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作家さんの新作発表
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外伝です。
「最遊記」で旅を続ける4人組の一人、孫悟空がどうして500年も幽閉されなければいけなかったか、悟空の犯した罪、それ以前に確かにあった幸せを峰倉先生は1~4巻に渡って描かれています。
私事ですが、これを読む以前に少し人生の坩堝にハマっていて、それとなく「なんで生きているんだろう」、「生きるって何だろう」って考えて落ち込んでいました。
最遊記自体は前々から読んだことがあって、それから忙しくて外伝までは読んでいなかったんです。
「最遊記」は全体を通して、勿論腐萌えもあるんですけど、それ以前に伝えてくる物がビシビシあって…「差別」とか、「生きること」とか。
だから「腐女子のための漫画」じゃないんですよね。グロいんだけど、読んで欲しい。つまらない視点に縛られないで、もっと広く多くの方に手に取っていただきたい。
そして外伝、とにかく号泣しっぱなしでした。
キャラクター一言一言が胸に刺さって、こんなに泣いたの5年ぶりってくらい。
この500年前の事件が無かったら最遊記に繋がらないんだって分かってても、もっと、4人には笑って一緒にいて欲しかったって、読んでいて切なくなりました。
生きるのに疲れたとか、心がちょっと疲れてて涙も出ないくらいカラカラのとき、読んでみると良いと思います。
本編を読んでいると尚一層感動します。
あと、文庫版も出てるけれど、やっぱり大判の方が峰倉先生の絵の秀麗さ、戦いの勢いが出ていると思います。
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