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hatsukoi no ki
作家さんの新作発表
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ペンタッチが荒々しい劇画調。あらすじは、自分の為の覚書。
「ファムコンプレックス」1-3
1-2話は、政治家(大臣)の父に劣等感を抱く望月始。
学生運動に参加して大暴れ。学生運動で逮捕された仲間の釈放を求めて門前で灯油をかぶり、抗議をする始を制止する雄二と始の父親。やっと始は気づく・・国を変えたいなら、勉強をして政治家になれば良い。
3番目の話は、リーダーの英ちゃんの恋。英一にほれ込んだ京平君。
男の恋人になる条件を京平君と交わした京平君の100日通い。
英ちゃんは、恋をして目が醒める。学生運動=暴力で国を変える事は出来ない。そして、京平君を説得して留学をして学生運動の過去を消しに行く。
(感想★実際に、学生時代に大暴れしたのに逮捕されなかった二世代議士が数人居ました。五月先生の大暴れは有名。五月先生がモデルなのかな~?安保理反対の学生の意見は正しかったのだけど、交わした条約があったので、日本のことだけを考えた意見は通らない。日米の終戦時に交わした条令=反故出来ない大戦敗戦の罰と戦後処理があったから、学生の目先だけの考えでは通らない大人の事情がありました。)
特に印象深かった作品「恋と盲目」
「恋をすると目が潰れる」と祖父から聞いていたフレデリック。
黒い馬が人に変身して、自分に優しくしてくれた少年と恋をする話。
アーサーを暴れ馬から助けた黒い馬は他の飼い主のものだった。
魔法がバレたら、黒馬はロバになる契約で人になった。
アーサーをロバから黒馬に戻す為に、魔法使いと契約をするフレデリック。
両目を失うはずが、魔法使いが片目だけで魔法を約束する。
実は、フレデリックの祖父も妻を娶る際に魔法使いと契約を交わして両目を失っていた。
黒馬に戻ったアーサーとフレデリックは幸せ。
「牛若丸と弁慶」
有名すぎる話のパロディ。主従の契約を体液で交わす二人。(こういう契約方法を、今も何処かの宗教は真面目にやっていると聞きました)
この話の義経は美少年。
(感想★平家物語では「背が低い色白の出っ歯」と書かれていて、冴えない容姿だったと書かれています。あれだけの人タラシが出来た人物が、容姿が優れないってあり得ないと思うのですが・・)
この続きが、「桜花 咎の契」の義経弁慶。
書き下ろし「サマーヴァケイション」
「ファムコンプレックス」に登場したアホリーダー英ちゃんの話。
留学先から英一が京平の家に戻ってくる。
(感想★義経と弁慶のような二人でした。京平が一方的に英一に尽くしている。)
独特のタッチで、青年誌っぽい絵柄と描き込みの細かさが好みでした。
収録されてるお話は3つ。
学生運動に関わる二組のカップルのお話(昭和ではなく、現代か近未来っぽい雰囲気)。
外国を舞台にした(1900年代ヨーロッパっぽい)禁断?の恋のお話。
弁慶と牛若丸の邂逅のお話。
昨今のふわふわしたかわいいBLや、キャラクターの内面を掘り下げて共感する感じのお話ではなく、それぞれの時代や社会という骨太でしっかりした土台の上に生きるキャラクターたちを描いています。
お話も絵柄同様青年誌っぽい感じがしたので、青年誌のコミックに萌えを感じる人にはおすすめします。小説・映画萌えの人にもいいんじゃないかな。
タイプの違うお話とキャラクターたちばかりでしたが、端役にいたるまでどのキャラも魅力的で血の通った感じを受けました。
恋愛描写やラブシーンは少なめなんですが、一生懸命な感じがかわいく、もっと見たい!って思っちゃいましたねーv
これだけ雰囲気の違うお話を描き出す画力と話作りのセンスは相当なものだと思います。これからもこの雰囲気で描き続けてほしいです。
あたりでした。
こちらが初コミックスだったんでしょうか?
二冊目のほうを先に読んで気に入ったので、こちらも手に取りました。
まだこなれてない作風だと思いますが、描きたいことや萌えが伝わってくるので、自分の好みに合うようです。絵も個性があってお上手。三白眼的なキャラは、自分が苦手なだけだし。こちらにも牛若丸と弁慶のプロトタイプな作品があって、よっぽどお好きなんですね。こういう思い入れが強いものがある、というあたりも好みです。
ここしばらく、もう惰性で買っているような作家買いばかりだったので、一念発起して新規開拓を目指し、amazonの読み放題でいろいろ読んでみましたが、ようやくヒットが一本でました。このマンガ家さんのBL以外の作品も読んでみたいと思います。
味のある作画で綴られる独特の世界観がクセになります。
1ページ、人物以外真っ白という作品も増えている中、背景しっかり描き込み系の作家さんがひとつの作品にかける時間と情熱を思うと、正座して読むくらいしか敬意を払えないのが残念。
【ファム・コンプレックス】(3話) 萌2
外務大臣の息子・ハジメと、ハジメの家の書生/家庭教師/お目付役の雄二の話が2話。
ハジメを利用して学生運動をする英一と、彼に惚れ込んだお金持ちの京平の話が1話。
前半は、一目惚れした相手に生涯を捧げる覚悟をする話に、伝わりにくい親子愛なども交えた展開。
後半は、一目惚れした相手に盲目的な愛を捧げまくる男と、面倒と言いながらも縁をつなげる男の話です。
ストーカー風で感情表現激しめな京平が楽しい。
後半の2人で1冊読みたいと思うほど、魅力的なキャラです。
【恋と盲目】 萌2〜神
とある屋敷の裏門に座り込んでいた全裸の若い浮浪者。
彼を保護したフレデリックと、厩舎番として雇われたアーサーの話です。
切ないお伽話です。
何だかやるせない気持ちになるけれど、すごく好きなんですよ。
「そばにいられるだけでいい」という究極の愛の形。
だけどやるせない。ハッピーエンドだけど、第三者から見たら本当にそれでハッピーエンドなのだろうか?という疑問が生じるラストが深いです。
【牛若丸と弁慶】 萌2
千本の太刀を集める修業をしていた弁慶が、五条大橋で出会った牛若丸。
鞍馬の稚児であった牛若丸に五条の鬼が忠誠を誓うまでの話。
日本史はめっきりなわたしでも、ラストの牛若丸改め義経の気迫には、何度読んでも鳥肌が立ちます。
【Summer Vacation】 萌2
巻頭に収録されていた【ファム・コンプレックス】の京平と英一の話。
イギリス留学へ立つ英一を大号泣で見送った京平ですが、英一は約束通り長期休暇で帰国します。
この2人、本当にいいんですよ。
いい大人で、かなり大きな企業の社長。
そんな京平が人目も気にせず大きな声をあげてわんわん泣くのは英一が好きすぎるからで。
おそらく英一がバイトしていたバーのオーナーという設定も、一目惚れしてから買収したんじゃないかと邪推してしまうほどの妄執的な愛なんです。
可愛い…。
比較的体格の大きい男の人を捕まえて、そう思ってしまうこと、間違いなし。
それは読者だけじゃなくて、英一も同じで。
「面倒だなあ、しょうがないなあ」と思いながら、可愛いと思っているのがひしひし伝わってくるから余計に萌えるんです。
ずっと見ていたい。もっと観察したい。
そんなわけで素晴らしいです、京平。
どれも素晴らしいのですが、結局京平に全部持っていかれます。
京平の沼へぜひ、はまってみてください。
初めて見る方だと思ったら、これが初コミックだったんですね( ´ ∀ ` *
納得。
絵柄は、私的には割りと好きです(*^^*)
高山◯のぶ先生の絵柄に雰囲気は似ていると思います。(一応伏字;
少女漫画みたいな綺麗さを求める方には向かないかも。
タッチは中くらいの太さの線を少し重ねる感じで、
でもごちゃごちゃし過ぎず読みやすかったです。
トーンや背景のバランスも良く、読み易くスラスラいけました。
内容も個人的には凄くツボでしたvv
内容は他の方が書かれているので割愛で( ´ ∀ ` *
買ったきっかけが表紙の牛若丸で、
タイトルも和っぽかったのでその牛若丸のお話が表題でなく少しシュン(´・ω・`)
まぁここは私の不注意が悪いのですがww
でも買って良かったと思える作品ばかりでした(*^^*)
特に牛若丸がお気に入りです。
でも一作品目のハジメ君もかわゆすですvv(* ´ 艸 ` )vv
受が全体的にもゴツ過ぎず、ショタ過ぎず。
短編集ということを念頭に置いて読めば満足です♪
短編集は少し物足りないくらいな感じがいいですよね。
次の作品では是非続きものになることを楽しみに
しています。
お気に入り作家さんに登録です( ´ ▽ ` )ノ
独特な絵柄なんですが、こういった絵柄でBLってちょっと見にくいです。
3本の話しがあるのですが、それぞれカラーが違って、作者さんのBL作品としての成長みたいのが見られるような気がします。
最初の『ファム・コンプレックス』って・・・題名を考えると女性コンプレックス?オムの間違いじゃないんだろうか?と不思議な題名。
また設定もビックリです!
現代なんだけど70年安保理闘争ですよ!!
学生運動の世界です。
多分、主人公の少年が父親への愛情表現がうまくできなくて、窮地にあり評判を落としかねない大臣という地位にいる父親を、彼なりの立場で守りたいという設定と、そこに第三者の恋人となるべき男性を据えた時に、どうして学生運動になるんだろうか?
と、、、その発想が奇抜だと思います。
多分こうしたものがベースになるとすれば、革命家同士の、もしくは相反する立場同士の、といった組み合わせを想像するのですが・・・
ちょっと題材としてはとっつきにくいかな?
今の世情や社会を考えるに、高校生や大学生にこんな学生運動のようなパワーはないと思うので、ある意味パラレルファンタジーですよね。
その、2話の途中から3話にかけて急にBLになってます!?←これも驚き
学生運動の主導者である大学生と、彼に執着愛を見せる金持ちのボンボンの、ほだされ愛。
まさか、こんな流れになるなんて!
ここで、初めてエチが登場するんですが、攻めが喘いでますww受けくさい攻めですww
とにかく、唐突で不思議な話しです。
そして2本目『恋と盲目』はいきなりファンタジーになります。
馬に恋した少年と、少年に恋した馬の・・・
えっ!?ひょっとして獣姦になるのか!?馬のはデカイぞ@@;
と、下世話な事をかいてしまったが、実はこのファンタジーは作者さんの絵柄にも良く合うし、bl展開としてはすごく王道じゃないだろうか?
すごくとっつきやすくて、ツボをついている。
『牛若丸と弁慶』はなんと!ビッチ牛若丸ーーー!?
すっげーやんちゃですww
なんかゲームとかファンタジー小説の主人公みたいに強いですww
エッチも誘い受けです。
よくある題材ですが、やはりこれも作者さんの個性全面出しで、すごく特徴のある独自のカプリングができあがっているのが新鮮です。
実をいうと、こういう絵柄苦手なんです。
ただ、この絵には後半2本のファンタジーがよく合うと思えるのですが・・・なので、最初読み始めた時目がすべって頭に話しが入ってこなかったのが、後半2本を読んだことで免疫がついて、やっと1本目がきちんと読めたという。
ちょっと独特な作家さんですが、今後どんなBLを描かれるんでしょう?
ただ、自分的にはどうかな?微妙な感じもするのですが・・・