サガン。
「夜ごと蜜は滴りて」
ツイッターで時間を追って書かれていた和貴のバースディ話の改訂版というかえち濃い足し版(笑)
ツイッターでは追いきれてなかったのでこうして読めてよかったです。
というか、もうことごとく邪魔されているようにしか見えない深沢が面白くて仕方なかったです!
完璧をきそうと綿密に計画を立てているようなのに、ひょいとそれをすり抜けられるというか。
義康はともかく冬貴にまで!!
ま、冬貴は後々助けてくれるというか取り引きのような部分もあるのですが。
それでも、こう冬貴が出張ってくるのは意外でした。
そして、やっぱり和貴さんが非常に可愛らしかったです。
えちでぐちゃぐちゃになってるのもいいのですが、意識が飛んでしまってる間に抱かれるのを好まない、深沢のすることは全て覚えていたい、そんな和貴さんんの思考がとても好きです。
「神子を娶る蛇」
2009年10月のペーパーより再録。
ほほえましい恋人たちの図。
「タナトスの双子1917」
逃亡中のそれぞれのカップルのお話なのですが。
どちらも甘いです。
ミハイルの方は逃亡中なんだなって思わせる部分もあってせつなくなる部分もあるのですが、ユーリの方はなんだかとても甘い。
それまでの屈折した主従関係とか原作でいろいろ知ってる身としては、驚くほどに甘いというかイチャイチャしているような印象。
なんというか、本当の恋人になれたのかな、みたいな。
でも、まだきっとユーリははっきりとした言葉をヴィクトールに与えていないはずなのに。
それでも、お互いがすごくお互いのことを大切に想っているような部分が見てとれてなんだかとても幸せ。
普段は冷静な印象のヴィクトールががっつく瞬間っていうのもステキ。
決して、そういう衝動がないわけではなく、ユーリのこと本当に好きなんだなって感じられるので。
「清澗寺家シリーズ」
国貴、道貴、冬貴のカップルのエピソード。
2009年10月のペーパーより再録。
とりあえず、冬貴がかわいかったです。
知能犯で計算でそう言ってるのかもしれないけど、きっとそれだけではなく本当にただそれだけのことでも安らぎを得られる部分があるんじゃないかなと思う。
「せつなさは夜の媚薬」
…バカップルだな、これは(笑)
いや、知ってたけど、大真面目に日本語を勉強する理由がそれかよ、クラウディオ!!
そして、その質問に対して「しゃぶる」「咥える」「舐める」などを実践する道貴も何。
「実践の方がわかりやすいでしょ?」とサラリと言ってのけられるのは、さすがに本編でもなんのてらいもなくカミングアウトできてしまう素直さなのでしょうか。
そして、その後は和貴カップルごっこですか(笑)
敬語攻めやってみたりとか。
もう、割れ鍋に綴じ蓋ですね。
「この罪深き夜に」
国貴さんと野外というプレイはなんだかそれだけでドキドキしてしまいますね。
やはりお堅い印象が強いからでしょうか。
そして、なんだかんだで素直になれないところもありながら国貴さんもかわいいところがあっていいですね。
「罪の褥も濡れる夜」
初詣のお話。
このお話自体は非常にかわいらしいお話です。
この後の様子が今回のペーパーにちらりと書かれているのですが、さすが冬貴でした!
「バロックの裔」
かまってくれないと淋しいけど、そんなこと言ったら迷惑だからガマン。
最初、桐谷が出てきたので思わずキュンとしてしまいましたよ(笑)
「罪シリーズ」
2009年12月のペーパーより再録。
疲れを癒してくれる一番のものはやっぱりあまいあまい恋人。
いつもどおりにメインは清澗寺家シリーズのお話ですが、それ以外もバラエティに富んでました。
個人的には今回「タナトス~」が読めたのが幸せでした。
なんとなく「タナトス~」はこういう番外的なものがあまり想像できなかったので。
ユーリの幸せそうな感じがとても嬉しかったです。
そして、相変わらず和貴さんがかわいい。
本編はノベルスでも1部完結しましたし、雑誌では2部も完結してて。
これからは2部の番外とかも出てくるのかしら?
それはまたノベルスが出てからかな?