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sekai ishhu homo no tabi
作画担当・熊田プウ助さんの絵はとっても可愛らしい。この本が、生々しいホモセクシャルの生態を描いているということを忘れさせてしまうくらい。だからこの本を買ったり読み始めたりするのには、それほど勇気を要さない。だが一歩秘密の扉の向こう側へ足を踏み込んだが最後、濃厚で生々しい男たちのカオスの深淵を覗き見ることになるのだ・・・。
原作者・サムソン高橋さんが訪れた国は、タイ・マレーシア・ハンガリー・韓国・インドネシア・シンガポール・クロアチア・台湾・大阪・ドイツとバラエティ豊か。
バックパッカーの旅に関する宿・食・酒の話題もちゃんと入っているし、紹介記事もキチンとしていて紀行本としての楽しみもある。けれどそれはほんの一部分。
多くのページを割いて、詳細に、赤裸々に描き出されているのは、各国のホモセクシャルたちのハッテン場事情なのだ。
サムソン氏は各国を股にかけ、貪欲にお相手を求め彷徨い続ける。しかしハッテン場に行ったからとて、即カップルになれるような人は一握り。
男女関係のモテ・非モテ問題は世間一般でも大いに取りざたされ、その無残さには頷ける人も多いと思う。しかしゲイのハッテン場におけるヒエラルキーのあからさまさはその比じゃない。肉体そのもので勝負するしかない、毎回究極の選択のふるいにかけられ、ハートをおろし金で擦られるような地獄絵図。
そう、サムソン氏は決して勝ち組ではないのである。そうしてモテなさすぎていじけた末、「世間じゃゲイって個性的でセンスがいいとか信じられてるけど、そんなん大ウソ!」「いまだにゲイのことをセンスがよくて優しくておもしろい、などと好意的に大カン違いしてくれる人もいるかもしれないが、俺にいわせりゃ(俺を含め)ゲイは全員ただのケチ!」・・・と毒づ・・いや、喝破する。
吹き荒れるブリザードと戦いながら、時にささやかな小春日和を得るサムソン氏の姿に、我々は涙を禁じ得ないであろう・・・(じっさいは大いに笑わせてもらうのですが)
ギャグのさじ加減も素晴らしい(初出掲載誌「本当にあった笑える話スペシャル」)。メチャメチャ濃い〜シーンを読みながら、何度も吹き出してしまいました。
ホモセクシャルの方がご自身の心情や環境を暴露してくれるこの本は、タブー越境の導き手として非常にありがたかった。
あれこれも赤裸々に教えてくれるサービス精神(プロ魂?)と、自分も他人も美化しないクールな観察眼が素晴らしいと思います。
一周の旅DXを見かけてから気になって仕方なかったこの本。
どうせ読むならDXでなく一からでしょってなもんで
手に入れてしまいました(ノ∀`)どんだけホモを求めとんのよ自分
な後悔冷めやらずな訳ですが、まぁ、まずまずカナというところ。
Amazonさんなんかの評価をみてもわりと高評価だったので
期待していたのですが、まぁこんなもんだろうという感想。
実際問題、モテるかモテないかでいえば、モテない男がハッテン目指して海外めぐり=なお話なわけです。
フィクションでなく、ノンフィクションが交えてあるからこそのお話
なわけですなww
国際交流!と思ったら日本人だったorz
なお話等々。それはそれで「そーなんだ」がたくさんあって良かったです。
分かったのは、どこの国でも存外そういう場所ってのは有って
ハァハァしてる人たちはごまんといるってことですな。
ふむ。