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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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広まっても困るけど何でこんな認知度が無いのか不思議なくらい好きな作品。
受難の日々はコミカルに描かれてますがその他作品はどこか鬱々としていて艶っぽく、最近のbl漫画じゃあまり見ないような雰囲気を感じました。
エロ度がエロエロだったし、読み物として読んでみたかったので購入したけどエロエロって程エロくもないなーと言うのが感想。
各話やってばっかりなんだけど、ただそれだけと言うか汁気が足りないと言うか描写が物足りないのか…
1999年に読んでいたらたぶん満足していたと思う。
ストーリー的にはほの暗い感じですごく好きなんだけど、自分の中で絵とストーリーが噛み合わなかった。
短編集です。個人的に明治先生の絶好調期手前の作品のイメージです。ストーリー的には帯の「弱くて犯され続ける でも読んで頭に浮かぶ字は非でも酷でもなく、闘なんです」はぴったりな表現だと感じました。この本以降に描かれてる作品では明治先生の世界は爆発されてるのでそのベース的な作品とも感じとれます。鬱い感じはひゃっほうなくらい鬱いです。あ、エロは絶好調にエロイです、ただ受けが女の子っぽすぎるこもいるかな~。痛いのダメな人は回避推奨。
絵柄はまだ安定してないのでデッサンの乱れペンの乱れがありますが、それが逆に一層鬱い雰囲気をかもしだしてます。
オンブルーで新装版が出たのを知りませんでした。
昔購入して、あまりの痛さに手放してしまったコミックスでした。
他の著作を読んだら懐かしくなって、再度購入。
決して大好きだとは云い切れないんですが、この雰囲気がじわじわと癖になるのが不思議です。
痛いのも嫌ですし、BLはどちらかといえばすっきりハッピーエンド派です。
結末も感情の行方もぼけていて、救いがないのかあるのか分からない短編ばかりが詰まっていて、苦手な筈なのですが何故か引き込まれてしまう色気があります。
愛も救いもないという感想を良く目にしますが、表現の仕方が歪んでいるだけでどれも愛はあったような気がします。「ビジネス」だといっている話も、そういう事で自分を誤魔化しているだけなのではないかと思っています。
どれも掛け違えたボタンばかりで、すれ違っていくのが切ないです。
いわゆる皆が思うSM的な事をやっていても、きちんとSMの精神性を描けている希有な短編集ではないでしょうか。まあ、やってるだけといってしまえば確かにそうなので、そこに何を見いだせるか難しいところではありますが。
明治さん、もしかしたら自分はとても好きなのかもしれないです。
けだるい雰囲気の短編映画が好きな方にはお勧め出来ると思います。
「さくら色のあと」「さかなの目」「浮躁」「夏の風景」(従兄弟同士3部作+番外編)
お互いに好きなのに、始まり方を間違えてしまったためにすれ違ってしまう、というお話。番外編が入ったことで、修正され始めた二人の関係が見えてほっとします。
「綾人」
執着おっさん攻めです。脅して~、とかピアシングとかSM要素はありますけど、たった一度会っただけの綾人をずっと忘れずにいたあたり(しかも綾人は忘れている)、このおっさん結構本気の粘着ですね。綾人もなんだかんだほだされてるし。脅しから身体をつないでじりじりと落していく、というところにSMぽさを一番感じます。(調教?)
「志乃」
同じおっさんでも、愛のないおっさんです。だから、身体だけでなく心も痛いです。すれ違ったまま、枯れていってしまうお話。志乃の後姿が哀しい。
「春のまえ」
突然留学した兄の友達に借りたままのものを取りに来てほしいと家に呼ばれて行ってみると・・・、なお話。この弟、少しブラコンぽくて、三村家の息子シリーズの雰囲気に似ています。兄の友達、という人がねじれていて、やっぱりこの人から兄は逃げたんじゃなかろうか、と思ってしまいます。弟君にはぜひ気を強く持って、逃げ切ってほしい!
「蜜月記」
カメラマンとモデルの子の切ないお話。絵柄がだいぶ古いです。さらっとした小品。
「埋葬」
亡くなったペットを埋葬した日に結ばれるお話。死んだあとは火葬よりも土の養分になれる土葬がいいという千葉と暗い土の中で虫食まれていく土葬は嫌だという佐野。カタチなんてどうでもいいという千葉をきれいだと思う佐野。そのまま二人は結ばれます。最後の佐野のモノローグがいい感じでした。
「受難の日々」
これだけコメディです。お口直しにちょうどいい。
掲載誌の関係もあるのか、全体的にH多めで、すれ違いものなので少し鬱な感じです。
出てくる少年たちはたいていひどい環境にいますが、それに耐えさせるのはいったい何なのか。無垢で純粋で耐えることしか知らない少年の愚かさと、かつて自分もそうであった痛みとで男たちは自らを罰しているのかもしれません。そういうところにSMの構造を見てしまいました。本当にMなのはどっちなんだろう?
SMの精神性の部分がよく描かれていると思います。
表紙買いしてしまったのですが、中の絵はあまり好みではありませんでした。
短編集だから仕方ないと思うのですが、やってるシーンばかりな印象で萌えませんでした。
そのシチュエーションも、各話の登場人物たちの関係も、どれも主従関係のようなものがあり、似たり寄ったりで新鮮味がなかったです。
ここのレビューを見ると、ずいぶん前のものだったのですね。
なんの知識もなしに買ってしまいました。当時のBLはこんな感じだったのでしょうか。
新装版ということで、表紙絵が好きだったので明治カナ子さんの最近の作品も読んでみたいと思います。
何のあらすじも見ず、知っていらっしゃる作家さんというだけで購入。
内容は近親相姦・SM系でした。
90年代のあの頃、同人誌でこの手の表現のもの、多かったよねぇ~と思って初出がいつか見たらどんぴしゃ自分の青春時代と被っていました。それで懐かしい(っていう表現もおかしいんですが)ものがこみ上げてくる作品集なんだな、と思いました。
一時期SM系ばっかり見ていた私ですが、不思議と今はそんなに興味ないんですよねぇ。
自分の萌える部分が歳と共にこんなにも変わるんだと実感しております。
内容が未成年を陵辱する近親相姦ものなので、
こちらの作品は表現規制がうるさい昨今、ある意味貴重な存在なのではないかと思いました。
素晴らしい名作。
ズドーンとした重みのある作品達。
ショタが多くてイタイけれども 甘い。
恥美を堪能できます。
キツイ場面が次々あるので 這い上がってこれるかが カギ。
この辛さをどうか耐えてほしいです。
読んだ後は 必ず今生きている事の意味を考えさせられます。
これを読まずして 明治カナ子先生は語れまい。
代表作であります。
暗くジメジメしたダークな世界。
やみつきになること間違いなしです。
人生のブラックホールをさまよっている私は
この『甘い針』何度読んでも飽きません。お勧めです。
短編集です。
しっかり“痛い”のはイイなァと思いました。
とくに受けのほうが、精神的にも肉体的にも痛みを感じてるのをきちんと伝えてくれる絵とストーリーで。
全体的に暗いし、ピカピカのハピエンな作品は無いんですが、バッドエンドではない曖昧なままの結末にも好感を持ちました。
あと、SMなエロシーンにかなりの比重が置かれてますが、重要視してるのは精神的な部分なんですよね。痛みと快楽でもって肉体から陥落させるとかいう話ではなく、軸にあるのはとにかく“気持ち”です。
自分の気持ちも大事だけど、もっと大事なのは「相手が自分に愛情を持っているのか」という点。それがあればたいがいのことは許せるんだよね。是非は別にして。
しがらみでしょうか、なんだろう。
表紙に描かれている、孝也の瞳が物語る空気がどの作品にも感じられました。また本当に、甘い針なのですね。
どれもこれも、痛いやら苦しいやら辛いやら(受難の日々は可愛らしく楽しく読めますが)ばかり。刺々しい『針』があちこちに散らばってる。けれどそれは傷つけるだけじゃない。わずかに、甘い。
そのほんのわずかな甘さだけを頼りにしなければ、崩れてしまいそうなそれぞれのキャラクターたちを思えばまた苦しくて。甘い針は、ほの暗い世界の中で唯一の光なのかもしれません。
痛い描写もありますので、SMどんとこい!大丈夫!な方にはベストマッチかなと思います。