こころの実

kokoro no mi

心灵的果实

こころの実
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×222
  • 萌13
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
16
得点
302
評価数
74
平均
4.1 / 5
神率
45.9%
著者
雲之助 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784199605765

あらすじ

人付き合いでが苦手で、片田舎で隠遁生活を送っていた良太郎。
のどかに家庭菜園を営む日々だけれど、突然、ご近所に謎の青年・渉が
引っ越してきた!! かかわりたくない良太郎だけれど、笑顔で接してくる
渉を拒めずにいるうち、次第に距離が近づいて……!?

表題作こころの実

田舎で隠居暮らしをしている若者 石川良太郎
東京から田舎にやってきた謎の若者 長谷川渉

その他の収録作品

  • fruit 1
  • fruit 2
  • fruit 3
  • fruit 4
  • fruit 5
  • fruit 6
  • fruit 7
  • 年末のある日
  • あとがき

レビュー投稿数16

怒涛の萌えがここにある

初読みの作家さん。
ほんわかする表紙そのままの内容で
あったかい気持ちになります。
気持ちの移り変わりが丁寧で
しかも結構リアルで、あーこういう態度とっちゃうなーと
思いながら読んでいたので
お互いの想いが通じ合ったときは思わず泣いてしまった。
絵もストーリーも本当に丁寧で、本自体も厚いので読みごたえあります。
エッチシーンが一回なのにこれだけ読んだ感があるのは素晴らしい!
萌えましたー。
はじめは受けが女の子っぽいなとおもってたけど
性格は誰よりも男前でした。

3

これはいいBL

雲之助さんという方の漫画は初めて読みました。
初めてがこの作品で本当によかったと、心から言えます。

一冊丸々表紙のキャラのカップリングの物語で、その時点で個人的にまず高評価です。
繊細な良太郎さんの心が少しずつ渉くんに惹かれていき、二人の想いが寄り添いあうようになるまでがしっかり描かれていて読みごたえがあります。
良太郎さんの、お互い好きだったら・愛し合えるなら自分が攻めようと受けようとどちらでもいいという考えは、ある意味懐の深い男前さが光っている部分だと思います。
心理描写メインの話でもラストのエロが光っていたところもポイントが高いです。大好きな軽い乳首攻めがあって大満足(笑)
受けでもいいなんて思っていたくせに、いざ本番となるとSっ気出まくりの良太郎さん&いつも強気で素直に感情表現をする渉くんの照れ姿にギャップ萌え。でも日常パートに戻るとまた立場逆転しちゃうんですよねw

渉くんを中心に、カプの周りの人間関係やキャラにも力が入っていて楽しめました。
本当におすすめ!

3

とても優しいお話

雲之助 さんのファンで始めてレビューさせて頂くものです。

雲之助さんの本は 甘く、それでいて
優しく 安心させてくれる本だと思っています

今回も例を裏切らず とてもよい内容でした

脇キャラもよいキャラばかり
いろんな愛に溢れている話だと思います。

恋愛、家族愛、兄弟愛

雲之助さんの書くお話は、言葉がとても綺麗だと思います
綺麗で 美しく それに絵が相まって

とてもなきたくなるような作品です

ほんわかしたい、綺麗なBLが読みたいという方には
是非お勧めだと思います

2

気持ちが伝わる作品

人嫌いな男と本当の自分を見つけたい男

田舎で人との接触を避けてひっそりと暮らしていた良太郎の近所に
東京から逃げるように越してきた渉。
双方に何か訳有な雰囲気・・・
人が苦手な良太郎は極力渉と関わりたくないのだが
その気持ちとは裏腹に、優しい笑顔の渉になぜか自分から
近づくようなことばかり言ってしまって・・・
「こんなはずじゃない・・」と思いつつも
なぜか渉に惹かれてしまう良太郎。
そしていつしか一緒にいることが当たり前になり、心地よいとさえ思うまでに・・・

舞台が田舎だからか、ゆったりとした時間が流れています。
そのなかで畑の作物も良太朗と渉の小さな恋も少しづつ育って
いつしか大きな実になるというストーリー。
渉の素性はなかなか明らかになりませんでしたが
最初から何か訳アリな雰囲気は漂っていました。
そして、良太郎の心の中が手に取るように表現されていて
渉との出会いによって良太郎の心がどう変化していったかが
1冊を通してゆるやかにわかります。
短編で急ぎ足のストーリーと違って、ゆっくり時間が進むことが
読んでいる側も話に入って行きやすく、登場人物の気持ちが
より理解できました。
また、良太郎サイドから渉サイドからとそれぞれの心の中が
クローズアップされることで、よりストーリーに入り込めました。
そして二人の人となりが更にわかりやすくなっています。

脇に出て来る、渉の弟や父そして日渡に牧野。
近所の人たち・・・
それぞれが楽しいキャラでさりげなく良いセリフを言ってます。
だけど決して主役を邪魔せず、脇に徹しているので
ストーリーの中に上手に溶け込んでいるのです。

あうんの呼吸で理解しあっている渉の家族、言葉に出さなくても
相手の考えていることがわかるような、そんな雰囲気。
特に渉の家に長年勤めてきた人たちは厳しくも優しく
みんな厳しいことは言っても渉のことを温かく見守ってる
そんな風に思えました。

ハラハラドキドキはしても、最後にはとてもゆったりとした
優しい気持ちになれるそんなお話でした。



2

おにぎり用意して読めば良かった!

あぁ、久々に心底癒される作品に出会いました。
作者の作品が好きで色々と読みましたが、ここまでほっこりするのは初めて!

人との接触を避けるため、田舎暮らしをしていた良太郎の近所のアパートに、都会から引っ越してきた透。
善良なオーラがキラキラする透に、接触したくないけど、人に嫌われるのは嫌な良太郎は、色々と世話をやいてしまいます。

良太郎の態度は、過去が原因なのですが、徐々に透に対し、話し方や関わり方が変化していくのも良かったです。
透も、実家のことを片付けなければ!と思ってからは、本当にしっかりと物言うようになります。
食事をする場面が多く、それも丁寧でホント美味しそう。
おにぎりが食べたくなります!

初めてのエッチでは、二人の真面目さと優しさが出ていて、とても良かったです。準備をするのに一度家に帰るとか、中々ない展開で、新鮮でした(笑)

時間に追われてない生活の中で、植物が芽吹く喜びや、季節の良さを感じ、ささやかに毎日をこの先二人で過ごしていく姿が、読み終わったときに浮かびました。

穏やかな気持ちになれる一冊です。

1

こころの実を育てる。

雲之助さんらしいハートフルな一冊でした♪
受けさんが一見おっとりと優しそうなんだけど、案外グイグイ行く性格なところがキャラ的にツボでした!
個人的な萌ポイントの一つに受けさんが積極的というのがあるので、キました。
たいてい積極的な受けさんの設定だとビッチ設定も付加されていることが多いですが、そこは雲之助さんなのでご安心。
期待通りの一途受けさんです。

そして対する攻めさんはワケあって人付き合いを避けているヘタレな攻めです。
攻めさんは天涯孤独な身の上です。
人と別れたあとの寂しさを小さい頃に知ってしまった彼は、
同じ孤独を味わいたくないため、最初から一人でいたいと思って人付き合いを避けていました。

そんな攻めさんのところに、ある日突然隣人として現れた受けさん。
最初、攻めさんは戸惑いながらも受けさんを邪険にできず。

攻めさんのテリトリーに無邪気に入ってくる受けさんに、やがて心を通わしーーー。

内容自体は少女漫画だなって思いました。
だって受けさんのお家柄が例によってアレでしたのよ。
メイドさんがいるお家でして。
小うるさいしっかり者の弟がいて。
忠実な執事がいて。
父親と何やら確執があり…。
古き良き少女漫画の香りを感じました。
苦手な方は気になるかもしれないです。
少女漫画風は私自身はあまり好きではないほうですが、
このお話の場合はそこは全く気になりませんでした。

それより攻・受の両キャラのキャラ萌えが勝りました!
攻めさんのほうが受けさんに対して「自分が受けになってもいいよ」みたいなこと言うんです。
相手の負担を考えて。愛ですよ、愛!
リバは対等な関係とか、攻めっぽい人が攻められる意外性が面白いとか、色々な醍醐味があると思うのですが、
この作品のように相手のことを思いやるからこその譲り合いみたなリバ。
これもリバの醍醐味として萌える要素の一つだと思います。
作中ではリバってはいませんけれど、そんな気持ちを攻めさんのほうが持ってくれているのが嬉しいです。

というわけで、この作品の最大のポイントは「体の関係になる」その時の描写が非常に丁寧であるところだと思います。
キスをする→お風呂はいる→お布団ひく→受・攻の確認→ピー(自主規制)
丁寧過ぎて誰も居ないのに赤面した…(/ω\*)
後ろをほぐす時も指にティッシュを巻いてコンドームをかぶせるところなんか丁寧過ぎて、
未だかつてないリアルな雲之助さんのH描写に驚きました。
けれど雲之助さんの作品なので汚さは微塵も感じません!!むしろ優しさしか感じません!!

いい!この人たちいいカップリングだな~!
一冊の中に切ない過去や家の確執なども描かれていて、決してあまあまなだけの話に留まってはいないところも良かったと思います。

最後のページの、ハート型のトマトが可愛いかったです!
色々なものを抱えていた二人ですが、最終的にはハートのトマトが実りそうなぐらいラブラブに終わりました♪
その後も田舎で野菜を作りながらなんだかんだとありつつも穏やかに日々を過ごしていくのでしょうね。
そんな二人を想像して幸せになれました。

11

今回も癒されました。

結構、昔から読んでる作家さんですが、変わらずのふんわり路線で癒されました。
人間嫌い×近所に越してきたふんわり隣人ですが、見た目や最初の挙動よりも押せ押せで、もしかして穏やかではあれど襲い受けに近いのではという、ちょっと斬新な展開でした。
個人的な好みでは、もう少しに攻が自覚してしっかりして、受は最初の印象のまま、ふわふわしてても良かったのかなあとも思ったり。
しかし、雲之助さんの著作は悪い意味で裏切られる事がないので、安心して読めて癒されております。

あと、絵というか線が以前よりも更に美しくなっていて、驚きました。(以前から綺麗ではありましたが)
一般誌でもご活躍との事ですが、BLも描いていただけると嬉しいなあ。

6

ほんわか心に染み入ります

ほんわり一見和やかな中に生きることの切なさ苦しさ、過去のこだわり、
世捨て人のように全てから逃げて田舎に引きこもった良太郎と
今まさに全てから逃げ出してきたおボッチャマの渉との出会い。

隣人としてはかなり離れているお隣さんとしてお近づきになる二人ですが、
良太郎にとっては人と付き合うことは煩わしく、過去から逃げて来たのに、
根っからの善人みたいなお日様色したおぼっちゃまオーラに、善人には嫌われたくない
そんな風に思ってしまったことから、思いがけず付き合いが始まる。

二人共ある意味何かから逃げて来て、田舎に引きこもる生活をしているのですが、
おボッチャマの渉は、一人暮らしが初めてなら、料理も何もかもしたことがないと言う
かなり高いおぼっちゃまレベルなのです。
それを見かねて良太郎が食事に誘ったり、良太郎の作る野菜を料理する為に
アドバイスしたりと、少しずつ気持ちが育つ流れです。

ほんわかのんびり優しい時間が流れているように感じる作品なのに、
以外にシリアスな内容が奥深くに描かれていて、味のあるお話なんです。

6

雲の助さんの本気

作者あとがきで、これまで描いた中で一番長いお話で、長くなる分も出版社さんが快く書かせてくれたとのこと。しっかりと丁寧に読み応えのある一冊に仕上がっていました。

田舎で隠遁生活をしている良太郎と、同じく逃げてきた渉が出会って心を通わせて、強くなっていきます。
恋愛部分の描写が丁寧なのはもちろんのこと、脇のキャラクターとの関係がちゃんと表現されていて、それもよかったです。渉のまっすぐな誠実さはきっと牧野譲りなんだろうな、とかほわんとしたところは日渡さんかな、とか。良太郎がご近所づきあいのアレコレを覚えたのはきっとあのおじさんがそうしてくれたからじゃないかな?とか。
そんな風に、人物同士が見えないところでちゃんと温かく関わりあっているとわかるほど小さなところまで丁寧に表現されていました。

そのくらいの密度で二人のことも書かれているから、読みごたえがないはずがありません。長さもさることながら、相当力を入れて取り組まれた作品ではないかと思います。

雲の助さんが好きなら、これは外せない作品です。

5

一人になるのは恐い…

過去のトラウマから人と交わるのを極端に嫌い、
片田舎に引っ越し付き合いも最低限にしてきた良太郎の前に一人の青年(渉)が現れる。
そんな良太郎の気持ちも知らずグイグイと自分の中に入り込んでくる渉。
一人でも大丈夫だと思っていたのに、彼の存在でそれが崩れてゆく。
だけどその彼にも何やらあるようで…

お互いにできること、できないことを相手といることで補っていく。
当たり前のことなんだけど、それぞれの境遇のせいでできないでいた2人ですが
少しずつ歩み寄り、ゆっくりとした時間の中で愛も育んでます。

雲之助さんらしい雰囲気で満足しました。

2

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