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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
この、ふんわり桜色のほんわかカバー絵からは想像を絶するような、逃れようのないドロドロの愛欲事情が展開する総ホモ下宿!!
ちょっと、大げさ?
でも、あながち間違ってもいないのよ。
この割烹着眼鏡のお兄さんが、妻子持ち男に執着してこの下宿に取り憑いているせいで、
この下宿の前に立った男達は、まるで呼び寄せられたように、次々とホモになっていく。
それは、恰も抗えない運命の本流に押し流されて吹き寄せられた木の葉のように、、、
おっと、また大仰になってしまった。
せめてもの救いは、それぞれちゃんと番う相手が決まっていて、よそ見しないことかな。
「春待日和」
割烹着を着て下宿を営む白河の元に、実業団のバスケチームが解散し、無職になった郷田が下宿に入ります。一方、白河はこの下宿の持ち主である春日のことが好きで、取り壊す前にと管理人を引き受けたのです。白河は割烹着の下はYシャツにネクタイという変わった姿です。密かに恋をする白河と、郷田のアプローチが楽しいお話です。
「手つなぎ日和」
施設から出ることを余儀なくされた研治と、社会人俊介とのお話です。研治は弁護士になるため、浪人中の身です。俊介のからかいにいちいちムキになる姿は年の差ならではの微笑ましさを感じました。
「待宵日和」
崎田が住んでいる下宿に、かつて崎田の所属するサークルの先輩である、最上が引っ越してきます。崎田は最上のことが好きだったのに、突然最上は劇団を辞めてしまいます。下宿で再会した二人は、向き合うことを余儀なくされます。
「誰もいない朝に」
青森から転勤で東京に来た一戸は、紺野と組んで一緒に仕事をします。一目惚れから始まる初々しい恋です。
あれ…?
私表題作の【春待日和】(元バスケ選手で現運送会社社員×下宿の管理人さん)って、
年下攻だと思って読んでたんですけど……
他のレビュアーさんの記事にも作品情報にもそんなこと
一 言 も 書 か れ て な い。
あれ……???
表題作年下攻よね? そうよね? 違うの?
私の頭がくさっているだけなの……?
(いや、でも攻は白河『さん』って呼んでるしな。受は晴己『くん』って呼んでるしな。
うん、年下攻で間違ってないよ私!)
ということで、こちらの御本は収録作4本中3本、
実に75パーセントが年下攻の御本です!
Yeah!!
ネクタイに割烹着の癒し系管理人さん+まかない付きの下宿を舞台に3カップルと、
あともう1本は東京のイケメン有能リーマン×青森出身30歳リーマン。のお話。
個人的には下宿3本目
【待宵日和】
が好きで、大学の後輩の売れない役者×大学の先輩の会社員。のお話。
とにかくうまい具合にすれ違いすれ違いすれ違い。
5年ぶりの思いがけない再会と、年上の矜持で意地はって素直になれなくて逃げたの後輩のせいにしちゃって、でもそんな先輩を大きな心で受け止める後輩…!
いい子だなこの後輩君!(売れない役者の推定27歳だけれども…。)
こんなの弟に欲しい。
1ページ1ページ丁寧に描いてらっしゃるんだろうなー、というのが紙面から伝わってきて、好感が持てました。
下宿モノです
ネクタイにかっぽう着って、ネクタイエプロン同様萌えアイテム。
本当は自分的かっぽう着萌えは、ガタイ良し男子が着用なのだが、残念ながらこのかっぽう着は優しいふんわりしたヘタレ眼鏡。
なので、萌えアイテムに関わらず今一歩!惜しい!
そして下宿モノによくある・・・総ホモでした・・・
新婚のようなゲイカプが3組住んでる下宿って~爆!
さて、お話は実業団のバスケ選手がチームが無くなったことで失業し、住まいと職を新たに探している時に見つけた下宿が舞台です。
そこには、ネクタイにかっぽう着の管理人さん白河が専業で、住民のまかないなどをやっております。
そこに住むことになった背の高い郷田は優しくて癒し系の白河に何気に目が行くようになる。
しかし、そこの大家である春日と嬉しそうに話をしている白河を見て、ここの管理人になったいきさつを知り、白河はこの春日が好きだったということに気がつく郷田。
彼の無器用さに思わず告白して・・・
ファンタジーだからリアルに考えちゃいけないんだけど、
春日が祖父から受け継いだこの下宿、本当は取り壊しの予定だったのが、幼なじみでいつもここで遊んでいた思い出があるからと、白河が会社を辞めてまで管理人をしだした、
と言う時点で春日は何も感じなかったのだろうか?と、不思議。
だって~会社員を辞めて、いくら住込みとはいえ住人が少ない下宿の管理だけでは収入は一体いくら?ってすごく現実的に考えてしまうのですよ。
確かに、これは自分の仕事と割り切ってそのためにネクタイ&かっぽう着をユニフォームとしてけじめを付けている白河といえど、春日なんとも思わないんかい?
そこまで執着している、白河って、あかるくほのぼの展開のマンガだけど、よくよく考えると、ちょっと怖いよね。
だって、そこまでして側にいたいんだもん!
例え春日に妻子がいても・・・
だからほっこりで、自分的にすまされなくなっちゃって~考え過ぎでしょうか?
結局、郷田にほだされる形で一応のお付き合いが進んでいくんですが、まだ春日に未練が残っていて、2話目で郷田への気持ちを決める決定的な事柄が起きるのですが、あれきしでは何か弱い気もする。
そして、3話目で郷田のお母さんが上京してきて、結婚宣言!?
でやっと結ばれるという、ペースとしては手順を踏んで、不器用同士が着実に、という誠実さも見えるのだが、どうしても白河の執着が気になって、それを覆すほどに郷田がワンコぶり(時々強引)で攻め落としたということでいいのだろうか?という気もしないでもない。
そして、他の下宿住民
会社員×予備校生、劇団員×元演劇部の先輩
という二つの話がはいっているが、これはお茶受け程度の雰囲気でした。
あと他にリーマンものの年下攻めが一本あります。
表題描き下ろしは、総ホモ下宿ならではの悩みがwww
エチの声や音が漏れる苦情・・・管理人さんは、皆と離れた端の部屋なんでだいじょうぶだそうですw
特権ってやつ?
築年数の古い下宿だけに、男のくんずほぐれつに何処まで耐えられるかwww
何か建物もかわいそうな気がしてきましたwww