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恋の痛み 切なさ 希望 ――すべて君が教えてくれた
koi wo kataranai kuchibiru
短編集。どれも澄んだ世界。
人を想う気持ちが純粋で、
直球そうなんだけど、直球では見せないからこその世界とか気持ちがダイレクトにくる…みたいなのがあって、
ナナメグリさんの世界っていいなーと改めて思う一冊でした。
「流星の下で」
「あー忘れてたな、こういうの」とふと気付く瞬間を感じる作品。
「また明日」って当たり前の言葉なんだけど、「また」って言葉で人って関係を築いていくんだよなぁと改めて思った。
最後は失恋だし、せつないんだけど、次が絶対あるって思える最後。
ちょっと綺麗すぎてこそばゆい気もするけど、でもここは素直にこの感覚に浸りたいって思う感じが好きでした。
「あこがれレストラン」
お話も登場人物も、そして終わり方も好き。
お話として、まだまだ序章の展開なので、
この先が読みたい!と思うお話でした。
だったんですけど!!
始めに出てくる主人公が作ったサラダでげんなり。
人の顔みたいな、こんなん店で出す訳ねーだろ!っというリアル感ゼロの絵にげんなり。
センスゼロってはよぉ〜く解るし、ちょっとギャグ感入ってるっというのを考慮しても、
私にはいくらなんでもの雑なもんにしか見えなくて…
すんません…イラッとげんなり…そこだけがちょっと残念。
「オトナ+コドモ」
先生と生徒のお話。
最初はこの2人が絵面的に逆に見えて、うーむと思ってたんですけど、
読んでいくうちになるほど…
最後はちょっと感動って程ではないけど「いいなぁ…」と心にじわっときました。
このカップルもこの先が読んでみたい。
「片側視線」
ある日見られてる事に気付いて、気付いたら気になっちゃって気になっちゃって…
で、最後に恋に落とされましたっというお話。
ものすごく短かくて、お話もただそれだけ?っというお話なんですけど、
いいんですよね〜。
ナナメグリさんってテンポがいいのかな?
あんまり技術的な事は解らないですけど、改めて世界を作るのが上手い作家さんなんだなーと思いました。
「青い恩返し」
これも好きでした。
「元気出して欲しい」から始まる相手を想う純粋な気持ち、いいないいな。
それでもってこれも終わり方がいい。
「逃げていいよ」
「ぜんっぜん、よくない…」
でお付き合いがスタートする訳ですが、絵でも台詞でもお付き合いスタートは解らない。
満面の笑みの2人がいる訳でも、キラキラの飾りがある訳でもない。
でも話の流れから言わなくても全然解るって具合が好きで…
全作品そうですが、こういう感じが好きでした。
巻末とカバー下に、それぞれの書き下ろしが入ってます。
「あこがれレストラン」の書き下ろしが1番笑った。
確かに気がそがれたよなー(笑)
あるレビュアーさんを追いかけていた所、出逢ったのがこの作家さん。
えー…白状するとお名前で避けていたお方でした。
なかなかの高評価に、どれ一度手に取ってみよっかな…
あらヤダこの絵スキ。(ここ○原悦子さん希望)
面倒…もとい折角なので既刊3冊まとめてお持ち帰り♪
一応発行順にと最初に読んだのがこちらです。
スッキリした丁寧な絵柄に時折混じる脱力的描写。
作中のそこかしこに散りばめられた小ネタの数々。
かと思えば大切に誰かを思う純粋な気持ちにキューッとさせられ…。
もう本当に、
自分だったらこうなりたいと思う作家さんがここにいたですよ。
…てな訳でレビューはじめました。
表題作はなく、5つの短編集。(と、補完的書き下ろしショート…これで救われるやら笑わされるやら)
『流星の下で』
冷めてるようでいて本当は夜空の星を愛でるロマンチストの大学生。
初めて心から誰かを求めるも…
(でもオレだって好きだよ 初めて好きだと思ったよ あんたがいいよ)
だけどズルくなれなかったね…。
『あこがれレストラン』
料理長と見習いのお話。
ダサ可愛いタイトルに反して、なぜにそっちへ持っていくんだと突っ込まずにはいられないスポ根ノリのあれこれや、お約束を逆手に取るネタ…もといエピソード。(コレのどの辺がBLだろうか…)
しかしサラダの盛り付け…よくこんなの思いつくよ作家さんよ!(ほめ言葉)
『オトナ+コドモ』
大人びてる高1と一見大人に見えないお菓子大好き(実は低血糖症)教師のお話。
『片側視線』
男からの熱いまなざしに落ちるリーマンのお話。
(見るなよ 好きになるだろ)
の独白…冗談か本気かスゴイ台詞。
『青い恩返し』
青井が命を助けられたお礼に
「死にたいから助けた」
などと言う小田に生きてもらうべく尽くすお話。
小田、「フロめんどくさい」とかキラキラ背景で言うし。
青井の「オレが笑わせたかったなあ…」には流石に切なくなりましたが。
そこへ駆けつけた小田に対して驚きすぎなその反応はどーなんだ青井よ…。
まあ、その。
登場人物たちのリアクションがいちいち面白い。
あとがきでは自身の初単行本を初犯呼ばわりしたり、各作品へも味のあるコメント。
カバー下の4コマも傑作で、余す所なく楽しい一冊でした。(キスすらないけども)
書き下ろしの行き倒れ?の彼はどことなく山風の○葉くんを彷彿と…いえ別に何でも。
ふと手にとったコミックスだったのですが当たりでしたw
正直に言ってしまうと、そんなに絵は好みじゃなかったのですが
(ファンの方、本当にごめんなさい!)
微妙なギャグと(でも面白い!)テンポの良さがクセになります!
いつもはエロがないと物足りない私ですが
楽しいし切ないしで充分満足出来ました!
カバー下の4コマがまた「ふふっ」って感じです。
特に気に入ったのは「流星の下で」。
主人公が好きになった相手のキューピッドをするって
ぐ…苦しい…。
でも、清々しい。
好きになった人には幸せになってもらいたいから。
チャラい奴が本当の恋を知るって、いいですね…。(うっとり)
あと「片側視線」。16pだけなのに、
恋の始まるドキドキ感が素晴らしい!
言葉を交わさず、視線だけで気にさせるって萌える!!!
黒髪の小勝が攻めだろうか…。
いや、綺麗系の川並かな…。
いっそリバってくれても良さげなカプ。
続きが読みたいです。
今度はエロ込みで!(やっぱりそこか)
やっぱりリーマンっていいわ。リーマン最高。
また気になる作家さんが増えてしまいました☆
ご一読をおすすめします♪
ヒカリルさん、こんにちは!
おっとぉ!私もだいぶフラットなのですがww
クリーンヒットおめでとうございます!
そしてこのような稚拙なレビューでも少しはお役に立てたようで、
恐縮しつつ光栄に思っております!!
こちらこそありがとうございます!!
ナナさんなのかナナメさんなのか存じ上げなくてすみません;
メグリさんでもグリさんでも可愛いですよねw
今後も薄めの胸をときめかせていただく事としましょう!お互いにw
コメントいただきまして、誠にありがとうございました♪
こんにちは。
こっそり東雲さまをストー…いえ追いかけておりましたら、こんなステキな作家さんに出会う事が出来ました。
私のこのフラットな胸にクリーンヒットかまされましたです。
表紙の絵柄もどストライク、作風に至ってはBLにあるまじき?面白さ。すべてがツボな作家さんです。
貴方様のご紹介文がなければ今もお名前だけで敬遠したまま、手に取る事もなかったでしょう。
今のうちに知る事が出来て幸運でした。今後もナナメさん、いえナナさん?……どこで切れます?(てか切っちゃイケナイお方?)
ま、いいや。グリさんの成長を見守っていきたいと思います。
おかげでまたひとり好き作家さんが出来ました。ありがとうございました♪
エロもエチもない作品というのはよくあります。
キスすらないものもたまにあります。
しかし、この本には相手に「好き」と伝える言葉もありません。
決してツンデレというわけではなく、視線で、態度で、それを語り、『恋を語らない唇』まさにそのままの短編集でした。
『流星下で』これは失恋物語、でもバッドエンドではないのです。
いつも一夜限りの付き合いしかしてこなかった男が、ある男の秘めた一途な思いに心を動かされていた時、その男の相手もまた彼を想っていたという、臆病な恋に気が付き、不本意ながら取り持ってしまう話。
この自らアテ馬になる川元が切ないんだ~~~!!
珍しいアテ馬が主人公は斬新で、でも描き下ろしで、すごい出会いをしてますから(爆!)一体彼は何者なんでしょう?気になりますww
他に、俺様シェフと彼に憧れる弟子。
子供のような先生と、ちょっと大人な生徒。
ストーカー気味のリーマンと落とされるリーマン。
失恋して死にたいゲイの大学生と、彼に命を救われた健気な高校生。
どれも形は違えど一途な姿が片方にあり、それにほだされていくもう一方と姿があります。
受けっぽいと思われる方が多少天然の入ったボケっぽいキャラというのも類似かもしれませんが、それは後になって思うことで、読んでいる最中は楽しく見ることができます。
キスもない、ましてや、相手に好意を伝える最短手段の「好き」という言葉もなく相手と気持ちを通じ合わせる姿は、ちょっと痛さも含みながら、切なさも含みながら、それ以上にあたたかみがあって、でもおとぎ話にはなっていないところが居心地のよい本にしているところかな?と思いました。
カバーをはずした本体にそれぞれのストーリーのオチが・・・ww
やはりキスもエロもありませんでしたが、リーマンものが笑っちゃいました!←これぞ、大人の本音?
「流星の下で」
切ない感じがよかったです◎
「あこがれレストラン」
BL未満な感じが初々しいです。
ラストは突っ込みどころ?
事務所どーすんだよー(笑)
「片側視線」
目は口ほどに、ってやつですね。
この人意外と策士なんじゃないのかな?
そして攻なんじゃないかしら?
いや、誘い受、もしくは襲い受?
その後の展開が気になるな~。
「青い恩返し」
小田さんのフラフラ具合がとっても好きです。
全体的にほんわかな、BL未満でウブい感じの一冊です。
あっさり爽やか(^-^)
絵も丁寧でかわいいし、これからもっと伸びる作家さんではないかと思いました。(上から目線な発言ですが・汗)
今後にも期待したいです!
ナナメグリさんの作品って、別の作品でも思ったのですけど、なんだか危うい。こう細いバーの上でギリギリのバランスを取ってるみたいな感じがするんです。
例えば、シリアスとギャグタッチのバランスとか、ちょっとした間とか…。普通だったらこう来るよな…というところを敢えてハズしてきている感覚。
そのバランスがうまく取れた時は、読んだ人の心にストンと落ちる繊細な作品になるし、ちょっとずれると「なんだかイマイチ」となる。そんな感じがします。やっかいなのは、そのハズし方やバランスの「ちょうどいい塩梅」が読む人によって違うところなんじゃないかなー。(抽象的なことばかり書いてすみません)
この短編集でも、大人と子供が見た目は逆とか、熱い視線を送った側ではなく送られた側がグルグルする様子とかのハズしが楽しめます。
なんだか妙に心に残ったりするので、読んで損はない作品集だと思います。
でも、ここは「萌」で。
「萌」として、この感想を伝えたい!!
ズバリ!! 「無し萌え」
エチ → 無し
チュー → 無し
恋 → 無し(!?)
「恋を語らない」ことがこんなに萌えるとは〃〃
私は特に「片側視線」というリーマンものが大好きです。
これに関しては、二人の会話さえほとんど「無い」。題名通り、視線の話。
コレが萌えるとは……。自分でもびっくり。視線萌えっていうのもありなのか?
それと、カバーを捲っても楽しませてくれます(^^)。
最後に一言。
当て馬キャラ好きなら買うべし!!! (←唐突過ぎる;)
ライト(?)な短編ばかりですが、とても面白かったです。
タイトルのお話は無く、全体がそうである、という意味なのかな?
片想いが主というか、恋愛未満な話が多いし。
それにしても、ナナメグリ先生はデビュー作から絵がとても綺麗で、とても読みやすいです。
ただ、お話によって評価がバラバラというか…?が飛ぶ展開もありました。
「流星の下で」
これ、すごく好きです。
主人公がめちゃくちゃ好みで、最後の展開にさらに惚れてしまいました!
切ないエンドなんですが、おまけページで救いがあるし。
そうか、流星は沢山の流れ星なんだよね、と思う優しい展開に。
はじめのページからカッコいいヒゲ大学生の主人公。
ほんまエエ男やね、あんちゃん!と抱きしめたくなる(笑)
性格含めて、かなり好きです。
「あこがれレストラン」
え?そうなるの?じゃあ、会社は?
え?終わり?そこに恋はあるの?
みたいな、不思議で突っ込みどころ満載な話。
絵はハイレベルで、料理の美味しそうな事ったら。
主人公たちも魅力的で、確かに恋を語るにはページが足りないよな、と思いました。
「片側視線」
完全にギャグ漫画ですね。
いっぱい笑ってしまった作品でした。
いやー相手の視線、一歩間違えればストーカーやん!て突っ込みたくなります。
視線で恋は語れますね、うん。
そういうバレバレな視線の人、いますよね確かに。
これは、裏表紙四コマのオチがまた笑えました。
他にも教師と生徒ものとか、命の恩人ものがありました。
どれも結構面白かったし、突っ込みどころもあったし。
初々しい感じの恋話たちがとても素敵です。
「流星の下で」だけなら「神」にしたかったくらい。
全体のバランスから評価は「萌」ですが、ライトなBL好きな方にはかなりオススメします。
・流星の下で
お互いに一切の努力をすることもなく当て馬的立場の男に結び付けてもらう話。
他の作家さんだったらこんな話はズルくて嫌いなのだけど、ナナメグリさんの作品はこの2人が善良であって幸せになるのが分かるので、いいかな?と。
・あこがれレストラン
ちょっともうwwwww爆笑しましたwwwもうww天才!?
BL作家さんとして天才なのは知ってるけど、ギャグでも天才なんですね!!もう爆笑www
サラダとかごはんとかwww腹がよじれましたww酸欠になりそうでしたwww
・オトナコドモ
俺と部下恋シリーズの原型みたいな感じ。
・片側視線
これはカバー下までがストーリーです。そこまで読んで相手がどんなキャラクターなのかわかる。
大人の恋の話ですwww
・青い恩返し
ナナメグリさん作品の中で一番ナマケモノでずるい人の話だと思いました。
短編集5本。先生の初単行本ですかね。
俺と上司の〜がとてもよかったので読みました。
絵が初々しい感じ。お話も。
あとがきでめっちゃ謝ってらしてかわいらしいやらおもしろいやら笑ってしまいましたw
そして本作のタイトルのお話はないというのもおもしろい、
「流星の下で」
最初に登場した人物が誰かを好きになってくっつくものだと思っていたら、キューピッド役だった!
その彼が恋に落ちるところは、きゅんとくる瞬間がわかって萌えでした。
その彼も、巻末の描き下ろしでどうやら新しい恋?に出会ったようでよかったよかった。
「あこがれレストラン」が好みのお話でした。
右腕になります、と言いたいのを、二の腕になります!!と真剣に言ってたとこがツボで笑ったw