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kimi ni sosogu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初読のときに評価だけ入れてました。
読み返してみたら「萌2」。
おそらくこの作品が、今のわたしの3大萌え要素の1つである「生真面目すぎる人物」萌えの原点だったのではないかと。
初体験というのはどんなことでも衝撃的なものですが、回数を重ねるとその感動は薄れていってしまうんだなあ。
楽しく遊べるなら、相手の性別は問わない大島翔(かける)。
大学一の成績を誇る、真面目すぎるほど真面目な安藤祐一。
あるとき、大島が男子学生とキスしているところを安藤に目撃されたことから、2人に接点が出来て…、という話。
雲之助さんはグッとくる言葉選び/使いが巧い作家さんだなあと。
今回久々に読み返して、レビューを入れようと開いてみたら「神」評価が確定していたことにびっくり。
おそらく〆の流れに圧倒されて、ふらふら〜っと「神」を押したんだろうなと推測できるくらい、ラストが秀逸です。
ただある程度BL作品と慣れ親しんできた今、しっかりと読み返すと「むむむ」という点はあるのです。
一番「むむむ」だったのは、安藤祐一のトラウマが完全にとばっちりというか、相手の八つ当たりでしかないところ。
いじめっ子といじめられっ子がいたから適切に対処した→好きな子をいじめたいタイプのいじめっ子に詰られた→自分は余計なことをしてしまったのか…?というショックを受けたのですが、それよりもいじめられてた方の子が安藤祐一に好意を抱いていたよう見える方が気になる。
もじもじとお礼を言う相手に対して、紋切り型の返事をして、がっかりした顔をされてましたよね。
そういうところに気付かない、言われないと分からないというのが生真面目くんのおいしいところでもあり、もどかしいところでもあるのですが、この件がいつまでも棘のように心に刺さっているというのが、ちょっと「?」でした。
彼の恋が成就していた確率とか計算して、自分のせいじゃないって答えを出して忘れそうなものなのになあと。
再読したら、遊び人が労せず欲しいものを手に入れる感じのストーリー。
だけど可愛いところはたくさんあります。
フルネーム呼びが可愛い。
超ブラコンの妹が可愛い。
とか。
ラストはふらふら〜っと「神」を押すくらいに秀逸。
ぜひこちらは体感してみてください。
若かりし大島。
「幸せになるのさ」のキャラが最後の描き下ろしに登場するので読んでからだとより楽しめます。
◾︎大島(チャラ眼鏡)×安藤(優等生 アルミ定規)大学生
雲之助先生の作品らしい、受けが重くて世間ズレしてて、攻めが言葉を尽くすパターンです。安藤は重いとはまた違うかな。面倒臭くて説教臭いけど。
ところで、安藤がこのタイプでこの服装なのに違和感がある。
レビューでも結構書かれている安藤の妹への好き嫌いについては…すみません苦手でした。自分勝手が極まっていてとてもうるさい。この子中心で話が回るところがあるので描きたかったポイントはここに(も)あるのでしょうが。
この本を読む度に、泣いてしまいます。
チャラくておちゃらけた攻め×真面目でお固い受け
ドンピシャで大好きでした!
受けの真面目さが、攻めにはむず痒くも、
誠実な返答にだんだん愛おしさを感じていき、
攻めの明るくライトな考え方に、
過去の過ちの捉え方を変えられる、
そんなお話です。
また、受けの家族描写があるのですが、
その家族がいい味出してます。
私は特に両親の言葉がグッとくるので、
いつもそこで泣いてしまいます。
あっさりとしているけど、
深いところで惹かれ合う素敵な作品です!
色々深いお話だと思います。いい事を言ってるはずだと。
だけど萌えるかというとそこまでは。
真面目でお堅い安藤に興味本位で構い追いかける大島。だんだん大島が安藤のことを知るにつれ本気の恋に?大島がなんだか上からですよね。
安藤も人が寄ってこなかったからじゃなくて?大島がグイグイくるのが良かったのかな?
大島も安藤も色々いい事を言ってますが、どうも染みません。BLの読みすぎか?
安藤が自分で自分をを許すところで大島へ最後のひと押しだったのかな。
大島がくっついたら意外とメロメロに。しかも安藤の妹にも萌えてます。
珍しく妹がでばって邪魔しに来ますね。今まであまり遭遇しませんでしたが、この妹はブラコンなだけなのか?それとも?
ていうか妹必要だった?
『しあわせになるのさ!』のスピンオフです。
自由奔放な大島くん(攻)と、真面目すぎる安藤くん(受)のお話。
大島くんがちょっかいを出し、好きになって告白するのですが、あれ?どの辺で好きになった?と感じます。
安藤くんも、告白されてちょっと心ここに非ず。でも、好きなわけじゃないよね??みたいな。
そんなときに、ブラコン安藤妹登場。
なんやかんやで、安藤くんが大島くんに自分の昔話をします。
私は、この時に大島くんも安藤くんもお互いに本当に好きになったんだろうなぁと感じました。相手をちゃんと知れたんでしょうね。
まぁ、さすが真面目くん!その後、親に話しちゃうわけですよ(笑)真面目過ぎるでしょ!それも男同士だと!そのくだりも大好きです。いい家族だわぁ。
そして、ひょうひょうとしていた大島くんが
、安藤くんにメロメロになってるし!
初Hのくだりも、さすが真面目くん!(この言葉二回目です)そうきたか!です(笑)
欲を言えば、もっとH場面のページが欲しかったかなぁ。
作品の最後の言葉が、キレイで好きです。良かったねぇと思えます。
エピローグで前作の二人が出てきます。相変わらず可愛いです。
そんな感じで、前作を読んでなくても楽しめます!読んでたら、なお楽しめます!
是非、どうぞ。
『幸せになるのさ!』でとてもいい味を出していた歩の同僚の大島のスピンオフ。彼が大学生の頃のお話です。
同性愛にも寛容だなと思っていた大島ですが、所謂バイセクシャルだったのですね。ユルくてチャラい大島が大学で出会ったのは、アルミの定規のようにシャキーンと真っ直ぐで真面目な安藤。学内でも有名なエリート学生です。
大島も安藤もとても極端なキャラでした。大島はとてもモテルのだと思うけど、本気になったことがないし、本気になられたこともなかった。遊びの恋は相手にとっても遊びでしかない。そこに現れた安藤は、遊びでは触れられない相手だった。
安藤は考え方も話し方も独特でとても面白いキャラでした。過去のトラウマが今の安藤が人と係わることを避ける原因になっているんだけど、安藤は間違っていないと思う。いじめを止めようと安藤のやり方で頑張っただけ。陰湿にいじめておいて「好きだったから」なんて通用しないし、相手の子は転校するほど思いつめていたじゃないですか。「助けたのは友達だからだよ」と言えれば良かったんだろうけど、なんせ安藤は杓子定規。「正しいことだと思ったからだ」と言ってしまう。だけどこれも間違いじゃないですよね。安藤は究極の世渡り下手ですね。
安藤の良さを知る妹が大好きなお兄ちゃんを取られてしまうと心配して大島を敵対視するのですが、この妹が可愛かった!めちゃめちゃうざいけど可愛いの!安藤との兄妹仲も素敵でした。こんな兄妹いいな~。安藤は妹のことをとても愛しているし、大島のことを相談したりと信用もしています。そしてこの兄妹を育てた両親もとてもよかった。安藤の奇妙な性格はきっと父親譲りだよね。常識からは外れることにも「子どもが心からやりたいことを、やるなと言う親はいないよ」って言うお父さん、かっこいい!!
そういえばファッションもとても素敵でした。安藤も大島も安藤妹もお洒落で見ていて楽しい。アルミ定規の安藤の服は誰が選んでるのかな?とちょっと疑問ではありますが、「センスのいい服装は、誰にも不快感を与えないからだ」とでもいうのかな~( ´艸`)クフ
恋人関係ではおろそかに出来ないとSEXにも真面目に取り組む安藤に たじたじする大島も楽しかったです。
『幸せになるのさ』のスピンオフ。
前作の主人公、歩の友人大学生の大島。
その大島は、適当に女の子と遊び時には男にも手をだし
大学生活をなんとなくゆる~く過ごしていた。
大学の構内で男といちゃついていたところをじっと見ていたのは
大学一天才でお堅い男、安藤。
その堅物安藤とゆるゆる大島が出会い恋に堕ちるまでの
あったかくも切ないラブストーリーです。
とにかく安藤がおもしろい。
この人最高です。
いたって真面目なのにどこか笑える。
真面目で笑えるんだけど、ちょっと切なくて悲しい。
他人には言えない自分の辛い過去に、真面目だからこそ向き合って
それに忠実に生きてきた。
その安藤の頑なな気持ちをとかしちゃう大島もすごい。
何事にも真面目な安藤だから、大島のことも真面目に考え
真面目に付き合おうとする。
妹はちょっとブラコンでうざいところもあるけど
安藤の家族はいいよね。
お父さんマジ男前。惚れました!!
『幸せになるのさ!』のスピンオフです。歩の友達の大島と大学一カタイ男の安藤がだんだん惹かれていくお話です。
男の子とキスしてるところを安藤に見られた大島。安藤の態度に興味を持った大島は、それから安藤にチョッカイを掛けるようになります。
自分にないものを持ってる相手にだんだん惹かれていく二人。真面目な安藤の、初めての恋に戸惑う様子が可愛いです。遊び人だったのに、安藤一筋になった大島にもキュンとなります。
安藤の過去の傷を大島が癒してあげた時には、胸がホッコリと温かくなります。お兄ちゃんラブな妹が安藤を敵視して、邪魔したりするのも微笑ましかったです。突然の安藤のカミングアウトには驚いたけど、いいお父さんで良かったです。
エピローグでは、前作のカップルと大島たちの4人が揃ってて、仲良しなのが伝わってきてニヤニヤします。
恋人アソートから。
初めてイラストを拝見した際に、表情を変えるのが上手で可愛いなあという印象があって、とりあえずまずはこれを…という感覚で手にとってみてびっくり。ずぇんぜん表情がない!なぜじゃ!と…。
とにかく、読みたい気持ちはあったので最後まで読んでみると、途端に表情が増え、ストーリーも急展開。何事か、いやでもどうだこの子たちの幸せそうな顔といったら…(葛藤)
もう一度、ゆっくり読み返す必要がありそうだなと考えたつつ後書き大好きなので後書きに行くと「表情コロコロ変えるの好き」とあり納得。その上で、安藤くんのキャラ立ちのために最後まで伝家の宝刀、大輪の笑顔をとっておいたそうな。なるほど、そうでありましたか…!
個人的にも、表情がぱっぱと変わる子が好みなので、最初のうちは物足りない感じもしましたが、読み返すとほんとにいじらしくて可愛くて愛着があるなぁと思いました。
鬱展開もありますが、YAOIの特徴たる唐突さ?そんなものも感じられて、結構好きです。
そして是非CD化を…!はよ…!
お互いを好きになる展開や、過去のトラウマエピソードには
正直なところ説得力に欠けると感じる部分も多かったですが、
その理性に基づく冷静さ、進歩的、革新的なリベラルさで同性との恋愛感情を受け入れた
超スーパー理知的キャラ安藤くんの勝利ですね。
こういうキャラ大好きです。
そんな安藤くんを輩出した、安藤一家の面々もまた魅力的なのです。
安藤くんとは正反対にとっても感情的だけど、素直な妹と、
安藤くんをそのまま大人にしたかのようなお父さんが素敵でした。
「子供が心からやりたいということを、やるなという親はいないよ」
と肩に手をおきながら優しく微笑み、二人の恋を認めてくれるのです。
じーん、ときました。
お父さま・・・ありがとうございます・・!!