好きになるのは、みんな男の子だった――。

さいしょがさいご

saisho ga saigo

さいしょがさいご
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
38
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
16.7%
著者
隆巳ジロ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784862529435

あらすじ

理解ある両親の元、すくすくと成長したトキは、恋多き高校生に。
近頃気になるのは、幼なじみで親友のカズ。
ふとした仕草にドキドキしてしまって―ー?
(出版社より)

表題作さいしょがさいご

幼馴染の親友 厚朴一宏
親の理解のあるゲイ男子高生 吉時 

同時収録作品恋がくせもの

折笠竜平 高校生
福見尚彦 転入生

同時収録作品それでも誰か、抱いてくれ

紀州 弁当屋の息子
草野潤 高校生

その他の収録作品

  • 制服
  • あとがき

レビュー投稿数4

学生もののお話が3作品入った短編集

表題作はゲイを公言する主人公・トキと幼なじみのお話です。
主人公がゲイといっても、可愛くちょっとずれた感じの子です。可愛くてやんちゃで、ゲイだとバレてても近所や周囲からそれなりに可愛がられている感じですね。
幼なじみのカズが好きだけど、妄想するだけ…というせつない恋心を抱えています。

しかし、それにしてもくっつくのがあっさりすぎなのでもっと何かあっても、という感じでした。あっさりと「俺も好きだった」となっているのでストーリーらしいストーリーの説明がちょっと難しいと感じます。

2作目の「恋がくせもの」は1作めとリンクしていますが、こちらがすごくよかったです。ちょっと空気の読めない転校生福見と、チャライ系の折笠。
福見が、転校が多かったからか友達がいないのか、あらゆる返し方がちうわ滑ってっているようなキャラクターです。こういう「ほかに見たこと無い」というちょっとクセのあるキャラクターが大好きです。
ツンデレの部類に入るのでしょうが、デレた時の破壊力がすごかった。
攻めである折笠も、いい加減に見えてお茶目、包容力のあるところがなかなか可愛いカップルでした。この2人はもっと見たかった!と思いました。

最後は学生とお弁当屋という歳の差カップルのお話。
こちらは内容はけっこうスタンダードでさらっと読める感じでした。
隆巳さんはツンデレや子供っぽい受けを描かれるのが本当に上手い作家さんだと思います。

1

最初で最後のお話

高校生たちの甘酸っぱくて切ない恋模様が描かれた短編集です。『それでも強く、抱いてくれ』の柳沢と旭生もちょっとだけ登場します。

『さいしょがさいご』
子供の時からゲイだった幼馴染のトキが好きだったカズ。トキの理想になろうと、密かに努力していたのにキュンとなります。くっつくまでは紳士だったのに、エッチの時にはやらしくて、そのギャップにやられます。

『恋がくせもの』
ちょっとひねくれ者の転校生・福見とカズカップルの友達・折笠のお話です。ツンデレなのに、顔に気持ちが漏れてる福見が可愛いです。福見が転校しなくてもいいように、行動した折笠もカッコ良くて良かったです。

『それでも誰か、抱いてくれ』
気付かずに柳沢に片思いしていた草野。女の子が苦手で、気分が悪くなった時に行った保健室で知り合った紀州に、相談に乗ってもらうようになります。この紀州の、大人の優しさとズルさで、草野を落としていく様子に萌えます。柳沢と旭生カップルの、イチャイチャぶりも見れて、良かったです。

2

一冊まるごとかわいこちゃん受けの学園モノ

何ででしょうね?表題より、それのスピンオフのサブ話の方が萌えるのって!?
この本もそうでした。
かわいこちゃん受けって自分的に余り好みでないのですが(それが学園ものならなおさら)隆巳さんの絵が綺麗で好きなタイプなんで、全然苦になりませんでした。
むしろ、楽しめたかも?ですv

表題は、幼少より男子が好きな家庭と世間が公認の吉時が、すぐに振られてしまうのを見守る幼馴染・一宏と、抑え込んでいた気持ちをやっと解放して結ばれるというお話。
このカプは問題ありません!
ラブ甘バカップルですから。
むしろ、2話目で初Hは一宏の家ということにこだわるあまりに、中々致すことができなくて~という切実(?)な問題に直面するお話が、はじけててよかったです。
できあがったばかりの恋人同士は、ヤることで頭いっぱいですからww

『恋がくせもの』はキャラが、ツンデレ受けということで特徴がはっきりしていたので、本編バカップルより萌えられますv
親の仕事の関係で転校ばかりしていて友達ができない転校生・尚彦が、友人が作りたいと囲碁部に入るけど、幽霊部員ばかりで誰も部室に来ない!
本編のカプの友達・折笠が、バイトまでの時間つぶしに部室に訪れるくらい。
この囲碁部という発想、じいちゃんが友達をつくるのは・・・と教えたのがきっかけらしいwwいや、若者だから、じいちゃん!そして、それを鵜呑みにしている尚彦が何かかわいいぞー!と思ったりww
そんな友達がほしい尚彦と、尚彦を放っておけなくなった折笠が、本編カプにあてられて意識し始めるという流れは、何だか可愛らしいです!
一見ヤンチャそうな折笠の優しさを見せる部分が魅力的でした。

『それでも誰か、抱いてくれ』
は、女性恐怖症の男子・草野が、彼を何とかしてあげたいと思う保健医(女)が、ゲイの弟の柳沢に何とかしてくれと手伝いを依頼することで始まる、草野の成長物語。
草野が密かに想っていた男子に実が男の恋人がいたことを知り、初恋と失恋を同時体験してしまう場面とか、柳沢にリードされながら、逐一可愛らしい顔を見せる部分が、何だか・・・苛めたくなりました!←ドS気分をそそられる!?
いえ、柳沢は決して鬼畜ではなく、あくまでも優しく、そんな初心い草野に惚れて行きますので安心を(汗、、)
これがすぐエチ(しかも車)になだれこんじゃうのは、ちょっと納得いかなかったな~
もっと草野君には優しくお家のベッドの上にしてほしかったです=3←母親気分?


1

悩んでほしかった

かわいこちゃんと
黒髪くん幼馴染そして学生
私の好きな要素つまっている設定でしたが

あっけなかった。
きっと黒髪くんは天真爛漫に男性と付き合うかわこちゃんを
隣で見守りやきもき
もやもやしていたはずなのですが

それがあまりにも描かれていない。

一気に両想い。
悩んでこその幼馴染じゃないのか?と好きな要素を押しつけそうになる自分をなだめながら
読みましたが

普通におわっていきました。

盛り上がってほしかった。
いや、盛り上がっていたのか?
残念ながら私には
伝わりませんでした。

0

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