条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
・・・のが大変残念でしたが前作より面白かったし、こちらの方がお話がより好みでした。大変美味しかったです。
組を解散し調査会社の所長に納まっていた元ヤクザ、現・雇われ執事と、会社を経営している育ちの良いお坊ちゃん、蔭では『梅の枯れ木』とあだ名される社長の恋物語。
城之内が執事として訓練を受けたのは『ユキ・バトラースクール』前作の主人公達が作った執事養成スクールです。しかし残念ながら雪彦しか出ておらず、結城とはどうなったの?二人がその後チラとでも匂えば嬉しかったけれど、そういうシーンは無し。
城之内のニヒルさが堪りません。
コミックスの帯の推薦文が夏水りつさんで裏表紙の方の帯でも書かれていましたが、城之内の普段は主人に跪く執事で敬語、だけどイザと言う時にはクッと唇の端を上げて傲慢な態度で、タメ語で美智に迫るというシーンが凄く良くて。しかも元ヤクザという設定があるので、それが堂に入っているのです。
そして、城之内は美智との初顔合わせのシーンで美智が自分に一目惚れしたというのを敏感に察知していて、だから余計に性質が悪い。
分って、狙って美智を翻弄している部分があるし、美智にも自分に気があるのだろうと、直接的な言葉は口にしないものの「自分は分かっている」というのを早々にバラしている。
美智は知られているという焦りがあるけれど、普段は城之内がそういう素振りを見せないから平然としていられる。でも思い出したかのように、あからさまではなく自然な流れで意地悪やちょっかいをだしてくる城之内に頬を染めたり焦ったりと忙しい。
梅の枯れ木と揶揄される美智は、真面目で仕事人間で浮いた色恋話が無いから、そう言われているようで。
そんな美智が城之内と関わっていく内にどんどん色気を足されて行く様が、なんとも言えず読んでいて楽しかったです。
パーティのシーン、若いお嬢様がたから素敵だけど「梅の枯れ木じゃねー」とくすくす笑われるシーンがあります。
しかし、恋愛に慣れたお姉様風の女性達は、美智が仄かに漂わす色気=梅の木は花が匂ってこそ、というのを敏感に感じ取り、ふっと気が付き彼の方を見るという場面。
城之内への恋心が募り、叶わない恋は消去と心のゴミ箱に入れてきたのに、ゴミ箱が上手く作動せず城之内への恋心は募るばかり。恋心という色香がついに身の内から溢れだし、周りにも漂うまでになって・・・と変化を感じるシーンは凄く上手いなぁ!と感じさせられました。
くっついてからのふたりの様子は、それはもう素晴らしいいちゃつきぶりで、もっとくっついた後のふたりの話が読みたいです。
石田さんの作品で、毎回楽しみにしているのが各話の扉絵。
いつも素敵な一枚イラストで、大変目の保養になります。今回も、素敵な扉絵ばかりでした。
それだけでも目の保養!もし続きがあるならば、前作のふたりの行く末をお願いしたいです。
夏水りつさんが推薦帯コピー(イラスト入り)書いてらっしゃいました。
前作の結城と、執事雪彦との続編かー!と思ってたら全く違いました。
メインの話は別カップルで、彼等の出番はちらっとしかありませんので、彼等カップル目当てだとありゃってなっちゃうかも。
前作は読んでなくてもこの作品単作で読める話になってます。
元ヤクザで今は執事業の城之内[攻]はバトラースクールから、社長宅塚原[受]の元へ執事として期間限定で派遣される事になります。
塚原は仕事は出来る社長なんですが、基本無表情。
しかしその無表情の裏の感情が、脳内ゴミ箱に入れたり出したりといった表現で画かれていてそれが何とも可愛いったらありゃしない。
その塚原は、執事として現れた城之内に無意識に一目惚れしちゃうんですよ、しかしその一目惚れした本人は己の気持ちに気付いているかどうかさえ怪しいんだけど、城之内は彼が自分に惚れたとはっきり気付いて内心それを面白がる不敵な男。
執事としての仕事はきっちりこなしながらも、どこかしら不遜で塚原の感情を楽しんでいる城之内がかっちょいい~。
最初無表情だった塚原がどんどん表情豊かになって行くとこもよろしかったです。
この執事シリーズはまだ続くのかな?っていうか続いて下さいですよー!
結城と雪彦の続きがまだ終って無いのでそっちも引き続き気になっております。