井さんは彼が気になります。
人が苦手でムスッとした宇津井さんの、猫の前で別人な顔を見て由良くんはびっくり。
猫の話をネタに、お互い近づく二人。
でも相手の気持ちには、ちっとも気付かない二人。
もどかしくて、愛おしい愛猫家話。
私は猫好きなのに、猫アレルギーになってしまい、飼えません。
猫が沢山でてくるたび、羨ましいです。
煙草と猫という、個人的ツボ押しまくりな作品でした。
なんでこうBLだとタバコが素敵なエッセンスになるんでしょうねえ。
今回はタイトル通り煙草のみがテーマ。
しかも、うっほうほのリーマンもの!理系眼鏡もいれば、ひよっこもベテランリーマンも、さらにヒゲでガテン系もいる!
とにかくもう男子校か?と思うほど女子がいませんこの会社。ひとっこひとり。気持ち良いほどに。
ノアー社という、素敵な会社にお勤めの男たちの4話オムニバスものなんだけど、どれもこれもギューンときます。
一話だけ雑誌掲載だったか別冊だったかで読んでいましたが、通しで読むとまた違う趣きが。
「echo」機工課の岡部と研究開発課の米倉。
「HOPE」営業一課に入った新人紺野とバツイチの菊池課長。
「peace」営業一課から秘書課に移ったタバコ嫌いの三好とライバルである芦沢。
「hi-lite」入社以来17年間そばにいて想いあっていたのに進展なしの吉野と牧村。
どのお話にもちょっとだけほかのお話の登場人部が出ていて、それを探すのがまた楽しかったです。
菊池課長にメモを見せている芦沢がいたり、喫煙所で喧嘩する三好たちの近くで談笑してる岡部と牧野がいたり、若き日の菊池課長も見れたり…この頃はまだ結婚したばかりなのかもな~なんて思ったりして。
それから『子連れオオカミ』の「みよもとそん」までゲスト出演してるのには参りました!宮本さん、この会社にお勤めだったのね~。
4話ともすごく好きなお話でしたが、中でもいちばんよかったのは「hi-lite」だなあ。
入社したての二人の細くて可愛いこと。まだ学生っぽさが抜けきれてなくて、17年後の素敵なリーマンに成長してる姿と比べると、実に鼻息が荒くなります(笑)
どれも続きが読みたくてたまりません。
1話ずつ1冊で読みたい!(このフレーズ、よくここで言ってるよな私)
タイトルのタバコは、どれもけっこう重たくて古くからある日本の銘柄ですよね。
どうにも昭和の労働者というイメージが強くあります。
一度嗅いだら忘れられない個性の強い香りと同じように、この作品もいつまでも心に残りそうだなあ。
もう一本の猫ものもまた好し。
今回は子供たちいないなと思ってたら猫たちが可愛いこと可愛いこと。カバー下での擬人化もっと見たいです。
最後のおまけ漫画には『エンドルフィンマシーン』や『子連れオオカミ』の登場人物も出ていて、ファンには嬉しいサービスでした。 .
年1冊出る井上佐藤作品がいつも愉しみで、愉しみで♪♪♪
今回も首を長くして待ってました!
07年~11年まで約年1掲載のタバコをテーマにしたオムニバス4本と、
10~11年作品の猫をテーマにした3本。
以上の構成は、テーマがタバコだけに大人の男感が満載で、そしてメインクーンはちょっとファンタジーの入った猫も準主役を張っていそうな、今までにない井上佐藤作品のイメージを作ったと思います。
それにしても、5年に及ぶ作品なのに絵の著しい変化というのがそんなになくて(それがいいことか悪いことかは?)時間を感じないのもまたよかったです。
「SMOKER」は技術系の会社を舞台にして、喫煙する人達をかすかにリンクさせながら4組の男達の物語が綴られます。
◆一組目、エコーなんて今どき見ない何てマニアックなwww
過去の執着から臆病になった岡部と、一夜の関係を持った米倉。
ヒゲ×ヒゲですよ♪米倉が別人のような変身ぶりww
◆二組目はHOPE、これもおっさん臭いタバコ。
上司が好きな新入社員の紺野と、その気持ちを知ってルンルンになってしまう上司の菊池。
菊池、ものすごいポジティブな人なんだな☆楽しいよv
◆三組目はピース、このあたりもちょっと渋いけど割りといるよね。
営業の芦沢と、彼がライバルとして意識していた秘書課の三好。
あまりにも意識していたその気持ちと裏腹の行動は実は・・・めっさラブラブになった二人にヒューヒューでした♪
◆四組目は同期で家も近所でずっとつるんできた傍から見たら絶対おホモ達間違いなしの牧村と吉野。
吉野の転勤で初めて離れることになった二人。
遅い受けが色っぺー!!これ出会って17年、転勤して5年、実に22年と言うことは大卒と考えてラストは44歳!!
オヤジカプ万歳!!
各カプのキャラに萌え萌えはもちろんなんですが、
技術系会社ということで、多分男率が高い。
それで、社内おじさん達の会話がホモネタでからかう、っていうのうが、何だかすごくリアルにありそうで、この会社設定や何気ない社内の周りの人物達のキャラがモブなりに光っていて、それがいいのだ!
それにオヤジ率が大変に高くて、年齢は出てないけど間違いなく30代、40代がメインだとおもうんですよね~オヤジスキーにはたまりません!!
「麗しのメインクーン」これ、思わず泣いちゃいました!
親を亡くし、唯一の家族だった猫を亡くし、偶然出会ったペットシェルターの男性が、その元飼い猫にそっくりだったことから、その身代わりにしようと考えていたのに・・・という
猫を通して恋人になるお話なんですが、人間が話しを進めてもいきますが、その猫の存在感と役割がハンパない!!
井上佐藤さんの描く猫の魅力もまた全開で、ネコ好きにはたまりません!!!
ちょっとしたエピソード、猫飼いには思い当たる事件や、猫の行動、それへの共感もヤバイっす!!
主人公が猫を安楽死させる回想も、また涙が。。。
この漫画、今までの作品の中で一番キレイ系の男子の描かれ方をしていたと思いませんか?シェルターで働く由良。
勿論恋愛もすれ違い満載ですごくよかったのですが、、、
後書きをみて判明したこと!エロがエロすぎて(!?)総ボツになったって!?
ちょっとラストにあっただけですが、それでも充分に色っぽかったんですが、その総ボツエロがみたかったな~♪♪
デブでブサイクの横尾さんと、ヤクザ風だけど面倒見のいいコルレオーネ(いづれも猫)が超お気に入り!
カバーはずした本体にコルレオーネ擬人化漫画があるので、忘れないでね!!
このコルレオーネ擬人化で一本漫画がほしかったーーーー!!!
ゲイゲイしい登場人物達。
肉肉しい、生生しい肉体。
そして魅せるストーリー。
まさに自分の求めるモノがここにあります。
絵的には好みが分かれる作家さんなのでしょうが、これがいいのです!
これをオカズにご飯が食べられそうですww
初井上さん作品です。「10DANCE」でお名前を拝見して、表紙につられて購入してみました。
ワタクシは喫煙者ではありませんが、煙草を吸うしぐさって素敵だなあといつも思っています。この「SMOKER 」は煙草を吸う男たちの色気で満ちております。濡れ場も結構ハードですが、何より煙草を吸うしぐさが非常にえっろいです。
「♯01 echo」
岡部×米倉
自分が煙草を吸わないので良くわからないのですが、吸う銘柄って何でもいいわけではないんですね。「echo」というマイナー(らしい)煙草を必死で探す岡部さんにちょっとあきれた…(笑)。
岡部さんのように「誰でもいい」と関係を持つ人って好きじゃないんですが、岡部さんに一目ぼれしちゃった米倉さんの一途さにきゅんときました。
「♯02 HOPE」
営業部署の上司・菊池×部下・紺野
さっぱりしていて頼りがいのある上司と一途な部下。それだけでツボなCPですが、紺野くんの可愛さが半端なかった。
最初の電話を受けてテンパって、「へえ! !! あのあの俺僕ワタクシです!!」と電話に出てしまう紺野くんには、オジサマ方と一緒にブルブルしながらウケてしまいました。
菊池さんに気持ちを受け入れてもらえることはないだろと最後に菊池さんの手にキスをしたシーンは思わずうるうるし、気持ちを受け入れてもらえた時は思わず安堵し…。思いっきり菊池くんの保護者の気分になりながら読んでしまいました。
「SMOKER」シリーズの中で個人的に一番好きな回でした。
番外編「STALKER」
「♯01 echo」の岡部さんと米倉さんのその後が1ページだけ描かれていますが、これが面白い…!
自分の気持ちを認めた岡野さんが米倉さんに迫るけど、米倉さんは逃げていて。シリアスではなくギャグテイストで描かれていて思わず爆笑してしまった。で、岡部さんにお金を借りていたのが「子連れオオカミ」の宮本さんだったとは…。30円くらい返さなくても良いと思いますw
「♯03 Peace」
営業・芦沢×元営業で現秘書課・三好
本当は思いあってるのにお互い自分の気持ちに素直になれず片思いだと思ってた。
という王道パターンです。
三好くんの元カレは最低な男だ!
と誰もが思う感想は置いておくとして、最後に気持ちが通じてよかった。でもさ、週末の夜(金曜なのか土曜なのかは分からんが)から月曜日の朝までやりっぱなしっていうのはどうなの?若いわ~とオバサンは思ってしまった。
「♯04 hi-lite」
営業の同期 牧村×吉野
牧村くんはノンケですが、吉野くんはゲイだよね…(たぶん)。
自分の気持ちを隠してずっと親友という立場を守ってきたけれど、自身の異動を機に思い切って襲ってしまった吉野くんの気持ちが切なかった。
事の最中にライターを使ったのはわざとだよ、牧村くん!この人たちには二人の歴史が何年あるのかなあ…。ちょっとうらやましかったです。
『麗しのメークイン』
後半はネコちゃんを介した話でこれもすごくよかった。
猫シェルタースタッフ・由良×愛猫家・宇津井
可愛がっていた愛猫のデュークが死んでしまって、内気な性格にさらに拍車がかかってしまっていた宇津井くん。そんな中、デュークにそっくりな雰囲気を持つ由良くんと出会って…。というお話。
初めはつかみどころのない宇津井くんを警戒する由良くんだけれど、宇津井くんを知るごとに好きになっていって。でもお互いに相手を驚かせないように、少しずつ相手が自分になれてくれるように、ってしてるところが非常に猫っぽくて可愛かった。
最後に、ずっと宇津井くんを心配していて、それでも由良くんに任せることにして、でもちょっとやきもち焼いて猫パンチした「彼」がとても男らしいです。
初井上さん作品でしたが、非常に萌えました。他の作品も読んでみようと思います。
<SMOKER>
一つの会社を舞台に、色々な銘柄のタバコをお話に絡ませたオムニバス作品。
過去の辛い恋愛経験はないけれど人の顔と名前を覚えることが苦手な私には、登場人物が多すぎてハードルの高い漫画でした。
3回読んでも誰がどこに出てきたかがよくわからなくて・・・
また時間のあるときにじっくり読み込んでみます。
お話自体は菊池課長と紺野くんが出てくるHOPEが一番好きです。
菊池課長がこんなに攻める方だとは!
ホープは甘い香りがするんですね。
しかも香り通り甘く吸えるとは。
そこだけが妙に気になってしまって・・・ちょっと吸ってみたくなりました。
<麗しのメインクーン>
猫好きな私にはたまらないお話でした。
必ずやってくる愛猫との別れは本当に辛いものです。
両親が亡くなり、唯一の家族だった猫のデュークも亡くなってしまい、
写真のデュークに日々話しかけて撫でている宇津井さん。
近所にできたアニマルシェルターのスタッフ由良くんにデュークの面影を見つけ、猫を口実に毎日会いに行きます。
そして二人はゆっくりと親しくなっていきます。
「僕には全てだったんだ」と宇津井さんが涙を流すシーンでは、苦しくて毎回もらい泣きしてしまいます。
ラストの寝ている宇津井さんにデュークが頬擦りして、「ずっと愛してる」というシーンは本当に切ないです。
デュークは寝ている由良くんを見て溜息をついていたけれど、宇津井さんを大事にしてくれそうな伴侶(候補?)ができてひとまず安心できたのかな?
それから、あの猫パンチ跡はデュークのヤキモチ?
数ページにわたって丁寧に描かれた二人のエッチシーンが甘々で美しかったです。
由良君のタトゥーも美しかった!
現実社会では喫煙者は日々肩身が狭くなってて、まあ個人的には非喫煙者なので正直煙草は苦手だし、職場で煙草休憩とか取ってる人を見ると喫煙者だけ煙草休憩って有りなのーー?それってズルくね?とか思ったりもしてる訳ですが、現実ではなく漫画の世界となると全く話は別!
煙草を吸う男はやっぱ絵になるよーーー、あと煙草の先端同士と付け合って火を分け合うシーンとかはときめきますな!普通に刑事ドラマとか見てても先端火渡しは腐女子心をときめかせる魔法アイテムだと思います( ー`дー´)キリッ
BLでも特にアダルトなリーマンモノときては煙草がやっぱ似合う!
社会人の煙草を通して通じ合い絡み合う男達の話がたまらんです。
野外に設けられた喫煙所で肩寄せ合って煙草を吸う悲哀さもいい!
色んな銘柄の煙草が出てきますが、どれも作品内容と合ってて煙草が凄くいい小道具として生きてます。
これからもBL界では非禁煙で!!喫煙者ガンガン出しちゃってくれるといいと思います。
煙草を吸う男は絵的にも話的にもいいものだ~。
「麗しのメインクーン」は猫シェルターで働く由良と、そのシェルターの猫の里親になるべく淡々と通い続ける謎めいた男、宇津井。
最初は寡黙で無愛想だと思っていた宇津井が猫馬鹿な所とか可愛かった~。
あとエロシーンで由良の背中に刺青があったのにはドキッとしました、同時にエロさも倍増。
展開もオチの付け方も上手かったー。
あとカバー下のオマケ漫画の可愛い事ったら!にくきゅうううう!
どの話も素晴らしくてこれはもう迷わず神!
井上佐藤さん、第4弾。
煙い、とまでなるとしかめっ面になりますが、私、時々漂う煙草のかおりは好きです。
そんなかおりが漂ってきそうな、煙草から色気から全てが大人の作品。
◆『SMOKER』
この煙草のセレクトが何ともニクイ。独特な味と香りが特徴的な4種。
・#1 echo 一目惚れ同士のお話(岡部が中々の男前でセクシー)
・#2 HOPE 部下に好かれたオヤジ上司の話(戸惑う光帆が超可愛い!)
・#3 Peace 犬猿の仲だと思って居た二人の話
・#4 hi-lite 仲が良かった同僚の突然の転勤と餞別のセックスの話(…吉野…最高の誘い受…!)
と言う風になっていますが、特に私が好きだったのは『#3 Peace』。
営業課でゲイの芦沢と、秘書課に異動した三好のお話。
元々三好は営業課で、二人はライバル。…だった筈なのに、そう思って居たのは芦沢だけだった。
いつの間にか秘書課に異動願いを出して、そして、会えば難癖つけられ喧嘩腰。
ホモネタ好きなオヤジ上司達にキスしろとはやし立てられた飲み会の席では、真っ向から芦沢の事を貶す三好。
そんな時、ゲイバーで人を待つ芦沢の横で泥酔する男が、自分の名を呼んで――と進んでいきます。
ゲイバーで酔い潰れ倒れかけた三好が、自分をまとうPeaceのかおりですぐにヤツの名を呼ぶシーン。
たった数コマなのに、あの見開き2ページはまるで映画のワンシーンのよう。
芦沢が目を見開く顔がリアルでした。
芦沢は三好を好きになりかけたけれど蓋をした。
けれど、三好はそれが出来なかったから、異動願いを出して彼の傍から離れた。
どうせ報われない思いなら、傍にいるだけ辛くなる。
……もう、どれだけこの2人は遠回りしたんだか…っ!
「抱かせろよ 三好」
この一言で、一気にタガが外れました!
最後、ホモネタ好きのオッサン上司からの餌食っぷりが面白かった(笑)
どうせ写メられても嬉しいんでしょう?馬鹿な二人です♡
◆『麗しのメインクーン』3話
家族を亡くした天涯孤独の宇津井と、アニマルシェルターで働くゲイ・由良のお話。
猫を中心としてお話が進んでいくので、二人が近付くのも傷つくのも遠ざかるのも引き寄せられるのも、全て猫たちのおかげ。
特に横尾さんが気になりました(笑)
対人恐怖症気味だったけれど、心を徐々に開いて行く宇津井。
それによって、ノンケは駄目だと思いつつもぐんぐん惚れていく由良くんが何とも可愛い。
最後の最後まで、猫ちゃん達の心の声から目が離せません。
ついでに、カバー下!
これを見なくちゃ損しますぞ☆
煙草の銘柄で、一つ一つ作品が進んでいく。
それが何とも素敵で色気があって、とっても楽しめる1冊でした♪
この大人でエロい表紙がたまらん!!
Sの頭文字を覗き穴のようにデザインするこのセンス、デザイナーさんグッジョブ×100です♪
題作『Smoker』はノアー社という会社の社員の喫煙をする人たちにまつわるオブニバス作品です。
『echo』
軽く遊んだことのあったあの人が、実は同じ社の人だったというお話です。
誘ったのは受けさんですが、遊びのつもりだったのに火が付いたのは攻めさんのほう?
攻めさんが本気になるところ、もっと見たかったです!
わずかですがあとの作品でそのあたりが垣間見られます。
それにしても受けさんを後ろから突きながら耳を舐める攻めさんの図に萌えw頭沸騰です。
『HOPE』
上司の喰えないエロオヤジぶりが大好きです!!いやらしい!!実にけしからん上司です(笑)ですがこの作品の中では一番エロテンションが上がってしまいました(笑)
そしてそんなエロ上司に懸想し翻弄される部下の紺野くんが可愛いです!
紺野くんの赤面症もたまらんかったです。
キスさせて下さいと言って、上司の手を握りしめてその手にキスする姿も可愛かった…キュン
『Peace』
ケンカップルものです。
営業課の芦沢と秘書課の三好は同期なのですが、社内でも有名な犬猿の仲の二人。
芦沢はタバコを吸いますが、三好はタバコが嫌いです。
そんな仲の悪い二人がある日、偶然ゲイバーで出会います。
二人は同じ趣向と知ったあとに、実はお互い気になる存在だったことが分かりHに突入という流れでした。
そしてケンカップル改め社内ではラブラブホモカップルとして上司のネタにされる二人でした(笑)。実に美味しい設定です。
『hi-lite』
ずっと攻めさんのことを好きでいた受けさんが、別の支社に転勤することになります。
受けさんはずっと告白できずにいましたが、別れる前に「餞別をくれ」と攻めさんに乗っかって腰を振ってしまうこのお話。なんて大胆なんだw
顔を寄せ合って煙草の火を付け合うシーンとか定番ですが、いいですよね~。ああ渋い!
タバコをくゆらすアンニュイな仕草が何ともセクシーで、タバコを吸う姿に見とれてしまいます。
『麗しのメインクーン』
Smokerとは全く別の作品です。
アニマルシェルターで働く青年・由良×猫好きの青年・宇津井のお話です。
これ、さりげなくリバなところが萌えます♪
宇津井(受け)は夢の中では攻めだったんですけど、実際は由良(攻め)に入れられてしまったw
それにしてもネコがぶさ可愛い系のがいっぱい出ていていい味出してますね。
書下ろしにエンドルフィンマシーンの五樹先生が出ててニヤニヤ。
色んなところに今までの作品のキャラが出てくると、ファンは嬉しいですよね。
そして先生のキャラクターに対する愛情を感じます。
何度読んでも井上佐藤先生の漫画はドキドキする。
何度見ても萌える。これぞマイ別格。
煙草は吸わない、むしろ苦手、て女性もいると思うのですが、自分もそのタイプです。しかしこれはそんな自分には理解できないテーマが盛り沢山。
「サラリーマンの煙草休憩」という空間がものすごく情緒的に見えました。
私には馴染みのない場所ですが…きっとある種の特別な空間で、大事な場所なんでしょう。
そこで交わされる会話は面白くて興味深い。煙草の種類も、違ったらどうなのかとか味とか自分には全然わからないのに、それが男性特有の萌えや男らしさに繋がっていると思います。
まさに、男同士、男にしかわからない恋とか、そんな感じかも。
男らしさがすごくつまっている。でもとても色っぽいんです。
そして可愛さもある…
なかなか、こんなに全部うまく描ける人は少ないのでは、と思います。
上司と部下、同期でライバル…
舞台は同じなのですが、出てくるカップリングも様々です。
何度も読み返してしまった作品です。
それぞれに味わいがあって良作揃いの一冊だったと思います。
「SNOKER」は#1~#4作のオブニバス、「麗しのメインクーン」は三作品、という内容です。
「SMOKER」は女性の影が全くない男だらけの「ノアー」という会社の、喫煙所での交流など、煙草にまつわるストーリが展開されます。
最近は喫煙率も減っていますが、昔はどこの職場でもこんな感じで男性が溜まっていましたよね。小さい頃によく見た風景だな~と思い出します。私自身は吸わないので(むしろ嫌い)煙草の良さは分かりません。自分の父親や彼氏が吸う人だったので、父が吸っていたものや彼氏が吸っていた銘柄くらいは何となく知っているくらいのレベル。
吸う人が多い職場にいたこともありますが、女性で吸う方がそのたまり場で一緒に談笑しているのを見て、羨ましく思ったこともあります。
それにしても井上佐藤先生といえばやっぱり魅力的な中年男性をお書きになる方というイメージがありますが、今回もイメージを裏切らない、素敵なオヤジたちが出てきました。私自身オヤジ萌はない人なのですが、井上佐藤先生の描く中年男性は好きです。
なんて色気のあるエロイオヤジたちなんでしょうか♪萌ます♪
同時収録の「麗しのメインクーン」ですがメイクイーンと間違えて読んでいた馬鹿者です。
ひょっとして間違って言ってたかも。き、気を付けよう(;´д`)中学生くらいの時、団塊のことダンコンって言って笑われたし^^;勘違いマジ怖いわ~(^_^;)
さてそんなことはどうでもいいんですが、こちらは猫ちゃんが取り持つ不思議なラブストーリでした。
猫がブサ可愛いやつばっかり出てきて私の好みで楽しかったです^^♪
井上佐藤先生にしては登場人物が皆若くてシュッとしているな、と思ったら、ご本人曰く、「ガチムチ」「おっさん」ばっかり描いていると思われないように意識して描いた作品だったようです。
攻めさんが綺麗目、受けさんが黒髪の組み合わせでした。Blでは綺麗目の人は受けになる人が多い気がしますが、こちらの作品は逆ですね。
また、猫たちが要所要所で良い仕事してくれています♪こんな猫ちゃんたちに囲まれて、幸せな人たちです^^*