伝えることが歯がゆくて 伝わることが こんなにも愛おしい

きみに注ぐ

kimi ni sosogu

きみに注ぐ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×223
  • 萌23
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
23
得点
274
評価数
75
平均
3.7 / 5
神率
29.3%
著者
雲之助 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
恋人アソート
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784758071628

あらすじ

可愛い男の子とイチャついていた自分をじっと観察していた学生。その視線に気づいて―ー二人は出会う。

学生は安藤祐一と名乗った。
それをきっかけに大島は安藤に興味を持つ。
孤高を保ち、凛と美しい安藤。
自分とは正反対。
そんな安藤に強く、強く惹かれていく大島は不意打ちのキスを仕掛けていて・・・

大学一のユルイ男・大島翔
大学一のカタイ男・安藤祐一

カタチが違うからこそ固く結ばれる、とっておきの恋のお話。
あなたのこころにも。

(カバーより)

表題作きみに注ぐ

キャンパスライフを謳歌する男・大学4年
学内随一エリート学生

その他の収録作品

  • エピローグ

レビュー投稿数23

やさしくて、かわいいお話

雲之助先生の本、初めて買わせて頂きました。

大学一ユルイ男、大島翔×大学一カタイ男、安藤祐一というカップリングです。
絵の雰囲気や、空気がほのぼのしていて、かなり好みです。
安藤の気高い感じも良いんですが、あたしは飄々としてるキャラが大好きなのでやっぱり大島が大好きになりました!

大好きな本の一つですっ!!

7

演技過小最高!!!

いつも雲之助さんのキャラは「笑顔が最高!!!」 と思っているのですが、控え目キャラも最高ですね〃〃

というか、無表情だからこそ見開きのインパクトがっっっ><

あっ。主人公二人があんまり芝居しないので、安藤の妹さんが思いっっっきり芝居してますwww

イキイキしてますwww

さて、本編の感想は前のレビュアー様と同じです。本当に幸せになれる漫画です!!

川辺りのシーン……最高です(;-;) 涙が止まりませんでした。大好きです。

さらに、私が推したいのはエピローグw
『幸せになるのさ』で気になっていた大島の笑い上戸っぷりが楽し過ぎますwww
そして、酒が入っても変わらない安藤……何気にエロいです〃

小松と歩くんは相変わらず可愛いし……

この4人はいつまでも見ていたいですwww

次の雲之助さんの作品も期待します!!

5

生真面目萌えのルーツ

初読のときに評価だけ入れてました。
読み返してみたら「萌2」。
おそらくこの作品が、今のわたしの3大萌え要素の1つである「生真面目すぎる人物」萌えの原点だったのではないかと。
初体験というのはどんなことでも衝撃的なものですが、回数を重ねるとその感動は薄れていってしまうんだなあ。

楽しく遊べるなら、相手の性別は問わない大島翔(かける)。
大学一の成績を誇る、真面目すぎるほど真面目な安藤祐一。
あるとき、大島が男子学生とキスしているところを安藤に目撃されたことから、2人に接点が出来て…、という話。

雲之助さんはグッとくる言葉選び/使いが巧い作家さんだなあと。
今回久々に読み返して、レビューを入れようと開いてみたら「神」評価が確定していたことにびっくり。
おそらく〆の流れに圧倒されて、ふらふら〜っと「神」を押したんだろうなと推測できるくらい、ラストが秀逸です。

ただある程度BL作品と慣れ親しんできた今、しっかりと読み返すと「むむむ」という点はあるのです。
一番「むむむ」だったのは、安藤祐一のトラウマが完全にとばっちりというか、相手の八つ当たりでしかないところ。
いじめっ子といじめられっ子がいたから適切に対処した→好きな子をいじめたいタイプのいじめっ子に詰られた→自分は余計なことをしてしまったのか…?というショックを受けたのですが、それよりもいじめられてた方の子が安藤祐一に好意を抱いていたよう見える方が気になる。
もじもじとお礼を言う相手に対して、紋切り型の返事をして、がっかりした顔をされてましたよね。
そういうところに気付かない、言われないと分からないというのが生真面目くんのおいしいところでもあり、もどかしいところでもあるのですが、この件がいつまでも棘のように心に刺さっているというのが、ちょっと「?」でした。
彼の恋が成就していた確率とか計算して、自分のせいじゃないって答えを出して忘れそうなものなのになあと。

再読したら、遊び人が労せず欲しいものを手に入れる感じのストーリー。
だけど可愛いところはたくさんあります。
フルネーム呼びが可愛い。
超ブラコンの妹が可愛い。
とか。

ラストはふらふら〜っと「神」を押すくらいに秀逸。
ぜひこちらは体感してみてください。

1

受けの家族にご注目!

この本を読む度に、泣いてしまいます。

チャラくておちゃらけた攻め×真面目でお固い受け

ドンピシャで大好きでした!

受けの真面目さが、攻めにはむず痒くも、
誠実な返答にだんだん愛おしさを感じていき、

攻めの明るくライトな考え方に、
過去の過ちの捉え方を変えられる、

そんなお話です。

また、受けの家族描写があるのですが、
その家族がいい味出してます。

私は特に両親の言葉がグッとくるので、
いつもそこで泣いてしまいます。

あっさりとしているけど、
深いところで惹かれ合う素敵な作品です!

1

赤面にキュン!

とっても丁寧な作品で、まるまる1冊表題作なのが嬉しいところです。
雲之助先生の、独特の間というか、表現というか、赤面とか…!
素敵です!

大学1ユルイ男と、大学1カタイ男。
正反対の2人が恋すると、どうなるか。とっても萌えでした!
受け・安藤の妹がBL本としては珍しく結構出張ってくるですが、この子が
いいです!BLでの女性キャラはわりとうざい立ち位置にいたりすることが多いですが、この妹は『お兄ちゃんは真由の宝物』と言っちゃうぐらい純粋にお兄ちゃんっ子で、
妹の存在によって、安藤の人間らしさも垣間見ることができました。

感情があまりないようにも見える安藤は、実は高校時代のある出来事から、
人との交流をできるだけ避けていました。そしてその壁をぶち壊してくれるのが大島。
この大島が飄々としていてなかなか読めない男なのですが、安藤に興味を示し、
『安藤のよさ』に気づき、『あんどーが欲しい』と告白します。

安藤の過去話を聞いたうえで、自分を許してあげるべきだと大島は安藤に告げ、
『俺のあんどーをこれ以上いじめないで』とさらっと言っちゃう大島がいい男です!
そして、『人生を謳歌しようじゃないか』と結ばれる2人ですが、安藤は家族にも
男性と付き合うことになったと正直に告白し(これが大変素晴らしい両親)、
妹に『いつか真由が結婚して名字が変わっても俺はずっと真由の兄だ』と頭を撫で(こんな兄ちゃんほしい!)最後まで細かく、丁寧に作り上げられていました。

『好き』という表現・描写が素晴らしかったです。
読み終わって、心がほんわか。本当に細部まで丁寧な作品です。
最後の最後で見れる安藤の満面の笑みが、めちゃくちゃ可愛いです!

6

淡々としているけど

ストーリーは淡々としているけど殺伐とした雰囲気ではない印象です。多分、大島も安藤も落ち着いた雰囲気だからだと思います(笑)

個人的な見所は
・最初の大島と安藤の出会い

・安藤の過去話

・安藤と安藤妹の過去話

・安藤と安藤妹のやり取り

・大島と安藤妹のやり取り

ですね。安藤妹がかわいいのですが、BLに女はいらねーよという方には少々うっとうしく感じるかもしれません。
出て来るたびにかわいいファッションの安藤妹が個人的に好きです。
最後、前作幸せになるのさ! の二人が少し出て来るのが前作ファンの自分としては嬉しいところです。

6

超スーパー理知的受け様安藤くん

お互いを好きになる展開や、過去のトラウマエピソードには
正直なところ説得力に欠けると感じる部分も多かったですが、
その理性に基づく冷静さ、進歩的、革新的なリベラルさで同性との恋愛感情を受け入れた
超スーパー理知的キャラ安藤くんの勝利ですね。
こういうキャラ大好きです。

そんな安藤くんを輩出した、安藤一家の面々もまた魅力的なのです。
安藤くんとは正反対にとっても感情的だけど、素直な妹と、
安藤くんをそのまま大人にしたかのようなお父さんが素敵でした。

「子供が心からやりたいということを、やるなという親はいないよ」
と肩に手をおきながら優しく微笑み、二人の恋を認めてくれるのです。
じーん、ときました。
お父さま・・・ありがとうございます・・!!

6

喜びをしって輝きを増す

雲之助さん強化月間中。

はじめに読んだ時はさらーりと読み終えてしまった今作品。
割と他の作品が好きなのでコチラは読み直しもあまりしていなかったのですが、改めて読み返すと、今の自分の心理状態や、妹の存在等々、重なる部分が多々ありまして、やはり泣いてしまったという。
うん、雲之助さんの優しく切ない気持ちは、その時の気持ち、って大きく左右するのかもしれませんね?


丸々一冊、表題の『きみに注ぐ』。
『幸せになるのさ!』で歩クンの同僚として登場していた大島。
彼が大学時代に、後に恋人となる安藤と出会うお話。

全てにおいてチャラい大島と、学内イチの成績優秀有名人の安藤。
他のものがどうでもよくなる程、大島は安藤の魅力に取りつかれていきます。
ぶっきらぼうで面白みがない安藤、という第一印象が削がれて、真っ直ぐでその真っ直ぐさの恐れを知らないような、静かな輝きに満ちた本当の彼。
もっと一緒に居たい、もっと知りたい。
そんな好奇心から恋愛感情になるのは容易かった大島ですが――と進みます。


きっと、安藤のような人って凄く大変だと思うんです。
何も知らなければいいけれど、彼が高校時代に経験した、人の感情を揺さぶるという行為を無意識にしてソレに気付かされた時。
普段は意識していない、脆い心が一気に割れてしまうだろうから。
そして何かの殻に自分の感情を押し込めて…なんて。
よほど辛かったのでしょうけど、かわいそうでたまらなくなる。

そして、そんな頑なな安藤を引っ張り出してあげた大島。
本当に悪いやつ。
安藤にのみ甘い言葉をかけて、かけてかけて、ふわりと包んで許してあげちゃうような男。
全身全霊で、安藤に感情を注いで貢いで、気付かせてあげるんです。

大好きな作品・作家さんだからこそ言います。
正直、悪い意味で作り込まれた感があるなぁと感じる時があるんです。
要はスッと心に入って来ないと言うか、台詞やモノローグに突っかかってしまうというか。
けれど、流れの中の辛さや痛さが独特で、それを溶かされる時にはもうどの登場人物も大好きになってしまう。
感情移入もしてしまうし、涙腺崩壊してしまうし、どうにかしてよもうと思う事が多々ある(笑)
何でこうも、魅力に取りつかれてしまうんだろう。


そして、決して珍しくはない設定ですが、安藤の妹・真由の存在も大きかった。
兄の安藤が大好きで大好きで、妹で居る事が自慢で誇りで、そっと宝箱に隠しておいたのに『メガネかけた意地悪カラス』に連れて行かれる恐怖。
わたくし事ですが、末っ子でブラコン気質だった自分と重なり、それはもうえらく感情移入しました(笑)
分かるんですよね、自分しか知らないものを、他の誰かが気付いてしまう動揺。
指の隙間からサラサラとなくなる感覚のような、そんな感情。
けど、最後がこの子は気持ちが良かった!
笑顔で大島に言ったあの台詞は、大島じゃなくてもキュンと来た!


最後の最後で、〆方が『幸せになるのさ!』と少々似た感じが否めず、そこでトーンダウンしたのは否めないので、「神」寄りの「萌×2」に。
いやしかし、雲之助さんは私にとってハズレが無さ過ぎです。
読み返して気付く面白さがあって、読んで居て本当に飽きません。
先に述べた『作られた』感のところも、何度も読んで噛み砕いてじわりと浸透する事も多いので、「読み甲斐があるなぁ」としみじみ。

正にこちらの作品がそれにあたります。
胸が締め付けられて、まだ痛いです。

5

妹萌えのノリが分かる人向き

俺の妹がこんなに可愛いわけがない的な。
妹萌えを理解できるかたに読んでみて欲しいです。

BLではよくある兄弟姉妹が受けや攻めの恋路を邪魔するパターンがありますが、あれって結構ウザいパターンが多いじゃないですか。
なんかうっとぉしいなーと。
ですがこちらの作品の妹はぜんぜんウザったく感じませんでした。
個人的には普通に可愛いと思えました。
でも妹出現率は多めなので、BLに女はいらん主義の人にはどうかな~とは思うところではあります。

私はむしろ妹の、邪魔するところが萌えました。
兄と妹両方萌えるとか最高です。

今回のキャラは泣きが入ってない点や攻めさんの一癖も二癖もありそうな所や、
受けさんの無表情で一見近寄りがたい雰囲気なのに心は真っ直ぐで嘘のない人柄がとても気に入りました。

甘くて幸せな雰囲気は健在で、尚且つキャラクターがあまり女々しくないので、
個人的にはこの路線の雲之助さん作品が好きなようです。

5

かなり気に入りました!

前作『幸せになるのさ!』が好きで買ったのですが、今作もとても良い作品でした。 今回は『幸せになるのさ!』の歩の同僚・大島が大学生の時のお話です。

雲之助さんの絵のタッチにピッタリな優しくてほんわかした内容だと思います。

カップリング的にはユル系攻におカタい系受と王道パターンですが、受の妹が結構ストーリーに絡んできたりするので飽きずに読めました^^

Hは1~2ページのほのめかす程度の描写でしたが、その方がかえって余韻があって好印象でした。

3

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